【読経・座禅・声明】お寺に学ぶ健康法/ゲンキの時間


今回のテーマは、「お寺に学ぶ、健康の秘訣」


1915年生まれ、101歳の大井際断 住職(方広寺)。


<読経>

脳内物質「セロトニン」が分泌され、うつ病や睡眠によい影響が。


<座禅>

リラックスして、肩こり解消。


<おかゆ>

腸内環境がよくなり、免疫力がアップ。


<運動>

雑巾がけや、階段の上り下り。


<食>

精進料理。

ゴマリグナンで、老化防止。

うなぎの もどき料理。


<声明>

ノドの老化に、要注意。



ゲンキリサーチャー:ザ・たっち(たくや&かずや)。



2016年8月14日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ お盆は心も体も健康に! ~ お寺に学ぶ長寿の秘訣」「お盆…101歳僧侶の健康秘訣」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 お寺に学ぶ健康の秘訣




読経とセロトニン


ササミ
ある職業の人たちが、ご長寿だって、知ってますか?

その職業とは、「お坊さん・僧侶」

歴史上の名僧たちも、人生50年といわれた時代に、こんなに長く生きている。


 一休禅師 88歳。

 親鸞聖人 90歳。

 栄西禅師 75歳。



江戸時代の天海などは、108歳(1536-1643)!



職業別平均寿命ランキングでも、このようなデータが。


 5位:医師(75.9歳)

 4位:政治家(76.4歳)

 3位:歌人(77.6歳)

 2位:弁護士(78.6歳)


 1位:宗教家・僧侶(79.5歳)



こんなにご長寿な、お寺の僧侶。

そこには、どんな秘密が隠されているのでしょうか?

健康の秘訣を、探っていきますよ~。




向かったのは、静岡県 浜松市。

臨済宗 方広寺派大本山の「方広寺」

室町時代の初めから続く、歴史あるお寺です。


方広寺



住職の大井際断(おおい さいだん)さんは、1915年生まれ。

なんと、101歳なのだ。

もちろん現役で、禅問答や高座で、説法を行っている。

かかりつけ医の診断でも、健康にほとんど問題ないのだとか。


いったい、どんな健康ポイントがあるのでしょう?



修行僧のみなさんは、厳しい戒律を守りながら、生活しています。

例えば、「三黙堂(さんもくどう)」といって、禅堂・食堂・浴堂では 話をしてはいけない。

今回、体験させてもらう ザ・たっちも、携帯電話を没収されたのでした。


午後10時に就寝し、午前3時45分には起床。

午前4時には、梵鐘(ぼんしょう)で、鐘(かね)をつきます。


4時15分には、本堂へ。

朝の読経を、毎日 40分行うのでした。


実は、ここに、健康ポイントが!


専門家に、聞いてみましょう。

東邦大学の 有田秀穂 名誉教授。

長年、読経の健康効果を、研究しています。

「読経することによってね、メンタルヘルスの問題、うつ病や睡眠に よい影響があることは、私たちの研究も含めて、証明されてますね」

「それから、特にストレスによって、高血圧になったりとか、糖尿病になったりということを、予防する効果は、期待できます」



そこで、実験。

延命山 円東寺の増田俊康 住職に協力していただき、読経している時の脳波を測定します。


すると、読経前になかった変化が、脳波に現れたんです。

読経している間に、「α2」という特別な脳波が出たのだ。

それは、脳の中に「セロトニン」という物質が分泌された結果だという。


セロトニンとは、人間の心を癒し、平常心をもたらす脳内物質のこと。

それが、読経を行うことで、分泌されるんです。


セロトニン分泌のカギは、リズムにありました。

読経のリズミカルな発声が、脳内でセロトニンを分泌させる。


リズム運動で分泌されるセロトニンは、読経以外の方法でも、高めることができるんです。


<セロトニンを高める方法>

 ・ガムをかむ。

 ・カラオケを歌う。





座禅で肩こり解消


ササミ
午前5時。

読経の後、座禅が行われます。

修行僧は毎日、朝に 1時間の座禅を行うのだそう。



これも、健康ポイントのひとつ!


おなじみの先生。

首都大学東京 健康福祉学部の 竹井仁 教授。

なんと、座禅が肩こり解消に、つながるのだという。

「普段、猫背になって、悪い姿勢で座っていると、身体が安定しないんですね」

「そうすると、その姿勢を保つために、肩まわりも力が入ってくる」

「座禅を組むっていうのは、身体の芯に しっかりと力を入れると、手足の力が抜けやすくなりますね」

「体幹を安定させた状態で、肩の力が抜けますので、だんだん肩まわりの筋肉の血流がよくなってきて、そうすると、力が抜けて、コリが解消していくと」



座禅を行った、ザ・たっち。

筋硬度計で肩の状態を調べたところ、座禅前に比べ、座禅後の方が、数値が改善されていました。

肩の力が、うまく抜けたようです。


デスクワークが多い人は、30分に1回、座禅の姿勢をすることで、肩のコリを改善することができる。


座禅で肩こり解消





おかゆで免疫力アップ


ササミ
午前6時からは、御祈祷(ごきとう)の時間です。

毎朝、30分、祈りをささげる。


御祈祷が終わった、午前6時30分。

ようやく朝食の時間に。

食事への感謝の儀式があり、その後、出てきたのは、おかゆでした。


毎朝食べている、おかゆ。

ここにも、健康ポイントが!


