【クイズ】 肝疾患の人が少ない県は? 【3つの食材との関係】
都道府県別で、肝臓の病気で亡くなる人が少ないのは、ど~こだ?
それに関係するかもしれない、3つの食べ物は、な~んだ?
番組名 : 健康カプセル! ゲンキの時間
テーマ : 肝臓トラブルの意外な落とし穴
放送日 : 2023年2月5日(日曜日)
解説 横浜市立大学附属病院 国際臨床肝疾患センター 米田正人 准教授

□ 肝臓のお話

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

「肝臓」について。
え~、時代時代で お母さん像というのがありますな。
昭和の時代、ドラマの中でお母さんを代表するような人が、ようけおりました。
山岡久乃さん、池内淳子さん、八千草薫さん等々。
京塚昌子さんも、そのひとり。
「肝っ玉かあさん」なんていうドラマもありました。
肝っ玉いうのは、胆力のある人。
肝が据わっている人のこと。
「肝」いうのは、主要な内臓のことで、特に 肝臓のことを言います。
ここでクイズです。
(チャチャン!)
Q : 男女共に 肝疾患で亡くなる人が少ない都道府県はどこ?
アルコールをあまり飲まない県でしょうか?
体脂肪が少なめの人が多い地域?
あるいは、あんまり関係ない?
答えは、「新潟県」。
酒処なのに、意外ちゃあ意外ですね。
都道府県別の「肝疾患 死亡者数」を見ますと、男性で一番少ない47位は 山形県、46位は 新潟県、45位は 愛知県。また女性は、47位が 島根県、46位が 鳥取県、45位が新潟県。
つまり、新潟県は男女共に 肝疾患の死亡者数が少ない、ということが確認できます。
平成 27 年都道府県別年齢調整死亡率の概況 - 厚生労働省(PDFファイル)
(9)肝疾患
平成 27 年の年齢調整死亡率をみると、男は山形、新潟、愛知等で低く、沖縄、大阪、鹿児島等で高くなっており、女は島根、鳥取、新潟等で低く、沖縄、群馬、大阪等で高くなっている。
でも、何でなんでしょうね。
なんや肝臓にええ習慣でもあるんでしょうか?
番組が注目したのは、新潟の 3つの食材です。
何が肝臓にええと、考えられるんやろか?
Q : 肝臓にいいとされる肉は?
(a) 鶏肉
(b) 豚肉
(c) 牛肉
答えは、「豚肉」。
新潟の人は、豚肉をよう食べるそうです。
で、何がええのかというと、「ポークペプチド」が ええらしい。
ポークペプチドいうんは、肝臓を若返らせてくれるんやって。
番組の紹介によると、「ポークペプチドとは、豚肉にのみ含まれる栄養素で、たんぱく質の一種」「肝臓を活発化させ、脂肪を燃焼させるだけでなく、アルコールの分解を早める力があるといわれている」とのこと。
効果はさておき、豚肉って おいしいですな。
脂身との相性がええ。
脂の部分がちょっと焦げるぐらいが、個人的に好きです。
生姜焼きとかも、いいですね。
豚肉から出た脂で キャベツ食べたら、最高!
2つ目は、酒の友です。
Q : 肝臓によいとされる おつまみは?
何やろか?
豆腐?
あたりめ?
だし巻き玉子?
答えは、「枝豆」。
新潟県は、枝豆の消費量が 第1位。
枝豆、おいしいもんね。
理由やけど、枝豆には肝臓の脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるんやって。
また、脂肪を分解する「コリン」や 余分な脂肪を燃やす「レシチン」などが含まれると。
番組によると、「コリンやレシチンは、脂肪を燃焼させる手助けをし、肝機能を保護する力を持っている」「枝豆にはアルコールの分解を促す成分も含まれている」。
食の医学館「エダマメ」の解説
〈肝機能を助ける働きをするので、お酒のおつまみにピッタリ〉
さらに、メチオニンというアミノ酸が含まれているのが特徴で、これはアルコールから肝臓や腎臓(じんぞう)をまもる働きがあります。
ビタミンB1、Cはアルコールの酸化を促進し、肝臓の負担を軽くするので、これらの成分が豊富なエダマメは、まさにお酒のおつまみに最適というわけです。
3つ目は、主食です。
Q : 肝臓によい 主食は?
主食いうたら、ごはんか、パンか、麺類か?
エネルギーになるもんやから カロリーが高くなりそうやけど、どうなんやろ?
答えは、「お米」。
麺類と違って 粒のまま食べるんで、ゆっくり消化吸収されるとのこと。
ゆっくり消化吸収されるんで、腹持ちがええし、間食も少なくて済むと。
吸収がゆっくりやと、肝臓への負担も少ないとの説明でした。
なら、よう噛まんといけませんね。
□ 落とし穴
肝臓というと、アルコールや脂肪に注意しようという気ぃになるけど、意外な食材にも注意したいんやって。
それは何かというと、「フルーツ」。
意外でしょ?
別にフルーツがアカンわけやのうて、「フルーツの食べ過ぎ」がアカン。
というのも、フルーツに含まれる「果糖」は、ほとんどが肝臓で代謝される。
なもんで、肝臓に脂肪をためやすいんで、食べ過ぎはよくない。
いや、もちろん、適量を食べる分には ええんですよ。
番組によれば、一般的には、1日のフルーツ摂取量は 200gまでが適量。
(みかんなら 2個、リンゴなら 1個ほどが、目安)
果糖を多く含むジュース類もあるので、注意したいですね。
検査でいうと、肝臓の脂肪量を測定できる機器もあるんやって。
その名も、「フィブロスキャン(FibroScan)」。
なんやけど、脂肪量以外にも、気ぃつけたいことがあります。
それが「肝臓の硬さ」。
これも判断材料になるんやね。
肝硬変いうぐらいやから、ダメージが蓄積すると硬くなる。
フィブロスキャンは、肝臓の硬さも測定できるそうですわ。
技術の進歩は、ありがたいですな。
最後に、ゾッとする画像をば。
健康な肝臓の表面は、なめらかでピンク色やそうです。
やけど、肝硬変になった肝臓は、こんなにもボコボコに。

ひえ~ですね。
ついでに、脂肪肝も。

こちらも、ひえ~。
もっと容易に肝臓の顔が見えたら、生活改善できそうですな。
[ 2月18日に思うこと ]
楽しむのは、素晴らしいこと。
だけど、溺れると危ないので、注意が必要。
言葉を変えると、限度かな。
易経を見てましたら、「孚」という言葉が出てきました。
「ふ」と読むそうです。
意味は、「卵がかえる」とか「まこと」とか。
楽しみつつも、「まこと」があると、いいらしいです。
(真心ともとれる?)
まことがあれば、道を失わないと。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
健やかに暮らせますように。
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