終身型五十肩と腱板断裂/ためしてガッテン
今週のテーマは、「五十肩」。
何年たっても痛みが治まらず、時には手術にもなるタイプとは?
人間とニホンザルの違いは、肩甲骨。
終身型は、腱板断裂(腱板損傷)。
簡単に見分ける極意は、バンザイ?
予防と肩こりにいい運動。
猫ストレッチ。
ペンギン体操。
(日本体操協会 トレーナー 理学療法士 岡田亨さん)
2014年2月5日放送の「ためしてガッテン」より、「長引く肩の痛みに喝! 五十肩&コリ一挙撃滅」からのメモ書きです。

□ 終身型五十肩

今回のテーマは、「五十肩」です。
肩に違和感があるなという時期が続き、ふとした拍子に、鋭い痛みに襲われる。
でも、街の人に聞くと、こんな意見が。
・突然、治るんですよ。
・2~3ヵ月で、自然と治っていく。
かと思ったら、そうでない場合も。
五十肩には、治るどころか、どんどん悪化するタイプがあるらしい。
放っておくと、人によっては、手術しなければならなくなることも。
最悪の場合、一生、肩の痛みと付き合わねばならなくなります。

何だか、怖いな~。

四十肩や五十肩と言いますが、性別や年齢、関係なく起きるそうです。
ちなみに、50歳以上の方、100人に街頭で調査したところ、51人が経験者でした。
多くの人が自然に治るとおっしゃる、五十肩。
でも、今回紹介するタイプは、痛みが何年たっても治まらない上に、最終的には手術を受けねばならなくなる場合まで。
名づけて、「終身型五十肩」。
保険だと保障が一生涯ですが、こちらは故障が一生涯。
驚くことに、病院に来られる人の内、3人に1人が、この終身型五十肩だといわれる。
終身型五十肩は、自然には治りません。
ただ、ちゃんと治療を受けて、運動療法を正しく行っていけば、およそ7割から8割の人は、日常生活に困らない程度まで回復するそう。
□ 経験談
横浜市に住む、62歳の男性。
去年の8月に、終身型の五十肩だと診断されました。
全然よくならず、3年たっても、痛みが増しているような感じがします。
発症は突然で、腕を上げる度に、電気が走るような痛みがした。
たいへんなのが、夜寝ている時です。
右肩が下になると激しい痛みが襲うため、何個も枕を使って、仰向けに寝るよう工夫している。
ただ、それでも、寝返りの度に、痛んでしまいます。
最初の診断は、典型的な五十肩でした。
なので、リハビリを続けましたが、1年たっても、2年たっても、一向に痛みが治まりません。
とうとう発症から3年がたち、別の大学病院を受診することにしました。
そこで分かったのが、ただの五十肩ではなかったこと。
そして、手術が必要なくらい悪化していることでした。
そんな男性ですが、今思うと、気になることが。
本などには、腕がなかなか上がらないと書いているのですが、男性の場合、あることをすると簡単に腕が上がったんです。

普通の五十肩も、終身型五十肩も、痛みは、ある日、突然、発生します。
その痛みたるや、腕を上げられないほど。
夜は痛みで眠れず、寝返りを打っただけで目が覚めてしまいます。
ここまでは、どちらのタイプも共通している。
違いは、ここから。
普通の五十肩の場合、どうやっても腕は上がりません。
五十肩は、肩と腕の間の、関節の周辺に、炎症が起きます。
その炎症がいったん治まってから、関節が固まったような状態になるんですね。
そのため、痛みはなくても、腕が上がらない状態になる。
日頃の運動などで肩の固まりがだんだんと ほぐれるまで、1年ぐらいかかります。
これに対し、終身型では、あることをすると腕は上がるんです。
□ ニホンザルと人との違い
ここで登場したのは、なんと、おサルさん。
猿回しのサル ひろしくんと、コンビを組む人間の やすしさんです。
コンビ名は、やすしひろし。
運動神経バツグンな芸を見せてくれる ひろしくんですが、実は雲梯(うんてい)ができません。
テナガザルは器用にできるのですが、ニホンザルはできない。
雲梯ができるのは、テナガザル、オランウータン、チンパンジーなど、類人猿だけなんです。
人間とニホンザルの、骨格標本。
注目すべき点は、肩甲骨にありました。
肩甲骨のつき方、向きが違うんですね。
ニホンザルの肩甲骨は、体の側面についています。
これに対し、人間の肩甲骨は、背中側についている。
この肩甲骨のつき方が、何を生むか。
ニホンザルは、腕を外側に動かせないんです。
なので、雲梯ができません。
人間は、肩甲骨が背中側に移動したため、腕を動かせる範囲が広がっているんですね。
ただ、これは筋肉にとっては、負担がかかることでもありました。
このように、ニホンザルと違って、人間は肩を自由に動かすことができます。
しかし、そのおかげで、筋肉を痛めてしまうケースも生じる。
肩の関節を安定させている筋肉を、腱板(けんばん)といいます。
この腱板がこすれているうちに、自然に切れてしまう。
これを、「腱板断裂(けんばんだんれつ)/腱板損傷」という。

