【イライラ】 探すという新しい対処法 【02】


イライラへの対処の仕方。

探すという、新しい方法。


 [後編]

 [3] しない方が良いこと。
 [4] 一般的な対処法。
 [5] イライラする具体例。
 [6] 探すという方法。




イライラする時の対処法




よくないこと


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「イライラへの対処法」について。



イライラが 心身に良くない影響を与えることが 分かりました。

では、どうやって対処すればいいのでしょう。


その前に、しない方がよいことを書き出します。




 <イライラへのよくない対処法>

 ・ 何もしない。
 蓄積し、長期化するので、よくない。
 モヤモヤは、見えない所で溜まり続ける。
 無視するのは、イライラにエネルギーを与えること。

 ・ 抑圧する。
 無理に抑えつければ爆発する。
 圧力鍋を火にかけ続けるようなもの。

 ・ 爆発させる。
 保護された空間で、信頼できる人となら、理解できます。しかし、そのような状況はめったにない。
 一度成功したとしても、いつ破壊的に働くか分かったものではありません。人間関係や社会的な信用などを損なってしまう可能性がある。

 ・ 弱い立場の人にぶつける。
 いつかツケを払うことになります。
 このツケは、決して安くない。

 ・ やけ食い。
 ・ 過度の飲酒。
 続けると、健康を損ないそう。

 ・ 閉じた世界にいること。
 堂々巡りになってしまいがちです。


これらは責められることではありませんが、おススメもできない。




イライラへの対処法


ササミ
では、いったい、どうすればいいのでしょう?




 Q : イライラに対処するには、どうすればいいの?


 ・ 逃げる、離れる。
 「逃げるは恥だが役に立つ」というマンガと それを原作にしたドラマがありましたが、この言葉は真理ですね。不健康になるぐらいなら、ちょっと離れる方が健全だ。最悪を避けるために断るのは、ありだと思います。

 ・ 他のことを考える。
 考えれば考える程イライラするのだから、他のことを考えるようにする。

 ・ 身体を動かす。
 身体を動かすことで、あれこれ考えないようにする。運動でも作業でも、よい。

 ・ 深呼吸する。
 呼吸に集中することで、イライラから離れられる。自律神経のバランスを取り戻す。心拍数を落ち着かせる。

 ・ 数をかぞえる。
 意識をそちらに集中させる。イライラが怒りに変わりやすい人は、着火する前におさめる。


 <吐き出す系>

 ・ 日記をつける。
 ・ 誰かに話す。
 ・ 冗談にしてしまう。

イライラが続くと、溜まりに溜まって、うねり迄出てきそう。

そうならないように、吐き出す。

最後の「冗談にしてしまう」ですが、Twitter 界隈で時々見かけます。

嫌なことを、うまいこと冗談にする人。

マンガなど、画にする人もいる。

ホントにうまいな~、才能あるな~と思える。

同時に、共感が集まることも。

(ただ、公開すると、おかしな批判をする人も出てくるので、それはストレスになるかも)



と、いろいろ書いてきましたが、こういうのは割合、どこでも見かけるものだと思います。

なので、目先を変えてみましょう。
 



イライラする例


ササミ
そもそも、どういうことでイライラするのでしょうか?

例を紹介します。



 <イライラする時>


 すべきことをしない人を見る。
遅刻しそうなのに、ゆったりしている。
みんな忙しいのに、のんびりしている。

 自覚のない人を見る。
相手が嫌がっているのが分からない。

 分かってない人を見る。
間違った情報で、あれやこれや言っている。

 八方美人な人を見る。
どこでもいい顔をして、あっちとこっちで言うことが違ったりする。

 優柔不断な人を見る。
いつも煮え切らない。

 無神経な行為を見る。
騒音などの迷惑行為。

 TPOの意識が低い人を見る。
今、それをやるの? この場所で? なんのために? マジ?



こういうことをいつもやれると、イライラは募ります。

これは、ごもっとも。


さらに、やっている方は 割合 呑気なので、余計にイライラするでしょう。

イライラすると落ち着きませんが、その傍に「落ち着いた人」がいることはよくある。

これを周囲に理解されない時、余計にイライラします。
 



探すという方法


ササミ
探すって、どういうことなんでしょう?


おおざっぱに言えば、「見逃しているもの」を探すということ。

あるいは、「見方を変える」ということ。(別の見方を見つける)


それができた時、イライラに変化が生じます。




 <01> 新しい見方


例えば、「なんだ、あんなに怒って!」とイライラしたような場合。

理由を知ると、むしろ同情的になることがある。

「ああ、そりゃ、怒るかもな」「たいへんやったね」「気の毒だ」などと、イライラとは別のものに変わることがある。


「意識も動きも散漫じゃないか!」とイライラした時も、「(理由があって)徹夜したらしいですよ」と聞けば、変わってきそう。

「集中してないな!」とイライラしても、「家族が病気らしいですよ」と聞けば、心配になったりする。


やむを得ない事情ってものもあります。それを知らないとイライラするけど、知ると同情的になる。この時、怒ってしまうと、あとで後悔します。

(「淀川長治 講演 少年」で検索すると、エピソードが出てくる)


