脳だましダイエット 好きなものは最後に食べる/健康カプセル! ゲンキの時間
太る原因は、脳にある?
普通の食欲の人と、食いしん坊さんの差は?
(諏訪東京理科大学 共通教育センター 篠原菊紀 教授)
太る脳をだます極意。
(1) エア食べ放題。
(2) 好きなものは最後に食べる。
(3) 小腹が空いたら、5分間を乗り切る。
2014年4月20日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~食の誘惑に負けるな!~ 太る脳コントロール術」からのメモ書きです。

□ 食いしん坊な理由

今回のテーマは、「脳を制することで、ダイエットも制す」。
脳をダマしてダイエットしようという試みです。
さくさくメモ書きしますよ。
・暖色系は、食欲を増進させる。
例)
ある焼き鳥屋さんで、皿を白から赤(紅)に変更したところ、売り上げがアップした。(3ヵ月で、140%UP)
・食欲を誘う工夫(1) メニュー。
メニューの1ページ目に 店のイチオシを載せると、強いインパクトを与えることができる。
言葉を変えると、食欲をかきたてるきっかけになる。
・食欲を誘う工夫(2) 板前さん。
目の前で板前さんが作業しているのを見ると、視覚・聴覚・嗅覚などが直接刺激され、ついつい注文したくなってしまう。
・食いしん坊さんの脳。
食いしん坊は、食べ物を見ているだけで、脳が興奮状態になる。
(今回の実験では、回転寿司が回っているのを見ただけで、脳の活動が上がった)
これは、ドーパミンの働き。ドーパミンはおいしいものを見るだけでも分泌され、脳を刺激。食欲に拍車をかける。
<食欲を増してしまう行動>
(実験解説:諏訪東京理科大学 共通教育センター 篠原菊紀 教授)
[1] 食べながら次を見る。
a) 食欲が普通の人は、自分の食べ物以外、興味なし。
b) 食いしん坊は、食べるそばから、次の料理(皿)を気にしている。
食いしん坊は、食べながら次の皿を見て、食への期待感を高めている。
この視覚刺激で、ドーパミンが大量に分泌。食欲が増すことに。
[2] お茶の効果(寿司を食べる時)。
a) 食欲が普通の人は、まめにお茶を飲む。
b) 食いしん坊は、食べるのに忙しいので、お茶を飲む頻度は少ない。
味覚には、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の、5つがある。
舌がこれらをバランスよく感じると、脳はより満足感を得やすい。
お寿司の場合、足りない苦味をお茶でフォローすると、満足感を得ることができる。
食べ過ぎないためには、1貫ごとにお茶を飲むといいかも。
[3] 隣の料理。
隣の料理がおいしそうに見えることは、よくある。
食いしん坊は周囲を見る分、そういう刺激には敏感で、ついつい つられてしまう。
[4] 咀嚼(そしゃく)回数。
a) 食欲が普通の人は、よく噛む。
b) 食いしん坊は、噛む回数が少な目。
満腹中枢は、噛む刺激によっても、オンになる。
あまり噛まずにすぐ飲み込むと、いつまでも満腹中枢がオンにならず、食べ過ぎに原因になる。
□ ドクネット
かたやま内科クリニック 院長、片山隆司 医学博士の解説。
・回転寿司のように、よどみなく次々と食べられてしまう料理は、なかなか満腹感を得ることができない。(満腹感を得るまでには、それなりの時間がかかる)
・ひと口サイズのチョコやクッキーなどは、その小ささから、カロリーが少ないと思いがち。
でも、蓄積すると相当なものになるため、油断大敵です。掛け算になることを、お忘れなく。
・ドーパミンは、経験や環境、記憶によっても、分泌される。
「食べておいしかった」という成功体験により、大量に分泌される場合も。
□ 脳だましダイエット
<極意(1) エア食べ放題>
食べることを、エアでやる。
料理の写真を見ながら、食べる動作をし、咀嚼もして、イメージを繰り返す。
エア食べ放題で、食べた気分になる。
これで、脳が満腹だと錯覚。食欲を増進させるドーパミンの分泌が、抑制される。
脳の中では、想像上の体験と実体験の差は小さい。それを利用するわけ。
ただし、エア食べ放題の開始直後は、脳が興奮状態になります。
ドーパミンが大量に分泌されているので、このタイミングで食べ始めると、食べ過ぎてしまう可能性が。
エア食べ放題は、回数が少ないと、逆に食欲を刺激してしまう。
飽きてから 2~3回繰り返すことがポイントになる。
<極意(2) 欲望の矛先をずらす>
例1) ケーキを食べたくなったら、我慢するのではなく、「今日はやめて、もっとおいしいお店のケーキを食べよう!」と、目的をより大きいものに変更する。
例2) 好きなものは、最後に食べる。
先に食べる食事自体を、ゆっくり味わい、おいしいと感じながら食べる。
また、意識してよく噛むようにし(=咀嚼回数を増やし)、満腹中枢をオンにする。
満足感を得た上で、最後に好きなものを食べると、脳がより満足してくれる。
<極意(3) 小腹が空いたら>
・小腹が空いたら、5分間を乗り切る。
小腹が空いたという食欲は、脳の中では、5分以上もたない。
つまり、その5分をどう乗り切るかが、ダイエットを成功させるカギになる。
例) 小腹が空いたら、○○をする。
体操、筋トレ、
ガーデニング、犬と遊ぶ、
読書、散歩など。
何でもいいので、気をそらせばいい。
オススメは、「歯磨き」。
口を動かすので、咀嚼と似た効果が得られる。
また、「せっかく磨いたから、食べないでおこう」という気持ちを、利用する。

