ドライノーズ対策スプレー&ジャガイモの皮料理/健康カプセル! ゲンキの時間


今回のテーマは、「冬の乾燥対策」


最適な湿度は?


ドライマウスとドライノーズ。

生理食塩水スプレー。


食べる保湿、セラミド効果。

群馬県渋川市の、生芋コンニャク。

ジャガイモの皮料理。


クリームはお風呂で。

塗り方は、横へ横へ。



ドクネット:「私のクリニック目白」 平田雅子 院長。

ゲンキリサーチャー:Wエンジン えとう窓口さん。



2016年2月13日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 今年こそ対策せよ! ~ 実は恐ろしい冬の乾燥」「冬乾燥で口鼻危険! 怖い病気」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 冬の乾燥対策




湿度と乾燥


一般的に、湿度50~60%が、過ごしやすく快適だと言われている。

また、インフルエンザのウイルスも、湿度50%を越えると、ほとんどが死滅。

というわけで、湿度を50%以上に保つことは、大切なことなんです。

肌にも、潤いを与えてくれる。


加湿せずに暖房をかけ続けると、やがて部屋の湿度は、25%までに下がってしまうことも。

同じ温度でも、湿度が下がると、体感温度も下がるので、寒くなったように感じてしまいます。

なので、暖房を使う際は、加湿器などで湿度を上げた方がいいんですね。暖房費の節約になります。


湿度50%の部屋で 顔の水分量が60以上を保っていた人も、湿度25%の部屋に20分いたら、41にまで下がってしまいました。

60分たつと、顔の水分量は、32に。

お肌の保湿のためにも、部屋の湿度を保つのは、大切なんです。




ドライマウス と ドライノーズ


ササミ
口の乾燥も、バカにできません。


<ドライマウス>


鶴見大学 歯学部 斎藤一郎 教授が、解説してくださいました。

「ドライマウスとは文字通り、唾液が減って、口の中が乾いてしまう病気です」


ドライマウスになると、口臭がきつくなったり、悪化すると舌がひび割れ、痛みが生じることも。


ドライマウスの舌


さらに、斎藤先生は、このような注意を。

「唾液は、食べ物を飲み込むための潤滑油です。ドライマウスになりますと、口の中の雑菌が増えて、それをゴクンと飲み込めば 胃で殺されるんですが、潤滑油としての唾液が枯渇することで、うまく飲み込めずに 肺に入ってしまった結果として、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になります」


