「夏の応急手当~誤飲に熱中症~/カラダのキモチ」
夏の事故、ピンチの時に、どうしよう?
熱中症に、子どもの誤飲、ハチにケガ、そんな時は、どう動けばいい?
夏の応急手当について、カラダのキモチが教えてくれました。
8月7日放送の「カラダのキモチ」より、「この知識で命を救え! もしもシュミレーション~夏の応急手当編~」からのメモ書きです。

□ 誤飲したら?
子どもが「大変なモノ」を飲み込みました。
どう対処すればいいでしょう?
大変なモノは、以下の4つ。
・タバコ
・洗剤(アルカリ性)
・化粧品(香水・化粧水)
・ボタン電池
↓
<答え>
タバコは、吐かせる。
・水などを飲むと、毒素が染み出して、危険。
・無理せずに吐かせる。
洗剤は、牛乳を飲ませる。
・牛乳を飲むことで、胃に膜が張られる。
・それによって、体内への吸収を防ぐことが期待されます。
化粧品は、何もしない。
・化粧品には、エタノールが入っていることが多い。
・エタノールは毒素が強いため、何もせずに早く病院へ。
ボタン電池も、なにもしない。
・ボタン電池には、腐食作用がある。
・胃酸と反応して、胃に穴を開けてしまう場合も。
・何もせずに、すぐに病院へ。
□ ハチに刺されやすいのは?
次の3人のうち、誰がハチに刺されやすいでしょう?
(A) 酔っ払っている、お父さん。
(B) 香水プンプンの、お母さん。
(C) シャツが汗だくの、子ども。
↓
正解は、(B) 香水プンプンの、お母さん。
・ハチは、甘い香りに引き寄せられる習性がある。
・なので、野山に行く時は、香りの強い香水や整髪料は、つけないほうがいい。
・ちなみに、お酒を飲んだ人や汗をかいた人によってくるのは、蚊。
・こちらは、呼気中の二酸化炭素に反応しています。
・ハチに刺された時は、針がちょっと出ている場合、軽くはらう。
・針を不用意につまむと、毒が広がってしまうことがあるから。
・つまんだ時に、針に残っている毒が注入されてしまう可能性があります。
・払ってもとれない場合は、5円玉などを患部に当て、
刺された場所を盛り上げて、慎重に針を抜く。
□ クラゲに刺されたら?
クラゲに刺されてしまった時の、正しい対処法はどれ?
(A) 真水で洗う。
(B) 海水で洗う。
(C) 毒を吸い出す。
↓
正解は、(B) 海水で洗う。
・真水で洗うと、浸透圧の関係で、毒素が広がってしまうから。
・毒を吸い出すと、口の中の傷から毒が入ってしまう可能性があるので、これもやめる。
□ ガラスが刺さったら?
掃除中にガラスが割れて、腕に深く刺さってしまいました。
こんな時の対処法は?
↓
・ガラスは、抜かない。
・深く刺さっているのを抜くと、大量出血の恐れがある。
・腕を、心臓より上にあげる。
・心臓より患部を上にあげると、血が止まりやすくなります。
・119番するのも、お忘れなく。
・一番いいのは、ガラスを抜かずに固定して、その上から包帯を巻くこと。
・両サイドに丸めたガーゼを当て、さらにタオルで固定する。
・タオルで固定できない場合は、コップなどで代用するといい。
□ 熱中症になったら?
屋外でスポーツ中に、熱中症で倒れてしまいました。
そんな時の対処法は?
↓
・意識があるか、問いかける。
・呼吸しているか、確かめる。
・119番する。
・日陰を作る。
・霧吹きで水を吹き付けたり、うちわであおぐ。
・それにより、気化熱で体温を下げます。
・意識がある場合には、スポーツドリンクなどを飲ませる。
・意識が無い場合は、誤嚥(ごえん)の可能性があるので、飲ませるのは危険。
・嘔吐の可能性もあるので、できれば顔を横に向け、気道を確保する。
・氷は直接当てると凍傷になる可能性があるので、氷のうやタオルを巻いて、使用する。
□ 水難事故のガイドライン
・水難事故の救命処置が、2010年に改訂されました。
・ガイドラインの改訂点は、以下の通り。
溺れた人を見つけたら?
