「乾燥肌タイプチェック/カラダのキモチ」
空気の乾燥する冬は、顔はもちろん全身にまで、肌トラブルが増える時期です。
クリームを塗ったりとケアはするものの、実感はというと、ちょっと疑問。
肌荒れのケアは、どうしたらいいの?
12月19日放送の「カラダのキモチ」より、「アレ大変! 手あれ・肌あれ・冬の皮膚 ガンコな乾燥プルプル大作戦」からのメモ書き。
□ どうして冬には乾燥するの?
気温が高くて湿度が上がると、汗をかく。
また、皮脂の分泌が多くなります。
皮膚の表面には、皮脂と汗が混ざり合ってできた天然のバリアである皮脂膜がある。
気温や湿度が下がると、発汗量が少なるだけでなく、皮脂の分泌も減少します。
すると、一番皮膚の外側にある角質層が、パサパサになってしまう。
角質には水分を抱え込む働きがあり、湿度が高いと、空気中の水分を含むことができる。
しかし、気温も湿度も低いと、皮脂膜も空気中の水分も少なくなるため、角質は乾燥しがちになってしまう。
肌がパサパサするのは、水分が少なくなった角質がめくれあがってしまうから。
このように、肌トラブルには、温度と湿度が関係するようです。
でも、原因は、それだけではないらしい。
日常生活の中にも、乾燥や肌トラブルを起こす原因が、たくさんある。
□ 手の乾燥をまねく行動は?
日常で一番ダメージを受けやすいのが、手だといいます。
では、どんな時に受けているのでしょう?
ポイント!
水仕事の繰り返し
・ずっと手が濡れていると、皮膚のバリア機能が弱まってしまう。
・乾く時に皮膚表面の水分をとられて、カサカサに。
手のひらは水分が奪われやす
・毛の生えていない手のひらは、皮脂腺がない。
・そのため、皮脂が少なく、乾燥しやすい場所。
・濡れた肌は角質がふやけて、やわらかくなっている。
・そのため、濡れたままの手に刺激があると、角質はダメージを受ける。
↓
このようなことが続くと、角質がはがれてしまって、手湿疹の状態に。
手湿疹とは、別名「主婦湿疹」ともいわれる水仕事の多い人にみられる症状。
乾燥がひどくなることで、かゆみ・皮がむける・指先が割れる・水疱ができるなどの症状にすすむ特徴がある。
手荒れがあると洗剤のせいかな? と思ったりしますが、水を拭きとらないことも、原因なんですね。
□ 乾燥肌タイプ、チェック
肌の乾燥にもいろいろあって、タイプによって対策が異なるらしい。
乾燥肌タイプチェック
(1) 肌を触るとザラザラしている。
(2) 靴下やストッキングがひっかかる。
(3) 粉をふいてしまうことがある。
(4) あかぎれ や しもやけ がある。
(5) 風呂上がりにかゆくなる。
(6) 服を着るとかゆくなる。
どれに当てはまりますか?
(1)(2)(3)に当てはまる人は、“カチコチタイプ”。
(4)(5)(6)に当てはまる人は、“カユカユタイプ”。
□ タイプ別、乾燥対策
保湿剤の選び方
保湿剤は、配合されている油分と水分のバランスによって、名称が変わるのだそうです。
油分の少ないものは、ローション、乳液で、さらっとしている。
クリーム、ワセリン、軟膏は、油分が多くてこってりしている。
昼間にこまめなケアができる場合は、ローションや乳液タイプがオススメ。
反対に、こまめなケアが難しい人は、数回塗るだけでもバリア機能が維持できる、油分の多いクリームやワセリンがオススメ。
でも、油分が多いものは、塗った後のベタつきが気になりますよね。
そんな時は、ティッシュを1枚、パラっとのせて、軽く押さえるといいとのこと。
そうすると、余分な油がとれて、皮膚になじんでくる。
さらに、自分のタイプに合わせて、保湿剤の成分を選ぶことも、ポイント!
カチコチタイプ
・尿素入りのクリームがオススメ。
・尿素は角質を溶かして、やわらかくする働きがある。
・なので、固くなってしまった指先やヒジ、ヒザ、かかとのケアに向いている。
でも、既にヒビ割れや炎症があったり、皮膚の薄い所は、刺激が強いので注意してください。
カユカユタイプ
・ビタミンE 配合のクリームがオススメ。
・かゆみは、しもやけなど、乾燥だけでなく、冷えが原因で起こる場合があります。
・ビタミンE は血行を促進させる働きがあるので、かゆみ止めクリームにあわせて使うと効果的。
(両方のタイプが当てはまる人は、両方の成分が入ったものを)
(また、症状の違う場所に合わせて、保湿剤を使い分けるのも、ポイント)
カユカユタイプで注意しなければならないのが、こすりすぎ!
