【保湿のコツ】 T30-2回とは? 【トリセツショー】
保湿剤の塗り方、実は不十分かも。
ベタベタするぐらいがいい?
タイミングは?
3T塗りという方法。

□ 保湿剤の正しい塗り方は?

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

後編は、「乾燥肌の保湿術」について。
え~「年齢肌」いう言葉があります。
年齢を重ねた肌のことですな。
主に、加齢に伴う変化が現れた肌をいいます。
この前、中川家の剛さん(お兄ちゃん)が言うとりました。
子どもの頃、銭湯で、おっちゃんの お尻 指さして、「ゾウのおしりや~」言うて笑ってたと。
おそらく、ゾウの肌みたいな感じなんでしょう。
ところが最近、鏡に映った自分を見たら、まさにその「ゾウのおしり」やって、愕然としたそうです。
人間誰でも年とりますから。
何であれ、やがて 自分の番が来るのかもしれません。
前回は、乾燥肌になると何でかゆくなるの? ちゅう話をしました。
今回は、対策編です。
対策ちゅうのは、保湿ですな。
保湿なんやけど、普通にやってたら、不十分な場合が多いそうです。
ほな、どの辺が アカンのやろ?
<プロから見た 保湿の問題点>
[量] 少ない
[塗り方] 1回で塗り込む回数も少ない
[頻度] 1日に1回では少ない
いろいろ少ないみたいです。
ほな、どのくらい必要なん?
その答えが、「T30-2」ちゅう、ターミネーターの型番みたいなやつです。
番組では、「TTT」とか「3T」と呼ばれとりましたが。
<プロがすすめる 保湿方法>
[量] たっぷり
[塗り方] 30回
[頻度] 1日2回
たっぷり
塗る部分の面積を「手のひら2枚分」とすると、保湿剤の量は「人差し指の第一関節までの量」。
けっこうな量ですね。
(アンドレ・ザ・ジャイアントみたいな指だったら? と思いましたが、アンドレは塗る部分も大きいので、一緒かな)
30回
保湿剤は、30回を目安として塗り込む。
そうしないと、ムラができて、塗れてない部分が出るんですって。
テカテカに光るくらいになるけど、実は それが適量。
1日に2回
一般的な保湿剤の効果は、長くて約6時間なんやそうです。
やから、1日に1回だと足りひん。

[注意点]
やさしく塗ること。肌を傷つけないように、木綿豆腐を崩さないくらいの力加減で。
顔は皮膚が薄いので、摩擦を避ける。無理に30回 塗り伸ばさないようにする。
ベタベタするのがイヤな人は、クリーム状ではない、ローションや泡タイプのものもある。
最初の1~2週間は特に、しっかり塗ってほしいとのこと。
すると、実感できるので、続ける気になる。
その後は、肌の状態に合わせて、回数や量を調節するとええそうです。
なお、異常があれば、皮膚科へ。
<保湿剤 3T塗りの方法>
(1) たっぷり塗ること。
手のひら2枚分の面積に塗る量が、人さし指の第一関節までの量。
(2) 1回につき 30回を目安に やさしく塗り伸ばす。
こすり過ぎないこと。
(3) 1日に 2回塗る。
朝と夜に塗るのがおススメ。

人さし指の第一関節までの量を「1FTU」という。
FTU=Finger Tip Unit。
各部位に塗る量の目安は――
片手=1TFU
片腕=3FTU
片足=2FTU
片脚=6FTU
胸・腹=7FTU
背中=7FTU

量が多くなると、多少ベタベタします。
ティッシュが貼りつくぐらいが目安。
1日2回は面倒かもしれませんが、例えば、「朝 着替える時」「夜 入浴後」など、服を脱ぐタイミングで塗ると、習慣化しやすいかも。
風呂上がりは、1時間以内に塗ればOK。

塗る場所を決めておいて、そこの目立つ所に、保湿剤を置くのもいい。
「見て→塗る」を習慣化。
なお、これらは 手足の話らしい。(繰り返しになりますが)顔は皮膚が薄いので、摩擦を避ける。無理に30回 塗り伸ばさないようにしましょう。
注意点)皮膚に異常が起きたら、すぐに皮膚科へ。
ツタンカーメンも、保湿しとったそうです。

王妃に、塗ってもらってますな。
当時の保湿剤は、オイル。
香油になるのかな?
肌に関する言葉、いろいろありますね。
「サメ肌」はイヤやけど、ええ意味のもあります。
氷肌(ひょうき) → 氷のように透き通って、きれいな肌。
雪の肌 → 雪のように白く美しい肌。
玉の肌 → 玉のように、なめらかで美しい肌。
つや肌 → うるおい感、パール感などの質感で演出する、つややかな肌。
鉄火肌いうのもあって、こっちは、威勢のいい気質なんやそうな。
似たものに、伝法肌もある。
姉御肌みたいなもんかな。
[ 1月27日に思うこと ]
よく見て 諦めるのもまた、吉。
諦めるのがよいというわけではなくて、
よく見て現状を把握し、
それを欲するのが正しいことなのかを判断する。
願望と現実がマッチしているか?
夢なのか? 実現可能な努力目標なのか?
人が天使のように飛ぶには、無理がある。
でも、人は技術力で飛べるようになった。
諦めることと、新たに目指すことは、紙一重なり。


