【新 すい臓がん検査】 エコーで早期発見/ガッテン


最新技術をもってしても、見つけることが難しい、すい臓がん。

しかし、もし早期発見できれば、5年相対生存率が跳ね上がる。

小さな「がん」そのものを見つけることはできませんが、ある簡単な検査で、サインを発見することができます。

尾道市が成功した取り組みについても、紹介しますよ。



2018年10月17日放送の「ガッテン」より、「生存率が2倍に! すい臓がん超早期発見SP」




ガッテン すい臓がんを早期発見できる検査




奇跡の街の物語


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「すい臓がんの検査」について。




最難関と言われる「がん」があります。

5年相対生存率は、「7.7%」しかない。


ただし、光明もあります。

もし早期発見できれば、結果は違ってくるのだ。


そう、カギは、「早期発見」


「CT」でさえ診断が難しい、すい臓がん。

すい臓がんは、年間の発症者数が、全国で「第7位」。


 <全国がん発症者数(年間) 2014>

 第1位 : 大腸がん
 第2位 : 胃がん
 第3位 : 肺がん
 第4位 : 乳がん
 第5位 : 前立腺がん
 第6位 : 肝臓がん


ただし、第7位だからといって、油断できません。

侮れない理由があるのだ。


すい臓は、お腹の臓器の中でも、最も奥の方に位置しています。

だから、検査が すごく難しいんです。


他のがんの場合、最新の技術を使えば、小さくても見つけられるのだそう。

ただ、すい臓がんだけは、そうもいきません。

千以上の症例を経験している先生でも、「早期すい臓がん」は数例だという。



<すい臓がんが最難関である理由>

 ・ 自覚症状で気づきにくい。

 ・ 5年相対生存率が 7.7% 。



すい臓がんが見つかってから、5年間生きることができる確率は、たったの 7.7% 。

これは他のがんと比べても、極端に低い数字です。

さらに、1cm以下の超早期の発見率は、0.8% ときている。

すごく見つけにくいのだ。



とっても確率の低い、早期発見。

これができた場合、5年相対生存率が跳ね上がります。

 「7.7%」「80.4%」





広島県は尾道市。

映画の舞台としても有名な街ですが、実はここ、奇跡の街と呼ばれているのだとか。

なぜかというと、難しいはずの「すい臓がんの早期発見」を実現しているから。

それも、街のお医者さんたちが、です。

1cm以下という超早期での発見率は、全国平均の「7倍以上」。

すごいですね。


エノキさん
でも、全国でできていないことが、なぜ、尾道市では できたのでしょうか?

特別な検査装置は、なさそうですが。

何せ、街のお医者さんたちが、できたのだから。




カギはエコー検査


ササミ先生
実は、尾道で使っている検査機器は、「エコー」なんです。

エノキさん
これなら、かなり普及してますね。

でも、手ごろな反面、詳細まで分かるのでしょうか?

1cm 以下で発見したい訳でしょ?

ササミ先生
実は、エコーで 1cm 以下の早期すい臓がんを見つけるのは、かなり困難。

現実的ではありません。

エノキさん
??

じゃあ、どうやって検査するんですか?

それそのものを見るのではなく、別を見るってこと?


ササミ先生
それを知るためには、この物語に触れる必要があります。


場所は、大阪国際がんセンター。

ここで、すい臓がんの早期発見につながる、大きな成果が上げられたのだ。

そのグループのリーダーが、田中幸子 先生。

田中先生は、肝臓がんなど数々の病気を、エコー検査で、早期発見してきました。

しかし、すい臓がんだけは、そうはいかない。

発見できたとしても、既に進行した状態です。

当時は、どうしようもない状況でした。


しかし、田中先生は考えた。

もし、全国に普及しているエコー検査で早期発見できるなら、数多くの患者さんを救うことができるのではないか?

そこで、「エコーですい臓がんを早期発見する」というプロジェクトが立ち上げられたのです。


しかし、すい臓にできた小さながんをエコーで捉えるのは、事実上、ほぼ不可能。

そこで、がんそのものではなく、「その周辺に起きるサイン」に目を向けることになりました。


まずは、過去にさかのぼり、2万7千人以上のすい臓の画像を、しらみつぶしに調べた。

その中から、すい臓に小さな異変がある人を、ピックアップします。

さらに、その全員にあらためて来てもらい、すい臓がんが無いか確認した。

まだまだ続きますよ。

その後も、すい臓がんができないかどうか、定期的に検査し続けました。


たいへんなご苦労をしたわけですが、その甲斐がありました。

ついにサインが!