[感想]

脳をだましてダイエットとは、発想が面白いな~。

脳をいかに満足させるかが、カギなんですね。
「よく噛む」とか「お茶で苦味を補う」とかなら、できそう。
あと、「小腹が空いたという食欲は、脳の中では、5分以上もたない」。
これをうまくやれれば、効果が出そう。

5分間、気がまぎれることをすれば、いいわけか。
ネットや携帯いじりでも、よさそうだ。

[ダイエットに関する記事]
→ 「噛んでヒスタミンを出す 脳からダイエット/ためしてガッテン」
→ 「行動修正でダイエットを/カラダのキモチ」
普通の食欲の人と、食いしん坊さんの差は?
(諏訪東京理科大学 共通教育センター 篠原菊紀 教授)
太る脳をだます極意。
(1) エア食べ放題。
(2) 好きなものは最後に食べる。
(3) 小腹が空いたら、5分間を乗り切る。
2014年4月20日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~食の誘惑に負けるな!~ 太る脳コントロール術」からのメモ書きです。

□ 食いしん坊な理由

今回のテーマは、「脳を制することで、ダイエットも制す」。
脳をダマしてダイエットしようという試みです。
さくさくメモ書きしますよ。
・暖色系は、食欲を増進させる。
例)
ある焼き鳥屋さんで、皿を白から赤(紅)に変更したところ、売り上げがアップした。(3ヵ月で、140%UP)
・食欲を誘う工夫(1) メニュー。
メニューの1ページ目に 店のイチオシを載せると、強いインパクトを与えることができる。
言葉を変えると、食欲をかきたてるきっかけになる。
・食欲を誘う工夫(2) 板前さん。
目の前で板前さんが作業しているのを見ると、視覚・聴覚・嗅覚などが直接刺激され、ついつい注文したくなってしまう。
・食いしん坊さんの脳。
食いしん坊は、食べ物を見ているだけで、脳が興奮状態になる。
(今回の実験では、回転寿司が回っているのを見ただけで、脳の活動が上がった)
これは、ドーパミンの働き。ドーパミンはおいしいものを見るだけでも分泌され、脳を刺激。食欲に拍車をかける。
<食欲を増してしまう行動>
(実験解説:諏訪東京理科大学 共通教育センター 篠原菊紀 教授)
[1] 食べながら次を見る。
a) 食欲が普通の人は、自分の食べ物以外、興味なし。
b) 食いしん坊は、食べるそばから、次の料理(皿)を気にしている。
食いしん坊は、食べながら次の皿を見て、食への期待感を高めている。
この視覚刺激で、ドーパミンが大量に分泌。食欲が増すことに。
[2] お茶の効果(寿司を食べる時)。
a) 食欲が普通の人は、まめにお茶を飲む。
b) 食いしん坊は、食べるのに忙しいので、お茶を飲む頻度は少ない。
味覚には、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の、5つがある。
舌がこれらをバランスよく感じると、脳はより満足感を得やすい。
お寿司の場合、足りない苦味をお茶でフォローすると、満足感を得ることができる。
食べ過ぎないためには、1貫ごとにお茶を飲むといいかも。
[3] 隣の料理。
隣の料理がおいしそうに見えることは、よくある。
食いしん坊は周囲を見る分、そういう刺激には敏感で、ついつい つられてしまう。
[4] 咀嚼(そしゃく)回数。
a) 食欲が普通の人は、よく噛む。
