【洗濯マイスターの裏技】早く乾かす方法 杉山司さん/ウラマヨ!
野菜王子の次は、「洗濯の裏技」です。
(1) 夏以外、すすぎは、1回でいい。
→ 分厚く重い衣類は、外側に!
(2) 曇りの日でも、よく乾く方法。
→ 段々干し。
(3) 服やスニーカーを汚れにくくする。
→ ベビーパウダー。
(4) 汚れやシミを落とす。
→ 中性洗剤+クレンジングオイルのスプレー。
(5) クリーニング不要! ワイシャツの洗浄法
→ つけ置き洗い。
<部屋干しの極意>
・乾いたタオルをはさむ。
・生乾きのニオイ解消には、新聞紙。
・扇風機を活用。
解説:洗濯マイスター 杉山司。
2016年5月7日放送の「ウラマヨ!」より、「野菜! 洗濯! 快眠! 春の裏技大公開スペシャル」からのメモ書きです。

□ 洗濯マイスター

前回は、野菜の目利きでした。
今回は、洗濯についてです。
教えてくれるのは、洗濯マイスターと呼ばれる、杉山司さん。
本業は、洗剤を作る会社「泥スッキリ本舗(株式会社E・T・I )」の開発担当です。
これまでに15種類の洗剤を開発し、累計50万個を売り上げている。
一番のヒット商品は、こちら。
「泥スッキリ303」
高校球児が使った後の、泥がついたソックスを、洗ってみます。
手洗いで、もみもみ。
すると、5分後には、この通り。
きれいになっちゃった。

開発者である杉山さんの もう一つの顔が、洗濯マイスター。
全国から洗濯に関する悩みが、ハガキやメールで、月に2000件以上、寄せられるのだそう。
これまでに、5万5000人以上の主婦の悩みを、解決してきました。
そんな杉山さんが、「裏技5連発」を紹介してくれちゃいます。
□ すすぎは1回、重い衣類は外側に!

今や、家庭の洗濯機の多くが、全自動。
2層式は、あまり見かけなくなりました。
でも、そこに、意外な落とし穴が。
[裏技(1) 春は、すすぎを、1回にするべし!]
洗濯機の全自動機能のすすぎは、だいたい、2回から3回。
でも、汗をかきづらい時期は、「すすぎは1回でいい」のだそう。
汗をかきやすい夏場以外、1回のすすぎで、十分 きれいに洗える。
洗濯時間の短縮や、水道代の節約につながるので、助かりますね。
洗濯槽への入れ方によっても、違いが出るといいます。
「重い衣類を、洗濯槽の外側に置く。逆に、軽いものは、内側へ」
洗濯機は、クルクル回転し、遠心力で汚れを落とす。
なので、外側に重いものを置いた方が、より早く回転し、洗浄力もアップするのだ。

□ よく乾く段々干し

お次は、洗濯物がよく乾く裏技です。
[裏技(2) 曇りの日でも よく乾く、段々干し!]
洗い物にも、ひと工夫を。
ズボンやスカートなどは、表面が色あせないように、裏返しにします。
これだと、ポケットも空気に触れるので、乾きやすくなるのだ。
他にも、色物はすべて、裏返しにしましょう。
シワになりやすい分厚い服は、上下に振って、シワ伸ばしする。
タオルも上下に振ることで、毛先が立ち、風合いが残ります。

そして、肝心の干し方。
<段々干し>
丈の長い衣類と、短い衣類を、段々に(交互に)干す。
衣類の間に空間を作ることで、空気に触れる表面積が広くなり、早く乾くってわけ。
さらに、薄手のものと厚手のものを交互に干すことで、重なり合わず、より一層、早く乾かすことができる。

□ ベビーパウダーで 汚れ防止

夏、赤ちゃんに使うアレが、汚れ防止につながる。
[裏技(3) ベビーパウダーを薄くつけるだけ! 衣類を汚れにくくする裏技]
ズボンのお尻、ワイシャツの襟や袖、部活のユニフォームなど、汚れやすいですよね。
できれば、汚れにくくしたい!
そんな時におススメの方法が、これ。
<ベビーパウダーで汚れ防止>
洗濯後、乾いた服に、薄くつけるだけ。

ベビーパウダーは粒子が細かいため、繊維の奥まで浸透し、汚れがつきにくくなるのだ。
本来、赤ちゃんの肌につけるものなので、生地を傷つける心配もありません。
白いスニーカーにベビーパウダーをつけるのも、よさそうです。
□ シミ汚れ落とし

カレーが服に、ついちゃった。
そんな時は、これ。
[裏技(4) シミや汚れを、キレイにする方法]
用意するのは、食器用の中性洗剤と、メイク落としに使うクレンジングオイル。
<シミ汚れを落とす方法>
中性洗剤とクレンジングオイルを、「1:1」でスプレー容器に入れ、作り置きする。
乳白色になるまで、よく振って、混ぜ合わせましょう。
カレーの固形物をとったら。お湯につけて、スプレーをふりかけ、手でもみ洗いする。
シミがついたら、なるべく早く洗うことで、とれやすくなります。

