「めまい 耳鳴り 不眠の原因は、片頭痛/ためしてガッテン」
めまい、耳鳴り、不眠、どれもつらいですね。
症状自体がつらいのに、原因が分からない、なかなか理解してもらえない、
だから、余計つらい。
でも、最近になって、驚く発見があったといいます。
めまい、耳鳴り、不眠、これらが、1つの原因でつながっていることが分かってきました。
そして、体のある部分を治療するだけで、これらの症状が軽くなるのだという。
いったい原因とは何で、体のどこを治療するんだろう?
9月28日放送の「ためしてガッテン」より、「不眠・めまい・耳鳴り 不快症状を解消せよ!」からのメモ書きです。

□ 不定愁訴なの?
・時には「甘えてるんじゃないの?」とまで言われてしまう、めまい、耳鳴り、不眠。
・理解が得られないと、余計に悩んじゃいますよね。
・病院に行っても原因が分からない場合は、
“不定愁訴”(ふていしゅうそ)と言われたりするそうです。
・これは、自覚症状があるのに、原因となる病気が見つからない状態。
・漠然とした、不調の訴えです。
・こういう時、更年期という言葉が使われますが、
更年期でなる人もいるものの、今回紹介する方々は、違うそう。
・では、更年期障害ではない原因とは、何なんでしょう?
・今回紹介する3人の女性。
・症状は違うのに、同じ薬を飲んで、症状が改善したのだという。
・これは、どういうことだろう?
□ 別の症状と、同じ頭痛?
・1年前くらいから、耳鳴りに悩まされるようになったという女性。
・まるでセミが耳の中で鳴いているような感じだったといいます。
・休みなく、ジーッと鳴き続ける。
・あまりのことに女性は、人生終わっちゃったと思ったそう。
・2人目の女性は、4年前から、吐き気を伴う強いめまいに襲われるようになった。
・目を開けていれば、天井がグルグル回る。
・目を閉じても、頭の中がグルグル回る。
・ふつうの生活が、成り立たなくなってしまいました。
・3人目の女性は、重い不眠に苦しんできた。
・なかなか眠れず、毎日つらい思いをしてきたそうです。
・この3人の女性は、さまざまな病院をまわってきました。
・内科に、耳鼻咽喉科、婦人科など。
・どこでも、原因不明だと言われた。
・症状も、改善されません。
・そんな3人を救ったのは、ある治療法。
・めまいに苦しめられていた女性は、1ヶ月ほどで症状が大幅に改善した。
・耳鳴りに悩んでいた女性も改善し、飛び跳ねるくらいうれしかったという。
・不眠の女性も、こんなによくなるのかとビックリしました。
・でも、そこで不思議なことが起こった。
・症状がよくなるにつれ、別の症状が現れたのです。
・3人とも、頭痛を感じるようになった。
・これは、どういうわけだろう?
・薬を飲んで頭痛になったのなら、ふつうは副作用を疑います。
・でも今回は、薬の副作用でそうなったのでは、ないらしい。
・それに大事なのは、頭痛には治療法があるということ。
・だいたい、前の症状の方が、ずっとつらかった。
・でも、この頭痛に、意味があったんですね。
・さあ、核心に近づいてきたぞ。
□ 共通点は、片頭痛
・NHKの人気番組、「タイムスクープハンター」。
・未来のジャーナリスト 沢嶋雄一が、過去に飛んで密着ドキュメントを伝えます。
・ガッテンでは「救うプ ハンター」が、過去に飛んで、調べてくれた。
・3人の女性の過去に飛んだのですが、3人とも体調が悪そうです。
・なもんで、3人共に、取材拒否された。
・それはともかく、3人には共通点がありました。
・3人とも、頭痛があった。
・頭痛持ちだったんですね。
・経歴を聞かせてもらうと、長いこと頭痛に悩まされていて、
その後に、めまい耳鳴り不眠と、それぞれの症状が出ています。
・頭痛といってもいろいろありますが、この3人のは、片頭痛でした。
・偏頭痛とも書きますね。
・大辞泉には、こう書いてあります。
・「頭の片側に生じる、発作性のずきんずきんと脈打つような激しい頭痛」
・「嘔吐(おうと)を伴うこともある」
・ガッテンでは、こう紹介されていた。
・「寝込むほどの激しい痛み」
・「ズキンズキンという痛み」
・必ずしも、片側に起きるとは限らないそう。
・肩こりから来る“緊張型頭痛”というのもありますが、それはと別です。
□ 片頭痛のメカニズム
・片頭痛は、脳の神経伝達物質“セロトニン”が不足することで、起きやすくなる。
・セロトニンが不足すると、血管が広がりやすくなる。
・そうすると、周りに痛み物質が発生するのだそう。
・これが内部に伝わることで、痛みが生じます。
・さて、3人の女性ですが、一度片頭痛の症状が消えてから、
それぞれの症状(めまい、耳鳴り、不眠)が出てきたのだそうです。
・これは、何かありそうですね。
□ 4人目の女性
・ここに、4人目の女性が登場しました。
・雨の日なのに、サングラスをかけている。
・聞くと、曇った空でも、まぶしいらしい。
・この女性は、目から入ってくる刺激に対し、非常に敏感なんです。
・横断歩道の白と黒のコントラストさえ、彼女にはまぶしい。
・光に敏感なため、自宅の照明も暗くしています。
・そして毎日、謎の症状に襲われる。
・顔の周りがピリピリしてきて、頭の皮膚が突っ張る感じ。
・いったい、この女性には何が起きているのでしょう?