それは 7年後のこと、ある特徴が見つかった。




井岡達也先生の解説


スタジオで、大阪国際がんセンター 消化器検診科の 井岡達也 先生が解説してくれました。


下の画像を見ると、サインがある方のすい臓には、中に「二本線」が見えます。


サインのあるすい臓


すい臓には、消化液を作って、中の管に集める働きがあります。

この管を、「主すい管(しゅすいかん 主膵管)」という。


主膵管


ここから、十二指腸に流れるのだそう。


健康なすい臓の場合、サインはありません。

でも、サインがある方では、主すい管が太くなっています。


すい臓がんのサインと主膵管



エノキさん
ああ、これなら、見つけられそうだ!


ササミ先生
残念ながら、エコー検査で、「早期のすい臓がん」は見つけられません。

でも、そのサインは、見つけることができる。

それが、「主すい管の拡張」というわけですね。



さらに、もう一つのサインがあります。


それが、「すいのう胞」

下の画像で、黒っぽい水たまりが見えますよね。


すいのう胞

すいのう胞があるすい臓に、がんが起こりやすいのだ。


この2つのサインがあると、経過を見なければなりません。

要経過観察!

しかも、定期的に検査する必要がある。


 サインがある → 定期的に検査する → 早期発見につながる




ササミ先生
ここで大事なのは、エコー検査で分かること。

内科なら、だいたいある、エコー。

それでサインを発見できることに、大きな意味があるんです。

エノキさん
これなら、費用もお手頃だ。

定期的な検査も、負担が少なくてすみますね。

危険もないし。




エコー検査を受けるべき人


ササミ先生
膵がんの診療ガイドラインには、リスクとして、このようなことが書かれています。


 ・ 家族歴

 ・ 遺伝性

 ・ 合併疾患 (糖尿病、肥満、慢性膵炎など)

 ・ 嗜好 (喫煙、アルコールなど)



これらのうち、2つ以上該当する場合は、検査が勧められます。


 ・ 家族に、すい臓がんの経験者はいますか?
 ・ その人が50歳以下で発症している場合は、さらにリスクが高い。

 ・ 慢性すい炎を現在治療中の人は、健康な人よりも、なりやすいと考えられている。
 ・ 特に、診断から 4年以内は、リスクが高まる。

 ・ 糖尿病の人も、すい臓がんになりやすい傾向が。
 ・ 診断されてから 2年以内は、危険度が高い。

 ・ 飲酒が過ぎると、すい臓の大きな負担に。
 ・ 缶ビールの場合、350mlを1日3本以上は、危険性が上がる。
 ・ 喫煙は、すい臓だけでなく 他の臓器のがんのリスクも上げてしまう。


2つ以上当てはまる人は、かかりつけのお医者さんに、検査を受けるべきかどうか、相談してください。





尾道市のお医者さんたちは、リスクがある人に対し、積極的にエコー検査をしたのだ。

しかも、それを街ぐるみで行ったので、たくさんの患者さんを早期発見できたのでした。


その取り組みを広めたのが、この方。

JA尾道総合病院 消化器内科の 花田敬士 先生。

先生の働きかけの甲斐もあり、今では、市の検診などでも エコー検査が導入されたのだそう。

これが奇跡につながったんですね。




「主すい管の拡張」と「すいのう胞」、両方がある人は、年間でだいたい、1% ずつ、すい臓がんを発症しているといいます。

30年間では、30%。約3割の確率になる。

ただ、一方で、7割の人はすい臓がんにならない確率なので、冷静に対応することが大切だという。




すい臓がんの自覚症状


ササミ先生
最後に、自覚症状について、紹介します。


すい臓がんの自覚症状は、他の病気と似ているため、見過ごされがちです。

すべてが「がん」というわけではありませんが、早期発見のきっかけになる場合もある。


 ・ みぞおちの辺りの痛み。
 (軽い痛みが出る)

 ・ 背中の痛み。
 (肩甲骨の下から腰の上)

 ・ 急な血糖値の上昇。

 ・ 油が浮いたような下痢。








ササミ先生
見つけるのが難しいとされてきた すい臓がんですが、エコー検査でサインを発見することはできます。

早期発見できれば、それだけリスクは下がるので、活用したいですね。

エノキさん
ガッテン! ガッテン!





NHKガッテン! 健康プレミアム・プラス vol.15



「膵がん」と言われたら… (お医者さんの話がよくわかるから安心できる)






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 → 「すい臓がんの早期発見! 血糖値の急上昇&すいのう胞で」

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50歳代に突入し、健康の話題を口にすることが多くなりました。老眼が始まったり、白髪もチラホラ。筋肉痛は、2~3日遅れる。

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