【頭痛で分かる】 日本人の傾向 【トリセツショー】


世界と日本では、頭痛の対策が違う?

海外の人が驚く、その傾向とは?



 番組名 : あしたが変わるトリセツショー
 テーマ : 病院に行くべき頭痛
 放送日 : 2023年2月16日(木曜日)




トリセツショー 頭痛 日本人の傾向




世界から見た日本の不思議 


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「頭痛」について。






え~、昭和のテレビには、無茶な番組がようけありましてね。

「ザ・ガマン」も、そのひとつですわ。

内容はというと、名前の通り、ひたすら我慢する番組です。

司会は、TVジョッキーなどでもおなじみの、土居まさるさんでした。


熱いのを耐える、眠いのを堪える。

ゲテモノを我慢して食べる。

顔面に向かって 走って来るトカゲを、ギリギリまで避けない。

一歩間違えればケガしたり、健康をそこないそうなものもありました。

今の時代、そのままリメイクすることは難しそうですね。

(また、せんでええし)






 <ここがヘンだよ 日本人>


世界から見ると、頭痛に関して、日本人には「おかしなとこ」があるそうです。


 海外 → 頭痛い → 病院行こ

 日本 → 頭痛い → 我慢しよ


どうも、日本人はすぐに病院に行かないようです。

頭痛の受診率が、世界的に見て 低いんやって。




 <何で、病院に行かんの?>


どうも、認識に差があるようです。


 海外 → 頭痛は生活に影響する

 日本 → 頭痛は生活に影響しない、影響は軽い


痛さや苦しさは同じでも、認識が違う。

本当は影響してると思うんですけどね。

我慢強いというか、何というか。

こういうの、海外から見たら、奇異に映るようです。




 <頭痛の時、どうしてるの?>


ある製薬会社さんが、調べたそうです。

頭痛の時、どうしてるか。

そしたら、こんな結果が出てきた。


 第3位 「寝る・横になる」43.8%
 第2位 「鎮痛薬の服用」51.3%
 第1位 「我慢する」55.9%



やっぱり、我慢しちゃうんですね。

病院には、行かんようです。






 <そもそも 我慢って何?>


普通、我慢いうたら、耐えること、こらえること、辛抱すること、等の意味で使いますよね。

でも、もともとは、仏教用語なんやそうです。

意味も、違うようですね。

どちらかというと、「慢心」とか「おごり」とかに近い。

「自分は〇〇である」と決めつけるような、おごりや慢心。あるいは、執着。

そういう部分は、「我執(がしゅう)」に近い。




 <なぜ我慢するの?>


頭痛に限らず、我慢するいうのは、未来への投資やと思うんです。

我慢するだけの見返りがあるから。


 痩せるために、食べるのを我慢する。

 将来のために、我慢して勉強する。(遊ぶのを我慢する)

 給料のために、我慢して会社に行く。

得られるものがあるから、耐えると。


でも、頭痛を我慢して得られるものって、何なんでしょうね。

ホントに我慢しなければならないことなんでしょうか?

我慢するだけの見返りって、あるんでしょうか?



我慢には、よくない状況を避けるため、ってのも、あるかもしれません。

社会的な地位を落とさないために、とか。

好きにやりたいところやけど、それはよくないから我慢する、みたいな。


 迷惑をかけるかもしれない。
 文句や皮肉を言われるかもしれない。
 甘いと言われたら、どうしよう。
 みんな我慢してるし…。

こういうのも、ブレーキになるのかもしれませんね。



でもね、頭痛の中には、ちゃんと病院に行った方がいい、そんな頭痛もあるそうなんですわ。



 <医療機関を受診すべき人>

 月に10日以上 鎮痛薬を服用する人



月の 1/3 ぐらいは頭が痛い、いうことやから、納得ですね。

でも、それだけではなく、悪化している可能性があるいうんですわ。


薬をたくさん飲むことで、さらに頭痛が悪化することがある。

これを、「薬剤の使用過多による頭痛」という。

「薬物濫用頭痛」とも。

英語で、「MOH(Medication Overuse Headache)」


頭痛薬の説明書にも、書いてるそうですよ。

「〇~〇回服用しても 症状がよくならない場合は 医師・薬剤師に相談してください」とか。


頭痛の市販薬いうのは、痛みの神経を鎮めることで、痛みを和らげているそうです。

しかし、服用過多になると、やがて 痛み神経が過敏になるんやって。

こうして、悪化してしまう。


薬剤の使用過多による頭痛 | 日本頭痛学会

片頭痛や緊張型頭痛の方が、頭痛の治療薬(市販薬、鎮痛薬、トリプタン、エルゴタミン製剤など)を過剰に使用すると、頭痛の頻度が増えてきて、連日のように頭痛がおこるようになります。これを薬剤の使用過多による頭痛といいます。

