入浴時間は3・5・8分 & 別府 2湯巡り/健康カプセル! ゲンキの時間
今回のテーマは、「温泉の入り方」。
転地効果とは?
入浴時間は、3分 → 5分 → 8分。
タオルは、叩いて拭く。
湯上りには、ビールなど炭酸飲料を コップ1杯。
入るタイミングは、食事の前。
まるで化粧水?
泥湯から、ひょうたん温泉で、保湿効果アップ。
大分県別府の 2湯めぐり。
美肌、代謝UP、癒しの湯。
2015年2月1日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~正しい知識が効果をあげる!~ 知って得する温泉マニュアル」からのメモ書きです。
ゲンキリサーチャー:えとう窓口

□ 温泉の入り方

今回は、「知って得する温泉の入り方」。
いきなり、クイズです。
Q)温泉宿に着いたら まずしてほしいことは?
(A) お茶を飲む
(B) お菓子を食べる
(C) 浴衣に着替える
正解は、「(B) お菓子を食べる」。
お菓子を食べて、少しだけ血糖値を上げる。
というのも、空腹状態で入浴すると、「低血糖」を起こす可能性があるから。
<温泉マニュアル(1)>
宿に着いたら、まずお菓子。
温泉には、「転地効果」があると言われています。
転地効果とは、温泉地など日常とは違った環境に身を置くことで、自律神経のバランスがとれ、心身のリフレッシュにつながる効果のこと。
「気候療法」という言葉もあります。これは、異なる気候が体に及ぼす影響を利用して、転地により病気の治療や療養をすること。
中でも、別府のような海の近くの温泉地は寒暖差が小さく、気候も穏やかなので、寒い冬にはピッタリ。
海の湿気を含んだ空気は、新陳代謝を高めたり、より自律神経のバランスを整える効果があると言われています。
ゲンキリサーチャーの えとう窓口さんは、そんな別府で一泊二日の旅を体験。
いろいろと教えてくれるのは、九州大学 名誉教授の 牧野直樹 先生です。温泉を利用した健康づくりのエキスパートだ。
牧野先生は、まずこう教えてくれました。
「30分の入浴は、1kmのマラソン(ジョギング)と同じ程度の体力を使います」
知らない内に、疲れちゃうんですね。
<温泉マニュアル(2)>
温泉に浸かるのは、1日に2~3回。
えとうさんが向かったのは、大分県別府市の「別邸はる樹」。
さっそく、入浴しますよ。
まずは、かけ湯。
かけ湯はマナーだけでなく、入浴時の血圧上昇を防ぐ効果もある。
足先から、下半身、上半身へと、念入りに行いましょう。
入湯前には、水でタオルを濡らしておきます。
しぼったタオルを頭にのせておくと、内風呂では、のぼせ防止に効果がある。
逆に、冬の露天風呂では、温かいタオルをのせると、頭が冷えるのを防いでくれる。
<温泉マニュアル(3)>
タオルで、体温調整を!
頭にのせるタオルは、内風呂では冷たく、露天風呂では温めて。
湯あたりを防止するには、こまめにお湯から出ることが大事。
<温泉マニュアル(4)>
入浴時間は、3・5・8の法則で!
3分 → 5分 → 8分 と、こまめに出入りする。
お次は、体のふき方。
タオルは、ゴシゴシふくのではなく、やさしく叩くようにして水分を取る。
こうすることで、温泉成分が皮膚に残り、湯冷めもしにくくなる。
湯上りによい飲み物は、「炭酸水やビール」。
胃が活発に動き、吸収が速くなるのだとか。
ビールなどの炭酸飲料を飲むと、胃のぜん動運動が活発になり、消化を促進してくれるのです。
<温泉マニュアル(5)>
湯上りは、炭酸(ビールはコップ1杯、ほどほどに)!
まとめると、目安はこうなる。

