【糖化 AGE】 チョイ足し&体操で予防/健康カプセル! ゲンキの時間
身体がサビるって、本当?
骨や肌、血管まで焦げちゃう?
認知症との関係も?
酸化とは違う、アンチエイジングの敵の正体とは?
<対策>
血糖値を急上昇させない生活習慣。
食べる順番でも、影響がある。
運動(簡単体操)で燃焼。
から揚げや焼肉には、チョイ足しすることで改善できる。
ドクネット:浦田クリニック スコール金沢 森田祐二 副院長。
同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター 八木雅之 教授。
ゲンキスチューデント:鈴木あきえ。
ゲンキリサーチャー:レッド吉田。
2018年3月4日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 知らないと老化する! ~ 身体がコゲる糖化とは!?」からのメモ書きです。

□ 糖化の悪影響

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

「糖化」です。
番組冒頭、衝撃の画像が!

肌の張りに、シミ、シワ。
双子の姉妹なのですが、こんなに違う。
なぜ、このような差が出てしまったのでしょうか?
その原因こそが、本日のテーマ、「糖化」なのだ。
同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター 八木雅之 教授は、言いました。
「酸化が身体のサビだとすれば、糖化は身体のコゲなんです」
肌が老け込む原因として、「酸化」と並び、近年注目されている、「糖化」。
しかも、外見だけでなく、血管や骨の老化にもつながり、心筋梗塞や骨粗しょう症など、様々な病気の引き金にもなるのだという。
そこで今回は、糖化とその予防法について、学んじゃいます!
ちなみに、番組MCとゲンキスチューデントの糖化年齢は、こうでした。
( )内は実年齢です。
鈴木あきえさん:34歳(30歳)
渡辺満里奈さん:33歳(47歳)
三宅裕司さん:45歳(66歳)
三宅さん、ご満悦です。
今週の放送では、最後まで自信満々だった。
ところで、そもそも、糖化って何なのでしょう?
同志社大学 生命医科学部の 八木雅之 先生に、教えてもらいましょう。
糖化とは、体内で たんぱく質と 余分なブドウ糖が結びつき、「AGE」という糖化物質を発生させること。
これが、老化を促進させる元凶なのだそう。
<糖化が身体に及ぼす影響>
それを再現するために、こんな実験を見せてくれました。
たんぱく質の塊である「豚の皮」を、「ブドウ糖を混ぜた水」と「水のみ」にそれぞれ浸します。
すると、こんな結果に。

ブドウ糖を混ぜた水に浸した方は、色が濃くなってますね。
違いは、見た目だけではありません。
触ってみると、「水+ブドウ糖」の方は、硬くなってる。
番組冒頭で紹介した、双子の写真。

見た目に大きな差がありますが、悪影響は 肌の老化だけではないという。
骨を作る「コラーゲン」は、たんぱく質の一つ。
それが糖と結合すると、骨本来のしなやかさが失われ、骨粗しょう症の恐れが…。
さらに、糖化は血管の壁を傷つけ、動脈硬化を進行させると言われているのだ。
狭くなった血管が、何らかの原因で詰まってしまうと、心筋梗塞など、突然死のリスクも出てきてしまいます。
そして、認知症と関係するとの報告まで。
認知症の人の脳の中には、糖化した たんぱく質が溜まっている。
そういうことも、分かってきているのだとか。
アルツハイマー型の認知症と、そうでない人の脳を調べてみると、糖化物質に 約3倍の違いがあったのだ。
□ 糖化を進める落とし穴

肌、骨、血管、さらには、脳までにも影響を及ぼす、糖化。
では、どんな生活をしていると、糖化を進めてしまうのでしょうか?
<ポイント(1) 血糖値>
例えば、朝食を抜いて、昼まで何も食べない。
すると、昼食を食べた時に、血糖値がドンッと上がってしまう。
血糖値が高いというのは、糖が体内に余っている状態。
なので、糖化を進めてしまうのだ。
しかし、血糖値が基準範囲内の人も、要注意だという。
そう、近年注目されている「血糖値スパイク」があります。
急激な血糖値の上昇を繰り返す習慣が、糖化年齢を高めてしまうことも。
早食いや食べ過ぎも、要注意!
糖化が進んでいるかもしれません。
<ポイント(2) 糖質が多い食事>
麺やパンなど、糖質が多いものは、余分な糖が体内に溜まりやすい。
そのため、糖化の危険性が出てきてしまう。
<ポイント(3) 運動不足>
運動不足も、糖化が進む原因に。
糖が燃焼しきれず、糖化物質が身体に蓄積されてしまいます。
運動する時間が無いという人には、こんな方法も。
<簡単! 糖化ストップ体操>
(1) 手をグーにして、前にまっすぐ伸ばします。
(2) その状態で踵(かかと)を上げ、上下に屈伸する。
(3) 1セット 5回、1日に 朝昼晩の 3セットを目安に。
(転倒に注意して行ってくださいね)

