【ホコリの原因は壁】 除電ぞうきんの作り方/ガッテン




掃除しても出てくる、ホコリ。

いったい、どこから出てくるんだろう?

そんな長年の謎が、ついに判明した。


カギとなるのは、静電気。

なんと、風が吹くだけでも、摩擦で静電気が発生するのだ。


対策には、「ガッテン流ぞうきん」を。

柔軟剤で、簡単に作ることができる。



2017年10月18日放送の「ガッテン」より、「なぜか出るホコリ! 原因はソコだった!?」からのメモ書きです。




ホコリの原因とガッテン流ぞうきん




ホコリは どこから やって来る?


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「ホコリ」です。




何度掃除しても、消えることを知らない、ホコリ。

そこに、新たなキーワードが。


 ホコリは、〇〇が大好き。

 〇〇から、やってくる。


これが分かれば、対策も見えてくるのだ。




まずは、ガッテンボーイの亀井賢治くんが、実験にチャレンジしてくれました。

場所は、日々人が出入りしている、「撮影用ハウス スタジオ」。

亀井くんは、プロデューサーから、こんな指令を受けました。

「この部屋を、なめても大丈夫なくらい、きれいにホコリ掃除すること」


というわけで、亀井くん、徹底的に お掃除に励んだのでした。

まずは、拭き掃除からだ。


これには、理由があります。

2005年5月11日放送、「最新版! ハウスダスト一掃大作戦」という回。

「ホコリを舞い上げないように、拭き掃除をしてから、掃除機をかけるのがポイント」だと紹介しました。


なので、部屋中を2時間近くかけ、みっちり拭いてから、仕上げに、掃除機でホコリを吸い取りました。

チェックを受けるのは翌日なので、掃除した後は、誰も入らないように施錠し、帰ったとさ。


そして、翌日。

念のため、もう一度、ワイパーをかけたのですが…。


あれ?

けっこう、汚れてるぞ。


掃除した翌日にホコリが


これは、どういうことだろう?

ピカピカのはずの部屋にホコリが現れた理由は?


まさか、亀井くんは、はめられたのか?

