【春の鼻づまり】 速効解消法/健康カプセル! ゲンキの時間


鼻づまりって、何が詰まってるの?

鼻腔を見たら、謎が解けた。


<様々な原因>

 花粉症+ハウスダストアレルギー。

 誰にでもある、ネイザルサイクル。

 点鼻薬の使い過ぎ。

 口呼吸も影響する。


<体験談>

急増している、新しいタイプの蓄膿症。

好酸球性副鼻腔炎とは?




ドクネット:JCHO東京新宿メディカルセンター 石井正則。

 鶴見大学 歯学部 斎藤一郎 教授。

ゲスト:具志堅用高。

ゲンキスチューデント:鈴木あきえ。

ゲンキリサーチャー:X-GUN(西尾季隆&さがね正裕)。



2018年2月18日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 意外な原因判明 ~ 春の鼻づまり撃退法」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 春の鼻づまり撃退法




鼻づまりの原因


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「春の鼻づまり」です。


寒いのも困りますが、春になったらなったで、困りごとが。

気候の変化や花粉症で 鼻が詰まるってこと、ありませんか?

あまりひどいと、よく眠れなかったりしますよね。

さらには、とんでもない危険な症状が潜んでいることも、あるといいますよ。


そこで今回は、春の鼻づまり撃退法を学んじゃいます!

最後には、新しいタイプの病気も、紹介!




まずは恒例の基礎クイズから。


Q1)1日に分泌される鼻水の量は、次のうち、どれでしょう?

 A:150mL。

 B:500mL。

 C:1.5L。











答えは、「1.5L」

その半分は、鼻の粘膜を湿らせて、蒸発するのだそう。

残りは鼻水で出たり、胃に流されたりします。


ちなみに、花粉症や鼻炎になると、さらに「500mL以上」増えるのだそうな。

思った以上に、鼻水って出てるんですね。





ところで、鼻づまりって、何が詰まってるんでしょう?


今回参加してくれたのは、鼻づまりで困っているというゲンキチャレンジャー4名。


 55歳女性、Aさん:鼻づまり歴 10年。

 → 最初は花粉症の時期だけだったのが、5年くらい前から、季節が関係なくなったという。

 49歳女性、Bさん:鼻づまり歴 10年。

 → 場所や時間など関係なく、1年中、1日中、鼻が詰まってくる。

 66歳女性、Cさん:鼻づまり歴 20年以上。

 → 年中 鼻づまりで、自宅はティッシュの山。

 55歳男性、Dさん:鼻づまり歴 20年。

 → 常に、どちらかの鼻が詰まる。


みなさん鼻づまりに悩んでいるのですが、病院には行っていないとのこと。


そこで、専門家に診てもらうことになりました。

JCHO東京新宿メディカルセンターの 石井正則 先生です。


鼻づまりも個人差があるので、検査で検証していただきます。


まずは、X-GUNの西尾さんから。

ちなみに、西尾さんは、鼻詰まりがないそう。


下の画像で、黒い部分が、空気が通るスペースです。

奥に「中鼻甲介(ちゅうびこうかい)」があって、真ん中に垂直に立っている。

下にあるのは、「下鼻甲介(かびこうかい)」

その右側が、「鼻中隔(びちゅうかく)」になります。


鼻腔と空気の通り道


西尾さんのは、問題なし。

非常にきれいだとのこと。


鼻の穴の奥は、粘膜で覆われた「鼻腔(びくう)」が広がり、中鼻甲介や下鼻甲介といった「ヒダ」が、空気の出入りを調整しているんです。

空気は、このすき間をぬって、肺に向かうんですね。

西尾さんは、黒いところが多い。

つまり、空気の通り道が広いため、鼻づまりがないのだ。



ここで、先生に質問。

鼻づまりって、そもそも、何が詰まっているんでしょう?


