【怒りのコントロール】 コアビリーフが原因 6秒数える/ゲンキの時間


怒りやすい人は、心臓病になりやすい?

交感神経が活発になり、血圧が高くなって、血管にダメージが。


コアビリーフが裏切られた時、人は怒る。

「少し違うが許せる」領域を広げることが大切。

大事なのは、怒り方。

激高せず、諭すように、ちゃんと言うこと。


6秒数えると、鎮まる?

アンガーログで、離職者ゼロに。



ドクネット:杏林大学 古賀良彦 名誉教授(精神神経科専門医)。

 日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介 代表理事。

ゲンキスチューデント:滝裕可里。

ゲンキリサーチャー:ヴェートーベン(久保&青井)。



2016年11月27日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 心筋梗塞のリスクが5倍!? ~ 寿命を縮める怒りとの付き合い方」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 怒りのコントロール アンガーマネジメント




怒りの影響


ササミ
今日のテーマは、「怒り」

怒りすぎると、空気を悪くしたり、時には、人間関係を悪化させることも。

しかも、それだけじゃないんです。

なんと、「怒りっぽいタイプの人は、5倍も心筋梗塞で死ぬ率が高い」のだという。

怒りは、万病のもとなのだ。


何とか怒りをコントロールする方法は、ないものでしょうか。





まずは、クイズから。



Q)怒りやすい人への実験で、証明されたものは、次のうちのどれ?

 A:抜け毛が多い。

 B:目が悪くなる。

 C:ヤケドが治りにくい。











答えは、「C:ヤケドが治りにくい」

アメリカの実験で、「怒りやすい人は ヤケドの回復が 圧倒的に遅い」ということが判明したのだとか。(出典:オハイオ大学 ジャン-フィリップ・グワン)





<怒りと健康の関係>


杏林大学 名誉教授で精神神経科専門医の、古賀良彦 先生に教えていただきます。


やはり、怒ると身体によくないようです。

怒ると、血の巡りが悪くなったりするのだ。


1950年代、アメリカの心臓外科医が、「心臓疾患と診断された患者の中に 怒りっぽい性格の人が多い」ということに気づいた。

そこで、イライラしたり怒りやすい性格の人を「タイプA」、あまり怒らない穏やかな人を「タイプB」として、研究したそうな。

すると、怒りやすい「タイプA」の方が、心筋梗塞など、心臓病にかかりやすいことが分かったんです。


怒りの感情には、「自律神経」が関係しています。

その自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」がありますが、怒ると 交感神経が優位になる




そこで、怒りと交感神経の関係を、調査することになりました。


「心拍変動モニター」で、心拍数から交感神経の働きを、計測します。

交感神経の働きがグラフになって現れるのですが、グラフが上昇するほど、怒っているということになる。


この機器を身体につけてもらい、10円玉を10枚立てて、1列に並べてもらいます。

怒りの実験なので、今回は、そばにいる久保さんが、隣で邪魔することに。

ただでさえ神経を使い、集中しなければならないのに、そばでうるさくやられると、イライラしますよね。


横でゴチャゴチャ言うと、グラフが上昇。

イライラしているようです。

失敗すると、さらに上昇した。


でも、「視界に入ってくる」と苦情を言うと、若干、グラフが下がりました。

口にすることには、意味があるようです。


その後、久保さんのちょっかいはエスカレート。

10円玉を並べている人に、睨まれちゃいました。

もちろん、グラフは上昇しっぱなし。


イラつくことが多いと、交感神経のグラフは、激しく上下していました。


心拍変動 交感神経モニター




でも、怒って交感神経が活発になると、どうして、健康に悪いんだろう?