ある実験によれば、「タオルでゴシゴシ洗った場合」と「手洗いの場合」を比べたところ、ゴシゴシ洗った方では、約3倍も、皮脂が落ちてしまったそうです。
カユカユタイプの人は、皮脂を守る洗い方を、見直してみたほうがいいかも。
また、湯船に入るとかゆくなるからシャワーですます人がいますが、熱いシャワーを強く浴びていると、皮脂が落ち、乾燥の原因になる場合もあるとのこと。
ポイントは、同じ場所に3秒以上当てないだそうです。
皮膚科の先生によれば、温度が高すぎなければ、湯船にゆっくり入った方が、角質に水分をたくさん含ませることができるので、肌のためにはいいそうです。
ただし、肌の水分は入浴直後からどんどん蒸発していくので、保湿クリームは入浴後、5~10分以内に塗る。
そしてせっかくクリームを塗っても、衣類が肌を刺激している場合がある。
なので、素肌に触れる部分には、刺激が少ない綿の素材がいいそうです。
またこの時期、毛糸などの素材を身につける場合も、綿の上から身につけると、保温・保湿効果が高まる。
□ 普段から気を付ける
ハンカチと一緒に常にクリームを持ち歩いたり、水場に置いておくなど、保湿を習慣化することが大事。
また、昼が忙しい人は、夜にケアする。
寝ている間は手を使わないので、ケアのチャンス。
その時にたっぷりクリームを塗って、綿の手袋をつけて寝ると、改善につながるそうです。
皮膚というのは、1ヶ月かけて生まれ変わる。
なので、スキンケアは根気よく続けることが大事。
症状が強い場合は、早めに皮膚科へ。
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
□
実は今年の梅雨時に、手湿疹を経験しました。
そういえば、手をよく拭いてなかったかも。
ゴム手袋と尿素クリームで改善し、今は何ともないですが、そうか、水がついたままだったのがよくなかったか。
冬はインフルエンザ予防などで手を洗うことが多いけど、よく拭くように注意しようっと。
クリームを塗ったりとケアはするものの、実感はというと、ちょっと疑問。
肌荒れのケアは、どうしたらいいの?
12月19日放送の「カラダのキモチ」より、「アレ大変! 手あれ・肌あれ・冬の皮膚 ガンコな乾燥プルプル大作戦」からのメモ書き。
□ どうして冬には乾燥するの?
気温が高くて湿度が上がると、汗をかく。
また、皮脂の分泌が多くなります。
皮膚の表面には、皮脂と汗が混ざり合ってできた天然のバリアである皮脂膜がある。
気温や湿度が下がると、発汗量が少なるだけでなく、皮脂の分泌も減少します。
すると、一番皮膚の外側にある角質層が、パサパサになってしまう。
角質には水分を抱え込む働きがあり、湿度が高いと、空気中の水分を含むことができる。
しかし、気温も湿度も低いと、皮脂膜も空気中の水分も少なくなるため、角質は乾燥しがちになってしまう。
肌がパサパサするのは、水分が少なくなった角質がめくれあがってしまうから。
このように、肌トラブルには、温度と湿度が関係するようです。
でも、原因は、それだけではないらしい。
日常生活の中にも、乾燥や肌トラブルを起こす原因が、たくさんある。
□ 手の乾燥をまねく行動は?
日常で一番ダメージを受けやすいのが、手だといいます。
では、どんな時に受けているのでしょう?
ポイント!
水仕事の繰り返し
・ずっと手が濡れていると、皮膚のバリア機能が弱まってしまう。
・乾く時に皮膚表面の水分をとられて、カサカサに。
手のひらは水分が奪われやす
・毛の生えていない手のひらは、皮脂腺がない。
・そのため、皮脂が少なく、乾燥しやすい場所。
・濡れた肌は角質がふやけて、やわらかくなっている。
・そのため、濡れたままの手に刺激があると、角質はダメージを受ける。
↓
このようなことが続くと、角質がはがれてしまって、手湿疹の状態に。
手湿疹とは、別名「主婦湿疹」ともいわれる水仕事の多い人にみられる症状。
乾燥がひどくなることで、かゆみ・皮がむける・指先が割れる・水疱ができるなどの症状にすすむ特徴がある。
手荒れがあると洗剤のせいかな? と思ったりしますが、水を拭きとらないことも、原因なんですね。
□ 乾燥肌タイプ、チェック
肌の乾燥にもいろいろあって、タイプによって対策が異なるらしい。
乾燥肌タイプチェック
(1) 肌を触るとザラザラしている。
(2) 靴下やストッキングがひっかかる。
(3) 粉をふいてしまうことがある。
(4) あかぎれ や しもやけ がある。
(5) 風呂上がりにかゆくなる。
(6) 服を着るとかゆくなる。
どれに当てはまりますか?