身体の中で一番エネルギーを消費するといわれる、大腿筋。
そこを鍛えることで、糖の燃焼を促すことができます。
<ポイント(4) 食べる順番>
八木先生のおススメは、こんな順番です。
野菜 → 肉・魚 → ごはん。
野菜を先に食べることで、糖の吸収が抑制されるんですね。
食べる順番で、血糖値の上昇が抑えられるのだ。
食事は野菜から、よく噛んで食べましょう!
<ポイント(5) 睡眠>
睡眠は新陳代謝を上げ、糖化物質を排出してくれるのだとか。
1日 7時間以上は、とるようにしましょう。
<ポイント(6) お茶>
緑茶に含まれるカテキンは、糖化によって発生する「AGE」の生成を阻害する働きがある。
カフェインが苦手な人は、ルイボスティーでも同じ作用が期待できるとのこと。
<糖化チェック>
・朝食を食べない。
・早食い 食べ過ぎ。
・麺類やパンをよく食べる。
・スイーツや甘い飲み物が好き。
・食事の時は、ごはんから手をつける。
・野菜はあまり食べない。
・運動はあまりしない。
・睡眠は6時間未満。
3~5個 当てはまる人は、黄色信号。
6個以上の人は、赤信号です。
今すぐ、生活習慣を改善しましょう。
□ ドクネット
浦田クリニック スコール金沢 副院長で、同志社大学 糖化ストレス研究センターの研究員、森田祐二 先生に、教えていただきます。
「AGE」ですが、体内で作られるものと、体外から摂取するもの(食事)、2種類があるのだそう。
その多くは体外に排出されますが、約7%が体内に残り、糖化を進めてしまいます。
食事で取り込むAGE値ですが、大まかに見分けるには、このような表がある。

生ものの方が、AGE値が低い。
揚げるのが、一番高いようです。
さて、食べるもので、糖化予防できないものか…。
そこで、レッド吉田さんが向かったのは、東京都は新宿区にある「タヒチアン・ノニ・カフェ」です。
なんでも、糖化を防ぐ身体にやさしいメニューを取り揃え、店内では、糖化年齢を測定することも可能なのだとか。
一番人気は、「トマトとひよこ豆のAGEカレー」。
具材を焼いたり揚げたりせず、すべて煮込むことで、AGEの生成を抑えている。
6種類以上のハーブで炊いた玄米も、人気のポイント。

さらには、こんな方法も。
定番料理にあるものをチョイ足しするだけで、糖化防止になる。
<チョイ足しで糖化防止>
[ から揚げ+レモン ]
レモンのクエン酸が、糖の吸収を緩やかにしてくれる。
搾るだけでもいいのですが、揚げる前に肉にかけておくと、なおよい。
レモンをより多く摂取でき、糖化防止になります。
レモン汁に浸した肉では、通常の調理法に比べ、AGEの生成率がおよそ半分に減るとのこと。
[ 焼肉+ヨーグルト ]
ヨーグルトには、食後の血糖値上昇を抑える作用が。
さらに、糖化を抑える働きがあることも、分かってきました。
ヨーグルトのホエー(透明な上澄み部分)に含まれている成分が、糖化を抑制してくれる。
先生のおススメは、肉をヨーグルトに漬け、もみ込むこと。
そうすることで、乳酸菌がたんぱく質を分解し、お肉をやわらかくしてくれます。
最後に、糖化クイズを。
Q)糖化しにくいのは、次のうち、どっち?
A:おにぎり。
B:牛丼。
答えは、「B:牛丼」。
おにぎりは米そのものなので、血糖値が上昇しやすい。
牛丼の場合、たんぱく質や脂質があるので、血糖値の上昇が緩やかになるとのこと。
アンチエイジングに興味がある人は、糖化も気にしてみては?


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