食べこぼしの場合、汚れは、大まかに2種類。
1つは、食物などの「水溶性の汚れ」。
もう1つは、油や調味料などの「油溶性の汚れ」。
クレンジングオイルは油溶性の汚れを、中性洗剤は水溶性の汚れを、それぞれ落としてくれるのだ。
この2つを混ぜ合わせることによって、ほとんどの汚れに対応できるってわけ。
(とはいえ、大事な服は、クリーニング店など、プロに任せた方がよさそう)
(あと、事前に、色落ちしないかなど、目立たない部分で、チェックを)
□ ワイシャツを家で

ワイシャツを毎回、クリーニングに出していたら、お金がかかる。
そんな時は、これ。
[裏技(5) クリーニング不要! ワイシャツの洗浄法]
黄ばみの原因は、「皮脂汚れ」。
この黄ばみに一番効果的な洗い方は、「つけ置き洗い」なんです。
<つけ置き洗い>
バケツに、40℃のぬるま湯と、洗濯用洗剤を入れ、混ぜ合わせる。
黄ばんだ部分をつけて、10分間。
汚れがひどい場合は、半日つけておく。
そのあと、衣類用のナイロンたわしなどでこすると、きれいになる。

これで、クリーニング代が節約できます。
□ 部屋干しの極意

続いては、すぐ乾く部屋干しのコツです。
<部屋干しのポイント>
(1) 衣類の空気にあたる表面積。
(2) 湿度。
(3) 風の通り道。
上での紹介した「段々干し」ですが、衣類の間隔を「握り拳(にぎりこぶし)」ぐらい開けるのがいい。
くっつけると、乾きにくくなります。
また、バスタオルは、蛇腹に干すと、場所を取りません。

トレーナーは、逆さに干すことで、脇の部分が乾きやすくなる。
また、ズボンは、中に空洞を作ると、空気に触れる部分が多くなり、乾きやすくなるのだ。

<部屋干しの裏技>
(1) 乾きにくそうなところ(分厚い衣類の間)に、乾いたタオルを掛けてあげる。
分厚い服が乾きにくいのは、水分を多く含んでいるから。
そこから湿気が、いっぱい出ます。
近くに乾いたタオルを置くと、その湿気を吸ってくれるので、その分、乾きやすくなるのだ。
早く乾かしたい時は、近くに乾いたタオルを!
(2) 生乾きのニオイを解消する方法。
新聞紙を下に置くと、ニオイ解消になる。
一度広げて、クシャクシャにしてから、置いてください。
衣類が におうのには、理由があります。
長時間干していると、落ちきれなかった雑菌が、繁殖するから。
その菌は時間が経つにつれ、増殖。
ニオイに、つながるのでした。
それを防ぐには、早く乾かすことが大事。
晴れた日に外で干すのと、部屋干し。
違いは、その差にあったのだ。
日が当たらない部屋干しは、乾くのに時間がかかるのが、問題。
この方法だと、衣類が含んでいる水分から出る湿気を、新聞紙が吸い取ってくれる。
部屋干しだと、湿気は下にいきます。
なので、新聞紙を下に置くとよいのだ。
さらに早く乾かしたい時は、これ。
(3) 扇風機の弱風を、全体に当てる。
首振り+弱風で、洗濯物全体に当たるように、扇風機を置きましょう。
最近の扇風機だと、弱風で、12時間 約10円程度。
(ただし、機種によって、差があります)
杉山さんの実験では、普通の部屋干しだと 12時間かかっていたのが、新聞紙+扇風機で、6時間に短縮した。

裏技を駆使し、洗濯を効率的に。
スッキリ、楽しいものに!


次回は、「快眠」について。
[関係する記事]
→ 【野菜の新常識】キャベツの選び方 タマネギの保存法/ウラマヨ!
→ 【お風呂のカビ掃除】退治する方法は 50℃のお湯で90秒+ゴシゴシ禁止
→ 「ダニは50℃で死ぬ 布団乾燥機&炎天下の車中」
→ 「尿ハネしない距離 温水洗浄で病気が悪化?」
- 関連記事
-
-
【野菜】 レタスの長期保存法&甘いピーマンの見分け方 2016/09/09
-
【快眠】森田豊 抱き枕でイビキ防止/ウラマヨ! 2016/08/18
-
【洗濯マイスターの裏技】早く乾かす方法 杉山司さん/ウラマヨ! 2016/08/10
-
【野菜の新常識】キャベツの選び方 タマネギの保存法/ウラマヨ! 2016/08/03
-
4月からお薬手帳を持っていくと安くなる/ジョブチューン 医者2時間SP(4) 2016/03/30
-
<スポンサードリンク>