白澤抗加齢医学研究所の 白澤卓二 所長。

朝のおかゆで、免疫力が高まるらしい。

「朝 おかゆを食べますと、普通のご飯と比べて水分が多いので、それが腸の方に届いて、便秘が解消されて、腸内フローラっていうのが 保たれるんですよね」


便秘が解消されて、腸内の環境をよい状態に保つと、免疫力が高まり、病気になりにくくなるんです。


昆布や梅干しと一緒に食べれば、不足しているミネラルや食物繊維を、摂取できる。


おかゆ

 



運動と食事


ササミ
午前7時には、作務(さむ)を。

掃除や庭の手入れですね。

作務の時に着る服を、作務衣(さむえ)という。


修行僧のみなさんは、毎日 2人で、広い本堂を、雑巾がけしているのだそう。

雑巾がけは、足腰だけではなく、全身の筋肉を使う運動。

掃除をしながら、ダイエットや寝たきり予防になります。


続いて、炎天下で、庭の手入れを。

さらには、108段ある階段を、丁寧に 拭き掃除する。


実は、この階段も、健康の秘訣なんです。


階段を上るのは、ジョギングと同程度の運動効果があり、太ももの筋肉も鍛えられる。

通勤などに取り入れれば、代謝が上がり、疲れにくい身体を作ることができるのだ。




午後3時には、夕食の準備。

今日作るのは、ゴマ豆腐です。

2時間くらい、ゴマをするのだそう。

これも修行ですね。


この日のメニューは、ご飯、ゴマ豆腐、たくあん、油揚げとホウレン草のすまし汁。

修行僧が食べるのは、植物性の食材で作る、精進料理。

だからこそ、ゴマなど、栄養豊富な食材が、重要になります。


昔から、不老長寿の薬といわれる、ゴマ。

これが、健康長寿のポイントに!


ゴマの中には、「ゴマリグナン」という成分が含まれていて、細胞の老化を、うまく制御してくれるのだとか。

つまり、「若返り効果」が。

ゴマに含まれるゴマリグナンという抗酸化物質により、細胞の老化を防ぎ、ガンの予防効果も期待できる。



あれ?

住職が食べているのは、ウナギ?

いえいえ、違います。

「もどき料理」という、これもれっきとした精進料理。

海苔(のり)を うなぎの皮に見立てて、豆腐、レンコン、山芋をもとに、作られています。


うなぎの もどき料理


この もどき料理にも、様々な健康効果が。


精進料理はカロリーが低く、脂質も少ない。

なので、悪玉コレステロールの減少や、動脈硬化の予防が、期待できます。


さらに、不足しがちな たんぱく質を補うのが、豆腐。

豆腐は、良質な たんぱく質を豊富に含んでおり、大豆に含まれるイソフラボンには、骨を強くする効果も。

修行僧は 1食で 豆腐 1丁 ほどを食べます。

食事全体のカロリーが、1食で 500kcalと低カロリー。

にも関わらず、たんぱく質は、1食の摂取基準を満たしているのだ。


また、山芋やレンコンには、ぬめり成分である「ムチン」という栄養素が。

ムチンには、たんぱく質を効率よく、消化・吸収する働きがあるんです。

豆腐と一緒に食べるには、まさに、ピッタリ!

高い疲労回復効果が、期待できます。
 



声明とノドの老化


ササミ
続いて訪れたのは、東京都は巣鴨にある、功徳院。

お堂では、珍しい光景が。

バイオリンの演奏で、住職が歌ってる?


住職の松島龍戒さんに、お話を伺いました。

しょうみょうのコンサートを、開いておりました」


「声明」と書いて、「しょうみょう」と読む。

仏教の、お経の読み方の一つ、だそう。


声明とは、真言宗や天台宗に昔から伝わる、音階のあるお経。

法要の最初と最後に行う儀式なのだとか。


松島住職は、声明をいろんな人に広めるため、現代風にアレンジして、コンサートを行っているんです。



<動画>




実は、この声明にも、健康ポイントが!


専門家に、教えてもらいましょう。

東海大学医学部付属 東京病院 ボイスクリニックの 田村悦代 教授。

「人の声っていうのは、使わないと、だんだん老化してくるっていうところがあります」

「ですから、声帯が老化してくると、お声が かれてきますので、やはり、日頃、お声を使っていただくと、老化が防げると」


実は、普段声を出していないと、ノドが老化してしまうんです。


お年寄りの声帯は、少し細くて、弓なりの形をしています。

なので、声を出した時に、声帯がピッタリ合わなくて、そこから少し、息が漏れてしまう傾向が。


声帯は、肺から上がってきた息を、音に変換する器官。

本来、声を出す時には、ピッタリと閉じて振動します。

しかし、普段あまり声を使わないと、声帯の筋肉や粘膜が萎縮。

声がかすれたり、出しにくくなってしまうという、変化が起きてしまうのだ。


さらに、ノドが老化してくると、高齢者を襲う怖い病気になる恐れが。


普段から声を出して ノドの筋肉を使ってないと、食べ物を飲み込む時の反応が悪くなり、気管に異物が入りやすくなってしまう。

これが、「誤嚥(ごえん)」と呼ばれる状態。

入った異物が肺で炎症を起こすと、日本人の死因 第3位である「誤嚥性肺炎」になる可能性が。


声明は、声を出すだけではなく、声帯で音程をコントロールするので、ノドのトレーニングとしては、さらに効果的。




<ノドの老化チェック>

 (1) 若い時に比べ、声が かすれる。

 (2) 話し声の音程が、変わった。

 (3) 大きな声が、出にくくなった。

 (4) 食事中に、よくむせる。

 (5) 水分がないと、食べ物が 飲み込みにくい。



3つ以上当てはまる人は、ノドが老化している可能性があるのだとか。



ノドの老化は、カラオケなどで、ノドをよく使うことで、予防できる。

読経や声明が無理な人は、カラオケへ。





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