泡じょうゆは、ゼラチンと網じゃくしで/ためしてガッテン
今週のテーマは、「泡」。
泡じょうゆで、新感覚&減塩。
シャボン玉の杉山兄弟が教えてくれた、ゼラチンを使う方法。
網じゃくしで、スピード泡立て。
林幸子さんの実習コーナー。
・麻婆豆腐風
・きゅうりで丼物
・かき氷
2014年6月11日放送の「ためしてガッテン」より、「快感! 話題の泡レシピ」からのメモ書きです。

□ 泡じょうゆ
今回のテーマは、「泡」です。
醤油も、フワフワ。
それが、台所にある以外な道具で、簡単に作れちゃう。
まず、紹介するのは、新進気鋭の料理人、山田チカラさん。
あらゆる食材を泡に変えちゃう、スペイン生まれの調理法、「エスプーマ(ESPUMA)」の達人です。
ホタテが、泡に変身。トマト、フォアグラなども、泡に。
作り方はというと、まず食材を調理して、ペースト状にする。そこに特殊なガスを吹き込むと、空気を含んで、泡になるんだって。

山田チカラさんは言います。
「味わったことのないものが作りだせるんですよ」
「会話が弾んだりですとか、食卓が華やかになったりする」
ガッテンも、泡化に挑戦しました。
それも、醤油です。
名づけて、「泡じょうゆ」。
これなら、お寿司にも、のせられる。
なので、つけすぎの心配がありません。

海外からの旅行者も、気に入ってくれたみたいですよ。
でも、それだけじゃない。
初めての食感に、日本人のみなさんにも、好評でした。
スタジオでも、さっそく試食。
泡なので、かけすぎの心配がありません。
ごはんにのせてもよし、刺身にのせてもよし。
豆腐やおひたしにも、あうようです。
しかも、ボウル1杯の泡じょうゆに使ったのが、醤油大さじ1杯だというのだから、驚きです。
これなら、減塩にも使えそうだ。
なぜ、こうなるのかというと、お水で薄めて泡立てたから。
5倍に薄めた醤油を、泡にしてるんだって。

しかも、味は薄くなってない。
でも、薄めているのに、薄く感じないのは、どうしてなんでしょうか?
スタジオには、別のアワアワが登場。
実はこれ、砂糖水を泡立てたもの。
まるで、メレンゲだ。
味覚センサーで、分析してみましたよ。
すると、こんなことが分かりました。
砂糖水を泡砂糖水にしても、うま味はほとんど変わりません。
でも、甘味は、ちょっと下がってた。
そして、増えていたのが、コクでした。
この泡の秘密、アワフキムシが教えてくれました。
アワフキムシの幼虫は、泡を作って、身を守っているんです。
しかも、この泡、風が吹いても、ビクともしません。
実はこれが、泡にして食べると味が変わっちゃう理由らしい。
泡には、付着する性質があります。
それが舌の上でも起きていて、後を引く味になるんですね。
この後を引く感じが、コクというわけ。
サラダといえば、ドレッシング。
でも、なかなか からまないという悩みも。
かけても、底の方にいっちゃいます。
でも、泡ドレッシングなら、だいじょうぶ。
サラダの上に、のっけることができます。
(この泡ドレッシングは、3倍に薄めて作ったそうです)
薄めていても、コクがあるので、味も大満足。

泡にすることで、いろんな利点が出るんですね。
ヘルシーで、おいしい!

