【柔軟講座(1)】 首のストレッチ/趣味どきっ!
スマホの使い過ぎで、ストレートネックに。
簡単な方法で、首の調子がチェックできます。
<トレーニング>
首の後ろのストレッチ。
イスを使った横と前への伸ばし。
<動的ストレッチ>
リズミカルに、20~30回。
筋肉の血行を良くする。
<タオル枕>の作り方。
朝起きた時に痛い人むけ。
バスタオルを丸めて、自然なカーブを作る。
指導:フィジカルトレーナー 中野ジェームズ修一。
進行:藤井隆。
ゲスト:小芝風花。
2018年6月5日放送の「趣味どきっ!」より、「~ 続・柔軟講座 ~ 第1回 ふり向けない! 首が回らない!」からの覚書です。

□ ストレートネック

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

体が硬い人のための「続・柔軟講座」より、「首を楽にするスペシャルメニュー」です。
背骨をイメージしてください。
まるで「積み木」のように、積み上がっていますよね。
その一番上に、重い「頭」が のっかる格好。
なので、首には、すごく負担が かかりがちなんです。
(首の上にボーリングの球がのっかっているのをイメージすると、分かりやすいでしょうか)
その首の骨「頸椎(けいつい)」ですが、前に少し湾曲しています。
これは、頭の重みを、効率よく吸収するため。
しかし、スマホを利用するなどして、前屈みの姿勢が長くなると、このカーブが失われてしまうのだ。
いわゆる、「ストレートネック(フラット頸椎)」の状態に。

ストレートネックになってしまうと、頭の重さが首まわりの筋肉に負荷をかけ、痛みや張りなど、トラブルの原因になってしまいます。
スマートフォンを毎日、長時間使う人。
ストレートネックになっているかも、しれませんよ。
では、どれだけ首が動くか、チェックしてみましょうか。
<チェック(1)>
横に振り向き、アゴを肩の位置まで、もっていってください。
左右、確認しましょう。
健康な状態だと、肩と同じ所ぐらいまで、いくそうな。
どちらか、振り向きづらいってこと、ありません?
頸椎がまっすぐな人は、可動範囲に左右差があるのが特徴なんだそうです。
また、首の骨がまっすぐになると、前後にも曲がりにくくなる。
上を向くのが つらいなら、要注意。

ひょっとして、ハリがありました?
もしそうなら、ストレッチで解消しましょう。
□ 首の静的ストレッチ

さて、トレーニングですが、次のような進め方になります。
3種類の静的ストレッチで、首を伸ばす。
2種類の動的ストレッチで首を動かし、血行を良くする。
まずは、首の後ろを伸ばす 静的ストレッチから。
<首の後ろのストレッチ>
(1) イスに座って、脚を開きます。
両手を頭の後ろで、重ねてください。
(2) 手で後頭部を押さえながら、頭をまっすぐ前に倒しましょう。
伸びを感じたら、息を吐きながら、20秒から30秒、キープする。

コツは、肩の力を抜いて、腕の重さだけで前に倒すこと。
首の後ろから背中にかけて、伸びを感じてください。
ふ~っと息を吐いて、力を抜きつつ、ストレッチ。
もし、背中が痛かったら、背もたれに身体を預けるとよいそう。
足の力も、入れないようにしてください。
自分の体力や状況に合わせて、無理せず行ってくださいね。
<ストレッチの基本>
1回 20~30秒
毎日 2~3セット
気持ちよ~く、伸ばしましょう。
お次は、首の横部分です。
<首の横のストレッチ>
(1) イスに座り、左手を後ろに回して、背もたれをつかみます。
(2) 右手を頭の上から回し、左耳の上に置いてください。
(3) 手で頭を押さえながら、真横に倒します。
右手の重さを使って、頭をグ~ッと、右側へ倒していく。
この時、左の方は、グッと下げる。
首の横の部分が伸びているのを、意識してください。
(4) 痛みが出るまでやることは、ありません。
イタ気持ちいい範囲で、行う。
背もたれをつかむ位置は、イタ気持ちいい所を探りましょう。

