「高血圧や認知症にも? もみ出し&マッサージ/ためしてガッテン」
エステサロンで人気なのが、脂肪もみ出し。
でも、本当に効果があるのだろうか?
マッサージで高血圧が改善されるって、ホント?
認知症にも効果があるというのだけれど、本当だろうか?
タッチケアって、何?
こんなホンマでっか? なことについて、ガッテンが科学的に検証してくれました。
8月31日放送の「ためしてガッテン」より、「もみ出し&マッサージ ホントの実力大検証!」からのメモ書きです。

□ もみ出しで脂肪は減る?
・肥満の原因は、脂肪細胞です。
・中に脂分をためこみ、大きくなる。
・この脂肪細胞を もむとすごい変化が起こることが、分かってきたそうです。
・でも、ある条件が加わった場合に限られるのだそう。
・もむことと、他に何かが必要。
・その前に、3人の女性に協力してもらって、脂肪もみ出しに効果があるのかどうか、試してみました。コースは、3つ。
・じっくり温浴コース、高周波マシンコース、アロマオイルコース。
・結果はというと、みんなウェストのサイズが細くなった。
・下腹部で、-4.1cm、-4.5cm、-3.3cm。
・太ももで、-2.0cm、-1.1cm、-1.3cm。
・すっすごい!
・これらは、もみ出しによって脂肪細胞が血液中に流れることを期待しています。
・このような脂肪の分解によって生じる脂肪酸のことを、遊離脂肪酸という。
・もし、脂肪細胞が血液中に流れ出ているのなら、血中の遊離脂肪酸は増えているはず。
・そこで、もみ出しの前後で、3人に血液検査をしてもらいました。
・その結果は、-126、-34、-212。みんな減っていた。
・これって、どういうこと?
・血液中に脂肪は流れ出てないということ?
・そこで今度は、体脂肪率の変化を測定してみた。
・正確に測定するために、「DEXA」という装置を使います。
・結果は、+1.5%、+1.4%、±0%。
・測定してくれた人によれば、脂肪の量にほとんど変化はないらしい。
・あれ? でも、サイズダウンしたんでは?
・答えは、汗にありました。
・水分だけでそれぞれ、-1.9kg、-2.1kg、-0.9kg 体重が減っていた。
・つまり、汗をかいて体重が減るとともに、もみ出しで、むくみが解消されたんですね。
・脂肪が減ったわけではなかった。
・美容・エステ専門学校の校長先生は、こうおっしゃられました。
・もみ出しで脂肪が流れるとか、そういうことではなくて、もみ出すことによって血流をよくし、汗などで水分を体の外に出していく。そうすると、体重は減るし、引き締まったボディーになる。
・これには効用もあって、たとえ一時的にでも むくみがとれてスリムになることで、キレイになるというモチベーションができると。
・そこから、食事指導や運動指導を加えて、一緒に改善していくというのが、エステの本当の仕事。
・ああ、脂肪がなくなるわけではないのか。
・一時的に体重が減ったり、むくみが取れるわけね。
・話は戻って、「脂肪細胞を もむと、すごい変化が起こる」という話。
・これには、もむこと+ある条件が必要です。
・その条件とは、「未分化という条件下では、もみほぐしの効果が期待できる」というもの。
・未分化?
・何じゃ、そりゃ?
・この場合の未分化とは、まだ脂肪をため込んでいない小型の脂肪細胞のこと。
・この細胞を成長させると、
・もまない場合は、脂肪をため込むようになり、
・もむと、あまりため込まないようになる。
・つまり、まだ脂肪が大きくなっていない、やせた人の場合は、もむことで太りにくくなる可能性がある。
・ただし、食べ過ぎた場合は、もまなかった部分に脂肪がつくかもしれない。
・しかも、まだ細胞レベルの実験なので、人への影響は研究中だとのこと。
・ということで、条件は「もむ+太る前ならば」でした。
・もみ出しで脂肪が減ることは、ないんですね。
・ウェストがしまるのは、むくみが一時的に解消されたから。
・大事なのは、それをきっかけにして、習慣を改善することみたいです。
□ 高血圧が治る?
・86歳の男性。元気ハツラツです。
・その秘訣がある部分のマッサージだというのですが、どこなんだろう?