ガッテン! ガッテン!
□ ゼラチン パワー
次に出てきたのは、ビール?
キンキンに冷えてて、おいしそう~!
でも、乾杯して口をつけたら、表情が曇りましたよ。
思っていた味では、なかったようです。
実はこれ、りんごジュース。
ビールだと思ってるのに甘かったので、みんなビックリしちゃったんですね。
あれ?
色はりんごジュースだとして、泡はどうしたの?
炭酸じゃないから、泡は消えちゃうんじゃないかな。
実は、りんごジュースに、あるものを入れているんです。
これを入れることで、泡立ちが全然違う。
ここで、泡の達人が登場。
みなさんも、テレビなどで見たことがあるでしょ?
シャボン玉界のレジェンド、杉山兄弟!
このお二人、全長20メートルのシャボン玉で世界記録を作ったこともあるんですよ。
シャボン玉はもはや、生活の一部なんだそうです。
河原などで石を投げてやる、水切り。
杉山兄弟は、それをシャボン玉で再現しちゃいました。
シャボン玉が水の上を、9回も跳ねたんです。
すご~い!
長持ちするシャボン玉の秘密を、杉山兄弟に教えてもらいます。
鍋に入れたのは、まずは水。
次に、石けん水。
ここに、ある食べ物を加えます。
これが、効くらしい。
いろんな物を試したという、杉山兄弟。
ネギ、納豆、いろいろ試して、これに至りました。
それは、「ゼラチン」。
お湯に溶いて、使います。
さあ、スタジオで実験だ。
芳本美代子さんは豆乳、東貴博さんは水にブルーベリージャムを入れたもの、山瀬まみさんは水に練り梅を入れたもの。
そこに、お湯で溶いたゼラチンを投入。
電動泡だて器(ハンドミキサー)で混ぜました。
すると、すぐに、アワアワに。
細かい泡が立っています。
それを、スプーンで試食。
新食感に驚いちゃいました。
しかも、泡なので、いろんなものに、のせられる。
ゼラチンが泡を長持ちさせる理由。
実は、ゼラチンには、水が大好きな部分と、大嫌いな部分があるんです。
なので、液体に溶けると、水が嫌いな部分は、外側、つまり、空気の方を向いて整列することになる。
ここで混ぜると、泡ができるのですが、ゼラチンの粘り気が、泡を安定させるんですね。
だから、きれいな泡が、長持ちするってわけ。
「作りたい液体に対し、1~2%のゼラチンを、80℃ぐらいのお湯で溶いてから混ぜると、いろんな液体が泡になる」
ふわふわ感を楽しむには、食べる直前に泡立てるのがいいそうです。
また、ゼラチンとお湯以外の材料をよく冷やしておくと、泡立ちやすいとのこと。

ゼラチンを使うと、泡が長持ち!

ガッテン! ガッテン!
□ 泡ドリンクのナンバーワン
ガッテンが、たくさんの泡ドリンクを作りました。
その中から、ナンバーワンを決めちゃいます。
エントリーしたのは48個で、審査するのは キンタロー。さんだ。
名づけて、AWA(アワ)48の総選挙。
緑茶 → 泡にすることで、緑茶の香りが際立つ。
マンゴージュース → 店でも出せるような おいしさ。
コーン缶の汁、乳酸菌飲料、桃ジュース、酢、みりん、ブルーハワイ、白湯と、次々に試してもらいました。
そして、選抜された5つが、これ。
緑茶
マンゴージュース
ジャスミン茶
ココア
ミカンの缶詰の汁
この5つを街のみなさんに試飲してもらい、ナンバーワンを決めます。
その結果は、こうでした。
第1位:マンゴージュース
第2位:緑茶
第3位:ミカンの缶詰の汁
□ 網じゃくしで泡立て
さて、せっかく泡立てるのなら、スピーディーにやりたいですよね。
そこでガッテンが、意外なものを紹介してくれました。
とある調理器具でやると、超早くに泡立てられるんです。
ハンドソープ。
あれって、プッシュすると、泡が出てきますよね。
その押し出し口を外してみると、網目状のものがついています。
これが泡の秘密。
というわけで、この方式を参考にします。
台所で網目状といえば、「網じゃくし」。
天ぷらのカスをすくったりする、あの道具です。
お湯で溶いたゼラチンを入れた、緑茶。
それを網じゃくしで混ぜる。
すると、すぐに泡立ちました。

