お手玉 & 紙ヒコーキ スカイキングの折り方/ためしてガッテン 10/29 - 2/2
「昔遊び」の2回目。
うつ病や不安障害などの治療に使われている「お手玉」。
心療内科医師の中原和彦さんの「反対回し」。
世界一飛ぶ、「紙ヒコーキ」。
戸田拓夫さん考案。
滞空時間世界一の「スカイキング」の折り方。
2014年10月29日放送の「ためしてガッテン」より、「認知症&受験に勝つ! 脳をフル回転させる昔遊び」からのメモ書きです。

□ お手玉が治療に

昔遊びの「お手玉」が、医療現場で役に立っているそうです。
愛媛県新居浜市、童夢にいはま。
ここに、お手玉のすごい達人がいるそうですよ。
お手玉師範代の、今村シメ子さん。
4つのお手玉を、軽々と回しちゃいます。
お手玉を使って脳を活性化する、簡単な練習法がある。
普通、右利きの人は、右手で玉を放って、左手で受けます。
これを、逆にするんですね。
左から右へと、回す。
利き手で玉を放った時、脳の活動は抑えられている。(慣れた動作)
でも、玉を回す方向を逆にすると、脳が活性化されていました。(慣れていない動作)
お手玉をいつもと逆向きに回すだけで、脳の司令塔である前頭前野は、活発に働くんです。
このお手玉による脳の刺激は、様々な病気の治療にも効果があることが、分かってきました。
熊本市内のあるクリニックでは、うつや不安障害などの治療に、お手玉を使っているそう。
ポイントは、利き手ではない側の手を、重点的に使うこと。
心療内科医師の中原和彦さん(ヘルスアートクリニック くまもと)。
お手玉を楽しんでやりながら、反対回しを途中からやる。これを繰り返すことで、脳の働きが全然変わると、教えてくださいました。
ある男性は、お手玉を続けて1週間ほどで、半年くらい続いていた不眠がなくなったそうです。
上達すれば、更に難しい技に挑戦。
こうして脳を刺激することで、症状が改善する人が、たくさんいるのだとか。
イギリスの研究グループが、お手玉のように玉を宙に放る「ジャグリング」という遊びを6週間行ったら 脳にどのような変化があるか、調べました。
脳の神経細胞同士をつなぐ「白質(はくしつ)」という、脳の神経線維のカタマリがあります。
この白質の増加量を調べた。
何もしない場合に比べて、練習した場合は、白質の量は 6%増えました。
しかも、やめて4週間後も、(少し下がるものの)効果はまだ持続していた。
脳の神経線維の部分が増えたということは、それだけ脳の伝達速度が速くなったということです。
ポイントは、より難しい技に挑戦すること。
お手玉だと、「反対回し」のあとは、「片手で 2つの玉を回し続けるという技」。
コツは、落としてもいいから、2個目の玉を手から放すことです。
□ 折り紙の効果 スカイキングを飛ばせ