肺炎は、日本人の死因の、第3位。

乾燥する冬には、ドライマウスの患者が増加するといいます。


 ・口が乾いて、話しにくい。

 ・口の中が、ネバネバする。

これらの症状が 3か月以上続くと、ドライマウスの疑いが。





怖いのは、口の乾燥だけではありません。


<ドライノーズ>


ドライノーズとは、鼻の痛みや鼻血が出るなどの症状が現れる病気。

健康な鼻の中は潤っていますが、ドライノーズになると、水気がなくなり、カラカラの状態に。


ドライノーズ



日本医科大学付属病院 耳鼻咽喉科 頭頸部外科の 三輪正人 先生に、教えていただきました。

「鼻が潤っておりますと、細菌とかウイルスを、ブロックしてくれるんですね」

「ドライノーズになりますと、鼻の粘膜が乾燥している状態ですから、ウイルスや細菌が、どんどんどんどん、身体の中に入ってしまいます」

「そのため、風邪やインフルエンザなどに、かかりやすくなってしまう」


さらには、花粉症にも関係するようです。

鼻の粘膜が弱り、さらに水分がない状態なので、花粉が粘膜の奥まで入り込み、アレルギー反応が進行してしまうのだという。



<ドライノーズ チェック>

 ・鼻にムズムズ感や異物感がある。

 ・鼻をかんでも、何も出ない。

 ・鼻をかむと、血が混じる。



1つでも当てはまると、ドライノーズの可能性が。



<ドライノーズ対策>

塩小さじ1を、500cc の水に溶かし、顔の前で霧吹きして、鼻から吸い込む。



生理食塩水スプレー


これにより、鼻の中を潤すわけですね。

この塩と水の割合は、「生理食塩水」といって、人間の体液に近いので、効果が高いそうです。




冬脱水


ササミ
脱水というと夏のイメージがありますが、冬にも注意。



<冬脱水>


神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科の 谷口英喜 先生に、教えていただきます。

「冬場の脱水というのは、あまりピンとこない方が多いと思うんですけど、実は放っておくと、脳梗塞や心筋梗塞など、怖い病気につながることがあるんですね」


脱水症状になると、血液がドロドロになり、血栓ができやすく、血管が詰まって、脳梗塞を発症する危険も。

夏と違って、冬場は、水分を摂るのを忘れがち。

こまめな水分補給を、心がけましょう。



<冬脱水対策>

 ・起床時と就寝前に、コップ1杯の水を飲む。

 ・加湿器で、湿度50%以上を保つ。

 



食べる保湿


ササミ
全国で最も乾燥している都道府県は、ど~こだ?