薬剤の使用過多による頭痛は、痛みに対する不安から、薬を早めに飲んだり、頭痛がないのに薬を飲むことで、薬の効果が弱くなり、さらに頭痛がひどくなり、薬を飲むという悪循環に陥ってしまいます。

薬剤の使用過多による頭痛にならないためにも、薬を連日飲んだり、薬の効果がなくなってきたと思ったら、自己判断で薬を飲むことはやめて、早めに頭痛専門医に相談するとよいでしょう。




トリセツショーの説明によると、市販薬と病院の処方薬は、違うそうです。

 市販薬=痛み神経をなだめるもの。

 処方薬(1)=痛み物質を無効化する。
 処方薬(2)=痛み物質が出ないようにブロックする。


そやから、処方薬では、痛み神経が過敏になりにくいわけか。



その他にも、行くべき理由があります。


 <病院に行くメリット>

・頭痛専門医がいる。
(日本頭痛学会が認めた 頭痛に詳しい医師のこと)

・原因を徹底的に追尾するので、対応法が判明する。
(どんな時に起きる? → それに対応する)

・生活習慣の指導。
(何が足りてない? 何をするべき? 何を避けるべき?)
(頭痛ダイアリーの活用など)


薬以外にも、いろいろあるんやね。



都道府県別の頭痛専門医は、こちらから探せます
 → 認定頭痛専門医一覧 | 日本頭痛学会





そもそも、苦しいんやから、我慢する必要なんかない、と。

堂々と、病院に行くべき。

そういう環境があって、当たり前。

無いと、日本ってヘンだな、と思われる。



何か言うてくる人って、いるかもしれません。

でも、よう観察してみてください。

そう言う人に限って、自分には甘いから。

他人にあれこれ言うくせに、自分に対しては甘々。

自分の時だけ、「〇〇だから~」とか言い訳してみたり、「こんなに苦しいの~」と同情をかってみたり。

自分に対する いたわりと、他人に対する いたわりとに、大きな差があったりします。

だから、そういう人の言い分は、聞かなくていいと思う。

気にする必要、ナッシング。

そういう人って、自分だけが かわいい人やから。



そや、こういう時こそ、心の中の京都人の力を借りましょう。


「あら、いややわ~。人の苦しさを理解する能力ないんやね。気の毒に」

「あら、自分にはやさしいんやね。(他人には皮肉言うのに)ホンマ、やさしいわ~」

「あら、忘れもんですか? 届けときましょか? 人の心でしたっけ」


くれぐれも、心の中から、出さんように。












<まとめ>

月に 10日以上も市販薬を飲んでいる人は、既に「MOH」になっている可能性がある。

市販薬は、用法・用量を守っていれば、基本的には問題なし。

週に2回以上服用し続けている人は、受診を検討した方がよい。


頭痛で生活に支障が出ている人は、積極的に治療した方がよい。

痛いまま我慢する必要なし。


周囲の理解も必要。

自分にも、相手にも、寛容に。





大病が原因で、頭痛になっていることもあります。

命に関わるので、やっぱり病院に行った方がいいですね。














[ 2月25日に思うこと ]


顔つきのことを、「つらぼね」と言うそうです。

漢字では、「面骨」とか「頬骨」と書く。


思いが顔にまで出ることを、面骨にまで出る、とか言うそうな。


若い頃なんか、裏表あることを嫌いますが、これもないと困りますね。

時には、思っていることを隠さないと。


特に、絶対やりたいことがある場合。

顔に出すことで、その妨げになりそうな時。

大義のためには、そっと隠すわけですね。


要は、何をしたいか。

そのためには、どの道がいいのか。


そっと隠して、前に進む。







最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Take care of yourself.

