【リズムの力(2)】 歯ブラシ 徒競走 【脱力の法則】
子どもの歯磨き、かけっこ。
それがメトロノームのリズムで、良くなる。
理由は、力が抜けるからだ。
家事や筋トレにも、活用できますよ。
2022年1月12日放送の「ガッテン!」の後編です。

□ リズムのパワー

「メトロノームを使ったリズム活用法」の続きです。
Q : 子どもの歯磨きも、リズムで改善するの?
→ する。
子どもって、歯磨きが嫌いだし、どうしても、磨き残しが出ちゃいますよね。
プラークチェッカーで確認すると、案の定、真っ赤っか。
やっぱり、磨けてないようです。
でも、仕方ないか。
大人でも、あやしいっちゃ、あやしいし。
とはいえ、これでは虫歯のリスクが上がってしまいます。
痛い治療は、何とか避けたい。
そこでまた、メトロノームくんが登場!
カチ、カチ、カチと、リズムを刻んでもらいます。
テンポは、180BPM。(1分間に 180回)
すると、なんと、歯磨きが改善した。
磨き残しが、すごく減ったんです。

でも、なんで?
北陸先端科学技術大学院大学の 藤波努 教授が、教えてくれました。
一言でいえば、「達人にリズムあり」ということらしい。
熟練者の身体の動きには、リズムがある。
リズムにのる → それに合わせて体が動く。
どのタイミングで何をするのかが分かっていると、その時だけ力を入れればいいので、それ以外の所では、力を抜くことができるんです。
つまり、無駄な力を 入れなくて済む。
だから、楽になる。
歯磨きの場合、メトロノームのリズムが、歯ブラシを動かすガイドになります。
これで、軽快に歯ブラシが動く。
力も抜けるので、疲れません。
メトロノームを使う → 無駄な力が抜けて、動きがスムーズになる。
これで、歯磨きが上手になるってわけ。
ちなみに、歯磨きに適したリズムは、こうなります。
大人 : 200~240BPM
子ども : ~200BPM
自分でやりやすいリズムを、見つけてください。
(間に合わないような速さでやることはない)
Q : キレイに走れるって、本当?
→ 本当。
番組の実験では、足の動きより少し早めのリズムを、コースの各所に設置したスピーカーから流しました。
すると、走るフォームが、キレイになったんです。
力が抜けて、ブレがなくなった。
顔の位置や身体の中心が、あまり動かなくなりました。
結果、走るタイムが早くなったのだ。
リズムの力、恐るべし。
Q : 家事にも活用できますか?
→ できる。
・ 単調な繰り返し作業。
・ 力の入りがちな作業。
これらに、リズムは活用できるとのこと。
なので、例えば、
・ 大根おろし (目安は 160BPM)
・ お風呂掃除 (目安は 140BPM)
などに活用できる。
力が適度に抜けるので、疲れません。
Q : 筋トレにも使えるの?
→ 使える。
無駄な力が抜けて、効率がよくなる。
腹筋だと、腹筋だけに力が入る。
目安は、腹筋で 約60BPM。
(自身のペースに合わせつつ、やればよい)
番組中盤で、懐かしいものが聞こえてきた。
ゲストの一人が、ココリコ遠藤さんだったのです。
サンバのリズムを、知ってるかい?
ホホホイ、ホホホイ!
ホホホイ、ホ~イ!
昨年の年末は「笑ってはいけない」がなかったので、久しぶりでした。
しかも、NHKで聞けるとは…。
前編はこちら
→ 【リズムの力(1)】 引き込みの法則 【メトロノーム】
[関係する記事]
→ 【運動神経】 くねくね体操で身体が動く
→ 「リズムとオノマトペで上達、ゴルフに料理!」
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