【水の力】 ストレス → 水 → めまい 【どうして?】
耳石とは別の、治りにくいタイプの めまい。
それが水と関係する?
ぐるぐるバットで 目が回る理由とは?

□ 水とめまいの関係

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

トリセツショーの「めまい」の続きです。
う~、寒いですね。
土曜日はちょっと日が照ってくれたので、マシだったかな。
24日前後が 寒波の本番らしいけど、大丈夫やろか。
あんまり寒いので、寝る時に 使い捨てカイロを使いました。
そういえば、「ちゃっぷい ちゃっぷい、どんと ぽっちい」ちゅうコマーシャル、最近は見ませんね。
いや、商品自体 見ぃひんか。
CMでいうと、桐灰も見ない。
それはともかく、めまいの話の続きです。
え~、緊張した時の表現として、「ごくり」みたいなのがありますな。
喉が渇くこともあるでしょうか。
それがどうも、めまいにつながることも、あるんやそうな。
体内の水分量が減る → 喉が渇く。
これは分かりますよね。
でも、緊張したからといって、水分がどこかに消えるとは考えにくい。
せやのに、なんで 喉が渇くんでしょう?
それには、こういうメカニズムがあるらしいですな。
ストレスが大きくなると、交感神経が興奮状態になる。
すると、唾液の量が減って(あるいは、粘り気の強い唾液になって)、渇きを感じるんやそうです。
ストレスで自律神経がやられると、いろいろ起こるもんですな。
そしてどうも、耳の中でも、変化が起きることがあるらしいんですわ。
と、その前に、脱線します。
「バットぐるぐるゲーム」「ぐるぐるバット」ってありますよね。
野球のバットを立てて、グリップに額をつけて、それを中心として、グルグルまわる。
だいたい、10回ほど まわりますかね。
すると当然、目が回ります。
フラフラして、まともに歩けへん。
下の GIF は、ぐるぐるバットをした直後の目です。