網じゃくしには、意外な利用法があったんですね。
網目の数だけ、泡ができるってわけだ。
ただし、網目が細かすぎると、泡立ちにくいことがあるそう。
□ 実習コーナー
テーマは、「梅雨のジメジメと夏の暑さを、泡で乗り切ろう!」。
教えてくれる先生は、料理研究家の林幸子(はやし ゆきこ)さん。
実は、泡立ちにくいものがあります。
・辛いもの
・油分が多いもの
・粘度が高いもの
まずは、その辛いものから。
<泡マーボー>
材料:2人分
昆布だし:80ml
しょうゆ:20ml
粉ゼラチン:2g
絹ごし豆腐:1丁(300g)
焼き豚:80g (5mm角に切ったもの)
豆板醤:小さじ1/2
ニラ:3本 (5mm角に切ったもの)
(1) ダシのうち20mlを80℃に温め、ゼラチンを溶かす。
ボウルに、ダシ60ml、醤油20ml、20mlのダシで溶いたゼラチンを投入。
網じゃくしで、2分ほど泡立てる。
泡を安定させるために、氷水にあてながら、さらに1分から2分、泡立てましょう。
(2) お皿に、食べやすい大きさに切った絹豆腐を盛りつける。
別のボウルで、5mm角に切った焼き豚を、豆板醤で和えます。
この焼き豚を、お豆腐の上にのせる。
5mm角に切ったニラを散らせ、泡をたっぷりとのせたら、できあがり。

<泡かっぱ>
材料:2人分
きゅうり:1本 (すりおろす)
粉ゼラチン:2g
塩:小さじ1/3
のり:1/4枚
イクラ:適量
酢飯:2膳分
(1) キュウリをすりおろします。その際、しぼり汁もとっておく。
ボウルで、キュウリのしぼり汁に水を加えて、全体で80mlにする。
そこに、20mlのお湯で溶いたゼラチンと、塩小さじ1/3を入れ、網じゃくしで2分ほど泡立てる。
さらに氷水にあてながら、1分泡立てます。
(2) 泡の中に、すりおろしたキュウリを入れる。
これを混ぜて、酢飯の上にかけます。
さらに、ちぎった海苔と、イクラで、トッピングして、完成。

<泡氷>
材料:
水:100ml
砂糖:40g
粉ゼラチン:2g
抹茶:3g
かき氷:適量
(1) 鍋に水100mlと砂糖40g、粉ゼラチン2gを入れ、火にかけて、溶かします。
しっかりと混ぜましょう。
(2) それをボウルに入れ、氷水にあてながら、網じゃくしで泡立てる。
さらに、抹茶3gを加え、再び氷水にあてながら、よく混ぜます。
(3) これをかき氷にかけたら、完成。

<泡じょうゆ>
材料:
しょうゆ:10g
水:40ml
粉ゼラチン:1g
(1) 粉ゼラチンを、80℃のお湯 20mlで溶いておく。
ボウルに、醤油10g、水40ml、お湯で溶いたゼラチンを入れ、網じゃくしで泡立てます。
泡をもっと安定させたい時は、氷水にあてながら泡立てる。
![NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.06 2014年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/512NAm8RV3L._SX200_.jpg)

□

泡でこんなに楽しめるとは!