(1)(2)(3)に当てはまる人は、“カチコチタイプ”。
(4)(5)(6)に当てはまる人は、“カユカユタイプ”。
□ タイプ別、乾燥対策
保湿剤の選び方
保湿剤は、配合されている油分と水分のバランスによって、名称が変わるのだそうです。
油分の少ないものは、ローション、乳液で、さらっとしている。
クリーム、ワセリン、軟膏は、油分が多くてこってりしている。
昼間にこまめなケアができる場合は、ローションや乳液タイプがオススメ。
反対に、こまめなケアが難しい人は、数回塗るだけでもバリア機能が維持できる、油分の多いクリームやワセリンがオススメ。
でも、油分が多いものは、塗った後のベタつきが気になりますよね。
そんな時は、ティッシュを1枚、パラっとのせて、軽く押さえるといいとのこと。
そうすると、余分な油がとれて、皮膚になじんでくる。
さらに、自分のタイプに合わせて、保湿剤の成分を選ぶことも、ポイント!
カチコチタイプ
・尿素入りのクリームがオススメ。
・尿素は角質を溶かして、やわらかくする働きがある。
・なので、固くなってしまった指先やヒジ、ヒザ、かかとのケアに向いている。
でも、既にヒビ割れや炎症があったり、皮膚の薄い所は、刺激が強いので注意してください。
カユカユタイプ
・ビタミンE 配合のクリームがオススメ。
・かゆみは、しもやけなど、乾燥だけでなく、冷えが原因で起こる場合があります。
・ビタミンE は血行を促進させる働きがあるので、かゆみ止めクリームにあわせて使うと効果的。
(両方のタイプが当てはまる人は、両方の成分が入ったものを)
(また、症状の違う場所に合わせて、保湿剤を使い分けるのも、ポイント)
カユカユタイプで注意しなければならないのが、こすりすぎ!
ある実験によれば、「タオルでゴシゴシ洗った場合」と「手洗いの場合」を比べたところ、ゴシゴシ洗った方では、約3倍も、皮脂が落ちてしまったそうです。
カユカユタイプの人は、皮脂を守る洗い方を、見直してみたほうがいいかも。
また、湯船に入るとかゆくなるからシャワーですます人がいますが、熱いシャワーを強く浴びていると、皮脂が落ち、乾燥の原因になる場合もあるとのこと。
ポイントは、同じ場所に3秒以上当てないだそうです。
皮膚科の先生によれば、温度が高すぎなければ、湯船にゆっくり入った方が、角質に水分をたくさん含ませることができるので、肌のためにはいいそうです。
ただし、肌の水分は入浴直後からどんどん蒸発していくので、保湿クリームは入浴後、5~10分以内に塗る。
そしてせっかくクリームを塗っても、衣類が肌を刺激している場合がある。
なので、素肌に触れる部分には、刺激が少ない綿の素材がいいそうです。
またこの時期、毛糸などの素材を身につける場合も、綿の上から身につけると、保温・保湿効果が高まる。
□ 普段から気を付ける
ハンカチと一緒に常にクリームを持ち歩いたり、水場に置いておくなど、保湿を習慣化することが大事。
また、昼が忙しい人は、夜にケアする。
寝ている間は手を使わないので、ケアのチャンス。
その時にたっぷりクリームを塗って、綿の手袋をつけて寝ると、改善につながるそうです。
皮膚というのは、1ヶ月かけて生まれ変わる。
なので、スキンケアは根気よく続けることが大事。
症状が強い場合は、早めに皮膚科へ。
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
□
実は今年の梅雨時に、手湿疹を経験しました。
そういえば、手をよく拭いてなかったかも。
ゴム手袋と尿素クリームで改善し、今は何ともないですが、そうか、水がついたままだったのがよくなかったか。
冬はインフルエンザ予防などで手を洗うことが多いけど、よく拭くように注意しようっと。
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