安部良先生の 免疫力チェックシート/健康カプセル! ゲンキの時間
今回のテーマは、「免疫力」。
53の質問で、チェック。
睡眠、食習慣、運動、体調、ストレス。
50歳以上は、気をつけること。
いびきやお風呂、オナラのニオイも、関係する?
ドクネット:東京理科大学 生命医科学研究所 安部良 教授。
ゲンキリサーチャー:レッド吉田(TIM)。
2016年1月24日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 職業やライフスタイルから学ぶ ~ 免疫力UP術!!」「免疫力が高い職業に学ぶ健康術」からのメモ書きです。

□ 免疫力チェック

教えてくださるのは、千葉県野田市にある 東京理科大学 生命医科学研究所の、安部良 教授です。
先生によれば、体調や生活習慣を見ることで、おおよその免疫力が分かるのだそう。
今回は、チェックシートにより、免疫力を推測します。
「はい」か「いいえ」で答えてください。
そのうち、「はい」の数を数える。
A [体調]
(01) 50歳以上である。
(02) 平熱が36度に達しない。
(03) 冷え性である。手足が、冷たいことが多い。
(04) 風邪をひきやすく、一度ひくと なかなか治らない。
(05) 口内炎やニキビができやすく、肌も荒れやすい。
(06) 傷口が化膿しやすく、治りにくい。
(07) 大便やおならの匂いが、悪臭になってきた。
(08) 便秘や下痢がしやすい。
(09) 肩がこりやすい。
(10) 咳がよく出る。
(11) 頭痛をよく感じる。
(12) 近頃、花粉症やアトピーの症状が、ひどくなった。
(13) よくノドが腫れたり、痛くなる。
(14) 結膜炎になりやすい。
(15) いつも疲れていて、何となくだるい。
B [食習慣]
(16) 肉を食べるのをやめた。(ダイエット目的で、肉を食べなくなった)
(17) 外食が多く、食事時間が不規則になりがち。
(18) 一人で食事を食べることが多い。
(19) 朝食を摂らないことが多い。
(20) 早食いで、よく噛まずに食べている。
(21) 空腹時、食べたい料理が思い浮かばない。
(22) 1週間で、同じ食事メニューが 5回以上ある。
(23) 食べ物の好き嫌いが多い。
(24) 甘いものやスナック菓子を、よく食べる。
(25) いつも、お腹一杯になるまで食べる。
(26) 食品添加物が たくさん入っているもの(カップ麺など)を連日食べる。
C [睡眠]
(26) 睡眠時間が、極めて不規則。
(27) 午前中から眠い。
(28) 寝つきが悪い。もしくは、寝ても、すぐ目が覚める。
(29) 目覚めが悪い。
(30) 夢を見ることが多い。
(31) いびきをかく。
D [生活習慣]
(32) タバコを吸う。
(33) ほぼ毎日、飲酒している。
(34) 熱中できる趣味や楽しみがない。
(35) 入浴は、シャワーだけで すませることが多い。
(36) 寝る前に、パソコンやスマホを見てしまう。
(37) 最近、あまり笑っていない。
(38) エアコンをつけた環境にいることが多い。
E [運動]
(39) 運動不足を実感している。
(40) 電車で立っているのが苦になる。
(41) 競技会に出るほど、激しい運動をしている。
(42) よくダイエットをして、体重が上下する。
(43) 日中は、デスクワークや家事が中心。
(44) 自転車通勤など、日常 歩かないことが多い。
F [ストレス]
(45) 手のひらや、脇の下に、汗をかくことが多い。
(46) 最近、ひどくショックを受けたことがある。
(47) 自分は、社会や他人の役に立っていないと思う。
(48) 朝起きた時に、「今日何をやろう」と思い浮かばない。
(49) 人と付き合うのが、億劫(おっくう)になってきた。
(50) ちょっとしたことでも、腹が立ったり、イライラすることが多い。
(51) 何でも相談できる知人や友人がいない。
(52) 熱中できる趣味や楽しみがない。