左が、腱板断裂の状態。
白く見えるのは、水がたまったもの。
これこそが、終身型の五十肩の正体。
腱板が断裂すると、自然には治りません。
通常の五十肩は、腱板は切れていない状態。
肩周辺の他の箇所に負担が出て、こすれて、炎症が起きた状態です。
先ほどの表に戻ります。
終身型は、あることをすると、腕が上がるようになりました。
実は、これこそが、普通の五十肩と終身型を見分けるポイントなのです。
終身型になった男性は、こうおっしゃっていた。
「痛くない方の手で持ち上げると、簡単に上がるんです」
補助があれば、腕は上がるんですね。
腱板断裂の場合、他の関節の部分には炎症が起きてないことが多いんです。
なので、補助があれば、痛みを感じないで、上げることができる。


五十肩には、終身型があります。
別の手で支えれば腕が上がる場合、注意を。
整形外科を、受診してください。

ガッテン! ガッテン!
□ 危険な肩のタイプ

ちょっと疑問なんですけど、
腱板が切れてるなら、痛みで分からないんですか?

実は、腱板には、血管や神経が少ないんです。
しかも、自然に少しずつ切れていくので、気づかずに切れている方が、けっこういる。
ここで、実験。
ガッテン、腱板大調査!
40代から70代までの、30人の方々。
昭和大学 藤が丘病院の鈴木昌 医師に、調べてもらいました。
すると、30人中2人に、腱板断裂が見られた。
ふたりの何が、肩に異常をもたらせたのでしょう?
肩に異常がない人との差は、バンザイをしてみると明らかに。
「一番楽な状態で、バンザイをしてみてください」
そう言ってみると、
健康な人は、腕が真上まで上がっていました。
でも、腱板断裂がある人は、途中までしか上がっていない。
腱板断裂があったふたりは、肩甲骨の辺りが固くなっていて、動きが悪くなっているという共通点がありました。
バンザイをする時は、腕が180度上まであがらないといけない。
でも、上腕骨が動かせる範囲は、およそ120度までです。
じゃあ、残りの60度を どうしているのかというと、肩甲骨自体が動いている。
実は、肩甲骨の動きが悪いと、腱板に負担がかかることがあるんです。
肩のガイドに、腱板がこすれてしまいます。
□ 金メダリストに学ぶ、健康骨体操
どうすれば、肩甲骨の動きをよくすることができるのか?
元体操日本代表の、冨田洋之さんにお聞きしました。
思い出されるのは、2004年のアテネオリンピック。
「栄光への架け橋だ!」は、名実況として記憶されています。
引退して5年ぐらいたつという冨田さんですが、肩甲骨がすごく動く。
そんな冨田さんがジュニアの頃やっていたのが、棒を使った運動。
棒を持ったまま腕を上げ、やがて肩を返し、背中へ。
普通の人には、とても無理ですね。
ここでスタジオに、専門家の先生が登場。
日本体操協会のトレーナーで理学療法士の、岡田亨さんです。
これから教えてもらう体操は、腱板断裂の予防にもなるし、肩こりにも効くそうですよ。
<猫ストレッチ>
(1) まず、四つ這いになります。
(2) 背中を天井の方に丸めるようにして、おへそをのぞく。
この時、ヒジは曲げません。
(3) そこから、ゆっくりと、反対にそる。
天井を見上げるようにして、背骨全体で、そりましょう。
肩甲骨の動きを意識して、運動してください。
回数の目安は、背中を丸めるのと反るのを、1日5回ずつ(5往復)。