あなたも、わたしも、おたがいさま。





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【昔話03】 商人と惣衛門の金言 【後編】


わけあって、家を離れた男。

20年ぶりに、帰ることになりました。

土産は菱餅と、3つの金言?




昔話03 商人と惣衛門の金言 後編




最初重かった足も、日が経つにつれ、普段通りに戻ってまいります。

3両のことは悔やまれますが、それはもう どうしようもないこと。

せめてこの菱餅を土産にしよう。

みんな元気だろうか?

店はまだあるのだろうか?

男はできるだけ、いいことだけを考えるようにしました。


道中、男は 旅一座の一行と出会いました。

旅は道連れということで、一緒に歩いてまいります。

小さな一座でしたが、みな気がよくて、おしゃべりも達者。

歩きながら話をしているだけで、愉快になります。


と、分かれ道に出くわしました。

旅一座は あっちに行くという。

でも、男が行こうと思っているのはこっち。

男は思案しました。

一緒にあっちに行くと、遠回りかな?

でも、道連れになったら、楽しそうだ。

遠回りするだけのことは、ありそうに思える。

がその時、男の頭の中で、惣衛門の声がしました。

「お~い、忘れるな~」

「新しい道のために、古い道を捨ててはならん」

男は、一緒に行こうという 旅一座の申し出を断りました。

今までの礼を言って、互いに手を振り合いながら、あっちとこっちに分かれます。


やがて、あっちの方で声がしました。

声というより、悲鳴です。

それも、聞き覚えのある声。

男はそっちを見上げて、ぞっとした。

そういえば、山賊が出ることがあると、茶屋のおやじが言っていた。

男は駆けだしました。

一心不乱に、ただただ足を動かしました。



気がつくと、日が暮れかけていました。

見回すと、そこいらじゅう原っぱで、何もない。

これは困ったなと思っておりますと、やがて 小屋が見えました。

幸いなことに、灯りがあります。

男は戸口に立って、泊めてもらえないかと頼んでみました。

すると、ほどなくして戸が開いた。

小屋の主人は男の方を見るでもなく、ただ こくりと小さく頷きました。

どうも泊めてくれるらしい。

男は小屋に入りました。


飯時だったようです。

小屋の主人は男に座る場所を指さすと、お椀を持ってきてくれました。

その椀に、雑炊のようなものを よそってくれた。

何を話すでもなく、男と小屋の主人は 雑炊を いただきました。

食べながら、男は小屋の主人の顔を こっそり見てみた。

口元は笑っているようにも見えるのだけれど、目はとても笑っているとは思えない。

というか、よう見えん。

髪で隠れているわけでもないのに、影になってよう見えません。

口元の笑みを、あふれ出る陰気さが消しておりました。


と、奥の襖が開いた。

出てきたのは、女です。

長い髪はバサバサで、顔を覆っております。

這いつくばって、両手を使い、あたりを確かめる。

どうも、目が不自由なようでした。

男は黙って立ち上がると、奇妙な椀を持ってきて、雑炊のようなものを よそいました。

女はそれを受け取ると、奥に下がっていった。


男の持つ椀が、震えておりました。

小屋の主人が女に持たせた、あの奇妙なお椀。

しゃれこうべじゃなかったか?


小屋の主人は元居た場所に戻ると、男の方を見るでもなしに、口を開きました。

「どう思う?」

男は何も言いませんでした。

唾を飲み込むのがやっとで、言葉など出るわけがない。

平静を保とうとしますが、手の震えは止まりません。

小屋の主人は続けました。

「あれは、よくないことをしましてね」
「罰を与えたんです」
「しゃれこうべ、見たかい?」
「あれは、一緒によくないことをした男のもんなんだ」
「あんた、どう思う?」

震える男の頭の中で、惣衛門の声がしました。

「お~い、忘れるな~」

「他人のことに口出しするな」

すると、わずかながら力が湧いてきた。

男は鼻から息を吐き出すと、口から大きく息を吸い込み、言いました。

「あんたには、あんたの、思うところがあるだろう」

小屋の主人は黙っておりましたが、続きを待っているようでもありました。

男は言った。

「何がよいか、何が正しいか、それはそれぞれが持つもんだ」

「あんたにはあんたの、それがあるに違いない」

お椀の中の雑炊のようなものを一心に見つめ、男は言い切りました。


「そうか」

小屋の男はそれだけ言って、また黙りました。


何とか椀の中身を 口の中に流し込む、男でございました。

味などするはずもありません。


生きた心地のしない男でしたが、ひと晩をその小屋で過ごし、翌朝には旅立ちました。


小屋が見えなくなるところまで歩いてやっと、男はひと息つけた。

それにしても、あの雑炊のようなものは、何が入ってたんだろう?

