【性格 typeⅡ】 助けたい人 【02】
今回の性格は、やさしい人。
人のことを気遣って、共感もできる。
誰でも助けようとしてくれる、いわゆる いい人。
でも、身近な誰かは、放ったらかしかも。

□ やさしい人

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

性格タイプから、「助けたい人」について。
え~、昔々の話ですが、「どんな人が好き? どんな人と結婚したい?」という質問に、「やさしい人」と答える子が多かったように思います。
昭和の子どもの話ですけどね。
はて、どんな人がやさしいんだろう? と思って聞いていると、何も言わなくても分かってくれる人らしい。
ちゃんと察して、ニーズに合った対応をしてくれる人。
「わはは、超能力者ですやん!」なんて言いませんでしたよ。
わたし、殴られるの嫌いですねん。
それに実は、そういう人、知ってますねん。
その界隈では割と有名ですよ。
「覚(さとり)」っていうんですけどね。
だいたい あの子ら、やさしい人が好き♪ とか言いながら、やさしさの欠片もないイケメンやスポーツマンに…
いや、やめときましょう。
色相がにごりそうです。
さて、世の中には確かに、やさしい人がいますな。
今までの人生を振り返って、何人か頭の中に浮かぶんじゃないでしょうか。
「思いやりがある」とか「情が細やか」だとか、誰にでも分け隔てなく 助けの手を差し出してくれるとか。
<TypeⅡ 10の傾向>
(1) 人のためになりたいと思う。
(2) 人から必要とされると、すごく うれしい。
(3) 相手の感情が気になる。
(人の感情には敏感だ)
(4) 周囲と同調することが多い。
(うんうんと共感することが多い)
(5) たくさんの人と仲良くなりたい。
(6) 八方美人だと言われることがある。
(7) もらうよりは、あげたいと思う。
(してもらうよりは、してあげたい)
(8) 人の頼みは断れない。
(9) やさしいと人から言われる。
(10) 人を助けるのが好きだ。

いや、立派な人ですね。
こういう人が たくさんいたらいいのにと思います。
(つーことは、現代においては 希少種なんでしょうか?)
こういう人でさえ、いろんな目に遭うのですから、世の中ちゅうもんは無情ですな。
誰もが やさしくされたいと願う一方で、それを嫌う人もいますね。
このタイプの人が お世話したいと思っても、そういう相手は 大きなお世話だと思ったりする。
性格や価値観というのは、多様ですな。
うまいこと合う場合もあれば、真逆で反発することもある。
(取扱説明書にちゃんと書いといてほしいもんです)
親切心が伝わらんことがあるのは、仕方ないのかなあ。
性格ちゅうとやっぱり、誰もが苦手なことを持ちます。
このタイプは、自分で決めるのが不得手です。
どちらかというと、相手のニーズを読み取って、「うんうん」「そうねそうね」と賛同しがち。
この傾向を知らないと、「あの人、八方美人なんじゃな~い」とか言われてしまいます。
なまじっか相手の意をくみ取る能力が高いので、こうなりがちなんです。
しかもこの人ら、自分のことは後回しにして、相手のことを優先しがちです。
これは尊いことでもあるんですが、こうイメージしたらどうでしょう。
このタイプの人の中にも、小さな子どもがいると。
この場合、相手ばかり優先されるので、中の子どもは後回し、ちと かわいそうですよね。
この子だけ、割を食っています。
中の子どもだって自分なんだから、いいじゃない。
そうは割り切れんもんです。
人の心は、割り切れん。
ちゃんと傷つくのです。
たまには労わらんといけません。
たとえ自分であってもです。
そう、「たまには」。
これって意外と馬鹿になりませんな。
「いつもそう」と「たまには」は、ちょっとの違いのようで、天と地との差があるもんです。
<TypeⅡ 素敵なところ>
(1) 気持ちを察するのが得意である。
(2) 気遣うことができる。
(3) 献身があまり苦にならない。
(4) 褒めるのが得意だ。
(5) 相手の話に合わせられる。
<TypeⅡ 困ったところ>
(1) 何もしてないと、不安になることがある。
(2) 過干渉だと思われることがある。
(気の遣いすぎ、余計なお世話)
(3) 相手を優先させがちだ。
(4) 自分のことは後回しにしてしまう。
(5) まれに、イライラする。
人を助けるのは、素晴らしいこと。
でも時々は、自分も助ける方がいい。
このタイプの上級者は、助けを呼ぶことができる。
□ 与太話
前に、NHKのBSプレミアムで、朝のテレビ小説「マー姉ちゃん」の再放送がありました。
マー姉ちゃんとは、サザエさんの原作者である 長谷川町子さんのことです。
このマー姉ちゃんのお母さんというのが、人を助けたくて助けたくて仕方がない人です。
もう、邁進します。
そしてやがて、亡くした旦那さんが残してくれた財産の多くを使ってしまうんです。
本人は、それでも大満足。
しまいには、娘たちが稼いだお金まで、慈善に使おうとします。
慈善は素晴らしいことだけど、やり過ぎは困る。
さすがに マー姉ちゃんたちも黙っているわけにはいかなくなりました。
何でもそうですけど、どんな素晴らしいことも、やり過ぎると、危ないですよね。
程度を越えると、意味が違ってくる。
そして、見えないところで、被害者が出てくる。
なもんで、時々は ブレーキを踏んだり、「あれ?」と思い直すことが必要となるようです。
[ 11月12日に思うこと ]
易経について読んでいたら、こんな風な意味が出てきました。
よい結果を得られそうだとしても、これは本当に正しい道なのか? と恐れることを忘れてはならない。
逆に、正しいから いいでしょ、じゃ危ないということなんでしょうね。
「過失」って言葉を、刑法とかじゃなくて、文字そのものから来る印象を素直に受け取った時、いろいろと考えさせられますね。
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