最後は、「折り紙」。
学研教育総合研究所で「脳活性度」が調べられました。
いろんな遊びをする時、脳の血流量を調べることで、測定した。
上に行くほど脳活性度が高くなるのですが、
「すごろく」は、 -1.0 と -2.0 の間。
「トランプ」は、 ±0 と -1.0 の間。
「将棋」「カルタ」は、±0 と 1.0 の間。
「囲碁」「パズル」は、1.0 と 2.0 の間。
「けん玉」は、2.0 です。
その上が、「計算ドリル」。
そして1番上なのが、「折り紙」でした。
スタジオでは、紙ヒコーキ折りに挑戦。
世界記録に挑みますよ。
参考にさせていただくのは、世界的な紙ヒコーキ作りの達人、戸田拓夫さんの方法。
戸田さんは、折り紙ヒコーキ協会の会長さんなのです。
4年前、室内での滞空時間を競う大会で、世界記録を更新しました。
滞空時間世界記録、29秒2。
戸田さんのよく飛ぶヒコーキの一番のポイントは、「翼のうしろを、ほんの少しだけ、爪を立てるように ひねること」。
これで、滞空時間が驚くほど、アップするそうです。
ここでスタジオで登場したのは、折り紙ヒコーキ協会 事務局長で主任指導員の、藤原宣明さん。
手にしているのは、戸田拓夫さんが考案した、滞空時間世界一の「スカイキング」です。
ポイントは、「昇降舵(しょうこうだ)」。
本物の飛行機にも、あります。
昇降舵をつけてない紙ヒコーキは、飛ばしてもすぐに落ちてしまうことが多い。
また、ひねりが強すぎて昇降舵の角度がつきすぎると、高く上がりすぎて、途中で急降下してしまいます。
なので、昇降舵は、少しだけひねるのがコツ。
滞空時間を稼ごうと思ったら、できるだけ高く上げて、そこからゆっくり下降させるといい。
<スカイキングの作り方>
(1) 中心に沿って、左右を三角に折ります。

(2) 上に隙間をあけて、半分に折る。

(3) 左右のへりを、三角に折ります。

(4) さらに折り込み、先端を曲げましょう。

(5) 先端を開き、ひっくり返して、半分に折る。

(6) 先端を指で開き、折りたたみます。

(7) 一度持ち上げ、包み込むように、先端を折り曲げる。

(8) 翼を作りましょう。

(9) 翼の端を垂直に折って、完成。

(10) 昇降舵を、忘れずに。

![NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.06 2014年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/512NAm8RV3L._SX200_.jpg)

□

楽しく遊んでいた昔ながらの遊びに、こんな効果があったなんて。

けん玉で 集中力が養われたり、お手玉が治療に使われたり。

昔の人の知恵は、侮れませんな。

紙ヒコーキの「スカイキング」。
すごく飛んでましたね。

本物の飛行機を参考にしてるなんて、すごい。
次回は、「おいしくって超楽しい カリフラワー新調理術」。

→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
うつ病や不安障害などの治療に使われている「お手玉」。
心療内科医師の中原和彦さんの「反対回し」。
世界一飛ぶ、「紙ヒコーキ」。
戸田拓夫さん考案。
滞空時間世界一の「スカイキング」の折り方。
2014年10月29日放送の「ためしてガッテン」より、「認知症&受験に勝つ! 脳をフル回転させる昔遊び」からのメモ書きです。

□ お手玉が治療に

昔遊びの「お手玉」が、医療現場で役に立っているそうです。
愛媛県新居浜市、童夢にいはま。
ここに、お手玉のすごい達人がいるそうですよ。
お手玉師範代の、今村シメ子さん。
4つのお手玉を、軽々と回しちゃいます。
お手玉を使って脳を活性化する、簡単な練習法がある。
普通、右利きの人は、右手で玉を放って、左手で受けます。
これを、逆にするんですね。
左から右へと、回す。
利き手で玉を放った時、脳の活動は抑えられている。(慣れた動作)
でも、玉を回す方向を逆にすると、脳が活性化されていました。(慣れていない動作)
お手玉をいつもと逆向きに回すだけで、脳の司令塔である前頭前野は、活発に働くんです。
このお手玉による脳の刺激は、様々な病気の治療にも効果があることが、分かってきました。
熊本市内のあるクリニックでは、うつや不安障害などの治療に、お手玉を使っているそう。
ポイントは、利き手ではない側の手を、重点的に使うこと。
心療内科医師の中原和彦さん(ヘルスアートクリニック くまもと)。
お手玉を楽しんでやりながら、反対回しを途中からやる。これを繰り返すことで、脳の働きが全然変わると、教えてくださいました。
ある男性は、お手玉を続けて1週間ほどで、半年くらい続いていた不眠がなくなったそうです。
上達すれば、更に難しい技に挑戦。
こうして脳を刺激することで、症状が改善する人が、たくさんいるのだとか。
イギリスの研究グループが、お手玉のように玉を宙に放る「ジャグリング」という遊びを6週間行ったら 脳にどのような変化があるか、調べました。
脳の神経細胞同士をつなぐ「白質(はくしつ)」という、脳の神経線維のカタマリがあります。
この白質の増加量を調べた。
何もしない場合に比べて、練習した場合は、白質の量は 6%増えました。
しかも、やめて4週間後も、(少し下がるものの)効果はまだ持続していた。
脳の神経線維の部分が増えたということは、それだけ脳の伝達速度が速くなったということです。
ポイントは、より難しい技に挑戦すること。
お手玉だと、「反対回し」のあとは、「片手で 2つの玉を回し続けるという技」。
コツは、落としてもいいから、2個目の玉を手から放すことです。
□ 折り紙の効果 スカイキングを飛ばせ