醤油なんか、健康にもよさそうだ。

飲み物に調味料、スイーツまで、いろいろ応用が効きそうですね。
→ 「泡しょうゆが うまくできない時」
次回は、「撲滅! しつこいひざ痛 これが革新ワザ 3連発!」。


→ 「ためしてガッテン 食べ物と料理のアーカイブ」
泡じょうゆで、新感覚&減塩。
シャボン玉の杉山兄弟が教えてくれた、ゼラチンを使う方法。
網じゃくしで、スピード泡立て。
林幸子さんの実習コーナー。
・麻婆豆腐風
・きゅうりで丼物
・かき氷
2014年6月11日放送の「ためしてガッテン」より、「快感! 話題の泡レシピ」からのメモ書きです。

□ 泡じょうゆ

今回のテーマは、「泡」です。
醤油も、フワフワ。
それが、台所にある以外な道具で、簡単に作れちゃう。
まず、紹介するのは、新進気鋭の料理人、山田チカラさん。
あらゆる食材を泡に変えちゃう、スペイン生まれの調理法、「エスプーマ(ESPUMA)」の達人です。
ホタテが、泡に変身。トマト、フォアグラなども、泡に。
作り方はというと、まず食材を調理して、ペースト状にする。そこに特殊なガスを吹き込むと、空気を含んで、泡になるんだって。

山田チカラさんは言います。
「味わったことのないものが作りだせるんですよ」
「会話が弾んだりですとか、食卓が華やかになったりする」
ガッテンも、泡化に挑戦しました。
それも、醤油です。
名づけて、「泡じょうゆ」。
これなら、お寿司にも、のせられる。
なので、つけすぎの心配がありません。

海外からの旅行者も、気に入ってくれたみたいですよ。
でも、それだけじゃない。
初めての食感に、日本人のみなさんにも、好評でした。
スタジオでも、さっそく試食。
泡なので、かけすぎの心配がありません。
ごはんにのせてもよし、刺身にのせてもよし。
豆腐やおひたしにも、あうようです。
しかも、ボウル1杯の泡じょうゆに使ったのが、醤油大さじ1杯だというのだから、驚きです。
これなら、減塩にも使えそうだ。
なぜ、こうなるのかというと、お水で薄めて泡立てたから。
5倍に薄めた醤油を、泡にしてるんだって。

しかも、味は薄くなってない。
でも、薄めているのに、薄く感じないのは、どうしてなんでしょうか?
スタジオには、別のアワアワが登場。
実はこれ、砂糖水を泡立てたもの。
まるで、メレンゲだ。
味覚センサーで、分析してみましたよ。
すると、こんなことが分かりました。
砂糖水を泡砂糖水にしても、うま味はほとんど変わりません。
でも、甘味は、ちょっと下がってた。
そして、増えていたのが、コクでした。
この泡の秘密、アワフキムシが教えてくれました。
アワフキムシの幼虫は、泡を作って、身を守っているんです。
しかも、この泡、風が吹いても、ビクともしません。
実はこれが、泡にして食べると味が変わっちゃう理由らしい。
泡には、付着する性質があります。
それが舌の上でも起きていて、後を引く味になるんですね。
この後を引く感じが、コクというわけ。
サラダといえば、ドレッシング。
でも、なかなか からまないという悩みも。
かけても、底の方にいっちゃいます。
でも、泡ドレッシングなら、だいじょうぶ。
サラダの上に、のっけることができます。
(この泡ドレッシングは、3倍に薄めて作ったそうです)
薄めていても、コクがあるので、味も大満足。

泡にすることで、いろんな利点が出るんですね。
ヘルシーで、おいしい!