ゲンキチャレンジャーの Aさんの鼻を見せてもらうと、よく分かります。

西尾さんと比べ、すき間がほとんどない。

下鼻甲介という粘膜が、鼻中隔の左側に、くっついてしまっていますね。


詰まっている鼻


これは、粘膜自体が 腫れあがっているということ。

それで空気の通り道が、狭くなってしまっているのだ。


鼻の粘膜は、ホコリやウイルスなどの異物が 直接 肺に入らないよう監視するという、大きな役割があります。

もし、異物が粘膜に くっつくと、それを排出しようと、粘膜細胞から「ヒスタミン」を放出。

その結果、クシャミが出るんですね。

同時に、排出を手助けするため、粘膜から水分である「鼻汁(びじゅう)」が大量に出ます。

これが、鼻水。

そして、これ以上の異物の侵入を防ぐためゲートを閉じる。

これこそが、粘膜の腫れなのだ。


「鼻づまりは、鼻水が詰まっているわけではなく、粘膜が腫れて詰まっている」




では、なぜ、年がら年中、鼻づまりで苦しむ人が、いるのでしょうか?


まずは、Aさんから。

もともと花粉症の時期に鼻づまりがひどく、今では年中苦しんでいるといいます。

特に、季節の変わり目に、鼻づまりが多い。


鼻の中をチェックした石井先生が言いました。

「何かのアレルギーがあるかもしれませんね」


アレルギーの所見


鼻の奥に、白いむくみがありますよね。

これが、アレルギーの所見なのだそう。


そこで、アレルギー検査をすることになりました。

すると、こんな結果に。


一番高かったのが、自覚症状通り、「スギ」でした。

やはり、花粉のアレルギーがあったようです。


でも、これだけではありません。

「家のホコリ」「ダニ」のアレルギーも見つかりました。


Aさんに聞くと、洋服の入れ替えをした後など、症状がひどくなる気がするという。

先生によれば、特に季節の変わり目は 衣替えの季節とも一致するので、家のホコリが増えるのだそう。


もともと花粉のアレルギーがあったため、花粉が鼻の粘膜につくことで 鼻づまりを起こしていた、Aさん。

今では、ダニやホコリなどの「ハウスダストによるアレルギー」を発症したため、年中鼻づまりが起こっていたようです。


Aさんのように花粉症の人は、アレルギー体質のため、ハウスダストのアレルギーも発症しやすいのだとか。



では、どのように対策すれば、よいのでしょう?


<花粉症+ハウスダスト対策>

 朝方に掃除をする。

 掃除の際は マスクをして、ハウスダストを吸い込まないようにする。



夜、眠っている間に空気中に舞っていたホコリやダニが、床に落ちます。

なので、朝方掃除すると、より多くのハウスダストを取り除くことができるってわけ。

その際は、マスクを忘れず、ハウスダストの吸い込みを抑えるようにしましょうね。




ネイザルサイクル


ササミ
続いては、Cさん。

常に、ティッシュの山を築いているのだそう。


石井先生に診てもらったところ、ハウスダストが原因だと分かりました。

自覚があるか聞いてみたところ、「お掃除、嫌いですね」との返答。




さらに、Dさんも診てもらいました。

いつも、どちらかの鼻が詰まっているといいます。


でも、先生の見立ては、意外なものでした。

「あまり深刻に考えなくて、いいと思います」

「こういう方が、一番多いんです」


はて? どういうことでしょう?


「人間ってですね、交互に閉じたり開いたりするんですよ」

「数時間単位とかね」

「右が詰まれば 左が開き、左が詰まれば 右が開き、ってね」

「ネイザルサイクルって言うんですけど」


片方の軽い鼻づまりが、数時間後に、もう片方に入れ代わる。

そういう経験、ありませんか?


ネイザルサイクルとは、左右交互に鼻の粘膜が腫れる 生理現象。

それによって、2つある鼻の どちらか1つを、休ませてるんです。


気づかない人がほとんどなんですが、Dさんのように気になる人も、意外と多いのだとか。


ただし、交互ではなく、常に同じ方の鼻が詰まるという人は要注意!

「鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」の疑いがあります。


鼻中隔湾曲症とは、鼻の穴を左右に分けている「鼻中隔」という軟骨が、くの字などに大きく曲がり、空気の通り道を極端に狭くしている病気。

成長過程で起こる人が多く、常に鼻づまりで鼻血が出やすいなど弊害も多く、手術が必要な場合もあります。


鼻中隔湾曲症


気になる人は、病院に行きましょうね。




続いて診てもらうのは、Bさん。

不安な表情を浮かべていますが…。


鼻腔を見たところ、粘膜が腫れて、すき間がありません。

すると、先生が聞きました。

「何か、常時使ってるもの、ないですか? お鼻にね」


Bさんは、ちょっと気になる時に、点鼻薬を使っているのだそう。

石井先生によれば、点鼻薬の使い過ぎで 鼻の粘膜が腫れることがあるのだとか。


炎症を鎮め、粘膜の腫れを解消する点鼻薬ですが、使いすぎると かえって鼻づまりが悪化することもあるのだ。


先生は言いました。

「添付文書に従って守っていただければ、問題ないんですよね」

「それに従ってもらえれば、点鼻薬が悪い訳じゃないので」


点鼻薬自体が悪い訳ではないのですが、使い過ぎはいけないと。




口呼吸で鼻づまりに?


ササミ
鼻づまりの原因は様々なのですが、最近、意外な原因も指摘されているといいます。


それを専門家の先生に、教えてもらいましょう。

鶴見大学 歯学部の 斎藤一郎 教授です。

「鼻が詰まって、口が乾く」

「口呼吸になっているという方、多いと思いますけど、実は、口が乾いて鼻も詰まる方って、意外と多いんです」

「口が乾くと、鼻の線毛(せんもう)の運動が悪くなるので、鼻が詰まっていく」


鼻の粘膜には、「線毛」という毛のような組織があり、「粘液」という水分で覆われ、1分間に1センチほどのスピードで、ホコリや菌をノドに流し、胃の中で殺菌しています。

この線毛の働きを活発にしているのが、「唾液」。

唾液は鼻の中の湿度を保ち、線毛の活動を活発にする働きをしています。

しかし、睡眠中や ふだん無意識で口呼吸をしている人は、唾液が蒸発してしまい、口の中が乾燥してしまう。

すると、線毛に水分がいかなくなり、線毛の活動が鈍ってしまうんですね。

その結果、粘膜から細菌が入りやすくなり、鼻づまりを引き起こしてしまうのだ。


 口呼吸 → 唾液が蒸発 → 線毛に水分がなくなり → 繊毛運動が低下 → 粘膜から細菌が入りやすくなり → 鼻づまりに。



ここで、検証です。

鼻呼吸している人と、口呼吸している人で、どれだけ線毛の活動が違うのか、実験してみました。


方法は、こう。

鼻の奥の線毛がある粘膜の部分に、甘味物質である「サッカリン」を置きます。

線毛活動が活発な方が、甘味を早く感じることができる。


それぞれ 2名ずつ 計4名の結果は、こうでした。


 鼻呼吸(1) 7分57秒

 鼻呼吸(2) 7分34秒

 口呼吸(1) 12分12秒

 口呼吸(2) 14分3秒


鼻呼吸と口呼吸では、甘味を感じるまで 2倍ほどの差があります。

それだけ、線毛の活動に差があるということ。



では、口呼吸を防ぐ対策はあるのでしょうか?


斎藤先生は、こんな方法を 勧めてくれましたよ。


<口呼吸対策>


 ・テープを口に貼るなどして、眠る。


 ・鼻づまりが苦しい人は、濡れマスクなどで保湿をさせながら、眠る。



寝る時の口呼吸対策

 