・以前、この男性は血圧が高く、上が180を超えることもありました。
・それが原因で、何度も入院するほどだった。
・その治療の傍らですすめられたのが、このマッサージだったといいます。
・男性にそのマッサージを見せてもらったところ、まず、指をもみはじめた。
・指を、ねじるようにマッサージします。
・次は、腕。さらに、足の指。こめかみや後頭部など、頭もマッサージしはじめた。
・これと高血圧が、どう関係するんだろう?
・このマッサージを10年近く続けたところ、男性は血圧が正常値である121にまで改善。
・そこで、この男性の主治医の先生を訪ねてみました。
・榊原温泉病院の名誉院長、明田昌三さん。
・マッサージの効果を聞いてみたところ、意外な返事が返ってきました。
・「たぶん、いいだろうと思います」
・え? たぶん?
・このマッサージを提唱したのは、明田先生の師匠にあたる人。
・岡山大学名誉教授の、妹尾左知丸 先生です。
・妹尾先生は、「健康のためには、動脈をマッサージすべし」と説かれた。
・手や足、頭の周りには、小さな動脈が通っています。
・そこをねじるようにマッサージすると、動脈が目覚めるらしい。
・確かに、気持ちいいですね。
・でも、高血圧治療の第一人者に聞いたところ、そんなことを述べる専門家は見たことがないと、全否定。
・今のところ非科学的と言わざるを得ないと、バッサリやられました。
・でも、それを裏付ける研究が見つかったそう。
・血管の内側にある、内皮細胞。
・これを伸縮させてマッサージしたのと同じ状況を作ったところ、ある物質が作り出されることが分かった。
・その物質とは、NO(一酸化窒素)。
・NOは、先週のガッテンでも出てきましたね。
・一酸化窒素 NO は、血管を広げてくれる物質。
・血管が広がれば、血圧が下がる。
・その物質が、マッサージによって出るかもしれないんですね。
・ここからは、ガッテンの実験です。
・3週間かけて、20名の方々に参加してもらいました。
・Aグループには、マッサージの方法を正確に伝える。
・Bグループには、濡れタオルを額にのせてもらった。
・これで血圧が下がると伝え、精神的な暗示効果の影響を調べます。
・それぞれ、毎日15分ずつ続けてもらいました。
・3週間後の結果は、
Bグループが、最高血圧が -0.8mmHg、最低血圧が -1.6mmHg。
Aグループが、最高血圧が -8.6mmHg、最低血圧が -3.5mmHg。
・マッサージした方は、明確に下がってますね。
・この実験結果を、先ほどの高血圧の第一人者の先生に見てもらいました。
・先生は意外だと言うとともに、専門家としてもうちょっと検討したいと。
・(薬と併用しての)補助治療、補助療法としてはいいかもしれないと、言ってくれた。
・この血圧を下げるマッサージは、補助治療として期待できそうです。
(マッサージの方法は、下に)
□ 認知症は改善される?
・認知症と診断された、80歳の女性。
・徘徊を繰り返したり、介護しようとする娘さんに、攻撃的な言動をあびせることもあった。
・そんな時、娘さんが看護師の友人から紹介されたのが、あるマッサージでした。
・そのマッサージは、認知症の改善に効果があると紹介されていた。
・半信半疑のまま、娘さんは講習に参加したといいます。
・マッサージを試したところ、驚きの効果が現れました。
・何年も聞いたことがなかった、感謝の言葉が聞かれたのです。
・このマッサージを毎日10分行ったところ、攻撃的な言葉が減っただけでなく、徘徊もなくなったといいます。
・マッサージのコツは、1秒間におよそ5cm動かすこと。
・触るスピードと気持ちのよさは、5cm/秒をピークに、速すぎても遅すぎても、下がるそう。
・これは、“タッチケア”と呼ばれるもの。
・スウェーデンで50年ほど前から行われているケアのひとつなのだそうです。
・山瀬まみさんは、「安心感というか、励まされているみたいな」感覚があるとの感想。
・スキンケア用のオリーブオイルなどを使う場合もあります。
・スベリをよくすることで、さらに心地よくなる。
[ポイント]
・両手でしっかりと、幾度となくさわるだけでも、じゅうぶんだそう。
・両手を密着させて、ゆっくりとさわる。
・だいじに、相手の気持ちをいつくしむように、さわる。
