【ブロッコリー】 新鮮復活方法 【茎も焼くとおいしい】
焼いたら、肉みたいな味?
茎だって、おいしい?
新鮮に復活させる方法。
新しいブロッコリーの楽しみ方を、紹介します。
番組名 : 明日が変わる トリセツショー
テーマ : ブロッコリー感謝祭!
放送日 : 2022年06月09日(木曜)

□ 野菜を楽しむ

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

食材から、「ブロッコリー」について。

エノキさんは、ブロッコリーにどんなイメージを持っていますか?

そうですねぇ…
栄養豊富なので、大人(作り手)は食べさせたがる。
でも、子どもは、けっこう苦手。
まずいと言って、嫌がる子もいる。
ちょっと、臭み(青臭さ)がありますかね。
色見がキレイなので、彩りはいいのですが。

今日は、そんなブロッコリーを、おいしくいただこうという試みです。
[ 房を楽しむ ]
なんと、ブロッコリーを(150℃以上)で焼くと、焼いた肉(ステーキ)のような風味になるのだとか。
一般的には、茹でたり、蒸し焼きにすることが多いですが、高温で焼くことで、風味が変わるようです。
<房のこんがり焼き>
材料 : 2人分
ブロッコリー 100g
オリーブオイル 大さじ 1+1/2
塩 ふたつまみ
カマンベールチーズ 1個
(1) ブロッコリーを、小さい房ごとに切ります。
大きいのは、半分に切る。
(2) ボウルに切ったブロッコリーの房を入れ、オリーブオイルと塩を加える。
よく絡むように、和えてください。
(3) カマンベールチーズは 上の部分を切り、耐熱皿の中央にのせる。
その周りに、断面を下にして、ブロッコリーをのせましょう。
(4) オーブントースターを 250℃に設定し、約15分、焦げ目がつくまで焼く。
チーズをからめて、いただいてください。


魚焼きグリルでも調理できます。
その場合は、アルミホイルにのせ、強火で約7分 焼く。
[ 茎を楽しむ ]
アメリカの子どもたちも、ブロッコリーは苦手です。
でも、親御さんたちは食べさせたい。
そこで登場したのが、「ブロッコリースロー(Broccoli Slaw)」なのだ。

品物を見ると、房ではなく、茎をスライスしたものが入っています。
これなら、食べてくれるんだって。
なぜなら、蕾(つぼみ)より、茎の方が、甘味(糖の量)が多いから。
茎を捨てるのは、もったいない!
ぜひ、使いましょう!
<茎のグリル>
材料 : 2人分
ブロッコリーの茎 1本(70~80g)
オリーブオイル 大さじ1
塩 ひとつまみ
(1) 茎は皮を剥かずに、7mmほどの輪切りにする。
(皮が苦手な人は、剥いてください)
(2) ボウルに茎のスライスを入れ、オリーブオイル、塩を加えて、よく混ぜる。
(3) 耐熱皿に均等に並べて、オーブントースターへ。
250℃で約10分間、焼く。
ピンチョスのように、食べることもできる。
(ピンチョスとは、スペインの軽食。ひと口サイズの料理を、串に刺したり、パンにのせたりするもの。タパスの一種です)


茎も、魚焼きグリルで焼く場合は、強火で約7分。
焦げないように、注意してね。
[ 新鮮に復活させる ]
ブロッコリーにだって、潤いを与えたい。
それが、おいしさにも つながります。
でも、どうしたらいいの?
収穫してから お店に並ぶまで、どうしても時間がかかります。
つまり、鮮度は落ちてしまう。
それを解消する方法はないものか、と。
時間と共に失われてしまうのは、「水分」。
ブロッコリーは呼吸することで、水分が失われ、だんだんと しおれてしまうのです。
ということは、足すべきヒントが見えてきました。
考案してくれたのは、札幌のお花屋さん「フルーロン花佳」の薄木健友さん。
しおれた花を復活させる、プロフェッショナルだ。
ブロッコリーをリフレッシュさせる方法。
<湯揚げのやり方>
やる前に、ブロッコリーの茎が入るような容器を用意しておきましょう。(下の画像参照)
それに、水を入れておく。
(1) ブロッコリーの根元、茎の端を、2mm ほど切り落とします。
(2) 鍋でお湯を沸かします。
沸騰したお湯に、ブロッコリーの断面を 20秒ほど つける。
(湯気でヤケドしないよう、注意してください)
(3) お湯から出したら、すぐに水につける。
(4) 乾燥を防ぐために 袋をかぶせて、半日ほど冷蔵庫に入れておく。

ブロッコリーの湯揚げは、ゆでたり、蒸したりして、食べてください。
シャキシャキ感や みずみずしさを楽しむなら、サラダが合います。
上に紹介した「こんがり焼き」には、湯揚げしたブロッコリーは向いていません。
(理由は、水分が多いから)
ご注意を。
□ ブロッコリーの秘密

色は キャベツや小松菜、ほうれん草などと似ていますが、実は大きく違う点があります。
また、ニンジンやピーマン、トマトとも違う。

はて、どういうことでしょう?
キャベツ、小松菜、ほうれん草など=葉物野菜・葉菜類(葉を食べる)。
にんじん、大根、ジャガイモなど=根菜類(根を食べる)。
トマト、ナス、キュウリなど=果菜(実を食べる)。
ブロッコリー=花蕾(からい)を食べる。
花蕾とは、文字通り、花とつぼみのことです。
分類上、ブロッコリーは、緑黄色野菜です。
(ちなみに、カリフラワーは淡色野菜)
キャベツの一種を品種改良したものと言われている。
ブロッコリーは、他の野菜と違って、花蕾を食べます。
花だけに、しおれやすい。
なので、水を吸わせることが大事になるのだ。

エノキさんは、ブロッコリーの茎を食べてますか?

捨てずにちゃんと、食べてますよ。
ただ、青臭さが気になるのと、皮は硬くて繊維質が残るので、かなり細かく刻みます。
茎の中心部は やわらかいのですが、外は硬いので。
あとは、フライパンで炒めています。
でも、今回 新しい調理法を知ったので、茎をスライスして しっかり焼いてみようと思います。
【余談】
採れたてのブロッコリーは、生でも おいしいそうです。
ニンジンでも、それは同じらしいですね。
昔、知り合いが競馬の厩舎にお邪魔した時、お馬さんにあげるニンジンを食べさせてもらったそうです。
それがもう、甘くておいしかったと、嬉しそうに話してました。
[関係する記事]
→ 「カリフラワーは生で! 上下に分けて料理」
→ 【小松菜が変身】 ゆで時間と漬物風レシピ
→ 【それ捨てたら もったいない】 栄養UP法 【赤石定典】
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