ちょっとだけそう思いましたが、それ以上は考えないようにしました。





歩いて歩いて、もう何日だろうか。

ある日のこと、男の前に懐かしい風景が現れました。

ああ、この山。

ああ、この川。

ああ、この丘。

などと眺めておりますと、ついに自分の故郷にたどり着きました。



うれしいことに、店はそのまま残っておりました。

やや年季が入りましたが、忘れられない家があります。

男はこっそり、家の中を覗きました。

すると、女房の姿があった。

が、誰かと抱き合っております。

相手は、若い男でした。

すらりとした、今でいうところの、イケメンでございます。


男は姿を隠し、震えました。

なんてことだ。

なんてことだ。


懐かしい小川まで、とぼとぼ歩き、考える。

そういうものだろうか?

懐に手を入れると、小刀がありました。

菱餅を切るためのものです。


これで女房を…。

いや、己の首を…。


と、頭の中で、惣衛門の声がした。

「お~い、忘れるなよ~」

「怒るのは次の日にしなさい」


男は顔を上げると、家の方に走り出しました。

家の前まで来ると、家には入らずに、隣の家に入った。

「ごめんやし」

すると、女の人が出てきた。

男は、自分の家を指さして聞きました。

「あそこには誰が住んでるんですか?」

ん? といった顔をした女ですが、すぐに「ああ」と言って しゃべりだした。

「まったく、めでたいねえ」


女の話によると、あそこの奥さんは苦労して子どもを育ててきたらしい。

そしてやがて、上の子が店を手伝うようになり、下の子も頑張って奉公し、それが大きな店の主人に認められ、婿養子になることが決まったのだという。

今日あたり、お祝いでもするのだろう。

これでもう安泰だと、女は言いました。


「ありがとう!」

男はそう言って飛びだすと、やっと我が家の門をくぐりました。


驚いた顔をする女房と我が子でしたが、わだかまりも見せず、互いに喜び合いました。

男は今までのことを話し、女房と子は うんうん頷きながら、それを聞く。


やがて男は はっとして、風呂敷を開きました。

そう、この菱餅を食べねばならぬ。


男は菱餅に、小刀を入れました。

と、ガチっという音が。

何かと思ったら、中から 小判が3枚 出てきました。

男は額に手を当てて、言った。

「こりゃ食えん」








<おしまい>












元ネタは、イタリアのお話。

「ソロモンの忠告」です。














最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



よい春が訪れますように…





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【昔話02】 商人と惣衛門の金言 【前編】


昔むかし ある所に、商いをして暮らしている男がいました。

商いはそれなりに成功し、それなりに信用を得て、妻をめとり、子どもも生まれました。

全ては順調でした。




昔話02 商人と惣衛門の金言




それなりというのは、なかなか かけがえのないものです。

あるとないでは、大違い。

失ってはじめて分かることも、あるでしょうか。


おや、男にも その日が来たようです。


ある日の早朝、男はいつものように、店の戸を開けました。

すると、見知らぬ男が 店先に転がっている。

一目見て、命が失われていることが分かります。

魂の有り無しというのは、それだけ雄弁なのです。


男は固まってしまいました。

このまま番所に通報するか?

いや待て、信用されるだろうか?

あらぬ嫌疑をかけられるのではないか?

捕まるのではないか?

厳しい取り調べが始まるのではないか?

自分はそれに耐えられるだろうか?