・ピリピリした痛みは、“アロディニア(異痛症)”という。
・片頭痛の前兆症状の、1つです。
・実はこの女性も、片頭痛を持っているのです。
・皮膚には問題ないのに、ピリピリする。
・この女性、このまま片頭痛を放置すると、将来 不安症状に襲われる可能性がある。
・さて、この4人の女性に共通する、片頭痛では片づけられない原因とは?
□ 脳の興奮状態
・片頭痛が起きるのは、頭。
・頭の中には、脳がある。
・そこで、脳について調べてみた。
・頭に電極をつけて、脳波を測定します。
・光を点滅させると、その光に反応して、小さな波と大きな波ができます。
・これが、健常者の場合。
・でも、問題のある患者さんだと、脳波は大きいまま。
・ずっと大きな波が続いている。
・これは脳が興奮して敏感になっているため。
・ずっと、光に対して、異常に反応してしまっています。
・4人の女性は、この状態。
・脳の過敏状態なんですね。
・脳が興奮して、敏感になっている。
・耳鳴りの女性は、こんな症状に見舞われるといいます。
・片頭痛の前に、目の前が白い霧に覆われるような、異常な感じがする。
・人によっては、ギザギザが見える場合があるらしい。
・しかも、目を閉じている時も、見える。
・視野がよじれる人も、いるそう。
・これらは脳の異常が引き起こす現象。
・さて、4人とも脳が過敏状態であることが分かりました。
・これを発見したのが、東京女子医科大学 脳神経外科 客員教授の 清水俊彦さん。
・清水さんは、こう言います。
・片頭痛というのは普通の痛みではなくて、毎回毎回、脳が異常な興奮症状を起こしている。
・そして、放っておくと、興奮がずっと残る。
・女性の頭痛がなくなった時期も、重度ではなくなっただけではないかと。
・軽度の頭痛は残っていた。
・そして、その蓄積が、後の症状につながったと。
・めまい、耳鳴り、不眠、これらを改善した薬は、大きく分けて2種類。
・“抗うつ薬”と“抗てんかん薬”。
・抗てんかん薬は、脳の興奮症状を抑えてくれます。
・抗うつ薬は、気持ちを落ち着かせ、症状を感じにくくさせてくれる。
・常時 脳が興奮して起こる耳鳴りを、“頭鳴(ずめい)”という。
・ただ、耳自体に原因がある場合もあるので、耳鼻科など専門科を受診して、
それから、頭痛専門医を受診するのがいい。
・う~ん、昔の片頭痛が脳の過敏状態を生み、不快症状を招いていたのか。
□ 学会の反応
・では、この辺のことを、学界ではどのように考えられているんだろう?
・獨協医科大学 神経内科 教授、平田幸一さんに聞きます。
・平田さんによれば、広く全てに認められているとは言い難いが、
かなり注目を集めているらしい。
・多くの先生方が、こういうことがあり得るのではないかと考えている状態。
・片頭痛の人は、はじめは3ヶ月に1回くらい、寝込む。
・あとは平気という人もいる。
・だけど、勉強や就職などのストレスで、症状がだんだんひどくなる。
・そうなると、消炎鎮痛薬を飲みます。
・ところがこの薬は、痛みは抑えられるけど、痛み物質の発生は抑えられない。
・なので、脳が過敏な状態になってしまう。
・では、どうすればいいのか?