これでは、足元がふらついて、まっすぐ進めません。
立ってられへんこともある。
この ぐるぐるバットをしたことなくても、子どもの頃、自分でグルグル回転して平衡感覚を失う、そんな遊びをしたことある人は、おるかもしれません。
いや、わたしなんですけどね。
(危ないから、やめた方がいいですけど)
それはともかく、この時、何が起きてるんでしょうか?
内耳の中は、リンパ液ちゅー水で満たされているそうです。
その中には、有毛細胞ちゅーもんがある。
頭をグルグルまわしたら、内耳の中のリンパ液もまわりますな。
ちょうど、洗面器の中の水を混ぜた感じです。
有毛細胞ちゅうのは、リンパ液の動きを感じるように なっとるんです。
リンパ液がまわる → 有毛細胞がそれを感じる → 脳がその信号をキャッチ。
ほいで、人間は ああ回ってる、と感じるわけ。
リンパ液の傾きを感じて、自身の傾きを感じる。
そんなセンサーみたいなもの。
ぐるぐるバットなんていうのは、普通の生活ではありえへん動きです。
そんなんが急に来たら、脳がパニックを起こすのも無理ないですな。
関西弁で言うと、「アホなことするからや~」となりますか。
でも、アホなことせんでも、目がまわることが あるんやそうです。
しかも、それ、「治りづらいめまい」なんて呼ばれとるんやそうですわ。
いや、難儀ですなぁ。
原因は何かというと、ストレスやそうです。
強いストレスがあると、人間の体いうやつは、水を欲しがるんやそうな。
ほいで、耳の中でも、そうなるらしいんですわ。
ストレスを感じる → 内耳の水を貯めるように指令が出る → 内耳の中が水ぶくれのような状態に。
これで めまいが起きるんですって。
内耳は 平衡感覚をつかさどる部位やから。
こういうの、「メニエール病」いうんやそうな。
<水ぶくれが原因のめまいの特徴>
・ ぐるぐる回るような めまい。
・ 10分から数時間程度続く。
・ 耳の聞こえづらさが伴う。
前の記事で紹介した「耳石が原因のめまい」とは、だいぶ違いますな。
リンパ液が過剰になって、めまいが生じる。
こういうのを、「内リンパ水腫」いうらしい。
こうなると、体は回転してないのに まるで回転しているような感覚になって、めまいが起きると。
しかも、そうなる時間が 比較的長い。
こんなん、どうしたら ええんや!
耳の中で起こっとることやし。
そう思いますが、意外な、ほいで簡単な、改善方法があるらしい。
それは、「水を飲む」こと。
簡単すぎて、ビックリです。
お医者さんがそう指導しても、信用してもらえへんことも けっこう あるそうな。
説得がたいへんらしい。
まさか、めまいが 水飲むことで治るなんて 思いませんからね。
でも、何で改善されるん?
メカニズムは簡単でした。
水をたくさん飲む → 体に水は十分あると脳が認識 → 水を貯めようとしない。
これで 耳の中の水ぶくれが解消されると。
なるほどね。
一般に、成人が1日に飲む水の量は、1.2リットルほどとされています。
(他に、料理などを通じて水分補給するから)
ただ、めまいに対する水分摂取法では、1日に 1.5~2.5リットルの水を飲むそうな。
けど、注意せにゃなりません。
多く水を飲む場合は、心臓や腎臓に負担がかかるケースもあるので、必ず医師の指導の下で行うこと。
めまいが起きる原因も不思議なら、それの改善方法も不思議。
いや~、人間の体ちゅうのは、不思議ですな。
不思議で、シンプルですわ。
ほいで、ストレスちゅうのは、やっかいですな。
目に見えへんし。
せめて、数値化できませんかね。
ストレス数値 高なったから、明日はお休みとか。
めまいは主に、耳鼻科で診療してくれるそうです。
なもんで、耳鼻科のホームページを見てみると、いろいろ解説してくれてます。
メニエール病について | 耳鼻咽喉科
メニエール病というと「若い女性がストレスでめまいを起こす病気」というイメージがあるのではないでしょうか。メニエール病の原因はずばり「内リンパ水腫(内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態)」です。その根底にはストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・几帳面な性格などがあると考えられています。
もしかするとメニエール病かも | たてもと耳鼻咽喉科
Q : メニエール病の症状には、どんなものがありますか?
A : めまい、耳がつまる、聞こえにくい(難聴)、ふらつき、耳鳴り(耳がキーンとする)などの症状の他、頭痛・偏頭痛を伴うことがあります。
めまいには「ぐるぐると視界が回る」「ふわふわして身体が覚束ない」「頭がぐらぐら揺れる」などさまざまなタイプがあり、いずれも数十分から数時間持続します。このことで気分が悪くなり、吐き気・嘔吐を起こすこともあります。
めまいの専門医として「めまい相談医」がおられるそうな。
日本めまい平衡医学会のHPで、検索可能とのこと。
日本めまい平衡医学会
ぐるぐるバットには、攻略法があるそうです。
10回まわった後、逆方向に 1回まわる。
これも、洗面器の中の水をイメージすると、分かりやすい。
同じ方向に 10回まぜると、渦のようになりますよね。
でも、逆方向に 1回まぜるだけで、水流が打ち消し合って、おさまってきます。
こういうのが、耳の中でも起きるらしいんです。
といっても、ゲームとしてやる場合、フラフラするのが バラエティ番組の醍醐味ですから、反則になるかもしれませんね。
[ 1月22日に思うこと ]
ものの価値が変わることがあります。
「それそのもの」は同じはずなんですが、それを扱う人によって、変わってしまう。
不思議なことに、「それ」を見ない人がいる。
「それ」を聴かない人がいる。
本人は「した」ことを知っているのに、見ない人は「してない」として扱う。
逆に、本人は「してない」のを知っていても、見ない人は「した」として扱う。
見てないのに、見たと思う。
聞いてないのに、聞いたと思う。
それで判断する。
人間を傷つけることの、ひとつです。
こういうのに、「情報」が関わることも。
情報に汚染されると、これをやってしまうこともある。
あぶない、あぶない…。