1日の入浴回数が、2~3回。
入浴時間が、3分 → 5分 → 8分。
湯につかる時間は、1日の合計が 20~30分。
(40℃の温泉の場合)
□ ドクネット
国際医療福祉大学 大学院教授の 前田眞治 先生が、教えてくれます。
温泉では、若干 高い温度に設定している場合が多い。
お湯の温度が40℃以上の場合、1℃上がるごとに、つかる時間を5分ずつ減らすこと。
お湯に入る時間は、体温上昇が1℃になるのが最適だと言われています。
その目安は、うっすらと額に汗をかく程度。
入るタイミングは、食事の前。
食事の30分前には、入浴を済ませた方がいい。
食後だと、入浴中は全身の皮膚に血液が集中するため、胃の血液が少なくなって、胃の働きが弱まってしまいます。
朝風呂の場合、すぐには入らない方がいい。
寝起きは、脱水気味です。水分補給して、30分ほど休憩してから、入浴を。
□ 別府で 2湯巡り
別府は、温泉の湧出量、源泉数、共に日本一。
日本にある11種類の泉質の内、10種類があります。
そんな別府の、温泉名人が登場。
八木みちるさんです。
今まで入湯した数は、1000以上だという。
そんな名人が教えてくれたのは、「2湯巡り(にとうめぐり)」。
異なる泉質の温泉に、正しい順番で入ることで、最大限の温泉効果が得られるのだとか。
「機能温泉浴」とも呼ばれる。
<(1) 美肌の湯>
クレンジング&保湿!
1湯目は、明礬(みょうばん)温泉にある 別府温泉保養ランド。
泥湯に入ります(鉱泥浴)。
天然の泥パックすることも可能。
泥に含まれる有機物やミネラルが肌に作用し、美肌効果が。
2湯目は、鉄輪(かんなわ)温泉にある ひょうたん温泉。
観光ミシュランガイドで、温泉として日本唯一の三つ星を獲得しています。
この2湯巡りで、肌がツルツル、モチモチに。
大分大学 公衆・衛生医学講座の 青野裕士 准教授の調査によれば、この2湯を巡ったあとの肌は、皮脂量が大幅に減り、角質の水分量が 2倍近くに増加していた。
つまり、皮脂など肌の老廃物が取り除かれ、保湿力がアップしていたのです。
1湯目は、強酸硫黄泉。
2湯目は、食塩泉。
強酸硫黄泉には、クレンジングの効果が。強い酸性の湯が、皮脂を分解してくれます。
さらに肌の細胞が刺激を受け、古い角質が生まれ変わりやすくなる。
食塩泉では、メタケイ酸という物質が入っていることで、保湿効果が強く出る。
これは、化粧品などでも使われている物質だそう。
メタケイ酸とは、温泉に含まれる天然の保湿成分。
中でも、ひょうたん温泉の湯は、全国でも有数の含有量なのです。
まるで、化粧水温泉。

<(2) 代謝アップの湯>
身体ポカポカ!
1湯目は、別府海浜砂湯。
全身の血行がよくなります。
2湯目は、刺激が少なく体にやさしい、単純温泉。
身体の深部まで温まり、血行が促進され、代謝もアップ。
温泉を食べることも、できます。
それが、「地獄蒸し」。
温泉の蒸気で調理されたものです。

食べることはもちろん、蒸気を吸い込むことも、ポイントに。
蒸気を吸うことで、線毛運動が強まる。
冬にダメージを受けやすいノドの働きに、効果的なんです。
鼻やノドなど、人間の気管支には、異物を体の外に出す「線毛」という小さな毛が生えている。
塩分が取り込まれると、食塩を異物とみなし、活性化するんですね。
また、同時に、有害なウイルスも輩出してくれる。
なので、食塩泉の蒸気がオススメ。
飲む温泉も、あります。
それは、温泉水を使ったコーヒー。
別府市の「喫茶なつめ」。
ここの温泉珈琲は、味がまろやかで、胃腸の働きにも効果的なのだとか。
<(3) 究極の癒し湯>
ヒーリング効果アップ!
1湯目は、天満温泉。
案内してくれる温泉名人は、手嶋剛さんだ。
ここは共同温泉で、料金は1回100円なのだそう。
アルカリ性のお湯が肌の脂と反応して、薄い膜を作ってくれます。
2湯目は、東蓮田(ひがしはすだ)温泉。
こちらも、地域のみなさんが入る共同温泉。
観光客でも入れるそうですよ。
実は、天満温泉の方がアルカリ性が強くて、東蓮田温泉では弱くなっています。
このアルカリの強弱が、効くポイント。
人間はストレスを感じると、コルチゾールというホルモンの分泌量が増加します。
コルチゾールは副腎皮質で生成される物質で、ストレスの指標とされている。
ストレスホルモンと呼ばれることも。
アルカリの強い湯から弱い湯に入ると、ストレスホルモンであるコルチゾールが半減するんです。
ちなみに、2湯に入る間隔は、大分大学の研究では、「1時間程度」と言われているとのこと。
また、温泉が隣接していない場合でも、同じ日なら、効果は十分期待できるらしい。

[感想]

