【動物で笑顔に】 アニマルセラピーの世界
毎年恒例、若干、寝込んでおりました。
何とか閲覧はしてたのですが、更新がご無沙汰人ってしまいましたね。
花粉が本格的に飛び出したら、春先にまた、寝込むでしょう。
(なんじゃそら)
リハビリ投稿ということで、本日はこれになります。
ただカワイイだけじゃない、アニマルセラピーの力。
動物と触れ合うことで起こる、変化とは?
2018年8月26日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 癒し効果に寿命も延びる! ~ アニマルセラピー」。

□ 動物と癒し

さあ、今回のテーマは何でしょう?

ズバリ、「アニマルセラピー」について。
動物による癒し。
その言葉はよく耳にしますが、具体的に、何がどうなるのでしょう?
どのような、良い影響があるのでしょうか?
その秘密に、迫っていきましょう。
なんと、米国では、医師から出される処方箋に、「ペットを飼いましょう」と書かれることがあるのだとか。
そして日本でも、その力が注目されているのだ。
日々お疲れの人も、家に帰ってペットと触れ合うことで、笑顔に。
その時、身体では、何が起こっているのでしょう?
キーワードとなるのが、「オキシトシン」。
動物と触れ合うことで、これが上がるというのです。
オキシトシンとは、動物などと触れ合うことで、人が「心地よい」と感じると、脳から分泌されるホルモンのこと。
そもそも、出産時の陣痛を促したり、母乳の分泌を促したりする作用のある、ホルモンなんです。
【オキシトシン】
視床下部で生合成され、脳下垂体後葉から分泌されるホルモン。出産時の子宮収縮作用や乳の分泌促進作用がある。
oxytocin 。
(大辞泉より)
以上のような特徴から、「オキシトシン」は 「母性ホルモン」とも呼ばれます。
しかも、男女ともに分泌されることが、近年、判明したのだ。
その瞬間というのが、「動物と触れ合う時」なんですね。
オキシトシンの特徴は、もう1つあります。
それが、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌を抑えること。
動物と触れ合う → オキシトシンが分泌 → コルチゾールを抑制。
ストレスは万病のもとですから、アニマルセラピーには大きな効果があることになる。
何もないと、無表情だったり、眉間にしわが寄ったり、いやなことを考えてしまったり。
でも、動物と触れ合うことで、笑顔になったり、いやなことを忘れたりと、いいことがある。
対人だと、あれこれ考えてしまう人も、動物相手では、無心になれますしね。
相手が無垢だけに、こっちも無垢に近づくというわけ。
オキシトシンは、高齢になっても減りません。
そう、年齢に関係なく、分泌するのだ。
だから、高齢者にも効果アリ。
でも、ここで疑問が…。
<動物に興味がない人は?>
結論から言えば、増える人もいれば、増えない人もいる。
その差が出るポイントが、これです。
「感情を抑えず、動物と接すること」
例えば…
我を忘れてじゃれ合う → 増える。
緊張してぎこちなくなる → 増えない。
ということは、大事なのは「慣れ」になりますね。
最初は ぎこちなくても、慣れてくれば、自然と接することができる。
硬かった表情も、自然とほぐれてきて、やがて、笑顔に。
これが大事なんです。
このような特徴があるので、ある老人ホームでは、動物が大活躍。
みんなのアイドル的存在になっているのだ。
ワンちゃんなら、気兼ねなく話しかけられますよね。
あいさつ代わりに、タッチ。肌のふれあいだ。
まるで、いつも孫がいるよう。
ケンカだって止めちゃうほどのパワー。
オキシトシンが増えると、愛情や信頼感が増し、人と人との絆が深まるのだそう。
そのおかげで、コミュニケーションが増えて、人と人とがつながる機会も増えて、認知症やうつ病の予防にもつながる。
□ ドクネット
東邦大学 名誉教授で 精神科医の 有田秀穂 先生に、教えていただきます。
有田先生は言います。
「動物と触れ合って分泌されるオキシトシンには、いろいろな健康効果があります」
「子育てが終わった人たちには、動物が代わりになるので、おススメです」
<大事なことは?>
オキシトシンの分泌には、「心地よさ」を感じることが、絶対条件。
互いに気持ちよく触れ合うことが、大事です。
<離れている場合は?>
実家に残してきているなど、なかなか会えない場合は、どうなんでしょうか?
そんな時は、動画でも OK!
慣れ親しんだペットと、映像を介して触れ合うことでも、オキシトシンは分泌されます。
大切なのは、「心地よい」と感じることなのだ。
もちろん、写真でもいい。
ぬいぐるみでも、いいそう。
見た目や手触りにより、「心地よさ」を実感できる。
動物が苦手な人にも、おススメです。
□ 介助犬と一緒に

こんな経験をした人がいます。
48歳の女性、Aさん。
27歳の時、倒れてしまいました。
病名は、脳梗塞。
その後、後遺症で、右半身が麻痺してしまった。
車椅子生活になり、気分も沈んでしまったという。
それまで 当たり前にできていたことが、できない。
何をするにも不自由で、それが心身を蝕んでいきました。
あきらめることが増え、生きる希望を失いかけた。
そんな中、転機となったのが、ウイッシュとの出会いでした。
ウイッシュは、介助犬。
賢く、頼りになる存在なのだ。
介助犬とは、手足に障害がある方々の、日々の生活をサポートするため、特別な訓練を受けた犬のこと。
利用者の生活に合わせ、訓練されます。
車椅子を引くこともあれば、重い扉を開けることだってある。
靴だって、脱がせてくれます。
冷蔵庫を開けて、指示したものを持ってくるなんてことも。

もちろん、ウイッシュも大活躍しています。
落としたペンを、拾ってくれる。
立ち上がる時は、支えにだってなる。
それまで、一人ではできなかったことが、できるようになりました。
そして、暮らしだけでなく、気持ちにも大きな変化が。
ウイッシュがいるから、外出しようという気にもなる。
リハビリも、頑張る気になったという。
あきらめかけていた人生から、可能性に満ち溢れた毎日に、世界は変わったのです。
「ホントに、ベストパートナー。人生を良く、明るく楽しく過ごしていくための同志ですね」と、Aさんは笑いました。
介助犬は、(落ちたものを拾うなど)遊び感覚で利用者をサポートするので、利用者側に 精神面での負担(うしろめたさ)が少ないそうです。
現在、活躍している介助犬の数は、75頭(2018年現在)。
ちなみに、利用できる人は、このようになります。
<介助犬の対象者>
・ 18~50歳代。
・ 障がい者手帳を持っている。
・ 本人が自立と社会参加を目標にしている。
□ おまけ


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