・相手が望まない時は、無理にやらない。
・無理強いは、いい結果につながらない。
・認知症の患者さんを、ふたつのグループに分けた実験がある。
・一方にはタッチケアを導入し、もう一方には実施しなかった。
・6週間後、タッチケアを受けた人たちは、攻撃性があきらかに改善されたそう。
・さらに、ストレス物質(クロモグラニンA)が、1/3にダウン。
・気持ちがいいことで、不安や怒りといったネガティブな感情が減る。
・すると、結果として、暴言や徘徊といった周辺症状が減るのだそう。
・タッチケアというマッサージで、認知症の症状は改善するようですね。
□ 動脈マッサージのコツ
・動脈マッサージは、手のひら全体を使って行う。
・腕は、ねじるように動かす。
・手首から肩にかけて、2分ほど行います。
・ギュッとにぎり、筋肉を骨に押し付けるイメージ。
・指は1本ずつ握って、左右に回す。
・片手で、1分ほど。
・ふくらはぎや足の指、太ももも、同じ要領で、3分ほど。
・こめかみから額にかけては、円を描くように、ゆっくりと押し当てる。
・顔と頭で、3分ほど。
・細切れでも、OK。
・1日の合計が15分ほどを目安に。
![NHK ためしてガッテン 2011年 08月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61%2BzUXbdiZL._SX200_.jpg)

□
気持ちがいい、マッサージ。そこには思わぬ副産物が。
マッサージすることで血管が広がり、高血圧が改善。
また、気持ちいいという体の反応が、心にまで影響し、不安や怒りも和らぐ。
その結果として、認知症の症状まで改善されるなんて。
タッチケアは、乳幼児に対するケアとしても使われているみたい。
新生児集中治療室に入らねばならない赤ちゃんは、母親から引き離されます。
すると、赤ちゃんが笑わなくなったり、母親の方も育児不安になるそうです。
そこで、裸で母子が接し、赤ちゃんの目を見ながら、やさしく語りかける。
そうすることで、赤ちゃんも、そして母親の方も、症状が改善されるそうです。
人間は、心と体を持つ動物。
両方がつながっているために思ってもみない症状に悩むこともありますが、そこをうまく利用すれば、よい方向にも 持って行けるみたいです。


でも、本当に効果があるのだろうか?
マッサージで高血圧が改善されるって、ホント?
認知症にも効果があるというのだけれど、本当だろうか?
タッチケアって、何?
こんなホンマでっか? なことについて、ガッテンが科学的に検証してくれました。
8月31日放送の「ためしてガッテン」より、「もみ出し&マッサージ ホントの実力大検証!」からのメモ書きです。

□ もみ出しで脂肪は減る?
・肥満の原因は、脂肪細胞です。
・中に脂分をためこみ、大きくなる。
・この脂肪細胞を もむとすごい変化が起こることが、分かってきたそうです。
・でも、ある条件が加わった場合に限られるのだそう。
・もむことと、他に何かが必要。
・その前に、3人の女性に協力してもらって、脂肪もみ出しに効果があるのかどうか、試してみました。コースは、3つ。
・じっくり温浴コース、高周波マシンコース、アロマオイルコース。
・結果はというと、みんなウェストのサイズが細くなった。
・下腹部で、-4.1cm、-4.5cm、-3.3cm。
・太ももで、-2.0cm、-1.1cm、-1.3cm。
・すっすごい!
・これらは、もみ出しによって脂肪細胞が血液中に流れることを期待しています。
・このような脂肪の分解によって生じる脂肪酸のことを、遊離脂肪酸という。
・もし、脂肪細胞が血液中に流れ出ているのなら、血中の遊離脂肪酸は増えているはず。
・そこで、もみ出しの前後で、3人に血液検査をしてもらいました。
・その結果は、-126、-34、-212。みんな減っていた。
・これって、どういうこと?
・血液中に脂肪は流れ出てないということ?
・そこで今度は、体脂肪率の変化を測定してみた。
・正確に測定するために、「DEXA」という装置を使います。
・結果は、+1.5%、+1.4%、±0%。
・測定してくれた人によれば、脂肪の量にほとんど変化はないらしい。
・あれ? でも、サイズダウンしたんでは?
