花粉症に 舌下免疫療法/ためしてガッテン 10月15日(1)
今週のテーマは、3本立て。
1つ目は、「花粉症の最新治療法」。
舌下免疫療法とは?
日本医科大学 耳鼻咽喉科 大久保公裕 先生の解説。
タイプによっては、来年には治る?
2014年10月15日放送の「ためしてガッテン」より、「あなたの?に答えます~花粉症・緑内障・泡レシピ~」からのメモ書きです。
今回は、Part1。

□ 舌下免疫療法
今週は、3つのテーマを紹介。
「泡しょうゆの新技」「極悪タイプの緑内障」「花粉症の最新治療法」。

まずは、「花粉症」からです。
小野文惠アナは、言いました。
「今、分かっている中で、これが(花粉症を)完治できる唯一の方法です」
大きく出ましたね。
名前は、「舌下免疫療法」(ぜっかめんえきりょうほう)。
治療時間は、「1回たった2分。自宅でOK」。
治療費は、「ひと月、1000円程度」。
しかも、「今年の12月までに治療を始めると、早ければ、来年春のスギ花粉シーズンに、効果が出始める可能性も」。(あくまで、可能性です)
そして、舌下免疫療法は今月、保険適用になりました。
うれしいことばかりだ。
でも、もちろん、これだけでは終わりません。
続きがあるのでした。
結論を先に言うと、全員に効果が出るわけではない。
日本医科大学 耳鼻咽喉科 大久保公裕 医師。
舌下免疫療法を、長年研究しておられる方です。
この治療を試してきた患者さんの数は、400人だという。
いったい、どんな方法なんでしょうか?
治療に使うのは、「スギ花粉から抽出したエキス」。
スギのエキスで、スギ花粉症の人たちの体を、慣らしていくというわけです。
(1) スギ花粉のエキスを、舌の下に、ポトリと垂らします。
(2) そのまま2分待つだけ。
方法自体は、簡単ですね。
[体験談]
実際に この治療法を続けてきた男性がいます。
15年前から、ひどい花粉症に悩まされてきました。
日常生活や仕事にも、支障が出るほどだったといいます。
薬を飲んでも鼻水が止まらず、マスクのすき間から、あふれ出すほど。
症状がひどい日は、会社を休まねばなりません。
男性はやがて、舌下免疫療法に出会い、治療を開始。
ワラにもすがる思いでした。
治療当初は必要とした、マスクや薬。
でも、現在では、必要なしに。
治療を続けた甲斐がありました。
ただし、治療にかかった期間は、9年。
あれ?
来年の春という話は?
グラフがあります。
研究のため、2年間で240人の方々に、舌下免疫療法が試されました。
その結果、「ほぼ完治した」という人が、44.6%。
「効果があったといえばあった」という人が、33.3%。
「効果を感じることができなかった」という人が、22.1%。

上で紹介した男性は、「効果があったといえばあった」というグループに入ります。
そして、このグループは、「効果が現れるまでに、3年から5年 かかる」人たち。
でも、効果のある人とない人の違いは、何なんでしょうか?
□ 大久保先生の解説
ここでスタジオに、専門家の先生が登場。
日本医科大学 耳鼻咽喉科 大久保公裕 先生です。
舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスを使います。
なので、「スギ花粉のみ」にアレルギーがある人は、非常に治りやすい。
このタイプの人が 12月までに治療を始めると、来年の花粉シーズンに効果が出る可能性は大きい。
33.3%のグループは、「主にスギ花粉だけれども、他の花粉にも症状があったり、別のアレルギーがある人」。
スギ花粉自体は大丈夫になるのですが、他の症状は残ります。
そして、22.1%の効果がない人は、「他のアレルギーが強い人」。
スギ花粉の症状が抑えられても、他の症状が強いアレルギーはそのままなので、効果を感じることができないんですね。

舌下免疫療法は、スギ花粉には効果がある。
けれども、他の症状まで治すことはできません。
アレルギーのタイプを知るには、まずは医療機関を受診。
血液検査で、分かるそうです。
最寄りの耳鼻科や内科へ。
タイプを知り、スギ花粉の比重が非常に多いのか? それとも、他の比重が多いのか? それを理解して、お医者さんと相談の上で、治療法を選択する。
(1) スギ花粉の比重が多い → 効果が期待できる。
(2) スギ花粉の比重がほどほど → それなりに効果が出そう。
(3) 他のアレルギーの方が強い → あまり期待できない。
では、効果が期待できない場合、どうしたらいいのでしょう?
このグループに入るということは、他の花粉やハウスダストなどに強いアレルギーがあるということ。
それらには、「皮下注射による治療」という方法がある。
こちらも、保険適用だそう。
とにかく、お医者さんを受診し、自分のタイプを知ることが第一になるようです。

アレルギーのタイプを知れば、花粉症の完治も夢じゃない!

ガッテン! ガッテン!


