【トリセツショー流】 洗顔 3つのコツ 【泡立てる方法】
メークのりが違ってくる?
洗顔料は、いつ使うべき?
すすぎの温度は?
しっかり泡立てる方法と、汚れが落ちる理由は?
3つのポイントで、洗顔が変わってきます。
番組名 : あしたが変わるトリセツショー!
テーマ : 正しい洗顔 3つの法則
放送日 : 2022年09月08日(木曜)
解説 : 皮膚科医 白髭由恵(しらひげ よしえ) 先生
(岡山市中区 原尾島クリニック)
: 皮膚科医 慶田朋子(けいだ ともこ) 先生
(銀座ケイスキンクリニック院長)

□ 洗顔の3つのコツ

さあ、今回のテーマは何でしょうか?

美容から、「洗顔」について。

エノキさんは、しっかり洗顔してますか?

朝とか、汗かいた後とかは洗いますが、しっかりという感じじゃないですねえ。

今回は、洗顔のコツを紹介します。
それを知れば、意識が変わるかも。
白髭由恵 先生がおっしゃるには、「洗顔には大きく分けて、3つのポイントがある」。
これに注意すれば、1週間で変わってくるそうです。
番組でチャレンジした人の感想は――
・ 鼻のところが、ツルツルになった。
・ 触った時に、モチモチになった気がする。
・ できものが、なくなりました。
・ 気になっていた「てかり」が、なくなりました。
・ 肌の水分量が増えた。(22%→43%)

では、具体的に、どうすればいいのでしょう?
ポイント(1) 泡で洗おう♪
泡で洗う人は多いと思いますが、どこまで しっかり泡立てられているかは、別物です。
コツを知らないと、泡立てるのは けっこう難しそう。
化粧品メーカーの研究員さんが、そのコツを教えてくれました。
洗顔料を手に取って、少量の水で、ゴシゴシこする。
その際、途中で こまめに 水を加えて、のばしながら、空気を巻き込むように混ぜるとよい。

きめ細かく泡立つと、まるで メレンゲのようになります。
でも、どうして、泡立てることが大事なのでしょう?
実は、きめの細かい泡の方が、油汚れを吸収しやすいんです。
(下の画像では、丸いのが泡で、茶色いのが油になります)

お肌の汚れを落とすなら、きめ細かい泡で 洗浄しましょう♪
きめ細かい泡は、お肌の水分量を保つのにも、よい影響があります。
最近では、「泡立てポンプ」や「泡立てネット」が、ドラックストアや100円均一などで売っていますよね。
それらを使うと、便利なのだ。
ポイント(2) ぬるま湯で すすごう♪
でも、ぬるま湯って、何℃?
推奨される ぬるま湯の温度は、32~34℃。
思ったより 低めの温度ですね。
温度が高いと、必要な皮脂まで 取り過ぎてしまうらしい。
潤いを残すためには、32~34℃が適切なのです。
汚れを落としつつ、必要な潤いをキープするため、32~34℃の ぬるま湯で すすぎましょう♪
(番組では、「ぬるま湯」ではなく「ぬるま水」と表現していました)
ポイント(3) 朝こそ 洗顔料で洗おう♪
夜はしっかり洗う人も、朝に洗顔料で洗う人は そんなに多くないようです。
でもそれは、見直すべきポイントだったのだ。
なんと、朝 洗顔料を使わないと、お肌が酸化ダメージを受ける可能性があるんです。
というのも、皮脂が 時間経過と共に、「過酸化脂質」に変わってしまうんですね。
こいつが、皮膚にダメージを与えてしまうのだ。
放っておくと、水分を失って乾燥肌になったり、細菌が侵入しやすくなって 吹き出物ができたりする。
皮脂が過酸化皮質になるまでの時間は、6~12時間ほどだと言われている。
なので、朝 しっかり洗うことは、すごく大事なんです。
化粧品メーカーの研究員さんの話。
「酸化された皮脂を、洗い流さずに そのままメイクで かぶせてしまうと、肌にダメージを与える酸化皮脂で ずっと お肌をパックしているようなものなので、洗い流した方がいいですね」
というわけで、
悪い皮脂を落とすためにも、朝こそしっかり、洗顔料で洗いましょう♪
さらに、慶田朋子 先生の解説。
・ 皮脂は、量や環境によって、過酸化脂質になるスピードや程度が変わります。
・ ニキビや脂が気になる人は、朝昼晩の3回 しっかり洗顔するのがいい。
・ 少なくとも、朝と夜の2回は 洗顔した方がいいでしょう。
肌質、年齢、性別など、自身の肌の状況に合わせたスキンケアを行うことが大切だとのこと。
皮脂量が多い人ほど、朝と夜の洗顔は大切です。
□ フェアリーも学んでいる

あの妖精たちも、洗顔を勉強しているようですよ。
新体操日本代表、通称「フェアリージャパン」。
そのチームには、美容コーチも ついているんです。
新体操の選手たちは、メイクや洗顔を、自分でやるんですね。
だから、メイクにも、専門のコーチがついているんだって。
普段から、しっかり練習しているのだ。
スキンケアの指導をするのは、花高亜紀さん。
ここでも、肌に負担にならないよう、しっかり泡立てることが、指導されていました。
<洗顔のコツ>
(1) 洗顔料を適量、手に取る。
(2) 少量の水でのばす。
(3) こまめに少量の水でのばしつつ、空気を巻き込むように、混ぜる。
(1分半から2分で、きめ細やかな泡になる)
(レモン1個分になるくらいがベスト)
(ひっくり返しても落ちないのが、理想です)
(4) Tゾーン から 頬の順に、泡をのせる。
(肌を直接、触らないようにします)
泡だけをクルクル 回す感覚。
(5) 32~34℃の ぬるま湯で、顔の外側から、すすいでいく。
顔をお湯で、なでるように。
(6) 水分をふき取る時は、タオルなどで押さえるようにする。
(こすらないでね)


ちなみに、泡が出るタイプの洗顔料は、そのまま使えばよい。
洗った後は、保湿です。
化粧水や乳液を使うのが、おススメとのこと。
乾燥肌の人は、注意してくださいね。
注意) 肌荒れが治まらなかったり、肌に違和感がある場合は、いったん中止し、医療機関の受診も検討しましょう。
生活習慣やホルモンバランスの乱れが原因になっているケースもあります。
[2022年9月9日に思うこと]
昇るのは、すごいこと。
でも、突き抜ければ、下るしかなくなる。
太陽だってそう。
昇り切れば、沈むだけ。
でも、日が変われば、また昇る。
自然とは、そんなもの。
自然現象を 人間の力でどうこうしようとすると、悩ましい。
根本的に、無理だから。
でも、それを受け容れれば、
できることにも目が向くようになる。