温泉か~、入りたいな~。

2湯巡り、よさそうですね。
美肌効果を体験したい。

別府の温泉、要チェックや!
→ 「炭酸水が効く? 新陳代謝UP大作戦/自作 炭酸風呂」
→ 「炭酸水と血管拡張作用 炭酸飲料を噴出させない方法」

転地効果とは?
入浴時間は、3分 → 5分 → 8分。
タオルは、叩いて拭く。
湯上りには、ビールなど炭酸飲料を コップ1杯。
入るタイミングは、食事の前。
まるで化粧水?
泥湯から、ひょうたん温泉で、保湿効果アップ。
大分県別府の 2湯めぐり。
美肌、代謝UP、癒しの湯。
2015年2月1日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~正しい知識が効果をあげる!~ 知って得する温泉マニュアル」からのメモ書きです。
ゲンキリサーチャー:えとう窓口

□ 温泉の入り方

今回は、「知って得する温泉の入り方」。
いきなり、クイズです。
Q)温泉宿に着いたら まずしてほしいことは?
(A) お茶を飲む
(B) お菓子を食べる
(C) 浴衣に着替える
正解は、「(B) お菓子を食べる」。
お菓子を食べて、少しだけ血糖値を上げる。
というのも、空腹状態で入浴すると、「低血糖」を起こす可能性があるから。
<温泉マニュアル(1)>
宿に着いたら、まずお菓子。
温泉には、「転地効果」があると言われています。
転地効果とは、温泉地など日常とは違った環境に身を置くことで、自律神経のバランスがとれ、心身のリフレッシュにつながる効果のこと。
「気候療法」という言葉もあります。これは、異なる気候が体に及ぼす影響を利用して、転地により病気の治療や療養をすること。
中でも、別府のような海の近くの温泉地は寒暖差が小さく、気候も穏やかなので、寒い冬にはピッタリ。
海の湿気を含んだ空気は、新陳代謝を高めたり、より自律神経のバランスを整える効果があると言われています。
ゲンキリサーチャーの えとう窓口さんは、そんな別府で一泊二日の旅を体験。
いろいろと教えてくれるのは、九州大学 名誉教授の 牧野直樹 先生です。温泉を利用した健康づくりのエキスパートだ。
牧野先生は、まずこう教えてくれました。
「30分の入浴は、1kmのマラソン(ジョギング)と同じ程度の体力を使います」
知らない内に、疲れちゃうんですね。
<温泉マニュアル(2)>
温泉に浸かるのは、1日に2~3回。
えとうさんが向かったのは、大分県別府市の「別邸はる樹」。
さっそく、入浴しますよ。
まずは、かけ湯。
かけ湯はマナーだけでなく、入浴時の血圧上昇を防ぐ効果もある。
足先から、下半身、上半身へと、念入りに行いましょう。
入湯前には、水でタオルを濡らしておきます。
しぼったタオルを頭にのせておくと、内風呂では、のぼせ防止に効果がある。
逆に、冬の露天風呂では、温かいタオルをのせると、頭が冷えるのを防いでくれる。
<温泉マニュアル(3)>
タオルで、体温調整を!
頭にのせるタオルは、内風呂では冷たく、露天風呂では温めて。
湯あたりを防止するには、こまめにお湯から出ることが大事。
<温泉マニュアル(4)>
入浴時間は、3・5・8の法則で!
3分 → 5分 → 8分 と、こまめに出入りする。
お次は、体のふき方。
タオルは、ゴシゴシふくのではなく、やさしく叩くようにして水分を取る。
こうすることで、温泉成分が皮膚に残り、湯冷めもしにくくなる。
湯上りによい飲み物は、「炭酸水やビール」。
胃が活発に動き、吸収が速くなるのだとか。
ビールなどの炭酸飲料を飲むと、胃のぜん動運動が活発になり、消化を促進してくれるのです。
<温泉マニュアル(5)>
湯上りは、炭酸(ビールはコップ1杯、ほどほどに)!
まとめると、目安はこうなる。

