【ヒジを痛めた話】 熱を出した特権 【痛みは子ども?】
ヒジを痛めたのである。
些細なことに難儀するのである。
そしていろいろ、思うのである。

□ 近況と思い出と未来
ある日 目覚めると ―― 巨大な虫にはなってなかったものの ―― ヒジに違和感を覚えたのである。
特に気にすることなく放っておいたら、昼頃には激痛がするようになっていたのである。
まず思いついたのは、寝相である。
今までも、腕を下にしてしまい、痺れることはあったのである。
しかし、このような痛みは初めてである。
幸いなことに、利き手ではない方だったのである。
また、ややヒジを曲げて固定しておけば、さほど痛まないのである。
とはいえ、まったく困らないかといえば、そうではないのである。
両手を使う動作が、できないのである。
1日の終わりには デンタルフロスで歯を掃除するのだけれど、片手ではできないのである。
利き手というのは よく使うわけだけど、利き手を使うために もう一方の手で物を持つことは 結構あるのである。
それができなくなるのである。
一番困ったのは、着替えである。
ヒジをまっすぐ伸ばせないのである。
それ以前に、動かすと激痛である。
服を脱ぐ時に ヒジを動かさないのは、無理だったのである。
しょうがないので、痛みに耐えたのである。
この季節、着込んでるので、痛さ倍増である。
私は、もったいない性分である。
できれば、無駄にしたくないのである。
昔は 人参だの大根だのの野菜の皮は捨てていたけど、今は捨てないのである。
細かく刻んで、おからと共に、卯の花を作るのである。
なので野菜を念入りに洗うようになったのである。
せっかく痛い思いをしたのだから、何か得たいと思うのである。
そうすると、いろいろ思うところが湧いて出てくるのである。
このヒジの痛みは、まるで「風邪をひいた子ども」だと思ったのである。
これだけでは、何のことだか さっぱり分からないのである。
昭和生まれである。
昭和の大人も、いろいろ忙しかったのである。
子どもをかまうのにも、限界があるのである。
また、少子化という言葉を聞かなかった時代である。
一人っ子の方が、珍しかったと思うのである。
風邪をひいて熱を出すと、忙しい親もかまってくれるのである。
いわば、熱を出した子の特権である。
痛みだしたヒジも、大事に扱うのである。
すると、普段大事にしていただろうか? などと思うのである。
利き手は、よく使うのである。
それは意識しているのである。
しかし、利き手じゃない方も、よく使っているのである。
それに気づくのである。
主役じゃないかもしれないのである。
サポートに回ることも多いかもしれないのである。
でも、ないと困るというか、思った以上に使っているというか。
負担をかけていたかもしれないと、思ったのである。
何度も書くが、利き手はよく使うのである。
その時、もう一方の手は、支えに回っていることも多いのである。
利き手じゃない方の手を床につけ、体を支えていることもあるのである。
ネットサーフィンに夢中になると、長時間になっている時もあったと思うのである。
炬燵(こたつ)派である。
炬燵に入ってパソコンを使う時、テレビを見る時、本を読む時、利き手じゃない方で支えていたような気がするのである。
できるだけ多くの部分を炬燵の中に入れたい時などは、ヒジをついて支えることもあるのである。
寝相が原因じゃなかったかもしれないのである。
ストレートに酷使だったかもしれないのである。
申し訳ないのである。
利き腕じゃない方のヒジに、謝りたい気分である。
おいしいアイスクリームでも、ごちそうしたいくらいである。
でも、ヒジはアイスクリームを食べないので、代わりに ―― いや、何でもないのである。
思いやりは大事である。
その反対は、見落としかもしれないのである。
見えるところにありながら、その大変さを分かってなかったのである。
ヒジであれ、人であれ、これはいかんのである。
ヒジをくじき、心をくじくのである。
いや、うまいことを言ったつもりはないのである。
ちょっとだけ、おぼたけしの「美しき狼たち」を思い出さないわけではないけれど、話がややこしくなるので無視して結構である。
数日経ったのである。
ヒジを曲げると痛むけれど、だいぶ軽減したのである。
着替える時に 顔を歪めることもないのである。
こうして、文字も問題なく打ち込めるのである。
しかし、思うのである。
これからどんどん、こういうことが起きてくるだろう。
今回のことなどは、些細なことかもしれない。
たぶん、そうなるだろう。
年を取るとは、こういうことである。
誰にでも訪れることである。
私も来年は20歳。
などと言おうものなら、どんな大人しい人でも 胸ぐらをつかんでくるのである。
50歳を過ぎると、ああ健康だ! と思える日が ほぼほぼないのである。
疲れが取れないとか、ぐっすり眠れないとか、目がぼやけるとか、何かしらあるのである。
スッキリ気分よく起きるなんてことは、奇跡に近いのである。
とはいえ、悲しいことばかりでもないのである。
若い時とは違い、胃の調子はまずまずなのである。
胃は幸せの根源だという話もあるのである。
それはまた別の機会で書こうと思うのである。
健康は大事だと思うのである。
思わざるを得ない、と言った方がいいかもしれない。
なので、いたわろうと思うのである。
特に、自分の中の日陰者を、である。
最後まで読んでいただき、ありがたいのである。
健康と小さな幸せを祈るのである。
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