嫌な未来が、次々にわいてまいります。


商いをしている男は、逃げ出してしまいました。

何も持たず、ただただ走った。

どこへ向かうでもなく、ただただ足を動かし、離れたのです。



いくつの山を越えたでしょうか。

男はやがて、塾の前にたどり着きました。

惣衛門という人が営んでおります。

商いをしていた男は その惣衛門に頼み込んで、住み込みで働かせてもらうことになりました。

報酬はいらないのでどうか働かせてほしいと、一生懸命お願いし、何とか それが受け入れられました。



惣衛門の塾には、全国津々浦々から たくさんの人が集まってきました。

武士もいれば、商人もいます。

農民もいれば、僧侶もいる。

たくさんの人がやって来ました。

何のために来るのかといえば、惣衛門から金言を授かるためです。

人々は相談し、惣衛門は何かしらの答えを授ける。

代わりに、惣衛門はお金を受けとります。

その内容については、元は商人で 今は惣衛門の元で働いている男は、知りません。

が、お客人たちが喜んで帰る様子は、いつも見ていました。

それだけに留まらず、再びやって来て、お礼の品々を置いて帰る者もおります。

庭の掃除をしたり、風呂を焚いたり、飯を作ったり、惣衛門の身の回りの世話をしながら、男はちょっと離れたところで、そんな様子を何年も眺めておりました。



やがて、4年が5回も過ぎ去った。

惣衛門の元で働きながら、男の心に いつもあるのは、店と残してきた家族のこと。

忘れようとしても、忘れられるものではありません。

その思いは募りに募り、ある日のこと、惣衛門に暇をもらえないかとお願いしました。

ひと通り話を聞いた惣衛門は、迷うことなく承知し、餞別として男に 小判3枚を持たせました。

それを懐に入れて旅立とうとする男に、惣衛門は言いました。

「おまえは、私に聞きたいことはないのか?」

男の脳裏に浮かぶのは、うれしそうな客人たちの顔。

来た時と帰る時の顔が、まるで違う。

不安を取り除くまじないでもあるのか? と思えるほどです。


男は惣衛門の方に向き直り、頭を下げてお願いしました。

「ぜひ、金言をくださいまし」

もちろん、惣衛門は頷きます。

ただ、金言ひとつにつき 1両だという。

男にとって 1両は大きなお金でしたが、払うことにしました。


惣衛門が口にした ひとつめの金言は、こうだった。

「新しい道のために、古い道を捨ててはならん」


はあ?

何のこっちゃと、男は思った。

思案するものの、何を意味するのか、さっぱり分かりません。


男は思い切って、もうひとつ金言をいただくことにしました。

すると、惣衛門は言った。

「他人のことに口出しするな」


なんじゃそりゃと、男は心の中だけで、口をへの字に曲げました。

これで 小判2枚?

なんで客人たちは、ニコニコしながら帰ったんだろう?


男は懐に手を入れて、残った1枚の小判を、指でなでました。

そして、思い切った。

「もうひとつ、くださいまし!」

惣衛門は微笑んで言いました。

「怒るのは次の日にしなさい」


男の失望といったら、そりゃもう。

今にも泣き出しそうでした。

涙がこぼれそうで、しょうがない。

これでは博打(ばくち)うちと変わりやしない。

もう1回 もう1回と有り金はたいて、すっからかん。


下を向いて肩を震わす男に、惣衛門は言いました。

「これを持って行きなさい」

手渡されたのは、大きな菱餅。

それを風呂敷にくるんでくれました。

「日持ちするから、家に帰ってみんなで食べなさい」

男は下を向いたままそれを受け取り、深く頭を下げました。

踵(きびす)を返し、惣衛門に背を向ける。

「ありがとうございました!」

なんとか声を振り絞ることができました。


こうして男は、己のバカさ加減に泣きながら、20年お勤めした家を去ったのでございます。

遠くで惣衛門の声が聞こえます。

「お~い、忘れるなよ~!」


忘れたいわい! と、男は心の中で叫びました。

本当に泣けてくる。






<後編に続く>












さてさて、男は家に帰れるんでしょうか?

3つの金言は、結局、何だったの?














最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





何もない幸せ。

穏やかなのは、素晴らしきこと。


ちょいと寒いけど…





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【クイズ】 肝疾患の人が少ない県は? 【3つの食材との関係】


都道府県別で、肝臓の病気で亡くなる人が少ないのは、ど~こだ?

それに関係するかもしれない、3つの食べ物は、な~んだ?