最後は、「折り紙」。
学研教育総合研究所で「脳活性度」が調べられました。
いろんな遊びをする時、脳の血流量を調べることで、測定した。
上に行くほど脳活性度が高くなるのですが、
「すごろく」は、 -1.0 と -2.0 の間。
「トランプ」は、 ±0 と -1.0 の間。
「将棋」「カルタ」は、±0 と 1.0 の間。
「囲碁」「パズル」は、1.0 と 2.0 の間。
「けん玉」は、2.0 です。
その上が、「計算ドリル」。
そして1番上なのが、「折り紙」でした。
スタジオでは、紙ヒコーキ折りに挑戦。
世界記録に挑みますよ。
参考にさせていただくのは、世界的な紙ヒコーキ作りの達人、戸田拓夫さんの方法。
戸田さんは、折り紙ヒコーキ協会の会長さんなのです。
4年前、室内での滞空時間を競う大会で、世界記録を更新しました。
滞空時間世界記録、29秒2。
戸田さんのよく飛ぶヒコーキの一番のポイントは、「翼のうしろを、ほんの少しだけ、爪を立てるように ひねること」。
これで、滞空時間が驚くほど、アップするそうです。
ここでスタジオで登場したのは、折り紙ヒコーキ協会 事務局長で主任指導員の、藤原宣明さん。
手にしているのは、戸田拓夫さんが考案した、滞空時間世界一の「スカイキング」です。
ポイントは、「昇降舵(しょうこうだ)」。
本物の飛行機にも、あります。
昇降舵をつけてない紙ヒコーキは、飛ばしてもすぐに落ちてしまうことが多い。
また、ひねりが強すぎて昇降舵の角度がつきすぎると、高く上がりすぎて、途中で急降下してしまいます。
なので、昇降舵は、少しだけひねるのがコツ。
滞空時間を稼ごうと思ったら、できるだけ高く上げて、そこからゆっくり下降させるといい。
<スカイキングの作り方>
(1) 中心に沿って、左右を三角に折ります。

(2) 上に隙間をあけて、半分に折る。

(3) 左右のへりを、三角に折ります。

(4) さらに折り込み、先端を曲げましょう。

(5) 先端を開き、ひっくり返して、半分に折る。

(6) 先端を指で開き、折りたたみます。

(7) 一度持ち上げ、包み込むように、先端を折り曲げる。

(8) 翼を作りましょう。

(9) 翼の端を垂直に折って、完成。

(10) 昇降舵を、忘れずに。

![NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.06 2014年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/512NAm8RV3L._SX200_.jpg)

□

楽しく遊んでいた昔ながらの遊びに、こんな効果があったなんて。

けん玉で 集中力が養われたり、お手玉が治療に使われたり。

昔の人の知恵は、侮れませんな。

紙ヒコーキの「スカイキング」。
すごく飛んでましたね。

本物の飛行機を参考にしてるなんて、すごい。
次回は、「おいしくって超楽しい カリフラワー新調理術」。

→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
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