【脊柱管狭窄症】 三宅裕司さんの体験/健康カプセル! ゲンキの時間


体験談から学ぶ、脊柱管狭窄症。


 (1) 間欠跛行に注意。

 (2) 椎間板ヘルニアとの併発。

 (3) 放置するのは危険。


三宅裕司さんの経験。

「我慢し過ぎちゃダメ! 痺れが来たら病院へ!」



<最新治療>

PELという内視鏡を使った手術についても、紹介します。



ドクネット:あいちせぼね病院 伊藤全哉 院長。

 東京腰痛クリニック 三浦恭志 院長。

ゲンキスチューデント:滝裕可里。

ゲンキリサーチャー:深沢邦之。



2018年6月10日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 腰痛の真犯人 発見! ~ 体験者が語る! 脊柱管狭窄症の恐怖」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 脊柱管狭窄症の恐怖




間欠跛行


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」です。



こんな症状、ありませんか?


 ・何もない所で、つまづきやすい。

 ・スリッパが、脱げやすい。

 ・歩くと、下半身に違和感がある。


当てはまる人は、脊柱管狭窄症の可能性が。


この病気は、50歳以上の腰痛の「最大の原因」と考えられているのだそう。

芸能人でも、みのもんたさん、水前寺清子さん、宮川大助さんらが、経験しています。

番組MCの 三宅裕司さんも、2011年に発症。休養し、リハビリに取り組むこととなりました。



脊柱管狭窄症の患者数は、国内で 約350万人。

日常生活に支障をきたすのはもちろん、寝たきりや要介護になる人までいるという。





[体験談(1)]


