ためしてガッテン流 一生取れないボタン付け
危険な二重あごからの続きです。
2つ目のテーマは、「ボタン革命」。
突然とれちゃう、服のボタン。
それをガッテンでは、もう二度と取れない超スゴ技を紹介。
ボタン1000回かけ外し実験やトラック実験で、大調査&検証だ!
2013年6月26日放送の「ためしてガッテン」より、「まさか! の新発見SP 二重あご&ボタン」からのメモ書きです。


□ 最強ボタン付け王決定戦

エノキさん。
一生取れないボタンがあったら、いいとは思いませんか?

そりゃ うれしいですけど、そんなの可能なんですか?

それをガッテンが、実現してくれます。
名づけて、「最強ボタン付けを探せ」。
最初に行ったのは、高級注文紳士服店 テーラー真鍋。
仕立ての巨匠、真鍋惠勇さん 78歳が、迎えてくれました。
1997年の「現代の名工」に輝くほどの腕前なんですよ。
真鍋さんは、断言しました。
「今まで、ボタンが取れたから付け替えてくれなんて言う方は、一人もありません」
真鍋さんのボタン付けでは、コブを作らないのだそう。
コブとは、ボタン付けの最後に作る「玉どめ」のことです。
家庭科では作るように習った記憶がありますが、なくてだいじょうぶなんでしょうか?
でも、真鍋さんは笑顔で言います。
「取れませんね~! 強いですよ!」
洋服作り60年の巨匠で、モットーは「一針入魂」。
次の方は、お直しの達人、田中啓子さん 51歳。
繕い物から、サイズ直しまで、何でも来い!
取材の日には、偶然、元プロ野球選手の仁志敏久さんが来店。
仁志さんも、絶大なる信頼を寄せているようです。
田中さんは、最後にガッチリ、玉どめをします。
これこそが、ボタンが取れない秘訣なのだという。
お直し歴は、18年。
モットーは、「親切! 丁寧! お客様第一」。
3人目の方は、工業用ミシン世界シェアNo.1のミシンメーカーにいました。
JUKI株式会社の椎名隆行さん。
この椎名さんは、ボタン付けに革命を起こしたのだそうです。
ボタンの糸がスルスルと取れてしまう問題を、長年かけて、解決したのです。
自信を持って、椎名さんはおっしゃいました。
「手縫いには負けない技術力があると思っています」
ミシン開発歴は、27年。
モットーは、「日々進化」だ。
こうして開催されたのが、「ガッテン 最強ボタン付け王決定戦」。
ボタン付けのルールは、以下の通り。
糸の種類:ポリエステル。
糸の長さ:40センチ以内。
糸の渡し:8回。
それぞれ、同じ条件で、袖なしジージャンにボタンを付けてもらいます。
<最強ボタン付け王決定戦>
勝負(1) ボタンのパワーテスト。
ボディービルダーの豊島悟さんの筋肉に、耐えられるかどうか?
胸を張って、北斗の拳のケンシロウのように、やってみる。
これは、3名とも合格。
ボタンは、ビクともしません。
勝負(2) トラック。
重さ3トンのトラック3台を、引っ張ってみます。
合計は、9トンだ。
何だか、昭和のプロレスみたい。
真鍋さんのボタンは、1台目と2台目をクリア。
3台目で、取れちゃいました。
それでも、たいしたものです。
ミシンの椎名さんも、同じでした。
2台クリア。
そして田中さんのボタンは、3台目もクリアした。
なんと、9トンの重さに、耐え抜いたのです。
スゴイ!
勝負(3) ボタン1000回かけ外し実験。
この最終決戦こそが、究極の耐久力勝負。
総勢60名が、3人のボタンを、1000回つけ外しします。
何とも、大変な実験になりました。
1000回が達成されたのは、なんと、開始から6時間後。
本当に、お疲れ様です。
さあ、何個のボタンが、取れたのかな?
ちなみに街のみなさんが付けたボタンでは、10人の平均で、370回でボタンが取れた。
1000回耐え抜いたボタンは、1つもなし。
さあ、注目の結果です。
1000回のかけ外しで、ボタンが取れた数は、以下の通り。
テーラー真鍋さん、8個/63個中。
お直し田中さん、16個/63個中。
ミシン椎名さん、18個/63個中。
それぞれ立派な成績ですが、真鍋さんがグランプリです。
拍手!