ドクネット


引き続き、JCHO東京新宿メディカルセンターの 石井正則先生に、教えていただきます。



<鼻づまりの治し方>


脇の下を圧迫することによって、鼻の通りがよくなります。


例えば、右の鼻が詰まっている場合、反対側である左の脇を下に、横向きで寝る。

すると、圧迫された脇の反対側である 右側の鼻の粘膜の血管が収縮し、腫れが引きます。


日中、寝転がれない場合には、こんな方法を。

ペットボトルで脇を圧迫する(脇に挟んでグッと押す)と、同様の効果があります。



鼻づまり解消法




口呼吸については、こんなセルフチェックが。


<口呼吸セルフチェック>


 (1) 口に不快感がある。

 (2) 飲み物が手放せない。

 (3) 滑舌が悪い。

 (4) 口臭が気になる。



1つでも当てはまるものがあれば、口呼吸をしている可能性があるらしい。
 



危険な鼻づまり


ササミ
今 急増している、危険な鼻づまりがあるといいます。


アレルギー以外で一番多い鼻づまりの原因が、「慢性副鼻腔炎」

俗にいう、「蓄膿症」です。


鼻づまりで最も怖いのが、蓄膿症。

正式には、慢性副鼻腔炎といいます。

鼻の穴の周囲に 4対ある副鼻腔に、細菌が入り、膿が溜まることで発症する。

通常は 1~2週間で治りますが、1か月以上続くと、手術が必要な場合も。


実は、この慢性副鼻腔炎、ここ数年、新しタイプが猛威を振るい、患者が増えているんです。



[体験談]


Eさんという女性。

40歳の時、異変が起こりました。

最初は、風邪かな? という感じで、咳が職場で出るようになった。

しばらく咳が続いたのですが、病院には行きませんでした。


ところが、1年後には、鼻水・鼻づまりも止まらなくなり、近所の耳鼻科へ。

すると、「鼻炎」だと診断されました。

抗生剤をもらったのですが、飲まないと 大量の咳と鼻水が止まらない状態だったという。

ついに、食べ物などのニオイも分からなくなるほどに。

そして、病院を転々とし、病名が分からないまま、5年が過ぎたのでした。


やがて、石井先生の病院を訪れ、ついにその正体が分かりました。

CTスキャンを撮ったら、主に鼻のニオイの神経の周りに、粘膜の腫れと、膿が溜まっている所見があった。

病名は、「好酸球性副鼻腔炎(こうさんきゅうせいふくびくうえん)」


好酸球とは、血液を流れる白血球の一種。

通常は、免疫として、身体を守ってくれています。

これが何らかの原因で、突然 増殖し、副鼻腔に入り込むことで、発症。

一般的な(細菌タイプの)蓄膿症に比べて、はるかに治りにくく、難病に指定されています。



<好酸球性副鼻腔炎の特徴>

 ・嗅覚が鈍くなる。

 ・鼻が詰まる。

 ・ネバネバした粘液が溜まってくる。


また、割と、喘息の患者さんに合併することが多いとも。



体験談のEさんは、改善には手術が必要だと告げられました。

しかし、当初は 勇気が出ず、しばらく通院していたそうです。


するとある日、大変なことが起こりました。

診察の前日、飛行機に乗った時のこと。

飛行機が下降していく時に、ものすごい痛みが頭全体に走りました。

死を覚悟したほどの、激しい頭痛だったという。


膿に加え、「鼻茸(はなたけ)」というポリープがたくさんあったため、気圧の変化に耐えられず、症状が悪化し、激しい頭痛を起こしたようです。


鼻茸と好酸球性副鼻腔炎


Eさんは、すぐに手術。

膿やポリープを、きれいに取り除きました。


手術後、生活は、180度 変わったという。

気分が、ものすごく違う。

早く手術すればよかったと思うほどだと、笑顔に。

味やニオイにも敏感になり、味わえるようになりました。



いろんな原因がある、鼻づまり。

症状が重かったり、長く続くようなら、病院を受診してください。





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[関係する記事]

 → 「鼻づまり解消は ペットボトル・足湯・タオルで」
 → 「鼻ポリープと鼻茸は、醤油でチェック」

 → 「鼻づまりの原因 鼻甲介とネイザルサイクル」
 → 「点鼻薬で悪化? 子供の発達との関係&新鼻うがい」




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tag : 健康カプセル!ゲンキの時間 鼻の病気


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