(53) 身の回りに、苦手と感じる人がいる。
「はい」が多いほど、満点である100点から、点数が引かれていきます。
(53問なので、仮に、1つ2点として計算してみる)
例:「はい」が 11個あったとする。
100-11×2=78点
判断の目安は、こうなります。
80点以上 青信号
61~79点 黄信号
60点以下 赤信号
免疫には、2つある。
[自然免疫]
こちらは、生まれながらに備わっていて、体内に入ってきた異物を、すぐに排除する働きがある。
例えるなら、体内をパトロールしてくれる警察のような存在。
マクロファージ、好中球、ナチュラルキラー(NK)細胞など。
[獲得免疫]
予防接種や、その病気にかかることで備わるもの。
自然免疫が敵わない強敵に、より強力な攻撃を仕掛ける、いわば軍隊のような存在。
キラーT細胞、B細胞など。
[体調]
免疫力は、加齢により低下します。
20歳前後でピークを迎えて、以後は 徐々に下がり、50歳以降では著しい低下を見せる。
体内の免疫細胞のおよそ6~7割が、腸内に集まっているといわれている。
善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、腸内環境が乱れると、免疫力が低下。
下痢や便秘になりやすくなったり、オナラが臭くなったりする。
[睡眠]
規則正しい生活は、睡眠の質を向上させる。
質の高い睡眠をとると、体内の血流量が増え、栄養が体の隅々まで行き渡り、細菌やウイルスなどの外敵から身体を守ってくれる「リンパ球」も増加する。
リンパ球とは、白血球の一種で、免疫を担当する細胞。遺伝的な要因や、体調、疾患の影響で、増減するのだとか。
鼻呼吸は、菌やウイルスを取り除くフィルターの役目を果たしてくれています。
ところが、いびきは口呼吸になり、菌や冷たい空気が 直接体内に入ってしまう。
[生活習慣]
お風呂には、リラックス効果が。
湯船でしっかりと身体を温めると、血液の循環や新陳代謝がよくなり、疲労が早く回復しやすい。
リンパの流れを促進するので、免疫力も高まります。
[運動]
定期的な運動は、血液の循環をよくし、白血球の血中濃度が高まって、免疫力のUPにつながる。
ただし、激しい運動をすると、体の免疫機能は、一度、急激に下がるのだそう。この時、しっかり体を休ませるのが大切になります。
[ストレス]
ストレスも、免疫機能に影響を与える。
人はストレスを感じると、脳の視床下部から副腎に指令が出て、「ストレスホルモン」が分泌されるのです。
このストレスホルモンが体内のリンパ球の働きを抑制して、免疫力を低下させてしまう。
逆に、趣味の時間を持つなど、好きなことをやっている人は、免疫力が高い傾向にあるのだそうです。
[飲酒]
過度な飲酒は肝臓に負担をかけ、免疫細胞への栄養が行き渡らなくなってしまうので、要注意。
[ダイエット]
免疫細胞は、タンパク質から作られています。ダイエットで食事量が減り、タンパク質が十分に摂れないと、免疫細胞の働きに影響が出て、免疫力が低下してしまう。
[その他]
日々、目的を持ち、それをやり遂げた時の達成感は、免疫力を高めてくれる。
ただぼんやり過ごすのではなく、メリハリのある生活で、免疫力をUPさせましょう。
[関係する記事]
→ 「水は1日 2リットル飲むべき?」
→ 「ニンニクの消臭 ニオイで病気が分かる?」
- 関連記事
-
-
ドライノーズ対策スプレー&ジャガイモの皮料理/健康カプセル! ゲンキの時間 2016/02/08
-
レジスタントスターチ+小太りは長生き?/ゲンキの時間&ビーバップ! ハイヒール 2016/02/01
-
安部良先生の 免疫力チェックシート/健康カプセル! ゲンキの時間 2016/01/26
-
8時間ダイエット+ブロッコリー弁当/健康カプセル! ゲンキの時間 2016/01/11
-
水素水の効果は? 水素風呂とアトピー性皮膚炎/健康カプセル! ゲンキの時間 2015/12/15
-
tag : 健康カプセル!ゲンキの時間 長寿
<スポンサードリンク>