実は、交感神経が活発になると、血圧を上げるように、身体に指令を出してしまうんです。

怒ってばかりいると、血圧が高くなり、血管にもダメージが。

すると、血液が十分に、心臓や脳に運ばれなくなってしまうのでした。


その結果、怒りっぽい人の心筋梗塞の発症率は、そうでない人の 約5倍に(ハーバード公衆衛生大学院 エリザベス・モストブスキー)。

脳梗塞も、約2倍 多いという。




<怒りっぽい人は、どう気をつければいいの?>


「自分を変えていくことが必要」だと、古賀先生は言います。

それが、「アンガーマネジメント( anger management)」

anger は、怒り。management は、やりくり。

つまり、怒りのやりくりですね。



【アンガーマネジメント】

自分自身の怒りを制御する技術。怒りを抑圧したり、過度の発散をしたりすることなく、怒りの原因に向き合い対処するもの。

(大辞泉)






アンガーマネジメントと怒りの原因


ササミ
次に訪れたのは、一般社団法人「日本アンガーマネジメント協会」。

アメリカ生まれのアンガーマネジメントですが、日本にも協会があるのだ。


代表は、アメリカでスキルを学んだ、安藤俊介 代表理事。

安藤さんの行うセミナーは、近年、有名企業や政府などで 積極的に行われている。

(例:内閣人事局 アンガーマネジメント研修)


