「癒しの正体 疲労回復物質 FR/カラダのキモチ」
癒し癒しと言うけれど、癒しって何?
本当の癒しをもたらす物質の正体とは?
癒しが引き起こすカラダの変化って?
11月28日放送の「カラダのキモチ」より、「いや~しらなかった! 現代人を救う! “癒し”の極意」からのメモ書き。

□ 癒されるって、どういうこと?
疲労した状態を戻したい、その回復が、癒しにつながるといいます。
わたしたちは、日常生活を過ごしているだけで少しずつダメージを受けて、体の機能は低下してしまう。
これが、疲れ。
癒しとは“精神的な回復”だと思われがちだけど、実は、“疲れた体の機能を回復させること”なのだそう。
では、癒しは、どのように体を回復させてくれるのでしょう。
□ FR
癒しの正体は、“FR”という物質らしい。
Fは fatigue(疲労)、Rは recover(回復)、FR で疲労回復物質。
では、そのメカニズムは?
体や脳に負担がかかると、活性酸素により細胞は傷つき、老廃物が生まれてしまいます。
すると、この老廃物が刺激となって、“FF”という たんぱく質が発生する。
このFFは、疲労原因物質と呼ばれるもので、疲れの正体なのです。
FFが作られると、脳に疲労の信号が送られ、疲れを認識します。
さらに大量に作られると、全身の細胞が機能低下し、体にダメージを与えてしまう。
そこで活躍するのが、“FR”。
FRが傷ついた細胞の一つひとつを修復し、本来の姿に戻してくれます。
癒しとは、細胞の傷をなおしてあげることだったんですね。
癒しとは、FRが傷ついた細胞の機能を回復させることなのです。
わたしたちの体の中には、FR とFFが、同時に存在するのだそう。
そして、癒し物質FR がより細胞を修復させるためには、疲労物質FF が少ない方がいい。
□ 全身浴と半身浴
全身浴した時と、半身浴した時、それぞれ血液を採取して検査したところ、次のような結果が。
全身浴では、疲労物質FF が大きく上昇。
半身浴では、FF の上昇は全身浴と比べ少なかった。
このFRとFFの差が小さい方が、癒し物質FRがより効果的に働いてくれます。
ということは、半身浴の方が、より多くの細胞を回復させ、癒し効果が大きいことが分かりました。
この理由は、半身浴で下半身を温めると副交感神経が優位になるから、だそうです。
逆に、全身つかってしまうと交感神経優位になる。
□ 交感神経と副交感神経
交感神経と副交感神経は、自律神経と呼ばれ、脳の視床下部でコントロールされている。
交感神経は、闘争と逃走のシステムで、心臓の拍動をはやめたり血圧を上げたりして、ストレスや危機に対応しようとする。精神的緊張により血管が収縮し、血圧も上昇、手や額から発汗します。
一方、副交感神経は、休息と食事のシステム。体を休めさせ、エネルギーを備蓄します。
体内では、この二つの神経が同時に働き、生活シーンに合わせて、バランスをとることで体の機能をコントロールしている。
この副交感神経が優位になることで、FRの効果を発揮しやすい環境ができるらしい。
つまり、本当の癒しとは、副交感神経を優位にさせ、疲労物質FFを少なくし、癒し物質FRをより多く分泌してこそ、得られるものだと。
□ 癒し
癒しという言葉はメンタル的な言葉でよく使われますが、実は、体と密接に関わっていたんですね。
癒しとは、疲労回復物質FRが細胞の傷を修復し、回復させることでした。
ひょっとして、長湯して眠れるのは、疲れがとれて眠れるのではなく、疲れて眠っているのかも。
FRは自律神経にとても影響を受けており、体が休まっている状態、つまり副交感神経優位の状態になると、FRは効果的に働く。
なので、普段の生活の中で、リラックスする時間や環境を設けるのは、すごく大事なのだそうです。
□ 副交感神経を優位にし、FRを効果的に働かせるには?
おしゃべりは大事?