・答えは、汗にありました。
・水分だけでそれぞれ、-1.9kg、-2.1kg、-0.9kg 体重が減っていた。
・つまり、汗をかいて体重が減るとともに、もみ出しで、むくみが解消されたんですね。
・脂肪が減ったわけではなかった。
・美容・エステ専門学校の校長先生は、こうおっしゃられました。
・もみ出しで脂肪が流れるとか、そういうことではなくて、もみ出すことによって血流をよくし、汗などで水分を体の外に出していく。そうすると、体重は減るし、引き締まったボディーになる。
・これには効用もあって、たとえ一時的にでも むくみがとれてスリムになることで、キレイになるというモチベーションができると。
・そこから、食事指導や運動指導を加えて、一緒に改善していくというのが、エステの本当の仕事。
・ああ、脂肪がなくなるわけではないのか。
・一時的に体重が減ったり、むくみが取れるわけね。
・話は戻って、「脂肪細胞を もむと、すごい変化が起こる」という話。
・これには、もむこと+ある条件が必要です。
・その条件とは、「未分化という条件下では、もみほぐしの効果が期待できる」というもの。
・未分化?
・何じゃ、そりゃ?
・この場合の未分化とは、まだ脂肪をため込んでいない小型の脂肪細胞のこと。
・この細胞を成長させると、
・もまない場合は、脂肪をため込むようになり、
・もむと、あまりため込まないようになる。
・つまり、まだ脂肪が大きくなっていない、やせた人の場合は、もむことで太りにくくなる可能性がある。
・ただし、食べ過ぎた場合は、もまなかった部分に脂肪がつくかもしれない。
・しかも、まだ細胞レベルの実験なので、人への影響は研究中だとのこと。
・ということで、条件は「もむ+太る前ならば」でした。
・もみ出しで脂肪が減ることは、ないんですね。
・ウェストがしまるのは、むくみが一時的に解消されたから。
・大事なのは、それをきっかけにして、習慣を改善することみたいです。
□ 高血圧が治る?
・86歳の男性。元気ハツラツです。
・その秘訣がある部分のマッサージだというのですが、どこなんだろう?
・以前、この男性は血圧が高く、上が180を超えることもありました。
・それが原因で、何度も入院するほどだった。
・その治療の傍らですすめられたのが、このマッサージだったといいます。
・男性にそのマッサージを見せてもらったところ、まず、指をもみはじめた。
・指を、ねじるようにマッサージします。
・次は、腕。さらに、足の指。こめかみや後頭部など、頭もマッサージしはじめた。
・これと高血圧が、どう関係するんだろう?
・このマッサージを10年近く続けたところ、男性は血圧が正常値である121にまで改善。
・そこで、この男性の主治医の先生を訪ねてみました。
・榊原温泉病院の名誉院長、明田昌三さん。
・マッサージの効果を聞いてみたところ、意外な返事が返ってきました。
・「たぶん、いいだろうと思います」
・え? たぶん?
・このマッサージを提唱したのは、明田先生の師匠にあたる人。
・岡山大学名誉教授の、妹尾左知丸 先生です。
・妹尾先生は、「健康のためには、動脈をマッサージすべし」と説かれた。
・手や足、頭の周りには、小さな動脈が通っています。
・そこをねじるようにマッサージすると、動脈が目覚めるらしい。
・確かに、気持ちいいですね。
・でも、高血圧治療の第一人者に聞いたところ、そんなことを述べる専門家は見たことがないと、全否定。
・今のところ非科学的と言わざるを得ないと、バッサリやられました。
・でも、それを裏付ける研究が見つかったそう。
・血管の内側にある、内皮細胞。
・これを伸縮させてマッサージしたのと同じ状況を作ったところ、ある物質が作り出されることが分かった。
・その物質とは、NO(一酸化窒素)。
・NOは、先週のガッテンでも出てきましたね。
・一酸化窒素 NO は、血管を広げてくれる物質。
・血管が広がれば、血圧が下がる。
・その物質が、マッサージによって出るかもしれないんですね。
・ここからは、ガッテンの実験です。
・3週間かけて、20名の方々に参加してもらいました。
・Aグループには、マッサージの方法を正確に伝える。
・Bグループには、濡れタオルを額にのせてもらった。
・これで血圧が下がると伝え、精神的な暗示効果の影響を調べます。
・それぞれ、毎日15分ずつ続けてもらいました。
・3週間後の結果は、
Bグループが、最高血圧が -0.8mmHg、最低血圧が -1.6mmHg。
Aグループが、最高血圧が -8.6mmHg、最低血圧が -3.5mmHg。
・マッサージした方は、明確に下がってますね。
・この実験結果を、先ほどの高血圧の第一人者の先生に見てもらいました。
・先生は意外だと言うとともに、専門家としてもうちょっと検討したいと。
・(薬と併用しての)補助治療、補助療法としてはいいかもしれないと、言ってくれた。
・この血圧を下げるマッサージは、補助治療として期待できそうです。
(マッサージの方法は、下に)
□ 認知症は改善される?