60歳の女性、Aさん。

もともとは、腰痛とは無縁だったといいます。

初めて身体に違和感を覚えたのは、18年前。

歩いている時、右足外側に痺(しび)れが出た。


治療を担当したお医者さんに、話を聞いてみましょう。

東京腰痛クリニックの 三浦恭志 院長です。


「初期症状で 痺れを発症する方は、たくさん いらっしゃいまして」

「腰から下の痺れ、さらに痛みは、脊柱管狭窄症の症状になります」



その後、Aさんに、不思議なことが起こりました。

歩いていて ヘンだな~と思っていたら、家に帰ってみると、靴下が踵(かかと)まで脱げていたんです。

脱げそうになることはあっても、ここまで気づかないとは。




<脊柱管狭窄症とは?>


脊柱管とは、背骨の後ろ側にある 神経が通る管のこと。

周辺のじん帯が膨らみ、脊柱管が狭くなると、内部を通る神経を圧迫してしまうんですね。

神経は 下半身へとつながっているため、圧迫されると、下半身の痺れや痛みが起こるのだ。


脊柱管の狭窄



この「神経の圧迫」により、「感覚障害」も生じる。

Aさんが 靴下が脱げても気づかなかったのも、このためだったのです。


さらに、運動機能も低下するため、足に力が入らなくなり、足首の筋力も低下。

その結果、つまづきやすくなったり、スリッパが脱げたり等の症状が出ることも。




症状が出ていたのは足だったため、腰痛もない Aさんは、原因が腰にあるとは思いませんでした。

靴を変えてみたり、歩き方を変えてみたりするものの、痛みは増すばかり。

3年後の45歳で病院に行ったものの、ハッキリとした病名は不明のままだったという。


変化があったのは、13年後。58歳の時でした。

ちょっと歩くと、痺れてきて、痛くて、足が出せなくなる。

立ち止まって、屈伸運動したりして、痛みを治めてから、また歩き出すといった状態。



これこそが、「間欠跛行(かんけつはこう)」という脊柱管狭窄症の代表的な症状なんです。

立ったり歩いたりしている時は、背骨が軽く反るため、脊柱管の後ろにある じん帯が、神経の通る脊柱管を、圧迫してしまう。

その結果、徐々に痛みや痺れが、悪化してしまうんですね。

しかし、前屈みになることで、脊柱管とじん帯の間に空洞が生まれるため、圧迫が和らぎ、痛みが一時的に治まるんです。


間欠跛行



ちょっとの間、しゃがんだら、何とかなる。

実は、これが厄介の元。

間欠跛行があっても、自分では気づけず、放置する人も多いのだ。



Aさんの症状は、どんどん悪化。

100メートル歩くのも困難になってしまいました。



この時、Aさんの脊柱管は、こんな状態だったのです。


MRI画像


Aさんの脊柱管は、つぶれて黒くなっている。



三浦先生の解説。

「脊柱管狭窄症というのは、加齢変化で、少しずつできていくものです」

「だから、症状が、じわりじわりと、ゆっくりと出現して進行していく場合が、多いです」



その後、Aさんは、59歳の頃に手術を受けました。

現在は痛みもなく、穏やかな日常を過ごしているとのこと。




<脊柱管狭窄症の症状>

 ・ 下半身の痺れ。

 ・ 足元の違和感。

 ・ 一定の距離が歩けない。



これらの症状がある人は、病院での検査をお勧めします。




ヘルニアとの併発


ササミ
続いては、この方。



[体験談(2)]


70歳の男性、Bさん。

若い頃から、腰痛持ちだったといいます。

やがて、お尻の下から、痺れが出てきた。

症状を感じ始めたのは、50代の頃。

その時は、すぐに病院を受診しました。

しかし、原因は特定されず、病院を何軒も回っているうちに、症状が悪化してしまった。

痛くて足が前に出ない状態でした。

とにかく、何をしても痛い。

背中を丸めてヒジをつき、テーブルにうずくまって、何とか痛みを我慢していたという。

トイレには、這いつくばって行く。

不安な日々が、およそ半年も続きました。

鬱になる寸前だったと、Bさんは振り返ります。


やがて、Bさんは友人に紹介される形で、三浦先生を受診。

すると、意外な原因が、明らかになったのだ。


Bさんはもともと、腰痛を繰り返し起こす人でした。

どうも、もともと脊柱管狭窄症を生じていたところに、ある日突然、ヘルニアが飛び出したようです。


Bさんは、脊柱管狭窄症に加え、「椎間板ヘルニア」を併発していたんですね。


椎間板ヘルニアとは、腰への負荷が原因で、背骨のクッションである椎間板が突き出してしまう病気。

Bさんの場合、もともと脊柱管狭窄症が圧迫していた神経を、飛び出た椎間板が、さらに刺激していたのだ。


脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニア




その後、Bさんは、手術を受けました。

今では、大好きなゴルフができるまでに回復しています。




放置するのは危険


ササミ
3人目の体験者は、この方。



[体験談(3)]