次は、「泡しょうゆの新ワザ」について。
→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
1つ目は、「花粉症の最新治療法」。
舌下免疫療法とは?
日本医科大学 耳鼻咽喉科 大久保公裕 先生の解説。
タイプによっては、来年には治る?
2014年10月15日放送の「ためしてガッテン」より、「あなたの?に答えます~花粉症・緑内障・泡レシピ~」からのメモ書きです。
今回は、Part1。

□ 舌下免疫療法
今週は、3つのテーマを紹介。
「泡しょうゆの新技」「極悪タイプの緑内障」「花粉症の最新治療法」。

まずは、「花粉症」からです。
小野文惠アナは、言いました。
「今、分かっている中で、これが(花粉症を)完治できる唯一の方法です」
大きく出ましたね。
名前は、「舌下免疫療法」(ぜっかめんえきりょうほう)。
治療時間は、「1回たった2分。自宅でOK」。
治療費は、「ひと月、1000円程度」。
しかも、「今年の12月までに治療を始めると、早ければ、来年春のスギ花粉シーズンに、効果が出始める可能性も」。(あくまで、可能性です)
そして、舌下免疫療法は今月、保険適用になりました。
うれしいことばかりだ。
でも、もちろん、これだけでは終わりません。
続きがあるのでした。
結論を先に言うと、全員に効果が出るわけではない。
日本医科大学 耳鼻咽喉科 大久保公裕 医師。
舌下免疫療法を、長年研究しておられる方です。
この治療を試してきた患者さんの数は、400人だという。
いったい、どんな方法なんでしょうか?
治療に使うのは、「スギ花粉から抽出したエキス」。
スギのエキスで、スギ花粉症の人たちの体を、慣らしていくというわけです。
(1) スギ花粉のエキスを、舌の下に、ポトリと垂らします。
(2) そのまま2分待つだけ。
方法自体は、簡単ですね。
[体験談]
実際に この治療法を続けてきた男性がいます。
15年前から、ひどい花粉症に悩まされてきました。
日常生活や仕事にも、支障が出るほどだったといいます。
薬を飲んでも鼻水が止まらず、マスクのすき間から、あふれ出すほど。
症状がひどい日は、会社を休まねばなりません。
男性はやがて、舌下免疫療法に出会い、治療を開始。
ワラにもすがる思いでした。
治療当初は必要とした、マスクや薬。
でも、現在では、必要なしに。
治療を続けた甲斐がありました。
ただし、治療にかかった期間は、9年。
あれ?
来年の春という話は?
グラフがあります。
研究のため、2年間で240人の方々に、舌下免疫療法が試されました。
その結果、「ほぼ完治した」という人が、44.6%。
「効果があったといえばあった」という人が、33.3%。
「効果を感じることができなかった」という人が、22.1%。

上で紹介した男性は、「効果があったといえばあった」というグループに入ります。
そして、このグループは、「効果が現れるまでに、3年から5年 かかる」人たち。
でも、効果のある人とない人の違いは、何なんでしょうか?
□ 大久保先生の解説
ここでスタジオに、専門家の先生が登場。
日本医科大学 耳鼻咽喉科 大久保公裕 先生です。
舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスを使います。
なので、「スギ花粉のみ」にアレルギーがある人は、非常に治りやすい。
このタイプの人が 12月までに治療を始めると、来年の花粉シーズンに効果が出る可能性は大きい。
33.3%のグループは、「主にスギ花粉だけれども、他の花粉にも症状があったり、別のアレルギーがある人」。
スギ花粉自体は大丈夫になるのですが、他の症状は残ります。
そして、22.1%の効果がない人は、「他のアレルギーが強い人」。
スギ花粉の症状が抑えられても、他の症状が強いアレルギーはそのままなので、効果を感じることができないんですね。

舌下免疫療法は、スギ花粉には効果がある。
けれども、他の症状まで治すことはできません。
アレルギーのタイプを知るには、まずは医療機関を受診。
血液検査で、分かるそうです。
最寄りの耳鼻科や内科へ。
タイプを知り、スギ花粉の比重が非常に多いのか? それとも、他の比重が多いのか? それを理解して、お医者さんと相談の上で、治療法を選択する。
(1) スギ花粉の比重が多い → 効果が期待できる。
(2) スギ花粉の比重がほどほど → それなりに効果が出そう。
(3) 他のアレルギーの方が強い → あまり期待できない。
では、効果が期待できない場合、どうしたらいいのでしょう?
このグループに入るということは、他の花粉やハウスダストなどに強いアレルギーがあるということ。
それらには、「皮下注射による治療」という方法がある。
こちらも、保険適用だそう。
とにかく、お医者さんを受診し、自分のタイプを知ることが第一になるようです。

アレルギーのタイプを知れば、花粉症の完治も夢じゃない!

ガッテン! ガッテン!


次は、「泡しょうゆの新ワザ」について。
→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
- 関連記事
-
-
2日で失明? 急性緑内障/ためしてガッテン 10月15日(3/3) 2014/10/16
-
泡しょうゆが うまくできない時/ためしてガッテン 10/15(2) 2014/10/16
-
花粉症に 舌下免疫療法/ためしてガッテン 10月15日(1) 2014/10/15
-
サルコリピンと発熱力 睡眠と体温差/ためしてガッテン 2014/10/09
-
便秘の誤解 大腸黒皮症 週3回でいい/ためしてガッテン 2014/10/02
-
<スポンサードリンク>


