【アルコール】 二日酔いしない飲み方とおつまみ
悪酔い、二日酔いしない、お医者さんが実践する、飲み方とは?
よりベターな おつまみも、発表!
ところで、ウルソって、何?
2018年12月16日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 健康のプロ・医師たちが実践! ~ 肝臓を労わるお酒の飲み方」からのメモ書きです。

□ お医者さんの飲み方

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ズバリ、「アルコールと肝臓」について。
忘年会、新年会と、飲み会が続くシーズンです。
クリスマスだって、ある。
二日酔いになったり、街角でマーライオンになったりと、トラブルも増えてくる季節。
遅刻だって、怖いですよね。
そして、何より怖いのが、健康を害することだ。
そこで今回は、できるだけ健康的な飲み方を、学んでいきましょう!
お医者さんなら、いったい、どんな飲み方をするのでしょうか?
<1杯目は何を飲む?>
お医者さん 4人が選んだのは、「ビール」。
その理由は?
最初から濃いアルコールを飲むと、アルコールの血中濃度が高くなってしまう。
すると、血圧に影響したり、意識に影響したりするのだ。
なので、比較的アルコール度数が低いビールで、乾杯する。
もちろん、アルコール度数が低ければ、ビールでなくても、OK 。
(あと、飲めない人に強要しないこと。これも大事)
<酔うメカニズム>
アルコールを飲むと、胃と腸で吸収され、肝臓で分解されて、全身に運ばれます。
しかし、肝臓で処理できる量は決まっているので、急激にアルコールの量が増えたり、許容量を超えると、分解しきれずに、酔っぱらってしまうのだ。
悪酔いしたくないなら、最初は、アルコール度数の低いお酒を選びましょう。
一般に、ビール、サワー、ハイボールは、アルコール度数 5~8%程度。
(ただし、商品によっては、度数が高いものもあるので、注意)
(ハイボールも自分で作る場合、濃すぎないように)
こんな情報もあります。
「ビールの苦味が、アルツハイマー型認知症を遅らせる効果がある可能性が」
ホップの苦味成分「イソα酸」をマウスに投与したところ、炎症で赤くなった海馬が 正常になったというデータがある。
これからの研究に、期待ですね。
<おつまみは何を注文する?>
まず選んだのは、「サラダ」。
サラダには、食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維には、胃の中にアルコールを 比較的 長く留める力があるんですね。
よって、アルコールの吸収を穏やかにし、悪酔いを防いでくれるのだ。
なお、サラダを注文する時は、生野菜中心で 味付けが少ないものの方がよい。
ドレッシングをかけると、カロリーが高くなりますからね。
梅肉ソースなんかは、どうでしょう。
野菜スティックも、あり。
肝臓に良い野菜があります。
それは、「ブロッコリースプラウト」。

強い抗酸化作用を持つので、肝臓の防御機能を高めてくれるのだ。
お刺身は、どうでしょう。
お医者さんが選んだのは、「マグロ」。
注目する成分は、もはやおなじみ、「EPA」と「DHA」。
中性脂肪を分解したり、脳の機能を活性化させてくれる。
さらには、肝臓を活発にする働きもあるのだ。
マグロ以外にも、青魚なんか、いいですね。
(にしても、サバ缶、高くなったな~~)
マグロにもう一品、付け加えたいものがあります。
それは、「タコぶつ(タコの刺身)」。
タコには、健康ドリンクなどでもおなじみ、「タウリン」が豊富。
タウリンは、肝臓を守る「胆汁」を出しやすくし、保護する役割があるんです。

