【海苔】 5つの健康パワー
ごはんのお供「海苔」には、意外な健康パワーがあった!
減塩、糖尿病予防、便秘解消、肝機能UPに、効果が期待できる。
食べ方も、紹介します。
湿気た海苔を使う方法としては、鍋や吸い物はいかがでしょう。
2018年12月2日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「毎日摂りたい海苔パワー」からのメモ書きです。

□ 海苔と健康

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

食材から、「海苔」について。
第一の特徴は、「豊富な栄養素」。
海苔は、「海の緑黄色野菜」と呼ばれるんですよ。
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、鉄など、ビタミンとミネラルが豊富なのだ!

他にも、たんぱく質、カリウム、ビタミンE、食物繊維なども、たっぷり。
(食材自体が軽いので、どれくらい食べられるかという問題もありますが)
あと、意外に、(焼き海苔だと)塩分が少ないですね。(味付け海苔は別)
ということで、
<期待される効果(1)>
各種栄養の補給を補える。
味だって、すごいんですよ。
うま味成分が、3つ全部入っている。
かつお節に代表される、「イノシン酸」(動物性)。
トマトなどの、「グルタミン酸」(植物性)。
干しシイタケに含まれる、「グアニル酸」。
このうま味が、ある健康効果に関係するのだ。
<期待される効果(2)>
「減塩」
海苔を上手に使うことで、塩分控えめにすることができます。
よって、うまく活用すれば、高血圧予防にだってなる。
(ただし、味付け海苔や佃煮だと、塩分が多いので注意!)
<期待される効果(3)>
「高血糖予防」
炭水化物と一緒に食べると、血糖値の上昇を抑えられる。
よって、糖尿病や動脈硬化の予防が期待できるのだ。
番組での実験。
1回目は、ごはんのみを、ゆっくり噛んで食べる。
2回目は、ごはんと海苔を、同じ条件で食べる。
30分おきに血糖値を測定し、その差を検証しました。

見ての通り、食後血糖値のピークが抑えられています。
こうなった理由は、食物繊維。
海苔は意外と、食物繊維が豊富なんです。
板海苔1枚(3g)で、1.1g 含まれる。
これは、生キャベツ 60g の食物繊維と同じ量なのだ。
ということで、次につながる。
<期待される効果(4)>
「便秘解消」にも効果あり。
なんてったって、食物繊維が豊富ですからね。
快便につながる。
<期待される効果(5)>
「肝機能UP」
海苔には、「タウリン」が豊富なんですね。
このタウリンが、肝臓の代謝を助けてくれるのだ。
これから、忘年会、新年会と、お酒を飲む機会が増えてきます。
そのお共に、海苔はいかがでしょう?
□ 海苔の食べ方

お次は、食べ方について。
まず思い浮かぶのは、これですよね。
ごはんを巻き巻き。

シンプルなだけに、味を純粋に楽しめます。
麺類もありますよ。
その名も、「海苔うどん」。

海苔が練り込まれた、自家製麺です。
「ちゃんこ萩乃井」というお店の名物料理なのだ。
社長・大森宣勝さんのTシャツには、「NORI UDON」の文字が。
続いても、あまり見ない食べ方です。
鍋に、たっぷりの生海苔をのせる。

磯の香りが広がります。
生海苔がない場合は、焼き海苔を手でちぎって入れればよい。
椀物もあります。

これらは、湿気た海苔を使う時に、ちょうどいいかもしれません。
けっこう、余ってたりするんですよね。
□ 他の海藻

ドクネットで、食品医学研究所の 平柳要 所長が、教えてくれました。
<インフルエンザ予防>
その食材とは、「めかぶ」。
ワカメの根元にあたる部分ですね。
スーパーで売ってるのは、これを湯通しして、細かく刻んだもの。
めかぶのヌルヌル成分「メカブフコイダン」に、抗ウイルス効果があるんです。
市販のパックを 1日1パックで、インフルエンザ予防の効果が期待できる。
<内臓脂肪燃焼>
これは、「昆布」。
昆布の色素成分「フコキサンチン」に、脂肪燃焼を促す効果があるのだ。
<骨粗しょう症予防>
これは、「ひじき」。
ヒジキは、海藻の中でも、カルシウムがとっても豊富。
しかし、注意点もある。
大豆などの豆類に含まれる「フィチン酸」が、カルシウムなどのミネラルの吸収を阻害するのだ。
カルシウムが豊富なヒジキは、その吸収を助けてくれるビタミンDが豊富な「魚介類」と一緒に摂るのが、おススメ。
□ 海苔の豆知識

全国海苔貝類漁業協同組合連合会によると、国内の年間流通量は、約100億枚。
100枚を置くんじゃないですよ、100億枚。
一人当たり、100枚の計算になります。
宮城県東松島市は、海苔の一大生産地。
ここで、海苔の作り方を学びます。
<海苔作りの工程>
(1) 種付け
→ 網に海苔の胞子を、付着させる。
(2) 育苗(いくびょう)
→ 潮の流れが穏やかな浅瀬で、約20日間かけて育成する。
(3) 干出(かんしゅつ)
→ 海苔を空気に触れさせ、適度に乾燥させる。
これにより、海苔に付着した雑菌や藻を、除去できる。
(4) 網を、沖に移動。
(5) 時期が来ると、網を巻き取って収穫。
(6) 海苔を港でトラックに積み、その日のうちに工場で加工する。
(7) 板海苔の工程は、「 洗浄 → 練り → 裁断 → 熟成 → 形成 →乾燥 」。
(8) 問屋さんがこれを購入して、焼く。
そのシーズン初めての摘み取りを、「一番摘み」や「初摘み」という。
これを海に戻すと、10日後にまた伸びて、摘み取ることができる。
宮城県ではだいたい、十番摘みくらいまでいけるそう。
一番摘みは、シーズン中に採れる海苔全体の 約3% しかなく、希少性が高いのだ。
歯切れや口どけのよさが特徴で、巻いてすぐに食べる「おにぎり」や「手巻き寿司」におススメ。
番組でいろいろ教えてくれた相澤太さんの海苔は、皇室に献上したことだってあるんですよ。

その名も、「厳選 寒風 一番摘み」。
身近な海苔ですが、たくさんの健康効果があるんですね。
海苔が余ってないか、探そう~っと。

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