さぼり疑惑まで、出ちゃったぞ。


でも、亀井くんに問題はありません。

誰がやっても、こうなるのだ。




ホコリといえば、こんな不思議な事件も。


2008年4月、長野市内で行われた、結婚式。

その2日後、参加者のおよそ6割が、次々に、激しい腹痛や吐き気などを起こしたのです。

保健所の担当者が調査しましたが、食中毒ではありませんでした。

発症者の席はバラバラなので、人から人への感染も考えにくい。

様々な調査をする中で、担当者がふと注目したのが、掃除機。

その中の、ホコリを調べたんです。

すると、原因が判明しました。

ホコリの中に、大量の「ノロウイルス」がいたんです。

患者から出たウイルスが、どこかでホコリに付着し、漂って、感染を広げたとしか考えられません。


分析を担当した方のお話。

「ノロウイルスであれば、人の身体から、嘔吐物として出るのか、便として出るしかありませんので」

「ホコリは、ウイルスを運ぶ『運び屋』の一つということで考えてもいいと思います」


もちろん、どのホコリにも ウイルスがいるわけではありませんが、ちょっと怖いですよね。


さらに、ホコリの中には、ダニも。

このダニの糞は、ハウスダストアレルギーの一番の原因です。



<ホコリに潜むもの>

 ・ウイルス。

 ・細菌。

 ・ダニ。

 ・花粉。

 ・カビ。





ここでスタジオに登場したのは、「空気清浄機」。

かなり普及していて、約4割のお宅に、あるのだとか。

この空気清浄機の機能の一つは、ホコリを吸うことですよね。

集塵フィルターが付いていたりする。




さて、またも登場の、亀井くん。

気を取り直して、ホコリの正体を探るミッションに挑みました。


取れたホコリを拡大すると…。


拡大したホコリ


髪の毛などの他に、ひも状のものが見える。

赤いのや黒いの、緑色も。


亀井くんは、推理しました。

「クッションが緑と赤ですけど、そこから来てるのかな?」


実際に座ってみると、けっこうなホコリが…。


クッションから出るホコリ


座った衝撃で、こんなにホコリが出るんだ。


ホコリの大半は、繊維のクズ。

いろんな色が混じりあって、全体として、グレーに見えるんですね。



布の線維が、いくつも絡み合って、中に何をガッチリ捕まえているのか、分析してみました。

それが、これ。


 ・食べかす。

 ・ティッシュ。

 ・皮膚のかけら。

 ・ふけ。

 ・垢(あか)。

 ・土。



でも、亀井くんの実験では、翌日まで人の出入りはなかったはず。

それなのになぜ?


と、ここでスタジオに、ボードが登場しました。


「ホコリは、〇〇から、やってくる」




でも、さすがですね。

プロの掃除人は、これを知ってたんです。


大手掃除会社「ダスキン」。

この会社では今、お客さんに、「アレルギー対策のための掃除のポイント」を伝える活動を行っています。

この日の担当は、前田親男さん。

日々、ホコリの研究を行っている達人中の達人だ。

背中には、「DAP(ダスキン・アレルギー・コントロール・プラン)」の文字が。


今回、お伺いした家庭には、小さなお子さんが3人。

子どもたちは、家の中でも、元気いっぱい。

でも、家族の健康を考えると、ホコリはちょっと心配です。

そこで、ホコリ対策のポイントを聞いて、自分で掃除する時の参考にしようと思ったのだとか。


さっそく、アイテムが登場しました。

常に持ち歩いているという、「LEDライト」だ。

朝掃除したばかりと言いますが、ライトで照らすと、この通り。


LEDライトとホコリ


いろんな所から、ホコリが浮かび上がりました。


でも、家の中のある場所を照らした時、もっと、ビックリすることになるんです。

その場所こそが、「ホコリは、〇〇から、やってくる」の答えなんですね。




でも、そもそも、どうやってホコリは集まって、塊(かたまり)になるんでしょう?

日差しごしに見える、舞っているホコリは、微小ですもんね。



その時、ゲストのウド鈴木さんが、ひらめいた。

まるで、電気に打たれたみたいだ。

「なぜ集まるか、分かっちゃったんですよ!」

「線維が、静電気を引き起こして、お互いに、肩寄せ合ってしまう」


実はこれ、その通りなんです。

もう一つの、大切なキーワードなのだ。



ホコリは、静電気が大好きなんですね。


佐賀県は鳥栖市にある、「産業技術総合研究所 九州センター」。

研究院の 菊永和也さんを訪ねました。

菊永さんは、今年、世界で初めて、ある装置を開発したんですよ。


それがこれ。

静電気を可視化できる、スキャナーです。


透明な板に、ビニールの棒の先で、こする。

たったそれだけで、静電気が起きるんですね。

これをスキャナーにかけると、静電気が強い部分だけ、赤になります。

今回は、ガッテンの「G」を描いていたのだ。


その板にホコリをまくと、この通り。

エアスプレーでホコリを飛ばしても、こすった部分は、そのまま。


静電気可視化スキャナー



ホコリ同士が集まるのも、静電気の力が働いているからなんです。

その力は強くって、掃除機をかけても、取れません。


静電気の強さ


静電気は、ホコリをガッチリつかんで、離さないんですね。




「ホコリは、静電気が大好き」



と、スタジオに、黒い装置が登場しました。

これは、「静電気測定器」


人の身体は、100V以上の静電気を帯びることも、あるらしい。


さあ、この静電気測定器で、確かめてみますよ。

スタジオに運ばれた部屋には、昨日 1日、ADさんが寝泊まりしています。

ホコリも静電気も、普通の家と同じように、なっているはずだ。


あくまで今回の結果ですが、このようになりました。


 ・床:約90~140V。

 ・壁:約90~130V。

 ・電話:約60~100V。


家の中は、どこを調べても、静電気が 100Vくらいはあるんです。

というのも、風が吹くだけで、空気との摩擦で、静電気が起きるのだとか。



さあ、本題です。

掃除のプロが注目するホコリの居場所とは、どこなんでしょう?


