【ハウスダスト】 ダニアレルギーとは/ガッテン
アレルギーの原因になるハウスダストとは、どういったものなのでしょう?
生きているダニは関係ないって、本当?

□ ハウスダスト

後半は、「ダニアレルギー」について。
アレルギーの原因、第1位は、「花粉症」。
苦しいですよね。
そして第2位は、「ハウスダスト」。
他に、食物、ペット、カビなどがあります。
ハウスダストアレルギーに悩まされている人は、日本人の およそ 5人に1人だという。
思ったより、多いですね。
おうちで 鼻水がぐじゅぐじゅ出たり、だるくなったり。
それが毎日なのだから、これはつらい。
本当は、安らぎの場所であるはずなのに。
<ハウスダストって何? その正体は?>
ハウスダストは、「食べかす」「土ぼこり」「繊維」「花粉」「ペットの毛」「人の垢(あか)」など、いろいろなものが混ざって、できています。
ちなみに、辞書にはこう書かれている。
室内のほこり。イエダニの排泄物などが含まれ、気管支喘息などアレルギー疾患のアレルゲンの一つ。
(大辞泉)
家の中の塵や埃。ダニの死骸や糞などを含み、アレルギー性疾患の原因の一つとされる。
(大辞林)
ということで、「ハウスダストアレルギー」に関係する犯人は、ほぼ コイツです。
「ダニの死骸や糞」
<ダニ退治の盲点>
スプレーをふりかけたり、バルサンなど 燻煙剤(くんえんざい)を焚(た)いたり。
あるいは、マットを洗濯して、乾燥機にかけたり。
実は、それだけでは不十分なんです。
な~~んでかっ? (堺すすむさん風)
その後、しなければならないことがある。
それが、「掃除機がけ」なのだ。
殺虫剤や燻煙剤で、ダニは死にます。
死ぬけれど、死骸は残る。
ここで、辞書に書かれてあったことを、思い出してください。
「家の中の塵や埃。ダニの死骸や糞などを含み、アレルギー性疾患の原因の一つとされる」
そう、「死骸や糞」を取り除かないと、本当に除去したことにならないんです。
だから、殺虫剤や燻煙剤を使った後は、換気や掃除を 十分に 行わなければならない。
布団乾燥機を使った後も、掃除機で吸った方がいい。
そもそも、生きているダニそのものは、ハウスダストアレルギーを引き起こさない。
害になるのは、ダニの体の中にある「たんぱく質」なのだ。
生きている間は、「糞」が害になります。(そのたんぱく質を含むから)
また、死んだあとは、体の中のたんぱく質が外に出るので、害になる。
(死骸が カラカラに乾いて、破裂するのだそう)
怖いのは、「死骸」と「糞」なんですね。
こいつが、真の犯人。
(*ただし、噛むことで まれに アレルギーを引き起こす ダニもいます)
<ダニアレルギーが増える理由>
・ 住居の気密性が、高くなっている。
・ ライフスタイルの変化で、昔ほど頻繁に掃除しない。
昔は、風通しがよかったし、毎日 箒(ほうき)で掃いていた。
<ダニが増える時期>
ダニの数は、春から増え始めて、夏にピークを迎え、その後、減っていきます。
(梅雨から夏を越すと、増えてくる)
でも、ここで問題となるのは、生きたダニではなく、死骸です。
なので、ダニアレルゲンの量は、少し遅れる形で、増えてくるのだ。

アレルゲンには、症状が出やすくなる「基準」があります。
「ハウスダスト 1g 中に、ダニの死骸や糞が 2μg 」
この基準値を超えないことが、大事なんですね。
そのために、効率よく掃除する必要があるってわけ。
そこで大事になるのが、前編で紹介した「掃除機のかけ方」ということ。
掃除機を引く時の方が、ハウスダストは よく取れる。
ハウスダストがよく取れれば、それだけリスクが減ります。
クシャミや鼻水が止まらないという「アレルギー症状」が気になったら、まず、お医者さんに相談しましょう。
検査で アレルギーの原因を突き止めてから、治療の方針が決められます。
もし、ハウスダストアレルギーだと言われたら、掃除も大切な対策の一つになる。
その時は、ぜひ、掃除機の引きがけを意識してください。
□ その他の掃除のポイント

アレルゲンを除去するには、他にも、ポイントがあります。
<寝具>
枕や布団って、意外と盲点かも。
毎日掃除しようと思わないし、それでいて、顔に近い。
長時間そこにいるので、吸う機会も多そうだ。
(1) 乾燥。
天日干ししたり、布団乾燥機を使う。
(2) 掃除機をかける。
天日干しや乾燥機で ダニを殺したら、それをちゃんと除去すること。
ゆっくりと、「引き」を意識して、かけてくださいね。
布団専用のヘッドがあれば、なおいい。
<フローリング>
掃除機の種類にもよりますが、本体の「排気」によって、ハウスダストが床から舞い上がることがあります。
キャニスター型は、要注意。
フローリングって、もともと、ハウスダストが舞い上がりやすいんですよね。
フローリングには、「モップがけ」がおススメ。
これなら、埃が舞い上がりにくい。
掃除って、回数だけでなく、やり方も大切なんですね。
掃除機の「引きがけ」、覚えておきたい。


クリスマスイブって、前日である 12月24日 全体かと思ったら、夜からなんですね。
教会暦だと、日没で日付が変わるので、日が暮れた後は、12月25日の感覚なのだそうな。
そういう意味では、前夜ではなく、クリスマスそのもの。
ということは、12月25日の夜は、クリスマスではないのか。
ややこしいな。
クリスマスイブといえば、「明石家サンタ」。
今年は、さんまさん周辺で やらかした人が多そうなので、電話してくるだろうか。
(不謹慎だと叱られたら たいへんなので、しないかな?)
バブルの頃とか、イチャイチャ クリスマスのイメージが強かったけど、今は下火かな。
酔っぱらったお父さんたちの 三角帽子なんかも、今は昔だ。
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