<お酒を飲む前に、何を飲む?>
「ウルソ」の名が挙がりました。
CMで歌を聞いたことがある人も、いるかもしれませんね。
ウルソとは、「ウルソデオキシコール酸」のこと。
もともとは、熊の胆のうから発見された、胆汁酸の成分。
肝臓に作用して、胆汁の流れを良くしたり、肝臓の機能を高めるという、報告もある。
ウルソは、肝臓が悪い患者さんに処方していた薬なのだ。
【ウルソデオキシコール酸】
薬に含まれる成分のひとつ。胆汁の分泌を促す作用があり、利胆薬、胃薬などに含有。
(大辞泉より)
<揚げ物を選ぶなら?>
専門医たちが選んだのは、「軟骨のから揚げ」と「海老の素揚げ」。
悪者にされがちな油ですが、それだけじゃないんですね。
油も、食物繊維と同じように、消化に時間がかかる。
それだけ、胃に長く滞在し、アルコールの吸収を妨げてくれるのです。
結果、血中のアルコール濃度が、比較的 上がりにくくなると。
ただし、食べ過ぎは禁物です。
カロリーも気にしましょうね。
揚げ物が苦手な人は、「マグロのカルパッチョ」を。
オリーブオイルで、油を摂れます。
<最後に飲むのは?>
お医者さんがシメの飲み物に選んだのは、「ノンアルコールビール」。
なんでも、ノンアルコールビールには、二日酔いを防ぐ役割があるのだとか。
アルコールを飲むと脱水になると、よく聞くでしょ。
ビールを1リットル飲むと、1.1~1.2リットルの尿が出るらしい。
入った以上に、尿が出ちゃうので、水分補給が必要なんです。
ノンアルコールビールは文字通り、アルコールが入っていません。
でも、味はビール。
つまり、飲んでる気分のまま、水分補給ができるのだ。
<シメは?>
ついつい食べたくなる、シメのラーメンやお茶漬け。
でも、糖質は あとで 血糖値を上昇させるので、できるだけ我慢しましょう。
どうしても食べたい時は、「そば」を。
「ルチン」というポリフェノールの抗酸化作用で、肝機能を助ける働きもある。
食物繊維も、含まれているし。
□ ドクネット

医師の飲み方を教えてくれた、東海大学医学部付属東京病院 西崎泰弘 病院長が、引き続き、教えてくれました。
一番守らねばならないのは、飲み過ぎないこと。
1日のトータル アルコール量は 20g まで。
具体的な1日の目安には、こうなります。
<1日の目安>
・ ワイン 2杯弱 180ml
・ 日本酒 1合 180ml
・ ビール 中瓶1本 500ml
1週間のトータルで見る考え方もある。
休肝日を作る代わりに、ちょっと多く飲むと。
<アルコール摂取の上限>
・ 1週間で、2日、休肝日を作る。
・ 1日のアルコール量は、60g (日本酒3合 540ml)まで。
日本酒換算で 1日 3合以上を 常習的に飲んでいると、様々な病気のリスクが上がってしまいます。
自身の身体を労わりましょうね。
<他にもいい おつまみはある?>
例えば、「豆腐」。
人間に必要なアミノ酸が20種類、すべて含まれている、良質なたんぱく質なのだ。
食物繊維を多く摂る意味でも、「海藻類」なんかもいい。
例えば、「もずく酢」とか。
□ 二日酔いの対処法

二日酔い対策には、どうすればいいのでしょう?
・ 水をたくさん飲む。
前述の通り、水分補給が大事。
脱水症状を回復させ、アルコールの代謝を促進してくれます。
<二日酔いを防ぐ寝方>
・ 右を下にして横になる。

胃から十二指腸にかけて、左から右に、食べたものが通る。
なので、右を下にして横になると、消化がスムーズになるのだ。
でも、これ、あくまで対処法なので、飲み過ぎないことが一番大事ですよ!
・ 果物を食べる。
今の時期だと、柿やイチゴなど。
キウイもいい。
ビタミンC は、アルコール分解を助け、肝機能を回復する効果が期待できるのだ。
□ 最後に
<まとめ>
(1) 最初に頼む飲み物は、アルコール度数が低いものを。
(2) おつまみは、食物繊維が多いサラダなどを。
(3) 飲んだ後や翌朝は、しっかり 水分補給。
(4) アルコール量の、1日の上限や 1週間の上限を、意識すること。
<肝臓に良い食材&おつまみ>
(1) ブロッコリースプラウト。
(2) マグロとタコの刺身。
(3) 海老の素揚げ。
(4) ビタミンC 豊富な 果物。
気持ちよく、長いこと飲むためにも、健康を意識しましょう!


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