76歳の男性、Cさん。

半年前、脊柱管狭窄症の手術を受けました。

しかし、今、立ち仕事ができないらしい。

立っていると、ふらついてしまうのです。

腰や太ももの痛みは取れました。

でも、ヒザから下と指先に、両足とも痺れが残っている状態。

今も足先の感覚が鈍く、歩行にも影響が。



Cさんの手術を執刀した先生に、話を聞いてみましょう。

あいちせぼね病院の 伊藤全哉 院長です。


MRI画像を見ると、真っ黒になっている部分が。


MRI画像


かなり神経が圧迫されている状態です。

伊藤先生は、重症な患者さんだと思ったという。



実は、手術の4年前、Cさんは、両足に痺れが出てきたため、近所の整形外科を受診していました。

そこで脊柱管狭窄症と診断され、手術を勧められた。

その時、手術しないと歩けなくなると言われたのですが、Cさんは 躊躇してしまいました。

当時は、歩けたし、仕事もできた。

それに、後遺症で歩けなくなったり、寝たきりになったらどうしようという不安が、あったのです。

それで Cさんは、手術しないことを決めました。

この時は、まだ症状も軽く、万が一出るかもしれない手術の後遺症の方が、心配だったんですね。


しかし、やがて、症状は悪化。

だんだんと歩けなくなってきた。

ついに、足の痺れや痛みの他に、こむら返りや足の痙攣を繰り返すようになってしまいました。

4年間、我慢したものの、さすがに限界でした。



伊藤先生の解説。

「圧迫が長引けば長引くほど、神経に傷がついてしまいます」

「やはり、処置を早くしないと、重症化してしまうので、一刻も早く手術が必要だと」



このケースの場合、4年間放置したことで、術後に痺れが残ってしまったんです。


Cさんは今、懸命のリハビリを続けているとのこと。
 



三宅裕司さんの体験


ササミ
三宅さんも、体験談を語ってくれました。



「5か月くらい前から、腰が痛くなったんです」

「腰が痛いのは、割と運動とかした後に、よくなるから、何も気にしていなかったんですけど…」

「救急車で運ばれる 1週間ぐらい前に、痺れが出たんですよね」

「痺れて、足がどんどん動かなくなってるのに、まだ仕事を続けてたんですよ」

「最後の仕事は、車イスで行きました」


その後、三宅さんは救急搬送され、手術することになりました。

2011年のことです。

術後、半年間のリハビリを乗り越え、仕事に復帰した。


三宅さんは言います。

「だから、私は声を大にして言いたいんですが、我慢して一生懸命仕事をしちゃダメなんです

「もう、痺れが来たら、すぐに病院へ」
 



ドクネット


ササミ
引き続き、あいちせぼね病院の 伊藤全哉 院長(整形外科医)に、教えていただきます。



MRIに対し、X線(レントゲン)では、狭窄している部分が見えづらい。


MRI画像とX線


実は、これが落とし穴になるのだ。


X線は骨しか映らないので、脊柱管狭窄症が判断できません。

レントゲンしかない施設だと、細かなことが分からないんですね。

なので、症状があるのに病名が分からない場合は、MRI検査を受けることを、伊藤先生は勧めています。





<必ず 手術しないといけないの?>


伊藤先生の解説。

「全員が全員、手術というわけではなくてですね」

「まずは、保存療法といいまして、リハビリだとか、薬物療法だとか、それから始めます」

「で、3か月、それを続けてもですね、改善しない場合は、手術を勧めることが多いです」
 



最新手術


ササミ
その手術とは、どういうものなのでしょう?



愛知県は犬山市にある、あいちせぼね病院。

ここで手術を受ける患者さんに、密着させていただきました。


81歳の女性、Dさん。

立ち上がると、足先からすね、お尻のあたりまで、ひどく つねられているような感じだという。

ゆっくりしか歩けません。

半年間、足の痺れと痛みに、苦しんできました。



検査の結果、黄色じん帯が神経を圧迫していることが分かりました。

なので、これを取り出す手術をすることに。


手術台の上に うつぶせになる、Dさん。

従来の手術では、全身麻酔をし、背中を 3~5cm 切開して、行います。

この場合、患者さんの負担が大きく、長期入院になることもある。

今回の手術では、傷口は、わずか 1cm に満たない大きさ。

これは、「PEL」という内視鏡を使った手術です。

わずか、7mm の傷口から、内視鏡を入れて、黄色じん帯を取り除いていく。

局所麻酔で傷も小さいので、患者さんの負担も少ないのだとか。


モニターには、70倍の映像が映し出されました。

黄色く見えるのが、神経を圧迫している「黄色じん帯」です。

直径3mm の鉗子(かんし)ですが、先端の動きは、種類によっていろいろ。

黄色じん帯の大きさや場所によって、使い分けます。


鉗子を使って、黄色じん帯を切除してく。


PEL手術


執刀医の伊藤先生は、この「PEL」で、年間およそ200件の手術を担当するそうです。

高度な技術と経験が必要なこの術式は、全国でも数件の施設でしか、行っていないのだとか。



手術が終わり、翌日、Dさんの歩行を確認することに。

前は手すりが必要でしたが、術後は足を引きずることもなく、しっかり歩けてる。


症状にもよりますが、PELだと、2泊3日ほどで退院できるのだとか。



伊藤全哉先生のお話。

「腰痛だからといって、年のせいだと決めつけないで、違和感があったら、早めに受診することをお勧めします」




痛みや痺れが出たら、我慢せず。

まずは病院で検査を。





脊椎椎間板ヘルニアは内視鏡で治す―たった「3ミリ」で手術ができる!?



脊柱管狭窄症克服マガジン 腰らく塾 Vol.7 2018年 夏号






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