それは、群馬県。

次が埼玉県で、その次が山梨県だそう。


 <年間平均湿度>

 群馬県=62%

 埼玉県=63%

 山梨県=64%




乾燥している群馬県なのに、お肌が潤っている地域があります。

それは、群馬県渋川市。


潤いの秘密は、「こんにゃく芋」なのだそう。

日本のこんにゃく芋収穫量の96.6%は、群馬県なのだ。


こんにゃく芋には、皮膚を乾燥から守る「セラミド」が豊富に含まれています。

セラミドとは、角質細胞の隙間を埋める、脂質の一種。

肌の水分を閉じ込め、紫外線など、外の刺激から肌を守るバリアーの役割を果たしてくれています。

セラミドが不足すると、細胞の水分が抜け、外からの刺激を受けやすくなり、肌のハリがなくなって、乾燥肌に。



渋川市の名物、「生芋コンニャク」。

市販のコンニャクは、こんにゃく芋を粉に精製してから、作られます。

しかし、生芋コンニャクの場合、こんにゃく芋をそのまますり潰して、作られる。


生芋コンニャク


コンニャクの里は、セラミドパワーで、お肌がプルプルなのでした。



注意点があります。

セラミドの含有量は、生芋コンニャクが「0.76mg」なのに対し、普通のコンニャクだと「0.03mg」。

市販のコンニャクは、こんにゃく芋を粉にする過程で、でんぷん質を取り除く際に、セラミドがほとんど無くなってしまうそうなのです。



<セラミドが豊富な食べ物>

・ジャガイモの皮



100g あたりのセラミド含有量は、生芋コンニャクが「0.76mg」なのに対し、皮つきジャガイモも「0.67mg」と引けを取りません。

皮付きのジャガイモ1日1個で、セラミドを効果的に補うことができるそうですよ。



ジャガイモを皮ごと食べられる料理を、栄養士の村上有子さんが教えてくれました。



<皮付きジャガイモとサーモンの包み焼き>

材料:2人分

 ジャガイモ:2個 300g
 塩:小さじ1/2強
 パルメザンチーズ:大さじ2
 サーモン:80g
 塩こしょう:適量
 油:適量


(1) ジャガイモをよく洗って、皮付きのまま千切りにする。

ポイントは、水にさらさないこと。

(2) ボウルにジャガイモの千切りを入れ、塩とチーズを加えて、和えます。

(3) 油を引いたフライパンに、(2)の半量を、まんべんなく、散らすように入れる。

その上に、塩コショウしたサーモンを並べましょう。

残りのジャガイモを上に散らし、サーモンをサンド。

(4) 弱火で、両面をこんがり焼いたら、出来上がりです。



皮付きジャガイモとサーモンの包み焼き



ジャガイモを水にさらさないことで、でんぷんが「つなぎ」となり、しっかり固まってくれる。


サーモンなど、青魚に多く含まれるDHAには、セラミドの合成を促進する働きがあり、ジャガイモと一緒に摂ると、とっても効果的なんです。
 



ドクネット


解説してくださるのは、「私のクリニック目白」の 平田雅子 院長です。

平田先生は、皮膚科の専門医。

すっぴんでの登場ですが、お肌がツルンツルン。


間違った乾燥対策をすると、逆に乾燥を招くこともあるので、正しい対策方法を知るのは、大事です。





1日の内で、皮膚が一番乾燥するのは、実は、お風呂

40℃以上の熱いお湯につかると、皮脂が溶けだし、肌が乾燥するんです。


入浴後にも、危険があります。

お風呂から あがって30分後には、なんと、入浴前よりも、お肌が乾燥してしまうそうです。




<平田先生直伝、乾燥に負けない 保湿ケア>


保湿クリームを、お風呂の中で塗る。

お風呂から出ると乾燥してしまうので、クリームを塗る前に、オイルを塗ります。


(1) 浴室で、少し水気が残る程度に、身体を拭きます。

(2) オイルと水を「3:1」の割合で混ぜて、乳化させる。

(3) 乳化させたオイルを、身体に塗りましょう。

(4) その上に保湿クリームを塗ると、さらに長持ち。



お風呂で保湿




<保湿クリームの塗り方>


皮膚のシワは横なので、横に沿って入れていくと、保湿が長持ちする。

首やお腹も、横へ横へと塗る。


保湿クリームの塗り方





水だけ洗顔で、一生美肌! のべ100万人の肌をみてきた皮膚科医が教えます (実用単行本)



肌がみるみる綺麗になる! 大人の「スキンケア」新法則 (王様文庫)






[関係する記事]

 → 「乾燥肌タイプチェック」
 → 「鼻ポリープと鼻茸は、醤油でチェック」




関連記事


tag : 健康カプセル!ゲンキの時間 スキンケア 鼻の病気


<スポンサードリンク>


web拍手 by FC2

にほんブログ村 健康ブログへ







プロフィール (Who is)

荒巻ケンコー

 

管理人 : 荒巻ケンコー

50歳代に突入し、健康の話題を口にすることが多くなりました。老眼が始まったり、白髪もチラホラ。筋肉痛は、2~3日遅れる。

老化は止められないけど、緩やかにしたい。できるだけ健康でいたい。できれば、生活を楽しみたい。そういう気持ちで、情報を集め、分かりやすく記録に残しています。

おいしい食材や簡単料理にも、興味あり。


過去の病気 : 腰痛(椎間板ヘルニア 手術暦あり)
現在の病気 : 花粉症。  

最新記事一覧(サムネイル画像付き)
【老いは病か?】【リップを長持ちさせる塗り方】 Dec 02, 2023
【老いとは?】 アップデート 【育菌に欠かせないもの】 Nov 28, 2023
【忘れる効果】 塗り絵で集中=快眠 【友野なお】 Apr 06, 2023
【ノーマン・カズンズ】 笑いで痛みを吹き飛ばした人 Apr 01, 2023
【昔話05】 王様と魔法の小鳥 【モンゴル童話】 Mar 29, 2023
タグ リスト
  

 

  
食べ物   
      
認知症   
  
肩こり   
   
胃腸   
 
睡眠   
   
   
  
高血圧   
 
眼科   
  
糖尿病   
 
便秘   
 
冷え性   
 
掃除   
 
美容   
 
長寿   
  
脳卒中   
 
皮膚科   
 
ヨガ   
 
肝臓   
   
心臓   
 
癒し   
  
頭痛   
 
栄養素   
 
花粉症   
   
腎臓病   
 
熱中症   
 
がん   
 
目次   
   
   
 
バトン   
 
かゆみ   
 
下痢   
  
Diet7   
   
痛風   
  
洗濯   
   
更年期   
 
   
 
   
 
お茶   
  
   
 
老い   
 
弁当   
   
運動   
  

カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カテゴリ
アーカイブ
 ためしてガッテンの
 アーカイブ 過去記事


 → 2011年 前半
 → 2011年 後半

 → 2012年 1月~3月
 → 2012年 4月~7月
 → 2012年 8月~12月

 → 2013年 1月~3月
 → 2013年 4月~6月

 → 食べ物・料理

 [全記事表示]

にほんブログ村 にほんブログ村へ

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

検索フォーム Google

↑ 記事が見つからない時、こちらをどうぞ。
Google
注目記事 [1]
注目記事 [2]
忍者



注目記事 [3]
食べ物の記事
注目記事 [4]
ダイエット 痩身
検索フォーム FC2
FC2拍手ランキング
RSSリンクの表示
リンク
FC2カウンター


QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

にほんブログ村