ガッテン! ガッテン!
□ ゼラチン パワー
次に出てきたのは、ビール?
キンキンに冷えてて、おいしそう~!
でも、乾杯して口をつけたら、表情が曇りましたよ。
思っていた味では、なかったようです。
実はこれ、りんごジュース。
ビールだと思ってるのに甘かったので、みんなビックリしちゃったんですね。
あれ?
色はりんごジュースだとして、泡はどうしたの?
炭酸じゃないから、泡は消えちゃうんじゃないかな。
実は、りんごジュースに、あるものを入れているんです。
これを入れることで、泡立ちが全然違う。
ここで、泡の達人が登場。
みなさんも、テレビなどで見たことがあるでしょ?
シャボン玉界のレジェンド、杉山兄弟!
このお二人、全長20メートルのシャボン玉で世界記録を作ったこともあるんですよ。
シャボン玉はもはや、生活の一部なんだそうです。
河原などで石を投げてやる、水切り。
杉山兄弟は、それをシャボン玉で再現しちゃいました。
シャボン玉が水の上を、9回も跳ねたんです。
すご~い!
長持ちするシャボン玉の秘密を、杉山兄弟に教えてもらいます。
鍋に入れたのは、まずは水。
次に、石けん水。
ここに、ある食べ物を加えます。
これが、効くらしい。
いろんな物を試したという、杉山兄弟。
ネギ、納豆、いろいろ試して、これに至りました。
それは、「ゼラチン」。
お湯に溶いて、使います。
さあ、スタジオで実験だ。
芳本美代子さんは豆乳、東貴博さんは水にブルーベリージャムを入れたもの、山瀬まみさんは水に練り梅を入れたもの。
そこに、お湯で溶いたゼラチンを投入。
電動泡だて器(ハンドミキサー)で混ぜました。
すると、すぐに、アワアワに。
細かい泡が立っています。
それを、スプーンで試食。
新食感に驚いちゃいました。
しかも、泡なので、いろんなものに、のせられる。
ゼラチンが泡を長持ちさせる理由。
実は、ゼラチンには、水が大好きな部分と、大嫌いな部分があるんです。
なので、液体に溶けると、水が嫌いな部分は、外側、つまり、空気の方を向いて整列することになる。
ここで混ぜると、泡ができるのですが、ゼラチンの粘り気が、泡を安定させるんですね。
だから、きれいな泡が、長持ちするってわけ。
「作りたい液体に対し、1~2%のゼラチンを、80℃ぐらいのお湯で溶いてから混ぜると、いろんな液体が泡になる」
ふわふわ感を楽しむには、食べる直前に泡立てるのがいいそうです。
また、ゼラチンとお湯以外の材料をよく冷やしておくと、泡立ちやすいとのこと。

ゼラチンを使うと、泡が長持ち!

ガッテン! ガッテン!
□ 泡ドリンクのナンバーワン
ガッテンが、たくさんの泡ドリンクを作りました。
その中から、ナンバーワンを決めちゃいます。
エントリーしたのは48個で、審査するのは キンタロー。さんだ。
名づけて、AWA(アワ)48の総選挙。
緑茶 → 泡にすることで、緑茶の香りが際立つ。
マンゴージュース → 店でも出せるような おいしさ。
コーン缶の汁、乳酸菌飲料、桃ジュース、酢、みりん、ブルーハワイ、白湯と、次々に試してもらいました。
そして、選抜された5つが、これ。
緑茶
マンゴージュース
ジャスミン茶
ココア
ミカンの缶詰の汁
この5つを街のみなさんに試飲してもらい、ナンバーワンを決めます。
その結果は、こうでした。
第1位:マンゴージュース
第2位:緑茶
第3位:ミカンの缶詰の汁
□ 網じゃくしで泡立て
さて、せっかく泡立てるのなら、スピーディーにやりたいですよね。
そこでガッテンが、意外なものを紹介してくれました。
とある調理器具でやると、超早くに泡立てられるんです。
ハンドソープ。
あれって、プッシュすると、泡が出てきますよね。
その押し出し口を外してみると、網目状のものがついています。
これが泡の秘密。
というわけで、この方式を参考にします。
台所で網目状といえば、「網じゃくし」。
天ぷらのカスをすくったりする、あの道具です。
お湯で溶いたゼラチンを入れた、緑茶。
それを網じゃくしで混ぜる。
すると、すぐに泡立ちました。