「怒りの感情はアレルギーに似ている」と、安藤さんは言います。

例えば、何か出来事があった時に、怒る人もいれば、怒らない人もいると。

これは、花粉症に似ています。花粉に対し、敏感に反応する人もいれば、まるで感じない人もいる。

それと同じで、同じ状況でも、怒る人もいれば、怒らない人もいると。


10円玉を並べる実験でも、人によって、反応は様々でした。

中には、10枚全部立てて、並べた人もいたぐらい。

その人は、普段から、あまり イライラしない人でした。



<イライラする人としない人がいるのは、なぜ?>


人間が怒る理由というのは、自分が信じている「コアビリーフ」というものが 裏切られた時なんです。

これが、怒りの原因。


コアビリーフとは、自分が「こうあるべき」と信じているもの。


コアビリーフ


中央の青い円は、自分と同じ考えや行動です。これはみな、許せる。

黄色い部分は、少し違うが許せるもの。

それを超えて、赤いゾーンに入ってしまった事柄が、その人にとっての怒りになるのだ。


大事なのは、「コアビリーフ(べきの境界線)は、人それぞれ違う」ということ。


例えば、「早めにやっておいて」と言う場合。

ある人は、早めを、1時間と解釈。

でも、別の人は、5分から10分と解釈するかもしれない。

2~3時間という人、半日と思う人、その日のうちにと思う人。

このように、様々です。


極端な例だと、「5分でやるべき」と思っている人に対し、「その日のうちに」と思って対応すると、怒られますよね。




円グラフの「少し違うが許せる」の幅が狭いと、怒ることが多くなる。

自分のコアビリーフの許せる幅を広げるよう、意識するのが大事なのです。

それができれば、怒らずにすむことが増えるかもしれません。




ドクネット


引き続き、杏林大学 名誉教授で 精神神経科専門医の 古賀良彦 先生に、教えていただきます。



<怒りが引き起こす病気は?>


自律神経は、身体のあらゆる部分の働きのバランスを、とってくれているんです。

けれど、怒ると、このバランスが崩れてしまう。


頭痛、めまい、手足のしびれ。

下痢、便秘。

食欲がなくなるなど、様々な影響が。


さらに、怒って交感神経が高まると、眠れなくなって、寝不足に。

寝不足になることで、昼間の生活も、うまくいかなくなります。

それでストレスがたまり、また、交感神経が高まってしまう。

この繰り返しで、負の連鎖に陥ってしまうのだ。




冒頭の「怒りっぽい人は、ヤケドが治りにくい」という話。

傷が治るためには、十分な血液が 栄養素や酸素を運ぶことが必要です。

けれど、交感神経が血管を収縮させてしまうと、栄養素や酸素が運ばれにくくなってしまうんです。





<コアビリーフについて>


コアビリーフは、確たる信念。

だから、それを揺るがされると、人は怒る。


いけないのは、怒った時に、激高してしまうこと。

メチャクチャ怒るのは、よくない。


大事なのは、怒る怒らないではなく、怒り方なんです。

諭すように、ちゃんと言う怒り方が、よい。

そうすると、怒った人のコアビリーフというものを、怒られた側が理解できる。




怒りを我慢すること、抑圧しすぎることも、問題です。

余計に、交感神経が高まってしまう。

上手に怒りを吐き出すのが、大切になります。
 



怒りの対処法


ササミ
怒ってしまいそうな時、どうすればいいのでしょう?


10円玉を並べる実験で、1枚も立てられなかった男性がいました。

グラフを見ても、イライラしていることが分かります。


そんな男性に、紙を見せて、あるメッセージを読んでもらいました。

すると、グラフが すごく下がったんです。

交感神経の働きが、弱まった。

そして、10円玉を 4枚立たせるのに成功。


この変化を引き起こした「魔法の言葉」とは、何なのでしょう?


紙に書かれていた言葉は、これ。

「6秒数えてください」


いきなり自分の感情を爆発させずに、上手にブレーキをかけてあげる。

これが大事なのです。

まず、ブレーキをちょっと踏んでから、そのあと、自分の気持ちをゆっくり出していくとよい。

これが、6秒の中に凝縮されているんですね。




<事例>


これらの方法を使って難局を乗り切ったのが、「イーク丸の内」。

院長の野口由紀子さんに、お話を伺いました。


野口先生は、3年前、院長に就任。

勤務医の時とは違い、患者さんだけでなく、大勢のスタッフとも、密なコミュニケーションが必要になりました。


「医療現場は、本当に怒りが渦巻いているところで、怒りの性質は伝染するっていうのがありますので、一人でも機嫌悪く働いてる人がいると、まわりがいくら穏やかに仕事をしても、そういう悪い雰囲気って、すごく伝わってしまうんですね」

「スタッフがイライラしたりするのがある職場ですと、ミスや連絡漏れとか、最悪 患者様の命にも関わりかねませんので、感情をコントロールしておくということは、医療安全的にも、すごく大事だと思っています」



また、山口県の介護施設「はぴね防府」でも、目覚ましい成果が。


夜間コールが多くて イライラが募るためか、こちらでは 働き始めて 1年以内に辞める人が多く、毎年10名以上の離職者がいたそうです。


そこで、施設長の河内れい子さんが、職員たちとアンガーマネージメントを試すことにした。

すると、昨年の離職者が「0人」に改善。


その方法とは、「アンガーログ」

イラっとしたことを、その場でメモし、書き留めたんです。

いわば、「怒りの日記」ですね。


記録しておくと、自分が怒っているパターンや傾向が、見えてきます。

それによって、予防が可能に。

例えば、朝の電車で必ずイライラすることが分かったら、その電車に乗らないようにするとか。

イライラを避け、他の方法を探せるってわけ。


アンガーログは、読み返して、客観的に見ることが大事。

怒りレベルの点数をつけておくと、さらによいそうです。


この施設では、アンガーログを続けるうちに、腹が立って仕事が進まないことがなくなり、残業時間が50%減。

また、施設利用者への対応がよくなり、夜間コール数も減ったそうです。



他にも、こんな方法が。



<自己催眠>


(1) イスに座って、目を閉じ、手を下げる。

(2) 心の中で、「両手が重くなってきた」と、暗示をかけましょう。

(3) 次に、「額が涼しくなってきた」。

(4) 最後に、「お腹が温かくなってきた」と想像する。


自己催眠


怒りっぽい人は、1日に数回、行ってください。




この自己催眠は、副交感神経が高まった状態を作ってくれます。



笑うことも、大事。

楽しいから笑うだけでなく、笑うから楽しいってこともある。

いつも口角を上げて、笑顔を作って話をするのも、よいのだそう。




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