・平田先生が紹介してくれたのは、“トリプタン”という薬。
・片頭痛の回数が少ない時に、効果があるそうです。
・トリプタンは、血管の拡張を抑え、痛み物質の発生を抑制してくれる。
・この治療を続けていれば、脳の過敏状態は防げるそうです。
・たかが頭痛、されど頭痛。
・長く続く頭痛は、病院で受診を。
・片頭痛は、若いうちに治療するのが大切。
□ 生理の痛みにも
・生理の痛みも、脳の過敏状態が関係しているのだそう。
・生理の時に頭痛を訴える人は多い。
・でも、お医者さんによれば、頭痛は生理痛の1つではない。
・頭痛の犯人は、ピンクの衣装の妖精さん?
・ホニャララポンって、何だ?
・彼女は、“エストロゲン”ちゃん。
・女性ホルモンの一種です。
・子宮の中でエストロゲンは、毎月 子宮内膜を厚くして、赤ちゃんを迎える準備をする。
・そして妊娠しなかった場合は、必要ないので、エストロゲンは急に減る。
・厚くなった子宮内膜も壊されて、排出される。
・これが、生理。
・頭痛に関係するのは、脳内のエストロゲン。
・生理になると、脳内のエストロゲンも減る。
・が、この時、神経伝達物質セロトニンも減らしてしまうんですね。
・で、セロトニンが減ると、片頭痛が起こってしまう。
・生理の時の頭痛の6~7割が、片頭痛なのだそう。
・多くの女性は市販の鎮痛薬で対処していますが、
脳の過敏状態を防ぐには、トリプタンを飲んだ方がいい。
・トリプタンは処方薬で、薬局には売ってません。
・なので、片頭痛が疑われる場合は、病院へ。
・症状がひどい場合は、注意とのこと。
・片頭痛には、以下のような特徴が。
・寝込むくらいの痛み。
・吐き気がある痛み。
・動くとより悪化する痛み。


□
頭痛を持っている人は結構いるイメージですが、片頭痛が脳の過敏状態を生んで、不快症状や不安症状を生む場合もあるんですね。
こりゃ、知らなかった。
ガッテン! ガッテン!
頭痛っていうくらいだから、頭が関係する。
ということは、脳にも関係する。
すぐに治るなら問題ないけど、症状がひどかったり、長く続くなら、注意した方がいいかも。
どんな病気も、強度と期間によって、ちゃんと病院で受診した方がいいんですね。
それが基本か。
ちょっと手間がかかるかもしれないけど、それで大きな手間がなくなるなら、その方がよさそう。
あとは、そうしやすいような状況作りかな。


症状自体がつらいのに、原因が分からない、なかなか理解してもらえない、
だから、余計つらい。
でも、最近になって、驚く発見があったといいます。
めまい、耳鳴り、不眠、これらが、1つの原因でつながっていることが分かってきました。
そして、体のある部分を治療するだけで、これらの症状が軽くなるのだという。
いったい原因とは何で、体のどこを治療するんだろう?
9月28日放送の「ためしてガッテン」より、「不眠・めまい・耳鳴り 不快症状を解消せよ!」からのメモ書きです。

□ 不定愁訴なの?
・時には「甘えてるんじゃないの?」とまで言われてしまう、めまい、耳鳴り、不眠。
・理解が得られないと、余計に悩んじゃいますよね。
・病院に行っても原因が分からない場合は、
“不定愁訴”(ふていしゅうそ)と言われたりするそうです。
・これは、自覚症状があるのに、原因となる病気が見つからない状態。
・漠然とした、不調の訴えです。
・こういう時、更年期という言葉が使われますが、
更年期でなる人もいるものの、今回紹介する方々は、違うそう。
・では、更年期障害ではない原因とは、何なんでしょう?
・今回紹介する3人の女性。
・症状は違うのに、同じ薬を飲んで、症状が改善したのだという。
・これは、どういうことだろう?
□ 別の症状と、同じ頭痛?
・1年前くらいから、耳鳴りに悩まされるようになったという女性。
・まるでセミが耳の中で鳴いているような感じだったといいます。
・休みなく、ジーッと鳴き続ける。
・あまりのことに女性は、人生終わっちゃったと思ったそう。
・2人目の女性は、4年前から、吐き気を伴う強いめまいに襲われるようになった。
・目を開けていれば、天井がグルグル回る。
・目を閉じても、頭の中がグルグル回る。
・ふつうの生活が、成り立たなくなってしまいました。
・3人目の女性は、重い不眠に苦しんできた。
・なかなか眠れず、毎日つらい思いをしてきたそうです。
・この3人の女性は、さまざまな病院をまわってきました。
・内科に、耳鼻咽喉科、婦人科など。
・どこでも、原因不明だと言われた。
・症状も、改善されません。
・そんな3人を救ったのは、ある治療法。
・めまいに苦しめられていた女性は、1ヶ月ほどで症状が大幅に改善した。
・耳鳴りに悩んでいた女性も改善し、飛び跳ねるくらいうれしかったという。
・不眠の女性も、こんなによくなるのかとビックリしました。
・でも、そこで不思議なことが起こった。
・症状がよくなるにつれ、別の症状が現れたのです。
・3人とも、頭痛を感じるようになった。
・これは、どういうわけだろう?
