【スパイスの効能】 3種類で血管若返り
味に変化をつけるだけではない、スパイスの効果。
たった3つのスパイスを、1日に小さじ1杯ほど摂るだけで、生活習慣病予防になる。
ターメリック、シナモン、コリアンダー。キッチンで眠ってませんか?
この際、使っちゃいましょう。
漢方との関係についても、紹介します。
2018年6月24日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 動脈硬化・高血糖に効果大 ~ 驚きのスパイス効果」の前編。

□ 血管が若返る?

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ズバリ、「スパイス」について。

血管年齢が若返る、そんなスパイスがあるといいます。
さらには、糖尿病対策にまで、なるという。

そんな魔法のスパイスがあるんですか?
まさか、ヤバい粉じゃないでしょうね~。

またそれだ…。
よっぽど、ジョブチューンの「キニシスギくん」が好きなんですね。

さあ、気を取り直して、いってみましょう!
<そもそも スパイスって何?>
日本語でいうと、香辛料、香味料。あるいは、薬味。
肉や魚の臭みを消したり、香りや色、辛味を足したりするために使われます。
芳香性の植物から得られるもので、風味をつけたり、時には味を整え、時には意図的に変化・アクセントを加えたりもする。
スパイスには、健康効果があるんです。
例えば、「スターアニス」には、健胃(胃を丈夫にする)作用が。
「カイエンペッパー」には、脂肪燃焼作用が。
「コリアンダー」なら、抗菌作用。
「クローブ」なら、鎮痛作用。
このように、様々な効能があるんですよ。

本格的なカレーでは、複数のスパイスを組み合わせたりしますよね。
混合香辛料の「ガラムマサラ」は、有名かも。
この組み合わせる行為にも、理由があるそうです。
単体で多量に摂取すると、刺激や効き目が強すぎる。
つまり、副作用が出かねない。
そこで、「調合」という技術が出てくるのだ。
これにより、刺激が和らげられるし、相乗効果も得られるってわけ。
カレーを薬膳料理だという専門家の先生もいます。
<スパイスの健康効果は?>
中高年に試してほしい、3つのスパイスがあります。
高齢になると心配になるのが、血管の病気。
老化と共に血管が衰え、プラークなどで血液の通り道が狭まると、血管が詰まりやすくなったり、破れやすくなったりする。
そうなると怖いのが、心筋梗塞や脳卒中です。
そんな血管を若返らせるスパイスがあるというのだ。

ほへ~。

番組の実験でも、以下のような結果になりました。
57歳男性 : 65歳だった血管年齢が、57歳に。
53歳女性 : 68歳だった血管年齢が、57歳に。
たった1週間で、ちゃんと下がってますね(もちろん個人差あり)。
スプーン1杯のスパイスを、普段の食事にかけるだけ。
運動も、食事制限も、なしです。
3つのスパイスとは、「ターメリック(ウコン)」 「コリアンダー(パクチー)」 「シナモン(桂皮)」。
割と、キッチンにありそうなスパイスでしょ。
それぞれには、以下の効能が期待されます。
ターメリック : 動脈硬化の予防。肝臓や神経の保護。関節炎の改善。
シナモン : 末梢血管の拡張。高血糖の改善。
コリアンダー : 胃腸の機能を高め、ターメリックとシナモンの吸収を助けてくれる。
<やり方>
配合の割合は、ターメリック「1」に対し、コリアンダー「1」、シナモン「0.8」。

1日に 上限 1.5g を目安にします。
小さじに、こんもり 1杯ぐらい。
(胃腸の調子がおかしいと思ったら、使用をやめてください)
今、試してるんですが、スパゲティにかけると、他の調味料を減らせます。
つまり、塩分を減らせる。
焼きそばにも かけてみましたが、ちょっとエスニック風になるかな~という感じ。
(ただし、ちょっと水分がとぶ感じ?)
引き続き、試してみます。
□ 漢方とスパイス

漢方では、スパイスをどう捉えているのでしょうか?
それぞれ、以下のような効能があるとされています。
莪朮(ガジュツ)紫ウコン : 健胃、鎮痛、通経、胃腸内のガスの排出。
桂皮(ケイヒ)シナモン : 身体を温める、発汗、健胃、解熱、鎮痛。
大茴香(ダイウイキョウ)スターアニス : 健胃、抗菌、タミフルの原料。
茴香(ウイキョウ) : 健胃、鎮痛、痰の排出、胃腸内のガス排出。
丁子(チョウジ)クローブ : 健胃、食欲増進、胃腸内のガス排出。
生姜(ショウキョウ)乾姜(カンキョウ) : 健胃、食欲増進、発汗。
陳皮(チンピ)オレンジピール : 健胃、胃腸内のガス排出、吐き気を抑える、咳を鎮める。
小豆蒄(ショウズク)カルダモン : 健胃、整腸、胃腸内のガス排出。
花椒(サンショウ) : 消化促進、健胃、鎮痛、消炎、胃腸内のガス排出。
枸杞子(クコシ)くこのみ : 血圧低下、血糖低下、抗脂肪肝、強壮。
薄荷(ハッカ)ミント : 抗菌、健胃、発汗、鎮痛、解熱。
漢字だけ見ると「?」ですが、別名を見ると、意外と身近だったりしますね。
(用語)
* 健胃 : 胃を丈夫にすること。
* 通経 : とどこおっている月経を促進させる。
* 駆風 : 腸管内にたまったガスを排出させる。
<スパイスを使う時の注意点>
スパイスは効果が強いので、摂り過ぎには注意が必要。
下痢、便秘など、胃腸障害を起こすことがあります。
なので、「1日に 1.5g 以内」「できるだけ、2~3回に分けて摂る」。


後編では、放置しがちな「余ったスパイス」の利用法について。
簡単な料理に使えます。
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