風邪と線毛細胞、新型ドライマウス/ためしてガッテン
今回のテーマは、「風邪インフルエンザ予防」と「新型ドライマウス」。
線毛細胞の働きと、状態をチェックする方法。
こまめな水分補給(1.5リットル)で、風邪を引きにくい体に。
実は怖い、ドライマウス。
歯周病やカンジダ症になる危険が。
新型は、唾液蒸発型。
口の筋力アップ運動。
鶴見大学、斉藤一郎 教授と梁洪淵 講師。
順番が前後しますが、2014年1月8日放送の「ためしてガッテン」より、「風邪インフルよサラバ! 体の中から改造! 計画」からのメモ書きです。

□ 線毛細胞の働き

風邪予防といえば、何を思い浮かべますか?

マスク、手洗い、うがい、ビタミンCとか。

今回のガッテンでは、風邪を引かない体に 中から変えちゃう秘策を教えちゃいます。
また、後半では、意外な原因で起こる お口まわりの乾燥の話を。

まず訪れたのは、東京女子医科大学。
特殊な内視鏡で、体の奥の奥まで調査しますよ。
まずは、気管を通って、肺へ。
気管支の奥深くで、あるものを採取しました。
注目したのは、「線毛細胞(せんもうさいぼう)」。
線毛は、1秒間に15回という猛スピードで、クネクネと動きます。
そのおかげで、粘液の流れができる。
これに乗って、異物やウイルス、細菌などを、粘液ごと体外へ運びます。

なるほど。
線毛細胞が元気だと、風邪を引きにくいわけだ。

では、その線毛細胞は、どこにいるのでしょうか?
実は、鼻やノドはもちろんのこと、気管の先の先まで、線毛は生えています。
例えば、口からインフルエンザウイルスが入って来たとします。
すると、まず粘液が出てきて、ウイルスをキャッチ。
あとは線毛が、つかまえたウイルスを粘液ごと、運んでくれる。
粘液に囲まれた異物は「痰(たん)」となって、外に出されると。
また、粘液は、食道に運ばれることもあります。
食道から胃に運ばれ、ウイルスや細菌を消化しちゃうんですね。
胃に運ばれる痰は意外と多くて、1日に牛乳ビン半分ほど。
では、線毛が弱ると、どうなってしまうのか?
インフルエンザウイルスが、線毛よりも下の細胞に入り込みやすくなるんです。
そして一度入り込むと、ものすごい勢いで増殖してしまう。
そんな線毛細胞ですが、今の状態を調べる方法があります。
使うのは、サッカリンという甘味料。
サッカリンを鼻の粘膜に置くと、粘膜がノドの奥の方に運んでくれます。
するとやがて、甘いと感じるようになる。
インフルエンザウイルスは、最短20分で、細胞に侵入します。
なので一応、15分以内だと、線毛は元気だと診断できる。
(番組では、看護師さんにやってもらってました)
□ 線毛を元気にするには
湿度・温度を自由に設定できる特別な部屋で、実験です。
今回の湿度は、15%。
濡れたハンカチが3分で乾くほど、乾燥した状態です。
この部屋で、書初めをしてもらった。
Aチームが書いたのは、「無病息災」。
Bチームが書いたのは、「明鏡止水」。
2時間、書き続けてもらいましたよ。
そしてここで、サッカリンを使って線毛の元気さを測定。
実験前はAチームが8分16秒で、Bチームが8分22秒。
ほとんど変わりません。
ところが実験後では、Aチームが17分31秒で、Bチームが6分26秒と、差が出たんです。
実は、書いた字は関係ありません。
Bチームは、水を飲んでいたんですね。
粘液には、2種類ある。
サラサラな水分の多い粘液の上に、ネバネバな粘液がのっかってる格好。
ここに、ウイルスが入ってきたとします。
すると、線毛が動き出す。
線毛が濃度の濃い上の粘液を押し出して、排出してくれます。
これが湿度15%の部屋だと、どうなるか?
乾燥しているので、下側のサラサラの粘液が減ってしまいます。
こうなると、線毛がうまく動けないんですね。
つまり、ウイルスや細菌を、うまく流し出せなくなるんです。
そんな状態を防ぐためには、水分補給するしかありません。
水を飲むことで、粘液細胞が下から、サラサラの粘液を補充してくれる。
これで、線毛が元気に動けます。

冬はどうしても、飲む水の量が少なくなりがちですよね。
線毛細胞が元気に活動するために飲む水の目安は、1.5リットル。
私たちが汗や尿などで1日に失う水分量は、約2.5リットル。
食事の際 約1リットル摂れるので、残りの1.5リットルを水分補給した方がいいと。
ただし、注意があります。
心臓や腎臓などの病気で 水分量を制限されている人は、お医者さんの指示に従ってくださいね。

冬だからこそ、こまめな水分補給をして、風邪を寄せ付けない体にしましょう!

