【ネギで免疫力UP】新健康成分ヌル&ご当地料理/ガッテン 中編
・免疫力UPの新健康成分。
ネギの粘液「ヌル」に、秘密が。
肺炎、インフルエンザ、がん予防にも、効果がある。
解説:農業・食品産業技術総合研究機構 農研機構 野菜花き研究部門 上田浩史 品質機能ユニット長。
・日本各地の料理。
ひともじのぐるぐる、黒焼き、焦がしラーメン、ネギボールなど。
「ガッテン」より、「インフル・肺炎・がんに効く 世界で発見! 驚異のネギパワーSP」からのメモ書き。
中編です。

□ ご当地ネギ料理

続いては、日本人が発見した、新健康成分について。
ポイントは、料理方法にあるようですよ~。
と、その前に、ご当地&最新ネギの料理を紹介。
まずは、大阪から。
ネギたっぷりの、「ネギ焼き」だ~。
京都では、「焦がしネギラーメン」。
テレビでよく見ますね。

熊本の料理は、どうでしょう。
「ひともじ」という小ねぎを茹でて、根元に巻きつける。
その名も、「ひともじのぐるぐる」。
酢味噌で、どうぞ。
埼玉県深谷市は、どうかな。
ネギがたっぷり入った、「しょうが焼き」。
「ネギてんぷら」に、「黒焼き」まで。

続いては、福島県大内宿。
ネギを箸として使う、「ねぎそば」。
最後は、東京のネギ料理専門店から。
「九条ネギの卵かけごはん」。
「マルネギータピザ」は、ダジャレ?
ハイボールならぬ、「ネギボール」なんてものまで。

□ 免疫力UPの健康成分

さて、肝心の、ネギに含まれる新健康成分は?
世界初の発見をしたのは、三重県津市の 農業・食品産業技術総合研究機構。
農研機構 野菜花き研究部門 品質機能ユニット長の、上田浩史さんに、お話を伺います。
上田さんは、ネギから、ある成分を抽出。
それを、動物や人に摂取してもらい、身体に起きる変化を調べたんです。
すると、すごいことが分かった。
免疫をつかさどる IgA抗体の量が、アップ!
免疫細胞 マクロファージが、活性化!
ナチュラルキラー細胞も、超元気に!
ウイルスや細菌から身体を守るこれらがパワーアップすることを、突き止めたんです。
肺炎・インフルエンザ・肝炎の原因となる、細菌やウイルス。
それが、口の中に入ってきたとします。
そんな時、唾液の中に含まれている「IgA抗体」が、やって来る。
これが、ネギパワーがあると、とても活発になり、細菌やウイルスを取り囲み、やっつけてくれるのでした。
血液中に、ウイルスや細菌が入ってきたら、どうでしょう?
そんな時、戦ってくれるのが、マクロファージ。
このマクロファージも、ネギパワーで、活性化。
体内に侵入した細菌やウイルスを異物とみなし、食べて処理してくれる。
がん細胞と戦ってくれるのは、ナチュラルキラー細胞。
これも、ネギがあれば、パワーアップ。
がん細胞を攻撃してくれます。
<ポイント>
ある食べ方をすると、免疫力アップ効果が上がるのだという。
IgA抗体の働きは、1.5倍UP!
マクロファージの働きは、5倍UP!
ナチュラルキラー細胞の働きは、3~4倍UP!
どのようにすれば、効果がアップするんでしょう?
免疫力を上げるネギの食べ方とは?
新たに見つかった健康成分を、たっぷりと味わっていた人物が…。
京都市右京区の九条ネギ農家さん。
収穫してて、ネギが折れちゃった時に、もう商品にはならないので、ある食べ方をするという。
ネギを折って、吸う。あるいは、流し込む。
口にしていたのは、ネギから出てくる粘液です。
多くの産地で、「ヌル」と呼ばれているそう。

上田先生が注目したのも、この粘液。
ヌルに、新たなネギパワーが秘められていたのだ。
上田浩史先生は、「ネギの粘液に、免疫系を活性化する作用があること」を見出した。
(どれくらいの量で効果が出るかは、研究中とのこと)
ヌルが入っているのは、九条ネギだけではありません。
白ネギの青い部分にも、ヌルは入っている。
このヌルは、今、料理界でも注目されてるんです。
イタリアンシェフの、奥田政行さん。
ヌルは、寒さが増すほど、増えていくのだそう。
ボウルに集めて、シラスにかければ、天然のジュレに。
「しらすのネギ風味ジュレがけ」。

いつも買うネギでは、ヌルを見ませんよね。
でも、ご安心を。
あれは、乾燥しているだけなんです。
ちょっと水をつけると、ヌルが出てきます。
免疫力UPする食べ方とは、青い部分を食べること。
ヌルの効果は、香り成分のアリシンと違って、加熱しても、冷凍しても、変わりません。
だから、いろんな料理で、楽しんでいいのだ。
青ネギ派の西日本の人は、自然と、免疫力UPの食べ方をしてたんですね。

ネギの「ヌル」に、免疫力UPパワーが!
白ネギの青い部分も、捨てるべからず。

ガッテン! ガッテン!


最後は、世界のネギ料理レシピを。
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