その場所とは、「ドアの壁」


ほとんどの家庭では、掃除というと、「床掃除」がメイン。

まさか、ドアや壁についているとは、思いませんよね。


壁のホコリ


なので、プロのハウスクリーニングでは、ドアや壁を、念入りに掃除します。



「ホコリは、から、やって来る」



最近では、よく壁に、樹脂系の素材が使われています。

こうしたものは、特に、静電気を帯びやすいのだとか。

だから、ホコリを吸い付けやすい。


スタジオに登場したセットでも、壁を叩くだけで、たくさんのホコリが出ました。



<ホコリの動き>


 (1) 静電気の力で、壁にくっつく。

 (2) それが集まり、重くなると、落ちる。

 (3) 床に、壁からのホコリが、つもる。

 (4) 床に落ちたホコリが、舞い上がって、また壁に。

 (5) この繰り返し。



ホコリの移動


番組冒頭の、亀井くんの実験。

あのホコリも、壁についていたものが、一晩の間に、重力で床に落ちたと考えられます。



舞っているホコリなら、空気清浄機が。

床に落ちているなら、掃除機が。

でも、ホコリは、壁に残ってたんですね。


キレイに掃除しても、壁からホコリが、ひら~り。




エノキ
ああ、そういえば、年末の大掃除。

ドアとか壁の上の方とか、ホコリ、溜まってたりするもんな~。





ササミ
ホコリは、静電気が大好き。

壁など、部屋のいたるところに、ついてるんです。

普段掃除してない、壁やドアなど、気をつけてみてはどうでしょうか。

エノキ
ガッテン! ガッテン!




ガッテン流ぞうきん


ササミ
ホコリ対策に大事な壁ですが、そうした場所の掃除は、アレルギー症状の改善に、つながるかもしれないとの報告が。

去年、医療機関と掃除会社が、共同で発表した論文。

「気管支喘息児における掃除介入によるダニ特異的 igE 値の変化」

(かめさきこども・アレルギークリニック)

(大阪赤十字病院小児科)

(大阪府済生会中津病院小児科 免疫・アレルギーセンター)

(ダスキン開発研究所基礎研究部)



喘息のお子さんがいる16の家庭を、2つのグループに分けました。

一方は、普段通りの掃除をします。

もう一方は、壁などを含む、普段意識しない場所まで、部屋全体を掃除する。

もちろん、ダニ対策の基本、布団掃除も行います。


これを1年 続けてもらったところ、(a) 普段の掃除グループは、改善せず。

(b) 部屋全体を掃除したグループは、血液中のアレルギー反応を示す数値が、2割も減ったのです。





でも、壁とかは、掃除しにくくない?

そう思っていた、みなさん。

今、静電気に注目したホコリ掃除グッズは、たくさんあるそうですよ。


「静電気を逃して、ホコリを取りやすくなる」というものらしい。


静電気に注目したホコリ掃除グッズ






おなじみの、「科学ぞうきん」。

「サッサ」とか、有名ですよね。

科学ぞうきんは、拭いた場所の「静電気の発生を防ぐ」効果を、うたっているもの。


今回は、これを買うのではなくて、家にあるもので作れないか? をテーマにしています。


実は、ガッテンが、それを作ってくれたんです。

で、さっそく、その効果を実験します。


一方は、普通のぞうきん。

もう一方は、ガッテン流のぞうきん。

それぞれの ぞうきんで、黒い板を拭きます。

白いビーズを近づけると、このような結果に。


ガッテン流ぞうきんの実験


ガッテン流ぞうきん(右)の方が、圧倒的に少ない。

下の画像は、部屋に3日間 置いた場合です。

こちらも、差は明らかだ。


さて、ガッテン流のぞうきんは、何を使って作ったのでしょうか?