 なんであんなに汚い靴を履いているんだ? → 災害復旧のお手伝いをしたらしいですよ

なんてこともあるでしょう。



TVや新聞の中にいる「怒らせ屋」は、この事情をくみ取ることが嫌いなようです。

なので、毎日ニュースや番組を見てイライラするなら、それは健康に悪いので考え直した方がいい。




 <02>見逃しているもの

人といるからイライラするのですが、人というのは時に、鏡になります。

つまり、相手のことを言っているようで、実は自分について指摘している時がある。

なぜそれが分からないかというと、分かりたくないことだからです。


自分自身が何かにフタをしている時、盲点が作られる。

それは見えにくいのですが、相手のこととなると、途端に見えやすくなるのだ。

人間がそういう風に作られているんです。


よくある例)

 あいつは調子に乗っている ⇔ 調子に乗りたい(得意になりたい)

 あいつは自分勝手だ ⇔ 自由にしたい。



もちろん、単なる指摘の時もあります。

しかし、誰にでも言うような時は、あやしいですね。

モヤモヤの奥に、何か隠れていそう。



こうなると、イライラにも疑問が生じてきます。


前に書いた例を見てみましょうか。


 すべきことをしない。
 → あれ? 自分はしてるかな?

 自覚がない。
 → 自分は足りてるかな? 分からないまま、やってないかな?

 分かってない。
 → 分かってるんだろうか? 分かってるつもりじゃないだろうか?

 八方美人。
 → そういうことがないと言えるかな? いい顔してないかな?

 優柔不断。
 → 決断力、あるだろうか? 決められてるかな?

 無神経。
 → あれ? 気を配れてるかな?

 TPOの意識が低い。
 → おかしなこと、してないかな?


ベクトルが反転すると、イライラしている暇がなくなってきます。




 <03>落ち着ける場所

学校や会社でイライラしても、家に帰って安らげれば、少しは回復するでしょう。

イライラがなくなるわけではないにしても、少しは安らげる。

それがないからイライラする、というのもありますが。


ないならないで、外に出るという方法も。

(いや、家出の話じゃないですよ)

 ・ 森林浴。
 ・ 鳥の声を聴く。
 ・ 温泉。

 ・ 音楽会やコンサート。
 ・ 動物との触れ合い。
 ・ お笑いイベント。

こういう落ち着ける場所を、意識して探すんですね。

(意識してない時、暴走族に入ってた、なんてことになりかねないから、注意が必要)




 <04>「そもそも」ということ。

例えば、「そもそも無理だ」ということもある。

埃一つも ゆるせず、イライラする。これは無理そう。少なくすることはできても、ゼロにするには無理がある。

過度の期待も、そもそも無理。

その人の限界を無視すると、不毛なことになりがちです。

それよりは、「他にできること」や「他の方法」を探した方がよさそう。


「そもそも子どもには無理だ」とか「そもそもお年寄りには無理だ」ということもある。

前にはやれたが今は無理、ということだってあるでしょう。

つまり、現実を見ずにイライラしていることがあります。



「そもそも」についても、ベクトルを内に向けると、どうなるでしょうか?

イライラは、「思うようにならない」とか、「満足できてない」とかに関係します。


中には、「なぜ、してくれないのか?」とイライラし、怒っている人もいる。

でも、それが解決したとしても、また次に、「なぜ、してくれないのか?」とイライラしだす。

いろんなことに、「なぜ、してくれないの?」と憤慨している。

それでいろいろ探していると、「そもそも」が出てきた。


そもそも満たされたことなど、無かったのだ。


私たちは多くのことを、忘れています。

特に、昔のことは、そうでしょう。

満たされたことも、満たされなかったことも、昔になればなるほど、忘れがちなんです。

つまり、それを忘れて イライラすることもあるんです。

こういう場合、時間と場所を超越して、イライラしているわけですね。

目の前のことは、ただのきっかけ。





いろいろ書いてきましたが、イライラについても、探してみると意外なものが出てくるようです。

その意外な何かに注目すると、イライラする暇はなくなりそうですね。


いや、それができれば、ですが。


また、思いつくことがあれば、書き足そうと思います。













[備考] イライラと反対のもの

 ・ 安心できる。
 ・ 信頼できる、信頼される。
 ・ 信じられる、信じられている。





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荒巻ケンコー

 

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50歳代に突入し、健康の話題を口にすることが多くなりました。老眼が始まったり、白髪もチラホラ。筋肉痛は、2~3日遅れる。

老化は止められないけど、緩やかにしたい。できるだけ健康でいたい。できれば、生活を楽しみたい。そういう気持ちで、情報を集め、分かりやすく記録に残しています。

おいしい食材や簡単料理にも、興味あり。


過去の病気 : 腰痛(椎間板ヘルニア 手術暦あり)
現在の病気 : 花粉症。  

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