・認知症と診断された、80歳の女性。
・徘徊を繰り返したり、介護しようとする娘さんに、攻撃的な言動をあびせることもあった。
・そんな時、娘さんが看護師の友人から紹介されたのが、あるマッサージでした。
・そのマッサージは、認知症の改善に効果があると紹介されていた。
・半信半疑のまま、娘さんは講習に参加したといいます。
・マッサージを試したところ、驚きの効果が現れました。
・何年も聞いたことがなかった、感謝の言葉が聞かれたのです。
・このマッサージを毎日10分行ったところ、攻撃的な言葉が減っただけでなく、徘徊もなくなったといいます。
・マッサージのコツは、1秒間におよそ5cm動かすこと。
・触るスピードと気持ちのよさは、5cm/秒をピークに、速すぎても遅すぎても、下がるそう。
・これは、“タッチケア”と呼ばれるもの。
・スウェーデンで50年ほど前から行われているケアのひとつなのだそうです。
・山瀬まみさんは、「安心感というか、励まされているみたいな」感覚があるとの感想。
・スキンケア用のオリーブオイルなどを使う場合もあります。
・スベリをよくすることで、さらに心地よくなる。
[ポイント]
・両手でしっかりと、幾度となくさわるだけでも、じゅうぶんだそう。
・両手を密着させて、ゆっくりとさわる。
・だいじに、相手の気持ちをいつくしむように、さわる。
・相手が望まない時は、無理にやらない。
・無理強いは、いい結果につながらない。
・認知症の患者さんを、ふたつのグループに分けた実験がある。
・一方にはタッチケアを導入し、もう一方には実施しなかった。
・6週間後、タッチケアを受けた人たちは、攻撃性があきらかに改善されたそう。
・さらに、ストレス物質(クロモグラニンA)が、1/3にダウン。
・気持ちがいいことで、不安や怒りといったネガティブな感情が減る。
・すると、結果として、暴言や徘徊といった周辺症状が減るのだそう。
・タッチケアというマッサージで、認知症の症状は改善するようですね。
□ 動脈マッサージのコツ
・動脈マッサージは、手のひら全体を使って行う。
・腕は、ねじるように動かす。
・手首から肩にかけて、2分ほど行います。
・ギュッとにぎり、筋肉を骨に押し付けるイメージ。
・指は1本ずつ握って、左右に回す。
・片手で、1分ほど。
・ふくらはぎや足の指、太ももも、同じ要領で、3分ほど。
・こめかみから額にかけては、円を描くように、ゆっくりと押し当てる。
・顔と頭で、3分ほど。
・細切れでも、OK。
・1日の合計が15分ほどを目安に。
![NHK ためしてガッテン 2011年 08月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61%2BzUXbdiZL._SX200_.jpg)

□
気持ちがいい、マッサージ。そこには思わぬ副産物が。
マッサージすることで血管が広がり、高血圧が改善。
また、気持ちいいという体の反応が、心にまで影響し、不安や怒りも和らぐ。
その結果として、認知症の症状まで改善されるなんて。
タッチケアは、乳幼児に対するケアとしても使われているみたい。
新生児集中治療室に入らねばならない赤ちゃんは、母親から引き離されます。
すると、赤ちゃんが笑わなくなったり、母親の方も育児不安になるそうです。
そこで、裸で母子が接し、赤ちゃんの目を見ながら、やさしく語りかける。
そうすることで、赤ちゃんも、そして母親の方も、症状が改善されるそうです。
人間は、心と体を持つ動物。
両方がつながっているために思ってもみない症状に悩むこともありますが、そこをうまく利用すれば、よい方向にも 持って行けるみたいです。


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