・なるべく自分は水の中に入らずに、救助するように心がける。
・ペットボトルを投げたり、枝などの長い棒をのばしたりする。
海難事故の緊急連絡先
・海での事故は119番ではなくて、118番。
・海上保安庁の緊急通報用番号。
・溺れた人を水から上げたら、まずは意識と呼吸の確認をする。
・呼吸の確認は服をめくり、口と胸が上下しているか、見る。
・意識がなかった場合は、119番通報と、AED要請を。
・周囲に助けを求めましょう。
・そして重要なのが、胸部圧迫マッサージ。
・両乳首の中央に両手を置き、1分間に100回のリズムで、5cmほど胸が沈み込む強さで、行う。
・ガイドラインの変更により、人工呼吸が重要視されなくなったそう。
・(行う場合は、専用の器具を用いる)
・理由は、胸部圧迫マッサージを行うと、心臓の他に肺も圧迫するため、呼吸ができるようになるから。
・意識が回復したら、低体温症防止のため、タオルなどで保温しましょう。
・意識が戻っても安心せずに、病院に連れて行くこと。
・二次溺水(にじできすい)といって、肺に水が入ることによって、肺炎や肺水腫を合併し、呼吸困難に陥ることがあります。

□
ドラマなんかでよく見る人工呼吸ですが、今ではそんなに重要視されてないんですね。
そういえば、最近は、ドラマでも胸部圧迫マッサージが多いかな。
最近は、携帯を持っている人がほとんどなので、すぐに通報するとともに、専門家の指示に従った方がいいのかもしれない。
でも、急に言われてもできないので、定期的に練習しておくのも、大事なのかな。
AEDの使用が分かれ目になったりするというし。
それと、昔の常識と今の常識が、違っていたりするようですね。
今は、すり傷なんかは、水で洗うだけで、消毒しないのだとか。
一度身についたことはなかなか変えられないので、チェックしないといけないかな?
→ 参考:「傷は消毒してはいけない?“ここまで変わった医療の常識”ビーバップ!ハイヒール」
→ 冬の対処法:「餅がノドに詰まったら? /カラダのキモチ 健康クイズSP」
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
熱中症に、子どもの誤飲、ハチにケガ、そんな時は、どう動けばいい?
夏の応急手当について、カラダのキモチが教えてくれました。
8月7日放送の「カラダのキモチ」より、「この知識で命を救え! もしもシュミレーション~夏の応急手当編~」からのメモ書きです。

□ 誤飲したら?
子どもが「大変なモノ」を飲み込みました。
どう対処すればいいでしょう?
大変なモノは、以下の4つ。
・タバコ
・洗剤(アルカリ性)
・化粧品(香水・化粧水)
・ボタン電池
↓
<答え>
タバコは、吐かせる。
・水などを飲むと、毒素が染み出して、危険。
・無理せずに吐かせる。
洗剤は、牛乳を飲ませる。
・牛乳を飲むことで、胃に膜が張られる。
・それによって、体内への吸収を防ぐことが期待されます。
化粧品は、何もしない。
・化粧品には、エタノールが入っていることが多い。
・エタノールは毒素が強いため、何もせずに早く病院へ。
ボタン電池も、なにもしない。
・ボタン電池には、腐食作用がある。
・胃酸と反応して、胃に穴を開けてしまう場合も。
・何もせずに、すぐに病院へ。
□ ハチに刺されやすいのは?
次の3人のうち、誰がハチに刺されやすいでしょう?
(A) 酔っ払っている、お父さん。
(B) 香水プンプンの、お母さん。
(C) シャツが汗だくの、子ども。
↓
正解は、(B) 香水プンプンの、お母さん。
・ハチは、甘い香りに引き寄せられる習性がある。
・なので、野山に行く時は、香りの強い香水や整髪料は、つけないほうがいい。
・ちなみに、お酒を飲んだ人や汗をかいた人によってくるのは、蚊。
・こちらは、呼気中の二酸化炭素に反応しています。
・ハチに刺された時は、針がちょっと出ている場合、軽くはらう。
・針を不用意につまむと、毒が広がってしまうことがあるから。
・つまんだ時に、針に残っている毒が注入されてしまう可能性があります。
・払ってもとれない場合は、5円玉などを患部に当て、
刺された場所を盛り上げて、慎重に針を抜く。
□ クラゲに刺されたら?