折り紙にひとりで没頭するのと、みんなでおしゃべりしながら折り紙をするのとでは、おしゃべりしながらの方が、副交感神経は優位になりました。
ひとりで没頭すると疲れが出やすいのに対し、会話をしながらの方がリラックスできるみたい。
動物による癒し。
かわいい動物の映像を見てもらったところ、みんな副交感神経優位に。
実は、かわいらしい動物は、見ているだけでも癒しになるようです。
眼精疲労
難しい哲学書を読むグループと、好きな本を読むグループに分けたところ、やはり、難しい本を読むグループの方が、交感神経優位になり、疲れが出やすいことが分かりました。
また、好きな本を読んだグループにはなかった眼精疲労が、難しい本を読むグループでは、顕著でした。
眼精疲労は、交感神経優位の時に起こっていたんですね。
モノの見方というのは、副交感神経優位でリラックスしている時は近くのものを見る、そして、交感神経優位で緊張している時は遠くを見るというのが、人間にとって自然なのだそう。
ところが、現代人は近くを見ながら仕事をしなければならず、脳の指令は交感神経優位(緊張状態)で、目の指令は副交感神経優位と、矛盾が生じてしまう。これが、眼精疲労の正体なのだそうです。
好き嫌い
嫌いなものの前では交感神経優位になりやすく、好きなものの前では副交感神経優位になりやすいらしい。
なので、好きなものを見たり、好きなことをしたりすることは、すごく大切なのだそうです。
イミダペプチド
鶏の胸肉に含まれている成分、イミダペプチドを毎日摂取すると、FFが下がって、FRが約1.2倍に増えるというデータが、出てきたそうです。
食べる量の目安は、鶏胸肉で1日100g 程度。どの調理方法でもOK。
他にも、マグロやカツオなどの、赤身や尾ひれを1日200g でもOK。
40歳以降、FRがだんだんと低下してくるそうです。
だから、どうしても、疲れやすくなる。
なので高齢の方は、鶏胸肉や赤身をどうぞ。

□
確かに、癒しというと、メンタル的なことだと思っていました。
でも本当は、体と深く関わっていたんですね。
頭、気持ち、体、人間にはいろんな要素がありますが、頭で考えすぎると、気持ちや体のことがおろそかになるのかもしれません。
いろいろとある世の中ですが、どこかでリラックスできる時間を持つことが、大切なのかな。
[かわいい動物たちの動画]
ねこ鍋
コップにはいっちゃう子うさぎ 漫才編 Twin Rabbit in the cup
船をこぐ子犬
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
本当の癒しをもたらす物質の正体とは?
癒しが引き起こすカラダの変化って?
11月28日放送の「カラダのキモチ」より、「いや~しらなかった! 現代人を救う! “癒し”の極意」からのメモ書き。

□ 癒されるって、どういうこと?
疲労した状態を戻したい、その回復が、癒しにつながるといいます。
わたしたちは、日常生活を過ごしているだけで少しずつダメージを受けて、体の機能は低下してしまう。
これが、疲れ。
癒しとは“精神的な回復”だと思われがちだけど、実は、“疲れた体の機能を回復させること”なのだそう。
では、癒しは、どのように体を回復させてくれるのでしょう。
□ FR
癒しの正体は、“FR”という物質らしい。
Fは fatigue(疲労)、Rは recover(回復)、FR で疲労回復物質。
では、そのメカニズムは?