・薬を飲んで頭痛になったのなら、ふつうは副作用を疑います。
・でも今回は、薬の副作用でそうなったのでは、ないらしい。
・それに大事なのは、頭痛には治療法があるということ。
・だいたい、前の症状の方が、ずっとつらかった。
・でも、この頭痛に、意味があったんですね。
・さあ、核心に近づいてきたぞ。
□ 共通点は、片頭痛
・NHKの人気番組、「タイムスクープハンター」。
・未来のジャーナリスト 沢嶋雄一が、過去に飛んで密着ドキュメントを伝えます。
・ガッテンでは「救うプ ハンター」が、過去に飛んで、調べてくれた。
・3人の女性の過去に飛んだのですが、3人とも体調が悪そうです。
・なもんで、3人共に、取材拒否された。
・それはともかく、3人には共通点がありました。
・3人とも、頭痛があった。
・頭痛持ちだったんですね。
・経歴を聞かせてもらうと、長いこと頭痛に悩まされていて、
その後に、めまい耳鳴り不眠と、それぞれの症状が出ています。
・頭痛といってもいろいろありますが、この3人のは、片頭痛でした。
・偏頭痛とも書きますね。
・大辞泉には、こう書いてあります。
・「頭の片側に生じる、発作性のずきんずきんと脈打つような激しい頭痛」
・「嘔吐(おうと)を伴うこともある」
・ガッテンでは、こう紹介されていた。
・「寝込むほどの激しい痛み」
・「ズキンズキンという痛み」
・必ずしも、片側に起きるとは限らないそう。
・肩こりから来る“緊張型頭痛”というのもありますが、それはと別です。
□ 片頭痛のメカニズム
・片頭痛は、脳の神経伝達物質“セロトニン”が不足することで、起きやすくなる。
・セロトニンが不足すると、血管が広がりやすくなる。
・そうすると、周りに痛み物質が発生するのだそう。
・これが内部に伝わることで、痛みが生じます。
・さて、3人の女性ですが、一度片頭痛の症状が消えてから、
それぞれの症状(めまい、耳鳴り、不眠)が出てきたのだそうです。
・これは、何かありそうですね。
□ 4人目の女性
・ここに、4人目の女性が登場しました。
・雨の日なのに、サングラスをかけている。
・聞くと、曇った空でも、まぶしいらしい。
・この女性は、目から入ってくる刺激に対し、非常に敏感なんです。
・横断歩道の白と黒のコントラストさえ、彼女にはまぶしい。
・光に敏感なため、自宅の照明も暗くしています。
・そして毎日、謎の症状に襲われる。
・顔の周りがピリピリしてきて、頭の皮膚が突っ張る感じ。
・いったい、この女性には何が起きているのでしょう?
・ピリピリした痛みは、“アロディニア(異痛症)”という。
・片頭痛の前兆症状の、1つです。
・実はこの女性も、片頭痛を持っているのです。
・皮膚には問題ないのに、ピリピリする。
・この女性、このまま片頭痛を放置すると、将来 不安症状に襲われる可能性がある。
・さて、この4人の女性に共通する、片頭痛では片づけられない原因とは?