無理せず、痛みの出ない範囲で、少しずつ行ってください。
強い痛みが出る時は、整形外科での受診を。
<ペンギン体操>
(1) 手の平を下にして、ヒジを伸ばした状態で、肩甲骨を上下させます。
手の平で、台を押し付けるイメージ。

(2) 今度は、横向きでやります。
手を横に伸ばし、肩甲骨を近づけたり、遠ざけたりする。

(3) 最後は、前に。
手を前に伸ばして、背中を丸める。
引く時は、肩甲骨を引きながら、胸を反らせる。
ちょうど、猫ストレッチを立ってやる感じ。

3種類(上下・横・前後)の動きを、1日に10回ずつ。
![NHK ためしてガッテン 2014年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61Cr3lW5oyL._SX200_.jpg)

□

五十肩には、自然に治らないものがあったんですね。
長引く場合は、整形外科へ。

終身型は、片方の手で支えると上がるのか。
これだと、簡単にチェックできますね。

あとは、肩甲骨の固さ。
肩甲骨って、普段あまり動かしませんもんね。
体操などで、意識して、ほぐそうっと。

その後は、バンザイしてチェックと。
[まとめ]
・自然に治らない
終身型の五十肩がある。
・これは腱板断裂した状態。
・別の手で支えれば、
簡単に腕は上がる。
・肩甲骨が固いと、
腱板に負担がかかる。
・体操で、やわらかく。
次回は、2月26日の放送です。
まな板の嫌なニオイを、完璧に消しちゃう。
カチコチの砂糖を、やわらかく。
タマネギで、涙が出ない。
「驚きの最新ワザ大連発!」。
![NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.05 2013年 09月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dEXivQPWL._SX200_.jpg)

→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
[肩こり関係の記事]
「バンザイで分かる五十肩/カラダのキモチ」
「肩こり解消術/あさイチ」
何年たっても痛みが治まらず、時には手術にもなるタイプとは?
人間とニホンザルの違いは、肩甲骨。
終身型は、腱板断裂(腱板損傷)。
簡単に見分ける極意は、バンザイ?
予防と肩こりにいい運動。
猫ストレッチ。
ペンギン体操。
(日本体操協会 トレーナー 理学療法士 岡田亨さん)
2014年2月5日放送の「ためしてガッテン」より、「長引く肩の痛みに喝! 五十肩&コリ一挙撃滅」からのメモ書きです。

□ 終身型五十肩

今回のテーマは、「五十肩」です。
肩に違和感があるなという時期が続き、ふとした拍子に、鋭い痛みに襲われる。
でも、街の人に聞くと、こんな意見が。
・突然、治るんですよ。
・2~3ヵ月で、自然と治っていく。
かと思ったら、そうでない場合も。
五十肩には、治るどころか、どんどん悪化するタイプがあるらしい。
放っておくと、人によっては、手術しなければならなくなることも。
最悪の場合、一生、肩の痛みと付き合わねばならなくなります。