網じゃくしには、意外な利用法があったんですね。
網目の数だけ、泡ができるってわけだ。
ただし、網目が細かすぎると、泡立ちにくいことがあるそう。
□ 実習コーナー
テーマは、「梅雨のジメジメと夏の暑さを、泡で乗り切ろう!」。
教えてくれる先生は、料理研究家の林幸子(はやし ゆきこ)さん。
実は、泡立ちにくいものがあります。
・辛いもの
・油分が多いもの
・粘度が高いもの
まずは、その辛いものから。
<泡マーボー>
材料:2人分
昆布だし:80ml
しょうゆ:20ml
粉ゼラチン:2g
絹ごし豆腐:1丁(300g)
焼き豚:80g (5mm角に切ったもの)
豆板醤:小さじ1/2
ニラ:3本 (5mm角に切ったもの)
(1) ダシのうち20mlを80℃に温め、ゼラチンを溶かす。
ボウルに、ダシ60ml、醤油20ml、20mlのダシで溶いたゼラチンを投入。
網じゃくしで、2分ほど泡立てる。
泡を安定させるために、氷水にあてながら、さらに1分から2分、泡立てましょう。
(2) お皿に、食べやすい大きさに切った絹豆腐を盛りつける。
別のボウルで、5mm角に切った焼き豚を、豆板醤で和えます。
この焼き豚を、お豆腐の上にのせる。
5mm角に切ったニラを散らせ、泡をたっぷりとのせたら、できあがり。

<泡かっぱ>
材料:2人分
きゅうり:1本 (すりおろす)
粉ゼラチン:2g
塩:小さじ1/3
のり:1/4枚
イクラ:適量
酢飯:2膳分
(1) キュウリをすりおろします。その際、しぼり汁もとっておく。
ボウルで、キュウリのしぼり汁に水を加えて、全体で80mlにする。
そこに、20mlのお湯で溶いたゼラチンと、塩小さじ1/3を入れ、網じゃくしで2分ほど泡立てる。
さらに氷水にあてながら、1分泡立てます。
(2) 泡の中に、すりおろしたキュウリを入れる。
これを混ぜて、酢飯の上にかけます。
さらに、ちぎった海苔と、イクラで、トッピングして、完成。

<泡氷>
材料:
水:100ml
砂糖:40g
粉ゼラチン:2g
抹茶:3g
かき氷:適量
(1) 鍋に水100mlと砂糖40g、粉ゼラチン2gを入れ、火にかけて、溶かします。
しっかりと混ぜましょう。
(2) それをボウルに入れ、氷水にあてながら、網じゃくしで泡立てる。
さらに、抹茶3gを加え、再び氷水にあてながら、よく混ぜます。
(3) これをかき氷にかけたら、完成。

<泡じょうゆ>
材料:
しょうゆ:10g
水:40ml
粉ゼラチン:1g
(1) 粉ゼラチンを、80℃のお湯 20mlで溶いておく。
ボウルに、醤油10g、水40ml、お湯で溶いたゼラチンを入れ、網じゃくしで泡立てます。
泡をもっと安定させたい時は、氷水にあてながら泡立てる。
![NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.06 2014年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/512NAm8RV3L._SX200_.jpg)

□

泡でこんなに楽しめるとは!

醤油なんか、健康にもよさそうだ。

飲み物に調味料、スイーツまで、いろいろ応用が効きそうですね。
→ 「泡しょうゆが うまくできない時」
次回は、「撲滅! しつこいひざ痛 これが革新ワザ 3連発!」。


→ 「ためしてガッテン 食べ物と料理のアーカイブ」
- 関連記事
-
-
やる気スイッチと隠れ脳梗塞/ためしてガッテン 2014/06/30
-
ヒザ痛に、靴下スライド運動&お皿ストレッチ/ためしてガッテン 2014/06/19
-
泡じょうゆは、ゼラチンと網じゃくしで/ためしてガッテン 2014/06/12
-
隠れ斜視と間欠性斜視 チェック法とプリズムメガネ/ためしてガッテン 2014/06/05
-
粉末とろろ昆布 富山の飛脚玉/ためしてガッテン 2014/05/29
-
<スポンサードリンク>