 番組名 : 健康カプセル! ゲンキの時間
 テーマ : 肝臓トラブルの意外な落とし穴
 放送日 : 2023年2月5日(日曜日)

 解説 横浜市立大学附属病院 国際臨床肝疾患センター 米田正人 准教授




ゲンキの時間 肝疾患死亡者数が少ない県




肝臓のお話 


エノキ
さあ、今回のテーマは何でしょうか?

ササミ
「肝臓」について。






え~、時代時代で お母さん像というのがありますな。

昭和の時代、ドラマの中でお母さんを代表するような人が、ようけおりました。

山岡久乃さん、池内淳子さん、八千草薫さん等々。


京塚昌子さんも、そのひとり。

「肝っ玉かあさん」なんていうドラマもありました。

肝っ玉いうのは、胆力のある人。

肝が据わっている人のこと。

「肝」いうのは、主要な内臓のことで、特に 肝臓のことを言います。






ここでクイズです。

(チャチャン!)





 Q : 男女共に 肝疾患で亡くなる人が少ない都道府県はどこ?





アルコールをあまり飲まない県でしょうか?

体脂肪が少なめの人が多い地域?

あるいは、あんまり関係ない?






答えは、「新潟県」

酒処なのに、意外ちゃあ意外ですね。


都道府県別の「肝疾患 死亡者数」を見ますと、男性で一番少ない47位は 山形県、46位は 新潟県、45位は 愛知県。また女性は、47位が 島根県、46位が 鳥取県、45位が新潟県。

つまり、新潟県は男女共に 肝疾患の死亡者数が少ない、ということが確認できます。


平成 27 年都道府県別年齢調整死亡率の概況 - 厚生労働省(PDFファイル)

(9)肝疾患
平成 27 年の年齢調整死亡率をみると、男は山形、新潟、愛知等で低く、沖縄、大阪、鹿児島等で高くなっており、女は島根、鳥取、新潟等で低く、沖縄、群馬、大阪等で高くなっている。







でも、何でなんでしょうね。

なんや肝臓にええ習慣でもあるんでしょうか?





番組が注目したのは、新潟の 3つの食材です。

何が肝臓にええと、考えられるんやろか?






 Q : 肝臓にいいとされる肉は?


 (a) 鶏肉
 (b) 豚肉
 (c) 牛肉






答えは、「豚肉」


新潟の人は、豚肉をよう食べるそうです。

で、何がええのかというと、「ポークペプチド」が ええらしい。

ポークペプチドいうんは、肝臓を若返らせてくれるんやって。

番組の紹介によると、「ポークペプチドとは、豚肉にのみ含まれる栄養素で、たんぱく質の一種」「肝臓を活発化させ、脂肪を燃焼させるだけでなく、アルコールの分解を早める力があるといわれている」とのこと。



効果はさておき、豚肉って おいしいですな。

脂身との相性がええ。

脂の部分がちょっと焦げるぐらいが、個人的に好きです。

生姜焼きとかも、いいですね。

豚肉から出た脂で キャベツ食べたら、最高!






2つ目は、酒の友です。



 Q : 肝臓によいとされる おつまみは?



何やろか?

豆腐?

あたりめ?

だし巻き玉子?






答えは、「枝豆」


新潟県は、枝豆の消費量が 第1位。

枝豆、おいしいもんね。


理由やけど、枝豆には肝臓の脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるんやって。

また、脂肪を分解する「コリン」や 余分な脂肪を燃やす「レシチン」などが含まれると。

番組によると、「コリンやレシチンは、脂肪を燃焼させる手助けをし、肝機能を保護する力を持っている」「枝豆にはアルコールの分解を促す成分も含まれている」。


食の医学館「エダマメ」の解説

〈肝機能を助ける働きをするので、お酒のおつまみにピッタリ〉
 さらに、メチオニンというアミノ酸が含まれているのが特徴で、これはアルコールから肝臓や腎臓(じんぞう)をまもる働きがあります。
 ビタミンB1、Cはアルコールの酸化を促進し、肝臓の負担を軽くするので、これらの成分が豊富なエダマメは、まさにお酒のおつまみに最適というわけです。







3つ目は、主食です。



 Q : 肝臓によい 主食は?




主食いうたら、ごはんか、パンか、麺類か?