体や脳に負担がかかると、活性酸素により細胞は傷つき、老廃物が生まれてしまいます。
すると、この老廃物が刺激となって、“FF”という たんぱく質が発生する。
このFFは、疲労原因物質と呼ばれるもので、疲れの正体なのです。
FFが作られると、脳に疲労の信号が送られ、疲れを認識します。
さらに大量に作られると、全身の細胞が機能低下し、体にダメージを与えてしまう。
そこで活躍するのが、“FR”。
FRが傷ついた細胞の一つひとつを修復し、本来の姿に戻してくれます。
癒しとは、細胞の傷をなおしてあげることだったんですね。
癒しとは、FRが傷ついた細胞の機能を回復させることなのです。
わたしたちの体の中には、FR とFFが、同時に存在するのだそう。
そして、癒し物質FR がより細胞を修復させるためには、疲労物質FF が少ない方がいい。
□ 全身浴と半身浴
全身浴した時と、半身浴した時、それぞれ血液を採取して検査したところ、次のような結果が。
全身浴では、疲労物質FF が大きく上昇。
半身浴では、FF の上昇は全身浴と比べ少なかった。
このFRとFFの差が小さい方が、癒し物質FRがより効果的に働いてくれます。
ということは、半身浴の方が、より多くの細胞を回復させ、癒し効果が大きいことが分かりました。
この理由は、半身浴で下半身を温めると副交感神経が優位になるから、だそうです。
逆に、全身つかってしまうと交感神経優位になる。
□ 交感神経と副交感神経
交感神経と副交感神経は、自律神経と呼ばれ、脳の視床下部でコントロールされている。
交感神経は、闘争と逃走のシステムで、心臓の拍動をはやめたり血圧を上げたりして、ストレスや危機に対応しようとする。精神的緊張により血管が収縮し、血圧も上昇、手や額から発汗します。
一方、副交感神経は、休息と食事のシステム。体を休めさせ、エネルギーを備蓄します。
体内では、この二つの神経が同時に働き、生活シーンに合わせて、バランスをとることで体の機能をコントロールしている。
この副交感神経が優位になることで、FRの効果を発揮しやすい環境ができるらしい。
つまり、本当の癒しとは、副交感神経を優位にさせ、疲労物質FFを少なくし、癒し物質FRをより多く分泌してこそ、得られるものだと。
□ 癒し
癒しという言葉はメンタル的な言葉でよく使われますが、実は、体と密接に関わっていたんですね。
癒しとは、疲労回復物質FRが細胞の傷を修復し、回復させることでした。
ひょっとして、長湯して眠れるのは、疲れがとれて眠れるのではなく、疲れて眠っているのかも。
FRは自律神経にとても影響を受けており、体が休まっている状態、つまり副交感神経優位の状態になると、FRは効果的に働く。
なので、普段の生活の中で、リラックスする時間や環境を設けるのは、すごく大事なのだそうです。
□ 副交感神経を優位にし、FRを効果的に働かせるには?
おしゃべりは大事?
折り紙にひとりで没頭するのと、みんなでおしゃべりしながら折り紙をするのとでは、おしゃべりしながらの方が、副交感神経は優位になりました。
ひとりで没頭すると疲れが出やすいのに対し、会話をしながらの方がリラックスできるみたい。
動物による癒し。
かわいい動物の映像を見てもらったところ、みんな副交感神経優位に。
実は、かわいらしい動物は、見ているだけでも癒しになるようです。
眼精疲労
難しい哲学書を読むグループと、好きな本を読むグループに分けたところ、やはり、難しい本を読むグループの方が、交感神経優位になり、疲れが出やすいことが分かりました。
また、好きな本を読んだグループにはなかった眼精疲労が、難しい本を読むグループでは、顕著でした。
眼精疲労は、交感神経優位の時に起こっていたんですね。
モノの見方というのは、副交感神経優位でリラックスしている時は近くのものを見る、そして、交感神経優位で緊張している時は遠くを見るというのが、人間にとって自然なのだそう。
ところが、現代人は近くを見ながら仕事をしなければならず、脳の指令は交感神経優位(緊張状態)で、目の指令は副交感神経優位と、矛盾が生じてしまう。これが、眼精疲労の正体なのだそうです。
好き嫌い
嫌いなものの前では交感神経優位になりやすく、好きなものの前では副交感神経優位になりやすいらしい。
なので、好きなものを見たり、好きなことをしたりすることは、すごく大切なのだそうです。
イミダペプチド
鶏の胸肉に含まれている成分、イミダペプチドを毎日摂取すると、FFが下がって、FRが約1.2倍に増えるというデータが、出てきたそうです。
食べる量の目安は、鶏胸肉で1日100g 程度。どの調理方法でもOK。
他にも、マグロやカツオなどの、赤身や尾ひれを1日200g でもOK。
40歳以降、FRがだんだんと低下してくるそうです。
だから、どうしても、疲れやすくなる。
なので高齢の方は、鶏胸肉や赤身をどうぞ。

□
確かに、癒しというと、メンタル的なことだと思っていました。
でも本当は、体と深く関わっていたんですね。
頭、気持ち、体、人間にはいろんな要素がありますが、頭で考えすぎると、気持ちや体のことがおろそかになるのかもしれません。
いろいろとある世の中ですが、どこかでリラックスできる時間を持つことが、大切なのかな。
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ねこ鍋
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