1日の入浴回数が、2~3回。
入浴時間が、3分 → 5分 → 8分。
湯につかる時間は、1日の合計が 20~30分。
(40℃の温泉の場合)
□ ドクネット
国際医療福祉大学 大学院教授の 前田眞治 先生が、教えてくれます。
温泉では、若干 高い温度に設定している場合が多い。
お湯の温度が40℃以上の場合、1℃上がるごとに、つかる時間を5分ずつ減らすこと。
お湯に入る時間は、体温上昇が1℃になるのが最適だと言われています。
その目安は、うっすらと額に汗をかく程度。
入るタイミングは、食事の前。
食事の30分前には、入浴を済ませた方がいい。
食後だと、入浴中は全身の皮膚に血液が集中するため、胃の血液が少なくなって、胃の働きが弱まってしまいます。
朝風呂の場合、すぐには入らない方がいい。
寝起きは、脱水気味です。水分補給して、30分ほど休憩してから、入浴を。
□ 別府で 2湯巡り
別府は、温泉の湧出量、源泉数、共に日本一。
日本にある11種類の泉質の内、10種類があります。
そんな別府の、温泉名人が登場。
八木みちるさんです。
今まで入湯した数は、1000以上だという。
そんな名人が教えてくれたのは、「2湯巡り(にとうめぐり)」。
異なる泉質の温泉に、正しい順番で入ることで、最大限の温泉効果が得られるのだとか。
「機能温泉浴」とも呼ばれる。
<(1) 美肌の湯>
クレンジング&保湿!
1湯目は、明礬(みょうばん)温泉にある 別府温泉保養ランド。
泥湯に入ります(鉱泥浴)。
天然の泥パックすることも可能。
泥に含まれる有機物やミネラルが肌に作用し、美肌効果が。
2湯目は、鉄輪(かんなわ)温泉にある ひょうたん温泉。
観光ミシュランガイドで、温泉として日本唯一の三つ星を獲得しています。
この2湯巡りで、肌がツルツル、モチモチに。
大分大学 公衆・衛生医学講座の 青野裕士 准教授の調査によれば、この2湯を巡ったあとの肌は、皮脂量が大幅に減り、角質の水分量が 2倍近くに増加していた。
つまり、皮脂など肌の老廃物が取り除かれ、保湿力がアップしていたのです。
1湯目は、強酸硫黄泉。
2湯目は、食塩泉。
強酸硫黄泉には、クレンジングの効果が。強い酸性の湯が、皮脂を分解してくれます。
さらに肌の細胞が刺激を受け、古い角質が生まれ変わりやすくなる。
食塩泉では、メタケイ酸という物質が入っていることで、保湿効果が強く出る。
これは、化粧品などでも使われている物質だそう。
メタケイ酸とは、温泉に含まれる天然の保湿成分。
中でも、ひょうたん温泉の湯は、全国でも有数の含有量なのです。
まるで、化粧水温泉。

<(2) 代謝アップの湯>
身体ポカポカ!
1湯目は、別府海浜砂湯。
全身の血行がよくなります。
2湯目は、刺激が少なく体にやさしい、単純温泉。
身体の深部まで温まり、血行が促進され、代謝もアップ。
温泉を食べることも、できます。
それが、「地獄蒸し」。
温泉の蒸気で調理されたものです。

食べることはもちろん、蒸気を吸い込むことも、ポイントに。
蒸気を吸うことで、線毛運動が強まる。
冬にダメージを受けやすいノドの働きに、効果的なんです。
鼻やノドなど、人間の気管支には、異物を体の外に出す「線毛」という小さな毛が生えている。
塩分が取り込まれると、食塩を異物とみなし、活性化するんですね。
また、同時に、有害なウイルスも輩出してくれる。
なので、食塩泉の蒸気がオススメ。
飲む温泉も、あります。
それは、温泉水を使ったコーヒー。
別府市の「喫茶なつめ」。
ここの温泉珈琲は、味がまろやかで、胃腸の働きにも効果的なのだとか。
<(3) 究極の癒し湯>
ヒーリング効果アップ!
1湯目は、天満温泉。
案内してくれる温泉名人は、手嶋剛さんだ。
ここは共同温泉で、料金は1回100円なのだそう。
アルカリ性のお湯が肌の脂と反応して、薄い膜を作ってくれます。
2湯目は、東蓮田(ひがしはすだ)温泉。
こちらも、地域のみなさんが入る共同温泉。
観光客でも入れるそうですよ。
実は、天満温泉の方がアルカリ性が強くて、東蓮田温泉では弱くなっています。
このアルカリの強弱が、効くポイント。
人間はストレスを感じると、コルチゾールというホルモンの分泌量が増加します。
コルチゾールは副腎皮質で生成される物質で、ストレスの指標とされている。
ストレスホルモンと呼ばれることも。
アルカリの強い湯から弱い湯に入ると、ストレスホルモンであるコルチゾールが半減するんです。
ちなみに、2湯に入る間隔は、大分大学の研究では、「1時間程度」と言われているとのこと。
また、温泉が隣接していない場合でも、同じ日なら、効果は十分期待できるらしい。

[感想]

温泉か~、入りたいな~。

2湯巡り、よさそうですね。
美肌効果を体験したい。

別府の温泉、要チェックや!
→ 「炭酸水が効く? 新陳代謝UP大作戦/自作 炭酸風呂」
→ 「炭酸水と血管拡張作用 炭酸飲料を噴出させない方法」
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