それは、家庭にある、あれです。

ニオイをかぐと、分かる。


そう、使ったのは、「柔軟剤」

裏面の表示を見てみると、「静電気を軽減」「ホコリ・花粉の吸着抑制」と書いてあったりする。


カギとなるのは、「界面活性剤」

柔軟剤に含まれる界面活性剤は、陽イオン系というもの。

それで壁を拭くと、静電気を帯びたホコリが来た時、電気を逃がし、ホコリがくっつきにくくなるのだ。



実は、プロも界面活性剤を、ホコリ対策に活用してるんです。

東京都は葛飾区にある工場。

こちらでは、飛行機や電車などの乗り物から、食品の機械まで、プラスチックの加工を行っています。

プラスチックは、非常に静電気を帯びやすい物質。

せっかくピカピカの商品に、ホコリがついては、大問題。

製品としての品位が落ちてしまいます。


そこでこの会社では、静電気を防止する「帯電防止剤」を使っているのだとか。

界面活性剤が主成分で、ホコリの付着を抑えながら、加工しているとのこと。




香りが苦手な方は、ニオイのない「静電気防止剤」や「無香料の柔軟剤」が、おススメ。

化学物質に敏感な方や、心配のある方は、柔軟剤や界面活性剤の使用に ご注意ください。





<ガッテン流 除電ぞうきんの作り方>


(1) 指定の濃度で、柔軟剤を溶かす。

(2) そこに、洗ったぞうきんを浸します。

(3) よく絞ったら、しっかりと乾かしましょう。

作り置きしておくと、便利です。



ガッテン流 除電ぞうきんの作り方


静電気を予防する効果があるので、月に1回程度、壁や床、棚などを、拭くのがおススメです。


ニオイのない「静電気防止剤(スプレー)」を使う場合は、ぞうきんに吹き付けて使うとよい。


静電気を取るのがポイントなので、ゴシゴシこする必要はありません。

力を入れずに、静電気を取る意識で、軽く拭いてくださいね。




図書館でも


ササミ
国立国会図書館。

4300万点もの蔵書を誇ります。


資料保存担当の方は、日々、ある作業を行っている。

本の側面はもちろん、一枚一枚、ページをめくって、ホコリ掃除をしているのだ。


というのも、ホコリが原因で、本が劣化するんです。

ホコリの中のカビや化学物質が、紙を蝕み、貴重な本がボロボロに。


ホコリで劣化した本


資料保存担当のお話。

「後世に資料を残すためには、ホコリを払うなどして、劣化の原因などを排除して、利用できるようにするのが使命かなと、思っています」




さらに、ハワイ島でも、ホコリ対策が。

日本が誇る世界最大級の天体観測施設、「すばる望遠鏡」。


直径8.2メートルの巨大なレンズに、二酸化炭素とドライアイスを吹き付けています。

こうすると、レンズを傷つけないよう、やさしくホコリを払えるのだ。


すばる望遠鏡があるのは、標高4205メートルのマウナケア山。

砂のように細かくなった溶岩が、風に乗って飛んできます。

それがレンズに降り積もると、届く光が弱まり、遠くの星が見えなくなってしまうんです。


天文学では、遠い宇宙から来る かすかな光を集める作業が、とても大事。

なので、光を集めることを邪魔するホコリは、敵なんですね。

ホコリを除去する作業は、天文学でも、とても大切な作業なのだ。





健康プレミアム(13) 2017年 12 月号 [雑誌] (NHKガッテン! 増刊)



セスキ プラスαでピカピカ! 激落ち掃除術―2016年4月~5月の再放送 (NHKまる得マガジン)



「収納とおそうじ」一緒に!レシピ―ワン・ツー・スリーでキレイが続く


 



次回は、これ。

おなじみのあの食材は、食べる部分によって、性質がまったく違うんだって。

ホクホクの長男、シャキシャキの三男。

「ビタミンC&食物繊維! レンコンが信じられないほど美味になる」。




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 → 【カビ掃除】退治する方法は 50℃のお湯で90秒+ゴシゴシ禁止

 → 【部屋を広く見せる方法】 ホームステージング

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