エネルギーになるもんやから カロリーが高くなりそうやけど、どうなんやろ?





答えは、「お米」


麺類と違って 粒のまま食べるんで、ゆっくり消化吸収されるとのこと。

ゆっくり消化吸収されるんで、腹持ちがええし、間食も少なくて済むと。

吸収がゆっくりやと、肝臓への負担も少ないとの説明でした。

なら、よう噛まんといけませんね。
 



落とし穴


肝臓というと、アルコールや脂肪に注意しようという気ぃになるけど、意外な食材にも注意したいんやって。


それは何かというと、「フルーツ」。

意外でしょ?


別にフルーツがアカンわけやのうて、「フルーツの食べ過ぎ」がアカン。

というのも、フルーツに含まれる「果糖」は、ほとんどが肝臓で代謝される。

なもんで、肝臓に脂肪をためやすいんで、食べ過ぎはよくない。


いや、もちろん、適量を食べる分には ええんですよ。


番組によれば、一般的には、1日のフルーツ摂取量は 200gまでが適量。

(みかんなら 2個、リンゴなら 1個ほどが、目安)

果糖を多く含むジュース類もあるので、注意したいですね。




検査でいうと、肝臓の脂肪量を測定できる機器もあるんやって。

その名も、「フィブロスキャン(FibroScan)」。

なんやけど、脂肪量以外にも、気ぃつけたいことがあります。

それが「肝臓の硬さ」。

これも判断材料になるんやね。

肝硬変いうぐらいやから、ダメージが蓄積すると硬くなる。


フィブロスキャンは、肝臓の硬さも測定できるそうですわ。

技術の進歩は、ありがたいですな。












最後に、ゾッとする画像をば。


健康な肝臓の表面は、なめらかでピンク色やそうです。

やけど、肝硬変になった肝臓は、こんなにもボコボコに。


肝臓 画像


ひえ~ですね。




ついでに、脂肪肝も。


脂肪肝 画像


こちらも、ひえ~。


もっと容易に肝臓の顔が見えたら、生活改善できそうですな。














[ 2月18日に思うこと ]


楽しむのは、素晴らしいこと。

だけど、溺れると危ないので、注意が必要。

言葉を変えると、限度かな。



易経を見てましたら、「孚」という言葉が出てきました。

「ふ」と読むそうです。

意味は、「卵がかえる」とか「まこと」とか。


楽しみつつも、「まこと」があると、いいらしいです。

(真心ともとれる?)