ガッテン! ガッテン!
□ 口の乾き ドライマウス

続いては、「ドライマウス」について。
その推定患者数は、800万人だといわれる。
ある患者さんに、そのつらさを聞いてみました。
・舌が痛い。
・歯がカミソリのようで、触れることができない。
口が乾くと、どうなってしまうんでしょう?
・歯周病になりやすい。
唾液の抗菌作用が失われるので、悪い菌が繁殖しやすくなってしまいます。
・口腔カンジダ症
これはいわば、カビ(カンジダという真菌)の生えた状態。
口の中で炎症が起きて、火傷のようなヒリヒリ感や、激しい痛みを伴うことがある。
ドライマウスの原因は、唾液が出ないこと。
そして今、「新型のドライマウス」が。
このタイプは、日中、唾液が出るようなのです。
問題は、寝ている間。
就寝中 口を開けてしまうことで、口の中が乾燥してしまうんですね。
新型とは、「唾液蒸発型のドライマウス」。
では、どうして、口が開いてしまうのでしょう?
このような原因があるようです。
・鼻づまり。
・睡眠時無呼吸症候群。
・薬の副作用(睡眠薬や抗うつ薬など)。
・口の筋力の低下。
ここでスタジオに、専門家の先生が登場。
鶴見大学の、斉藤一郎 教授。
日本で最初に、ドライマウスの専門外来を作った方です。
注目したいのは、「口の筋力の低下」。
加齢と共に、口の筋力は低下します。
特に、上を向いて寝ていると、口が開きやすい。
筋力が低下しているかどうかは、噛む力を検査すると分かるようです。
最近は昔に比べ、噛み応えのある食事が少なくなりました。
なので、噛む機会が少なくなっているようです。
また、話す機会が少ないのも、原因になる。
口が渇くと、唾液の抗菌作用が失われ、悪い菌やウイルスが増殖します。
すると、「歯周病」「口臭」「口腔カンジダ症」になりやすい。
そして怖いのが、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」。
<唾液蒸発型のドライマウスに気づく方法>
・毎朝、口が渇く。
・朝起きた時、口の中がネバネバする。
・唇の荒れや、口角炎が起きる。
症状がある人は、専門のお医者さんに相談を。
ドライマウスだと思ったら、歯科口腔外科や耳鼻咽喉科へ。
□ 口の筋力をアップする運動
鶴見大学の 梁洪淵 さんが、予防法を指導してくれました。
<口の筋力アップ運動>
[トレーニング(1) 唇の運動]
「イー」「ウー」を順番に発音し、口の形を5秒キープする。
イーで、左右の口角を斜め後ろに引き上げる感じで、笑顔を作る。
ウーで、口を中心に持ってくる。
10回1セットを、朝晩1セットずつが目安。
5秒が無理なら、できる範囲で。
[トレーニング(2) ポッピング(舌の運動)]
舌を上アゴに強く押し付けた後、一気に下ろして、音を鳴らす。
アゴは上げないように。
また、舌を上アゴにつける面積は、なるべく広くする。
10回1セットを、朝晩1セットずつが目安。
[トレーニング(3) 口をふくらます]
左右の頬、上下の唇に、順番に空気を送り込む。
これは、唇を閉じる筋肉を強化するためのもの。
唇の上、唇の下、左の頬、右の頬と、順番に空気を送り、ふくらませる。
しっかり唇を閉じて、それぞれの場所だけに空気を入れること。
10回1セットを、朝晩1セットずつが目安。
続けることが、大事です。
筋力は、高齢でも鍛えられます。
![NHK ためしてガッテン 2014年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61Cr3lW5oyL._SX200_.jpg)

□

水を飲むって、大事なんですね。

冬は放っておくと、あんまり水を飲まないからな~。
意識して、こまめに、飲みたいですね。

唾液の調子も、チェックしたい。
乾いてるなと思ったら、ガムを噛んだり、口を動かしたり。

十分、唾液を出したいですね。
これは、歯のためにもなりそう。
[まとめ]
・線毛細胞を元気にすることが、
風邪やインフルエンザの予防に大事。
・そのために、
水を1日1.5リットル飲むこと。
・ドライマウスになると、
歯周病、口腔カンジダ症、
口臭、誤嚥性肺炎になりやすい。
・新型ドライマウスは、
寝る時に口が開いてしまうことで
起こる。
・口の体操で、予防を。


→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
線毛細胞の働きと、状態をチェックする方法。
こまめな水分補給(1.5リットル)で、風邪を引きにくい体に。
実は怖い、ドライマウス。
歯周病やカンジダ症になる危険が。
新型は、唾液蒸発型。
口の筋力アップ運動。
鶴見大学、斉藤一郎 教授と梁洪淵 講師。
順番が前後しますが、2014年1月8日放送の「ためしてガッテン」より、「風邪インフルよサラバ! 体の中から改造! 計画」からのメモ書きです。

□ 線毛細胞の働き

風邪予防といえば、何を思い浮かべますか?