何だか、怖いな~。

四十肩や五十肩と言いますが、性別や年齢、関係なく起きるそうです。
ちなみに、50歳以上の方、100人に街頭で調査したところ、51人が経験者でした。
多くの人が自然に治るとおっしゃる、五十肩。
でも、今回紹介するタイプは、痛みが何年たっても治まらない上に、最終的には手術を受けねばならなくなる場合まで。
名づけて、「終身型五十肩」。
保険だと保障が一生涯ですが、こちらは故障が一生涯。
驚くことに、病院に来られる人の内、3人に1人が、この終身型五十肩だといわれる。
終身型五十肩は、自然には治りません。
ただ、ちゃんと治療を受けて、運動療法を正しく行っていけば、およそ7割から8割の人は、日常生活に困らない程度まで回復するそう。
□ 経験談
横浜市に住む、62歳の男性。
去年の8月に、終身型の五十肩だと診断されました。
全然よくならず、3年たっても、痛みが増しているような感じがします。
発症は突然で、腕を上げる度に、電気が走るような痛みがした。
たいへんなのが、夜寝ている時です。
右肩が下になると激しい痛みが襲うため、何個も枕を使って、仰向けに寝るよう工夫している。
ただ、それでも、寝返りの度に、痛んでしまいます。
最初の診断は、典型的な五十肩でした。
なので、リハビリを続けましたが、1年たっても、2年たっても、一向に痛みが治まりません。
とうとう発症から3年がたち、別の大学病院を受診することにしました。
そこで分かったのが、ただの五十肩ではなかったこと。
そして、手術が必要なくらい悪化していることでした。
そんな男性ですが、今思うと、気になることが。
本などには、腕がなかなか上がらないと書いているのですが、男性の場合、あることをすると簡単に腕が上がったんです。

普通の五十肩も、終身型五十肩も、痛みは、ある日、突然、発生します。
その痛みたるや、腕を上げられないほど。
夜は痛みで眠れず、寝返りを打っただけで目が覚めてしまいます。
ここまでは、どちらのタイプも共通している。
違いは、ここから。
普通の五十肩の場合、どうやっても腕は上がりません。
五十肩は、肩と腕の間の、関節の周辺に、炎症が起きます。
その炎症がいったん治まってから、関節が固まったような状態になるんですね。
そのため、痛みはなくても、腕が上がらない状態になる。
日頃の運動などで肩の固まりがだんだんと ほぐれるまで、1年ぐらいかかります。
これに対し、終身型では、あることをすると腕は上がるんです。
□ ニホンザルと人との違い
ここで登場したのは、なんと、おサルさん。
猿回しのサル ひろしくんと、コンビを組む人間の やすしさんです。
コンビ名は、やすしひろし。
運動神経バツグンな芸を見せてくれる ひろしくんですが、実は雲梯(うんてい)ができません。
テナガザルは器用にできるのですが、ニホンザルはできない。
雲梯ができるのは、テナガザル、オランウータン、チンパンジーなど、類人猿だけなんです。
人間とニホンザルの、骨格標本。
注目すべき点は、肩甲骨にありました。
肩甲骨のつき方、向きが違うんですね。
ニホンザルの肩甲骨は、体の側面についています。
これに対し、人間の肩甲骨は、背中側についている。
この肩甲骨のつき方が、何を生むか。
ニホンザルは、腕を外側に動かせないんです。
なので、雲梯ができません。
人間は、肩甲骨が背中側に移動したため、腕を動かせる範囲が広がっているんですね。
ただ、これは筋肉にとっては、負担がかかることでもありました。
このように、ニホンザルと違って、人間は肩を自由に動かすことができます。
しかし、そのおかげで、筋肉を痛めてしまうケースも生じる。
肩の関節を安定させている筋肉を、腱板(けんばん)といいます。
この腱板がこすれているうちに、自然に切れてしまう。
これを、「腱板断裂(けんばんだんれつ)/腱板損傷」という。

左が、腱板断裂の状態。
白く見えるのは、水がたまったもの。
これこそが、終身型の五十肩の正体。
腱板が断裂すると、自然には治りません。
通常の五十肩は、腱板は切れていない状態。
肩周辺の他の箇所に負担が出て、こすれて、炎症が起きた状態です。
先ほどの表に戻ります。
終身型は、あることをすると、腕が上がるようになりました。
実は、これこそが、普通の五十肩と終身型を見分けるポイントなのです。
終身型になった男性は、こうおっしゃっていた。
「痛くない方の手で持ち上げると、簡単に上がるんです」
補助があれば、腕は上がるんですね。
腱板断裂の場合、他の関節の部分には炎症が起きてないことが多いんです。
なので、補助があれば、痛みを感じないで、上げることができる。


五十肩には、終身型があります。
別の手で支えれば腕が上がる場合、注意を。
整形外科を、受診してください。

ガッテン! ガッテン!
□ 危険な肩のタイプ

ちょっと疑問なんですけど、
腱板が切れてるなら、痛みで分からないんですか?