まことがあれば、道を失わないと。







最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


健やかに暮らせますように。





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【ヒジを痛めた話】 熱を出した特権 【痛みは子ども?】


ヒジを痛めたのである。

些細なことに難儀するのである。

そしていろいろ、思うのである。




ヒジを痛めた話 熱を出した特権




近況と思い出と未来 


ある日 目覚めると ―― 巨大な虫にはなってなかったものの ―― ヒジに違和感を覚えたのである。

特に気にすることなく放っておいたら、昼頃には激痛がするようになっていたのである。

まず思いついたのは、寝相である。

今までも、腕を下にしてしまい、痺れることはあったのである。

しかし、このような痛みは初めてである。


幸いなことに、利き手ではない方だったのである。

また、ややヒジを曲げて固定しておけば、さほど痛まないのである。


とはいえ、まったく困らないかといえば、そうではないのである。

両手を使う動作が、できないのである。

1日の終わりには デンタルフロスで歯を掃除するのだけれど、片手ではできないのである。

利き手というのは よく使うわけだけど、利き手を使うために もう一方の手で物を持つことは 結構あるのである。

それができなくなるのである。


一番困ったのは、着替えである。

ヒジをまっすぐ伸ばせないのである。

それ以前に、動かすと激痛である。

服を脱ぐ時に ヒジを動かさないのは、無理だったのである。

しょうがないので、痛みに耐えたのである。

この季節、着込んでるので、痛さ倍増である。




私は、もったいない性分である。

できれば、無駄にしたくないのである。

昔は 人参だの大根だのの野菜の皮は捨てていたけど、今は捨てないのである。

細かく刻んで、おからと共に、卯の花を作るのである。

なので野菜を念入りに洗うようになったのである。


せっかく痛い思いをしたのだから、何か得たいと思うのである。

そうすると、いろいろ思うところが湧いて出てくるのである。


このヒジの痛みは、まるで「風邪をひいた子ども」だと思ったのである。

これだけでは、何のことだか さっぱり分からないのである。


昭和生まれである。

昭和の大人も、いろいろ忙しかったのである。

子どもをかまうのにも、限界があるのである。

また、少子化という言葉を聞かなかった時代である。

一人っ子の方が、珍しかったと思うのである。


風邪をひいて熱を出すと、忙しい親もかまってくれるのである。

いわば、熱を出した子の特権である。


痛みだしたヒジも、大事に扱うのである。

すると、普段大事にしていただろうか? などと思うのである。

利き手は、よく使うのである。

それは意識しているのである。

しかし、利き手じゃない方も、よく使っているのである。

それに気づくのである。


主役じゃないかもしれないのである。

サポートに回ることも多いかもしれないのである。

でも、ないと困るというか、思った以上に使っているというか。


負担をかけていたかもしれないと、思ったのである。

何度も書くが、利き手はよく使うのである。

その時、もう一方の手は、支えに回っていることも多いのである。


利き手じゃない方の手を床につけ、体を支えていることもあるのである。

ネットサーフィンに夢中になると、長時間になっている時もあったと思うのである。


炬燵(こたつ)派である。

炬燵に入ってパソコンを使う時、テレビを見る時、本を読む時、利き手じゃない方で支えていたような気がするのである。

できるだけ多くの部分を炬燵の中に入れたい時などは、ヒジをついて支えることもあるのである。




寝相が原因じゃなかったかもしれないのである。

ストレートに酷使だったかもしれないのである。





申し訳ないのである。

利き腕じゃない方のヒジに、謝りたい気分である。

おいしいアイスクリームでも、ごちそうしたいくらいである。

でも、ヒジはアイスクリームを食べないので、代わりに ―― いや、何でもないのである。




思いやりは大事である。

その反対は、見落としかもしれないのである。

見えるところにありながら、その大変さを分かってなかったのである。

ヒジであれ、人であれ、これはいかんのである。

ヒジをくじき、心をくじくのである。


いや、うまいことを言ったつもりはないのである。

ちょっとだけ、おぼたけしの「美しき狼たち」を思い出さないわけではないけれど、話がややこしくなるので無視して結構である。







数日経ったのである。

ヒジを曲げると痛むけれど、だいぶ軽減したのである。

着替える時に 顔を歪めることもないのである。

こうして、文字も問題なく打ち込めるのである。



しかし、思うのである。

これからどんどん、こういうことが起きてくるだろう。

今回のことなどは、些細なことかもしれない。

たぶん、そうなるだろう。

年を取るとは、こういうことである。

誰にでも訪れることである。




私も来年は20歳。

などと言おうものなら、どんな大人しい人でも 胸ぐらをつかんでくるのである。

50歳を過ぎると、ああ健康だ! と思える日が ほぼほぼないのである。

疲れが取れないとか、ぐっすり眠れないとか、目がぼやけるとか、何かしらあるのである。

スッキリ気分よく起きるなんてことは、奇跡に近いのである。


とはいえ、悲しいことばかりでもないのである。

若い時とは違い、胃の調子はまずまずなのである。


胃は幸せの根源だという話もあるのである。

それはまた別の機会で書こうと思うのである。













健康は大事だと思うのである。

思わざるを得ない、と言った方がいいかもしれない。

なので、いたわろうと思うのである。

特に、自分の中の日陰者を、である。














最後まで読んでいただき、ありがたいのである。

健康と小さな幸せを祈るのである。






テーマ : 日々のできごと
ジャンル : ライフ

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プロフィール (Who is)

荒巻ケンコー

 

管理人 : 荒巻ケンコー

50歳代に突入し、健康の話題を口にすることが多くなりました。老眼が始まったり、白髪もチラホラ。筋肉痛は、2~3日遅れる。

老化は止められないけど、緩やかにしたい。できるだけ健康でいたい。できれば、生活を楽しみたい。そういう気持ちで、情報を集め、分かりやすく記録に残しています。

おいしい食材や簡単料理にも、興味あり。


過去の病気 : 腰痛(椎間板ヘルニア 手術暦あり)
現在の病気 : 花粉症。  

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