あれ?
でも、真鍋さんって、玉どめしてなかったですよね?

はい、そうです。
玉どめなしで、最強のボタンを実現したんですね。
まずは、素人のボタンと真鍋さんのボタン、その差を見てみましょう。

素人が付けたボタンは、矢印の部分に遊びがあります。
すると、かけたり外したりする度に、糸とボタンがこすれて、やがて糸が切れてしまうんですね。
この遊びが、真鍋さんが付けたボタンにはありません。
根っこを巻くと書いて「根巻き」と呼びます。
この根巻きが、すごくきっちりと、なされてるんですね。
□ 一生取れないボタン付け
<ガッテン流 一生取れないボタン付け>
普通、玉結びは布の裏側に作ります。
でも、ガッテン流では、田中さんのやり方を採用。
玉結びを、生地の表側に作ります。

こうすることで、結び目が肌や他の服とこすれ合わないので、ほつれにくくなります。
ボタンへの糸の通し方は、お好みでOK!
×の字でもいいし、二の字でもいい。
ボタンの穴に、2回ずつ糸を通したら、上から下へと根巻きます。
ここからが、真鍋さん流。
なるべくしっかりと、隙間なく巻きましょう。
糸の柱に巻きつける回数は、3~4回で十分。

ここで普通なら玉どめするのですが、真鍋さん流では、玉どめは不要です。
一番下まで巻いたら、針を芯に、突き刺すんですね。
これを、3回繰り返す。
その後、糸を切って、それでおしまいなんです。




これが、強さの秘密。
根巻きの強度がアップする。

ガッシリ根巻きと針刺しで、最強のボタン付けができます。

ガッテン! ガッテン!


□

ササミさん、大発見です!
針に糸を通していて分かったんですが、いつの間にか老眼になってました。
うまく見えません。

何と返していいか、分かりません…。

それにしても、真鍋さん流は頑丈ですね。
不器用ながらやってみましたが、かなり丈夫でしたよ。

みなさんも、ボタンが取れたら 挑戦してみてください。
おまけ
エノキさんのボタン付け動画
次回は、「夏! 炭酸パワーの真実 都市伝説を一挙解明!」。


→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 1月~3月」
2つ目のテーマは、「ボタン革命」。
突然とれちゃう、服のボタン。
それをガッテンでは、もう二度と取れない超スゴ技を紹介。
ボタン1000回かけ外し実験やトラック実験で、大調査&検証だ!
2013年6月26日放送の「ためしてガッテン」より、「まさか! の新発見SP 二重あご&ボタン」からのメモ書きです。


□ 最強ボタン付け王決定戦

エノキさん。
一生取れないボタンがあったら、いいとは思いませんか?

そりゃ うれしいですけど、そんなの可能なんですか?

