【スマホ老眼】 瞬間視のテストとケア/名医のTHE太鼓判!
昔から言われる常識は、本当なのだろうか?
「遠くを見る」or「緑を見る」、目に良いのはどっち?
「暗い所で本を読むと目が悪くなる」って、ホントなの?
<動体視力と瞬間視>
加齢による目の衰え。
家庭でできる予防法を紹介します。
<スマホ老眼>
若くても要注意。
視線を外した時、ぼやけませんか?
100円ショップの老眼鏡で、セルフケアできる。
ドクター:愛知工業大学 石垣尚男 教授。
2018年4月9日放送の「名医のTHE太鼓判!」より、「~ 目を若返らせる ~ テレビで動体視力テスト」「目が潤う! 若返るSP」からのメモ書き。
その後編です。

□ 眼のクイズ

目に関するクイズです。
Q)目が良くなるのは、どちらでしょう?
A:遠くを見る。
B:緑など植物を見る。
答えは、「A:遠くを見る」。
平松類先生の解説。
「近くを見てしまうと近視が進む、視力が悪くなると言われているので、遠くを見て生活していただいた方が 近視になりにくい」
「一方、緑などを見るとよいと言われていましたが、いわゆるリラックス効果はあるんですが、視力がよくなるというわけではないんです」
小学生の時とか、「遠くの緑(山)を見るといい」と言われた記憶がありますが、「緑」というよりは「遠く」の方が大事だったのか。
<遠くを見ると、目がきれいに映る?>
「遠くを見ると、瞳孔が少し広がって、黒目が大きくなったかのように見える」
黒目美人になりたいなら、写真撮る時とか、一つの手かも。
Q)暗い所で本を読むと、目が悪くなる?
A:ホント。
B:ウソ。
答えは、「B:ウソ」。
森田豊先生の解説。
「暗い所で本を読んだとしても、確かに目が疲れることはあるかもしれませんが、視力が衰えるということは基本的にはないんです」
読書で目を悪くさせるのは、明るさではなく、本と目の「距離」。
近すぎると、視力低下のリスクがあるとのこと。
□ 動体視力のケア

生活に重要な「目の力」があるといいます。
スポーツ医学の専門家、愛知工業大学の 石垣尚男 教授が注目する「目力」とは?
まず一つは、「動体視力」。
動いているものがハッキリ見えるかということ。
目の前を動く物体の動きを追い続けられる視力、動いているものを見分ける能力のことですね。
動体視力が衰えると、動くものに対しての反応が鈍ってしまいます。
しかし、20歳でピークを迎え、年と共に衰える傾向にある。
高齢者が起こす自動車事故は、動体視力の衰えが原因になっていることが多いのだとか。
<動体視力のセルフケア>
(1) 肩幅より、ちょっと広く、手を伸ばす。
(2) 親指を立て、頭を動かさずに、左右の親指を交互に見てください。
(3) 20~30回行うことで、動体視力が改善する可能性がある。
プロ野球選手の中にも、試合前に行っている人がいるらしいですよ。
□ 瞬間視のテストとケア

続いての目力が、こちら。
「瞬間視」
これは、瞬間的にパッと見て、パッと分かるかどうか。
瞬間視が衰えると、視野が狭くなり、人混みでぶつかったり、つまずいて転んだりしてしまう。
こちらも、加齢により、徐々に衰えるのだとか。
<瞬間視テスト>
一瞬 表示される文字の中から、真ん中にある文字と同じ文字を、見つけてください。
同じ文字の場所を、番号で回答する。
[レベル5]

正解なら、アスリート並み。
正解は、「1」。
[レベル4]

正解なら、とっても元気な目。
正解は、「4」。
[レベル3]

正解なら、普通。
正解は、「7」。
[レベル2]

正解なら、ちょっと目が中年。
正解は、「1」。
[レベル1]

正解なら、シニアレベル。
正解は、「2」。
改善には、こんな方法が。
<瞬間視改善のセルフケア>
冷蔵庫などに、番号のついたマグネットを、ランダムに貼る。
「1」から順に、タッチしていきましょう。

これで、瞬間視の衰えを防ぐことができます。
□ スマホで老眼に

最近、若年層の老眼が問題になっています。
その原因と考えられているのが、「スマホの使い過ぎ」。
森田豊先生の解説。
「遠くや近くを見る時にですね、毛様体筋という筋肉を使って、水晶体というレンズを伸ばしたり縮めたりして、ピントを合わせるんです」
「一般的に、年を取ると、毛様体筋や水晶体が固くなって、調節機能が衰えることによって、近くにピントが合わなくなる。この状態が、老眼なんです」
「スマホ老眼というのは、若くても起こるんですね」
「長時間、近い距離でスマホを見続けることが原因で、毛様体筋が硬くなってしまって、ピント調節が効かなくなるんです」
長時間、スマホにピントを合わせ続けると、毛様体筋が固まってしまうんです。
その結果、スマホから目線を外して違う所を見ると、ピントが合わない。
これが、「スマホ老眼」なのだ。
スマートフォンから顔を上げたら、目がぼやける。
そんな人、いませんか?
スマホから発生する「ブルーライト」は、電子機器の中でも、最も強い。
しかも、距離が近いので、目の負担は大きくなります。
スマホ老眼により、肩コリ、頭痛、吐き気などが生じる可能性が!
スマホの使い過ぎには、注意しましょう!
<スマホ老眼 セルフケア>
100円ショップ(百均)にある、「+2.0」という度数の老眼鏡を使います。
+2.0 の老眼鏡をかけ、5分間、2メートル以上遠くを見る。
ただただ、ぼーっとするだけ。
この状態だと、ぼやけて、ちゃんと見えないはず。
でも、それでいいんです。
あえて見えない状態を作ることで、ピントを調節できないと、目と脳が判断して、ピントの調節を一度 やめさせる。
つまり、休憩状態になるんですね。
そうやって、リラックスさせるのだ。
目の疲れが取れるってわけ。
(* 目には個人差があります)
(* 気分が悪くなった場合、使用を中止してください)
過緊張がある人の場合、この方法でリラックスさせると、よく見えると感じるようです。
すごくスッキリする。
ともかく、スマホのやりすぎには要注意!
時々、遠くを見たり、目を休めたり、リラックスしたり、しましょうね。
目は長い友達だ。
大切にしましょう。


前編 → 【白目のシワ】 マイボーム腺のケア
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→ 「ビジョントレーニングで疲れ目改善」
→ 【メガネの選び方】 毛様体筋と処方箋
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