□ 脳の興奮状態
・片頭痛が起きるのは、頭。
・頭の中には、脳がある。
・そこで、脳について調べてみた。
・頭に電極をつけて、脳波を測定します。
・光を点滅させると、その光に反応して、小さな波と大きな波ができます。
・これが、健常者の場合。
・でも、問題のある患者さんだと、脳波は大きいまま。
・ずっと大きな波が続いている。
・これは脳が興奮して敏感になっているため。
・ずっと、光に対して、異常に反応してしまっています。
・4人の女性は、この状態。
・脳の過敏状態なんですね。
・脳が興奮して、敏感になっている。
・耳鳴りの女性は、こんな症状に見舞われるといいます。
・片頭痛の前に、目の前が白い霧に覆われるような、異常な感じがする。
・人によっては、ギザギザが見える場合があるらしい。
・しかも、目を閉じている時も、見える。
・視野がよじれる人も、いるそう。
・これらは脳の異常が引き起こす現象。
・さて、4人とも脳が過敏状態であることが分かりました。
・これを発見したのが、東京女子医科大学 脳神経外科 客員教授の 清水俊彦さん。
・清水さんは、こう言います。
・片頭痛というのは普通の痛みではなくて、毎回毎回、脳が異常な興奮症状を起こしている。
・そして、放っておくと、興奮がずっと残る。
・女性の頭痛がなくなった時期も、重度ではなくなっただけではないかと。
・軽度の頭痛は残っていた。
・そして、その蓄積が、後の症状につながったと。
・めまい、耳鳴り、不眠、これらを改善した薬は、大きく分けて2種類。
・“抗うつ薬”と“抗てんかん薬”。
・抗てんかん薬は、脳の興奮症状を抑えてくれます。
・抗うつ薬は、気持ちを落ち着かせ、症状を感じにくくさせてくれる。
・常時 脳が興奮して起こる耳鳴りを、“頭鳴(ずめい)”という。
・ただ、耳自体に原因がある場合もあるので、耳鼻科など専門科を受診して、
それから、頭痛専門医を受診するのがいい。
・う~ん、昔の片頭痛が脳の過敏状態を生み、不快症状を招いていたのか。
□ 学会の反応
・では、この辺のことを、学界ではどのように考えられているんだろう?
・獨協医科大学 神経内科 教授、平田幸一さんに聞きます。
・平田さんによれば、広く全てに認められているとは言い難いが、
かなり注目を集めているらしい。
・多くの先生方が、こういうことがあり得るのではないかと考えている状態。
・片頭痛の人は、はじめは3ヶ月に1回くらい、寝込む。
・あとは平気という人もいる。
・だけど、勉強や就職などのストレスで、症状がだんだんひどくなる。
・そうなると、消炎鎮痛薬を飲みます。
・ところがこの薬は、痛みは抑えられるけど、痛み物質の発生は抑えられない。
・なので、脳が過敏な状態になってしまう。
・では、どうすればいいのか?
・平田先生が紹介してくれたのは、“トリプタン”という薬。
・片頭痛の回数が少ない時に、効果があるそうです。
・トリプタンは、血管の拡張を抑え、痛み物質の発生を抑制してくれる。
・この治療を続けていれば、脳の過敏状態は防げるそうです。
・たかが頭痛、されど頭痛。
・長く続く頭痛は、病院で受診を。
・片頭痛は、若いうちに治療するのが大切。
□ 生理の痛みにも
・生理の痛みも、脳の過敏状態が関係しているのだそう。
・生理の時に頭痛を訴える人は多い。
・でも、お医者さんによれば、頭痛は生理痛の1つではない。
・頭痛の犯人は、ピンクの衣装の妖精さん?
・ホニャララポンって、何だ?
・彼女は、“エストロゲン”ちゃん。
・女性ホルモンの一種です。
・子宮の中でエストロゲンは、毎月 子宮内膜を厚くして、赤ちゃんを迎える準備をする。
・そして妊娠しなかった場合は、必要ないので、エストロゲンは急に減る。
・厚くなった子宮内膜も壊されて、排出される。
・これが、生理。
・頭痛に関係するのは、脳内のエストロゲン。
・生理になると、脳内のエストロゲンも減る。
・が、この時、神経伝達物質セロトニンも減らしてしまうんですね。
・で、セロトニンが減ると、片頭痛が起こってしまう。
・生理の時の頭痛の6~7割が、片頭痛なのだそう。
・多くの女性は市販の鎮痛薬で対処していますが、
脳の過敏状態を防ぐには、トリプタンを飲んだ方がいい。
・トリプタンは処方薬で、薬局には売ってません。
・なので、片頭痛が疑われる場合は、病院へ。
・症状がひどい場合は、注意とのこと。
・片頭痛には、以下のような特徴が。
・寝込むくらいの痛み。
・吐き気がある痛み。
・動くとより悪化する痛み。
□
頭痛を持っている人は結構いるイメージですが、片頭痛が脳の過敏状態を生んで、不快症状や不安症状を生む場合もあるんですね。
こりゃ、知らなかった。
ガッテン! ガッテン!
頭痛っていうくらいだから、頭が関係する。
ということは、脳にも関係する。
すぐに治るなら問題ないけど、症状がひどかったり、長く続くなら、注意した方がいいかも。
どんな病気も、強度と期間によって、ちゃんと病院で受診した方がいいんですね。
それが基本か。
ちょっと手間がかかるかもしれないけど、それで大きな手間がなくなるなら、その方がよさそう。
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