それをガッテンが、実現してくれます。
名づけて、「最強ボタン付けを探せ」。
最初に行ったのは、高級注文紳士服店 テーラー真鍋。
仕立ての巨匠、真鍋惠勇さん 78歳が、迎えてくれました。
1997年の「現代の名工」に輝くほどの腕前なんですよ。
真鍋さんは、断言しました。
「今まで、ボタンが取れたから付け替えてくれなんて言う方は、一人もありません」
真鍋さんのボタン付けでは、コブを作らないのだそう。
コブとは、ボタン付けの最後に作る「玉どめ」のことです。
家庭科では作るように習った記憶がありますが、なくてだいじょうぶなんでしょうか?
でも、真鍋さんは笑顔で言います。
「取れませんね~! 強いですよ!」
洋服作り60年の巨匠で、モットーは「一針入魂」。
次の方は、お直しの達人、田中啓子さん 51歳。
繕い物から、サイズ直しまで、何でも来い!
取材の日には、偶然、元プロ野球選手の仁志敏久さんが来店。
仁志さんも、絶大なる信頼を寄せているようです。
田中さんは、最後にガッチリ、玉どめをします。
これこそが、ボタンが取れない秘訣なのだという。
お直し歴は、18年。
モットーは、「親切! 丁寧! お客様第一」。
3人目の方は、工業用ミシン世界シェアNo.1のミシンメーカーにいました。
JUKI株式会社の椎名隆行さん。
この椎名さんは、ボタン付けに革命を起こしたのだそうです。
ボタンの糸がスルスルと取れてしまう問題を、長年かけて、解決したのです。
自信を持って、椎名さんはおっしゃいました。
「手縫いには負けない技術力があると思っています」
ミシン開発歴は、27年。
モットーは、「日々進化」だ。
こうして開催されたのが、「ガッテン 最強ボタン付け王決定戦」。
ボタン付けのルールは、以下の通り。
糸の種類:ポリエステル。
糸の長さ:40センチ以内。
糸の渡し:8回。
それぞれ、同じ条件で、袖なしジージャンにボタンを付けてもらいます。
<最強ボタン付け王決定戦>
勝負(1) ボタンのパワーテスト。
ボディービルダーの豊島悟さんの筋肉に、耐えられるかどうか?
胸を張って、北斗の拳のケンシロウのように、やってみる。
これは、3名とも合格。
ボタンは、ビクともしません。
勝負(2) トラック。
重さ3トンのトラック3台を、引っ張ってみます。
合計は、9トンだ。
何だか、昭和のプロレスみたい。
真鍋さんのボタンは、1台目と2台目をクリア。
3台目で、取れちゃいました。
それでも、たいしたものです。
ミシンの椎名さんも、同じでした。
2台クリア。
そして田中さんのボタンは、3台目もクリアした。
なんと、9トンの重さに、耐え抜いたのです。
スゴイ!
勝負(3) ボタン1000回かけ外し実験。
この最終決戦こそが、究極の耐久力勝負。
総勢60名が、3人のボタンを、1000回つけ外しします。
何とも、大変な実験になりました。
1000回が達成されたのは、なんと、開始から6時間後。
本当に、お疲れ様です。
さあ、何個のボタンが、取れたのかな?
ちなみに街のみなさんが付けたボタンでは、10人の平均で、370回でボタンが取れた。
1000回耐え抜いたボタンは、1つもなし。
さあ、注目の結果です。
1000回のかけ外しで、ボタンが取れた数は、以下の通り。
テーラー真鍋さん、8個/63個中。
お直し田中さん、16個/63個中。
ミシン椎名さん、18個/63個中。
それぞれ立派な成績ですが、真鍋さんがグランプリです。
拍手!

あれ?
でも、真鍋さんって、玉どめしてなかったですよね?

はい、そうです。
玉どめなしで、最強のボタンを実現したんですね。
まずは、素人のボタンと真鍋さんのボタン、その差を見てみましょう。

素人が付けたボタンは、矢印の部分に遊びがあります。
すると、かけたり外したりする度に、糸とボタンがこすれて、やがて糸が切れてしまうんですね。
この遊びが、真鍋さんが付けたボタンにはありません。
根っこを巻くと書いて「根巻き」と呼びます。
この根巻きが、すごくきっちりと、なされてるんですね。
□ 一生取れないボタン付け
<ガッテン流 一生取れないボタン付け>
普通、玉結びは布の裏側に作ります。
でも、ガッテン流では、田中さんのやり方を採用。
玉結びを、生地の表側に作ります。

こうすることで、結び目が肌や他の服とこすれ合わないので、ほつれにくくなります。
ボタンへの糸の通し方は、お好みでOK!
×の字でもいいし、二の字でもいい。
ボタンの穴に、2回ずつ糸を通したら、上から下へと根巻きます。
ここからが、真鍋さん流。
なるべくしっかりと、隙間なく巻きましょう。
糸の柱に巻きつける回数は、3~4回で十分。

ここで普通なら玉どめするのですが、真鍋さん流では、玉どめは不要です。
一番下まで巻いたら、針を芯に、突き刺すんですね。
これを、3回繰り返す。
その後、糸を切って、それでおしまいなんです。




これが、強さの秘密。
根巻きの強度がアップする。

ガッシリ根巻きと針刺しで、最強のボタン付けができます。

ガッテン! ガッテン!
□

ササミさん、大発見です!
針に糸を通していて分かったんですが、いつの間にか老眼になってました。
うまく見えません。

何と返していいか、分かりません…。

それにしても、真鍋さん流は頑丈ですね。
不器用ながらやってみましたが、かなり丈夫でしたよ。

みなさんも、ボタンが取れたら 挑戦してみてください。
おまけ
エノキさんのボタン付け動画
次回は、「夏! 炭酸パワーの真実 都市伝説を一挙解明!」。
→ 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 1月~3月」
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