クラゲに刺されてしまった時の、正しい対処法はどれ?
(A) 真水で洗う。
(B) 海水で洗う。
(C) 毒を吸い出す。
↓
正解は、(B) 海水で洗う。
・真水で洗うと、浸透圧の関係で、毒素が広がってしまうから。
・毒を吸い出すと、口の中の傷から毒が入ってしまう可能性があるので、これもやめる。
□ ガラスが刺さったら?
掃除中にガラスが割れて、腕に深く刺さってしまいました。
こんな時の対処法は?
↓
・ガラスは、抜かない。
・深く刺さっているのを抜くと、大量出血の恐れがある。
・腕を、心臓より上にあげる。
・心臓より患部を上にあげると、血が止まりやすくなります。
・119番するのも、お忘れなく。
・一番いいのは、ガラスを抜かずに固定して、その上から包帯を巻くこと。
・両サイドに丸めたガーゼを当て、さらにタオルで固定する。
・タオルで固定できない場合は、コップなどで代用するといい。
□ 熱中症になったら?
屋外でスポーツ中に、熱中症で倒れてしまいました。
そんな時の対処法は?
↓
・意識があるか、問いかける。
・呼吸しているか、確かめる。
・119番する。
・日陰を作る。
・霧吹きで水を吹き付けたり、うちわであおぐ。
・それにより、気化熱で体温を下げます。
・意識がある場合には、スポーツドリンクなどを飲ませる。
・意識が無い場合は、誤嚥(ごえん)の可能性があるので、飲ませるのは危険。
・嘔吐の可能性もあるので、できれば顔を横に向け、気道を確保する。
・氷は直接当てると凍傷になる可能性があるので、氷のうやタオルを巻いて、使用する。
□ 水難事故のガイドライン
・水難事故の救命処置が、2010年に改訂されました。
・ガイドラインの改訂点は、以下の通り。
溺れた人を見つけたら?
・なるべく自分は水の中に入らずに、救助するように心がける。
・ペットボトルを投げたり、枝などの長い棒をのばしたりする。
海難事故の緊急連絡先
・海での事故は119番ではなくて、118番。
・海上保安庁の緊急通報用番号。
・溺れた人を水から上げたら、まずは意識と呼吸の確認をする。
・呼吸の確認は服をめくり、口と胸が上下しているか、見る。
・意識がなかった場合は、119番通報と、AED要請を。
・周囲に助けを求めましょう。
・そして重要なのが、胸部圧迫マッサージ。
・両乳首の中央に両手を置き、1分間に100回のリズムで、5cmほど胸が沈み込む強さで、行う。
・ガイドラインの変更により、人工呼吸が重要視されなくなったそう。
・(行う場合は、専用の器具を用いる)
・理由は、胸部圧迫マッサージを行うと、心臓の他に肺も圧迫するため、呼吸ができるようになるから。
・意識が回復したら、低体温症防止のため、タオルなどで保温しましょう。
・意識が戻っても安心せずに、病院に連れて行くこと。
・二次溺水(にじできすい)といって、肺に水が入ることによって、肺炎や肺水腫を合併し、呼吸困難に陥ることがあります。

□
ドラマなんかでよく見る人工呼吸ですが、今ではそんなに重要視されてないんですね。
そういえば、最近は、ドラマでも胸部圧迫マッサージが多いかな。
最近は、携帯を持っている人がほとんどなので、すぐに通報するとともに、専門家の指示に従った方がいいのかもしれない。
でも、急に言われてもできないので、定期的に練習しておくのも、大事なのかな。
AEDの使用が分かれ目になったりするというし。
それと、昔の常識と今の常識が、違っていたりするようですね。
今は、すり傷なんかは、水で洗うだけで、消毒しないのだとか。
一度身についたことはなかなか変えられないので、チェックしないといけないかな?
→ 参考:「傷は消毒してはいけない?“ここまで変わった医療の常識”ビーバップ!ハイヒール」
→ 冬の対処法:「餅がノドに詰まったら? /カラダのキモチ 健康クイズSP」
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
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