マスク、手洗い、うがい、ビタミンCとか。

今回のガッテンでは、風邪を引かない体に 中から変えちゃう秘策を教えちゃいます。
また、後半では、意外な原因で起こる お口まわりの乾燥の話を。

まず訪れたのは、東京女子医科大学。
特殊な内視鏡で、体の奥の奥まで調査しますよ。
まずは、気管を通って、肺へ。
気管支の奥深くで、あるものを採取しました。
注目したのは、「線毛細胞(せんもうさいぼう)」。
線毛は、1秒間に15回という猛スピードで、クネクネと動きます。
そのおかげで、粘液の流れができる。
これに乗って、異物やウイルス、細菌などを、粘液ごと体外へ運びます。

なるほど。
線毛細胞が元気だと、風邪を引きにくいわけだ。

では、その線毛細胞は、どこにいるのでしょうか?
実は、鼻やノドはもちろんのこと、気管の先の先まで、線毛は生えています。
例えば、口からインフルエンザウイルスが入って来たとします。
すると、まず粘液が出てきて、ウイルスをキャッチ。
あとは線毛が、つかまえたウイルスを粘液ごと、運んでくれる。
粘液に囲まれた異物は「痰(たん)」となって、外に出されると。
また、粘液は、食道に運ばれることもあります。
食道から胃に運ばれ、ウイルスや細菌を消化しちゃうんですね。
胃に運ばれる痰は意外と多くて、1日に牛乳ビン半分ほど。
では、線毛が弱ると、どうなってしまうのか?
インフルエンザウイルスが、線毛よりも下の細胞に入り込みやすくなるんです。
そして一度入り込むと、ものすごい勢いで増殖してしまう。
そんな線毛細胞ですが、今の状態を調べる方法があります。
使うのは、サッカリンという甘味料。
サッカリンを鼻の粘膜に置くと、粘膜がノドの奥の方に運んでくれます。
するとやがて、甘いと感じるようになる。
インフルエンザウイルスは、最短20分で、細胞に侵入します。
なので一応、15分以内だと、線毛は元気だと診断できる。
(番組では、看護師さんにやってもらってました)
□ 線毛を元気にするには
湿度・温度を自由に設定できる特別な部屋で、実験です。
今回の湿度は、15%。
濡れたハンカチが3分で乾くほど、乾燥した状態です。
この部屋で、書初めをしてもらった。
Aチームが書いたのは、「無病息災」。
Bチームが書いたのは、「明鏡止水」。
2時間、書き続けてもらいましたよ。
そしてここで、サッカリンを使って線毛の元気さを測定。
実験前はAチームが8分16秒で、Bチームが8分22秒。
ほとんど変わりません。
ところが実験後では、Aチームが17分31秒で、Bチームが6分26秒と、差が出たんです。
実は、書いた字は関係ありません。
Bチームは、水を飲んでいたんですね。
粘液には、2種類ある。
サラサラな水分の多い粘液の上に、ネバネバな粘液がのっかってる格好。
ここに、ウイルスが入ってきたとします。
すると、線毛が動き出す。
線毛が濃度の濃い上の粘液を押し出して、排出してくれます。
これが湿度15%の部屋だと、どうなるか?
乾燥しているので、下側のサラサラの粘液が減ってしまいます。
こうなると、線毛がうまく動けないんですね。
つまり、ウイルスや細菌を、うまく流し出せなくなるんです。
そんな状態を防ぐためには、水分補給するしかありません。
水を飲むことで、粘液細胞が下から、サラサラの粘液を補充してくれる。
これで、線毛が元気に動けます。

冬はどうしても、飲む水の量が少なくなりがちですよね。
線毛細胞が元気に活動するために飲む水の目安は、1.5リットル。
私たちが汗や尿などで1日に失う水分量は、約2.5リットル。
食事の際 約1リットル摂れるので、残りの1.5リットルを水分補給した方がいいと。
ただし、注意があります。
心臓や腎臓などの病気で 水分量を制限されている人は、お医者さんの指示に従ってくださいね。

冬だからこそ、こまめな水分補給をして、風邪を寄せ付けない体にしましょう!