b) 食いしん坊は、噛む回数が少な目。
満腹中枢は、噛む刺激によっても、オンになる。
あまり噛まずにすぐ飲み込むと、いつまでも満腹中枢がオンにならず、食べ過ぎに原因になる。
□ ドクネット
かたやま内科クリニック 院長、片山隆司 医学博士の解説。
・回転寿司のように、よどみなく次々と食べられてしまう料理は、なかなか満腹感を得ることができない。(満腹感を得るまでには、それなりの時間がかかる)
・ひと口サイズのチョコやクッキーなどは、その小ささから、カロリーが少ないと思いがち。
でも、蓄積すると相当なものになるため、油断大敵です。掛け算になることを、お忘れなく。
・ドーパミンは、経験や環境、記憶によっても、分泌される。
「食べておいしかった」という成功体験により、大量に分泌される場合も。
□ 脳だましダイエット
<極意(1) エア食べ放題>
食べることを、エアでやる。
料理の写真を見ながら、食べる動作をし、咀嚼もして、イメージを繰り返す。
エア食べ放題で、食べた気分になる。
これで、脳が満腹だと錯覚。食欲を増進させるドーパミンの分泌が、抑制される。
脳の中では、想像上の体験と実体験の差は小さい。それを利用するわけ。
ただし、エア食べ放題の開始直後は、脳が興奮状態になります。
ドーパミンが大量に分泌されているので、このタイミングで食べ始めると、食べ過ぎてしまう可能性が。
エア食べ放題は、回数が少ないと、逆に食欲を刺激してしまう。
飽きてから 2~3回繰り返すことがポイントになる。
<極意(2) 欲望の矛先をずらす>
例1) ケーキを食べたくなったら、我慢するのではなく、「今日はやめて、もっとおいしいお店のケーキを食べよう!」と、目的をより大きいものに変更する。
例2) 好きなものは、最後に食べる。
先に食べる食事自体を、ゆっくり味わい、おいしいと感じながら食べる。
また、意識してよく噛むようにし(=咀嚼回数を増やし)、満腹中枢をオンにする。
満足感を得た上で、最後に好きなものを食べると、脳がより満足してくれる。
<極意(3) 小腹が空いたら>
・小腹が空いたら、5分間を乗り切る。
小腹が空いたという食欲は、脳の中では、5分以上もたない。
つまり、その5分をどう乗り切るかが、ダイエットを成功させるカギになる。
例) 小腹が空いたら、○○をする。
体操、筋トレ、
ガーデニング、犬と遊ぶ、
読書、散歩など。
何でもいいので、気をそらせばいい。
オススメは、「歯磨き」。
口を動かすので、咀嚼と似た効果が得られる。
また、「せっかく磨いたから、食べないでおこう」という気持ちを、利用する。

[感想]

脳をだましてダイエットとは、発想が面白いな~。

脳をいかに満足させるかが、カギなんですね。
「よく噛む」とか「お茶で苦味を補う」とかなら、できそう。
あと、「小腹が空いたという食欲は、脳の中では、5分以上もたない」。
これをうまくやれれば、効果が出そう。

5分間、気がまぎれることをすれば、いいわけか。
ネットや携帯いじりでも、よさそうだ。

[ダイエットに関する記事]
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tag : 健康カプセル!ゲンキの時間 ダイエット
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