さらに伸ばしたい時は、背もたれではなく、片手にペットボトルなどを持って、負荷をかけ、前後に振ると、よいそうです。

少し引っ張られるくらいの重さが、おススメ。
お次は、首の前のストレッチだ。
<首の前のストレッチ>
(1) イスに座り、片手を後ろに回して、反対側の手は 太ももに置きましょう。
(2) 顔を斜め上に向けて伸ばし、20~30秒間キープする。

伸ばしている方の肩は、下げるようにしましょう。
頭の位置を変えると、伸びる角度が見つかると思います。
これまでのストレッチで 腕を上げるのが辛かった人は、タオルを使う方法があります。
両手でタオルの端を持ち、頭の後ろに当てたら、腕の重さで 首を前に倒す。
一度息を吸って、吐きながら、手の重さで頭を前へと少し押してあげる感じ。
腕の力を抜いて、軽く前へ引っ張る感じです。

自分の体力に合わせて、無理せず行ってくださいね。
□ 首を楽にする枕

朝 起きた時、首に痛みを感じること、ありませんか?
いろいろ原因は考えられますが、1つの要因として、「枕が合ってない」ことがあるかもしれません。
そんな方に、中野ジェームズ修一さんが勧めるのが、これ。
「タオルを使った枕」です。
作り方は簡単。
首の下に 本来あるべき隙間の高さに、タオルを巻くだけなんです。
自分が気持ちいい高さを、見つけてくださいね。

仰向けになると 首の下に隙間がない人は、この枕で自然なカーブを作ると、筋肉の負担が減ります。
□ 首の動的ストレッチ

後半は、動的ストレッチです。
動的ストレッチとは、身体をリズミカルに動かしながら、関節や筋肉に刺激を与える、ストレッチのこと。
今回は、首の動きを楽にするストレッチを、2つ紹介します。
「A」と「B」がありますので、伸びを感じる方を 1つ選んで、試してみてください。
<(A) 首曲げ胸開きストレッチ>
(1) まっすぐに立ち、ヒジを曲げて、両腕を胸の前で重ねます。
その状態で、首を前に曲げましょう。
(2) 次に、両ヒジを後ろに引きながら、勢いをつけずに、胸を開いて、首を反らせる。
肩甲骨を「開いて」「寄せて」を、繰り返します。
(3) 自然な呼吸で、リズミカルに 20回。

これが効くと、上を向くのが楽になります。
<(B) 首曲げヒジ開きストレッチ>
(1) まっすぐに立ち、両手を頭の後ろに軽く当て、首を曲げます。
(2) そこから、両ヒジを外側に向けながら、勢いをつけずに胸を開き、首を反らせましょう。
肩甲骨を寄せるイメージ。
(3) 自然な呼吸で、リズミカルに、20回繰り返します。

それぞれの体力に合わせて、無理せず行ってくださいね。
この動的ストレッチ、血行を良くするためには、20~30回が目安になります。
ある程度数をこなさないと、筋肉の血行は良くならないのだとか。
フィジカルトレーナー 中野ジェームズ修一さんからのアドバイス。
<身体が硬い人へ>
サボっても、自分を責めないでください。
またチャレンジすればいいだけです。
ボチボチでも、続けることが大事。
よい変化を、噛み締めてください。

[関係する記事]
→ 「タイプ別肩こり解消法」
→ 「斑目先生の首コリほぐし&チェック方法」
→ 【巻き肩】 改善法は 腕プラ体操
→ 「首コリ解消エクササイズと枕選び」
- 関連記事
-
-
【野菜】 栄養を効率よく摂る方法/ビーバップ 前編 2018/09/19
-
【スタンフォード式(1)】 疲労回復法/ビーバップハイヒール 2018/08/24
-
【柔軟講座(1)】 首のストレッチ/趣味どきっ! 2018/06/20
-
【スマホ老眼】 瞬間視のテストとケア/名医のTHE太鼓判! 2018/04/11
-
【白目のシワ】 マイボーム腺のケア/名医のTHE太鼓判! 2018/04/10
-
<スポンサードリンク>