ガッテン! ガッテン!
□ 口の乾き ドライマウス

続いては、「ドライマウス」について。
その推定患者数は、800万人だといわれる。
ある患者さんに、そのつらさを聞いてみました。
・舌が痛い。
・歯がカミソリのようで、触れることができない。
口が乾くと、どうなってしまうんでしょう?
・歯周病になりやすい。
唾液の抗菌作用が失われるので、悪い菌が繁殖しやすくなってしまいます。
・口腔カンジダ症
これはいわば、カビ(カンジダという真菌)の生えた状態。
口の中で炎症が起きて、火傷のようなヒリヒリ感や、激しい痛みを伴うことがある。
ドライマウスの原因は、唾液が出ないこと。
そして今、「新型のドライマウス」が。
このタイプは、日中、唾液が出るようなのです。
問題は、寝ている間。
就寝中 口を開けてしまうことで、口の中が乾燥してしまうんですね。
新型とは、「唾液蒸発型のドライマウス」。
では、どうして、口が開いてしまうのでしょう?
このような原因があるようです。
・鼻づまり。
・睡眠時無呼吸症候群。
・薬の副作用(睡眠薬や抗うつ薬など)。
・口の筋力の低下。
ここでスタジオに、専門家の先生が登場。
鶴見大学の、斉藤一郎 教授。
日本で最初に、ドライマウスの専門外来を作った方です。
注目したいのは、「口の筋力の低下」。
加齢と共に、口の筋力は低下します。
特に、上を向いて寝ていると、口が開きやすい。
筋力が低下しているかどうかは、噛む力を検査すると分かるようです。
最近は昔に比べ、噛み応えのある食事が少なくなりました。
なので、噛む機会が少なくなっているようです。
また、話す機会が少ないのも、原因になる。
口が渇くと、唾液の抗菌作用が失われ、悪い菌やウイルスが増殖します。
すると、「歯周病」「口臭」「口腔カンジダ症」になりやすい。
そして怖いのが、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」。
<唾液蒸発型のドライマウスに気づく方法>
・毎朝、口が渇く。
・朝起きた時、口の中がネバネバする。
・唇の荒れや、口角炎が起きる。
症状がある人は、専門のお医者さんに相談を。
ドライマウスだと思ったら、歯科口腔外科や耳鼻咽喉科へ。
□ 口の筋力をアップする運動
鶴見大学の 梁洪淵 さんが、予防法を指導してくれました。
<口の筋力アップ運動>
[トレーニング(1) 唇の運動]
「イー」「ウー」を順番に発音し、口の形を5秒キープする。
イーで、左右の口角を斜め後ろに引き上げる感じで、笑顔を作る。
ウーで、口を中心に持ってくる。
10回1セットを、朝晩1セットずつが目安。
5秒が無理なら、できる範囲で。
[トレーニング(2) ポッピング(舌の運動)]
舌を上アゴに強く押し付けた後、一気に下ろして、音を鳴らす。
アゴは上げないように。
また、舌を上アゴにつける面積は、なるべく広くする。
10回1セットを、朝晩1セットずつが目安。
[トレーニング(3) 口をふくらます]
左右の頬、上下の唇に、順番に空気を送り込む。
これは、唇を閉じる筋肉を強化するためのもの。
唇の上、唇の下、左の頬、右の頬と、順番に空気を送り、ふくらませる。
しっかり唇を閉じて、それぞれの場所だけに空気を入れること。
10回1セットを、朝晩1セットずつが目安。
続けることが、大事です。
筋力は、高齢でも鍛えられます。
![NHK ためしてガッテン 2014年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61Cr3lW5oyL._SX200_.jpg)

□

水を飲むって、大事なんですね。

冬は放っておくと、あんまり水を飲まないからな~。
意識して、こまめに、飲みたいですね。

唾液の調子も、チェックしたい。
乾いてるなと思ったら、ガムを噛んだり、口を動かしたり。

十分、唾液を出したいですね。
これは、歯のためにもなりそう。
[まとめ]
・線毛細胞を元気にすることが、
風邪やインフルエンザの予防に大事。
・そのために、
水を1日1.5リットル飲むこと。
・ドライマウスになると、
歯周病、口腔カンジダ症、
口臭、誤嚥性肺炎になりやすい。
・新型ドライマウスは、
寝る時に口が開いてしまうことで
起こる。
・口の体操で、予防を。


→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」
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