実は、腱板には、血管や神経が少ないんです。
しかも、自然に少しずつ切れていくので、気づかずに切れている方が、けっこういる。
ここで、実験。
ガッテン、腱板大調査!
40代から70代までの、30人の方々。
昭和大学 藤が丘病院の鈴木昌 医師に、調べてもらいました。
すると、30人中2人に、腱板断裂が見られた。
ふたりの何が、肩に異常をもたらせたのでしょう?
肩に異常がない人との差は、バンザイをしてみると明らかに。
「一番楽な状態で、バンザイをしてみてください」
そう言ってみると、
健康な人は、腕が真上まで上がっていました。
でも、腱板断裂がある人は、途中までしか上がっていない。
腱板断裂があったふたりは、肩甲骨の辺りが固くなっていて、動きが悪くなっているという共通点がありました。
バンザイをする時は、腕が180度上まであがらないといけない。
でも、上腕骨が動かせる範囲は、およそ120度までです。
じゃあ、残りの60度を どうしているのかというと、肩甲骨自体が動いている。
実は、肩甲骨の動きが悪いと、腱板に負担がかかることがあるんです。
肩のガイドに、腱板がこすれてしまいます。
□ 金メダリストに学ぶ、健康骨体操
どうすれば、肩甲骨の動きをよくすることができるのか?
元体操日本代表の、冨田洋之さんにお聞きしました。
思い出されるのは、2004年のアテネオリンピック。
「栄光への架け橋だ!」は、名実況として記憶されています。
引退して5年ぐらいたつという冨田さんですが、肩甲骨がすごく動く。
そんな冨田さんがジュニアの頃やっていたのが、棒を使った運動。
棒を持ったまま腕を上げ、やがて肩を返し、背中へ。
普通の人には、とても無理ですね。
ここでスタジオに、専門家の先生が登場。
日本体操協会のトレーナーで理学療法士の、岡田亨さんです。
これから教えてもらう体操は、腱板断裂の予防にもなるし、肩こりにも効くそうですよ。
<猫ストレッチ>
(1) まず、四つ這いになります。
(2) 背中を天井の方に丸めるようにして、おへそをのぞく。
この時、ヒジは曲げません。
(3) そこから、ゆっくりと、反対にそる。
天井を見上げるようにして、背骨全体で、そりましょう。
肩甲骨の動きを意識して、運動してください。
回数の目安は、背中を丸めるのと反るのを、1日5回ずつ(5往復)。

無理せず、痛みの出ない範囲で、少しずつ行ってください。
強い痛みが出る時は、整形外科での受診を。
<ペンギン体操>
(1) 手の平を下にして、ヒジを伸ばした状態で、肩甲骨を上下させます。
手の平で、台を押し付けるイメージ。

(2) 今度は、横向きでやります。
手を横に伸ばし、肩甲骨を近づけたり、遠ざけたりする。

(3) 最後は、前に。
手を前に伸ばして、背中を丸める。
引く時は、肩甲骨を引きながら、胸を反らせる。
ちょうど、猫ストレッチを立ってやる感じ。

3種類(上下・横・前後)の動きを、1日に10回ずつ。
![NHK ためしてガッテン 2014年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61Cr3lW5oyL._SX200_.jpg)

□

五十肩には、自然に治らないものがあったんですね。
長引く場合は、整形外科へ。

終身型は、片方の手で支えると上がるのか。
これだと、簡単にチェックできますね。

あとは、肩甲骨の固さ。
肩甲骨って、普段あまり動かしませんもんね。
体操などで、意識して、ほぐそうっと。

その後は、バンザイしてチェックと。
[まとめ]
・自然に治らない
終身型の五十肩がある。
・これは腱板断裂した状態。
・別の手で支えれば、
簡単に腕は上がる。
・肩甲骨が固いと、
腱板に負担がかかる。
・体操で、やわらかく。
次回は、2月26日の放送です。
まな板の嫌なニオイを、完璧に消しちゃう。
カチコチの砂糖を、やわらかく。
タマネギで、涙が出ない。
「驚きの最新ワザ大連発!」。
![NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.05 2013年 09月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dEXivQPWL._SX200_.jpg)

→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
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