さらば 楽観バイアス、家具固定で地震対策/ためしてガッテン

12月だからこその、地震対策。

防災を邪魔する楽観バイアスとは?

カギを握るのは、子ども?

仁尾小学校が行ったこととは?

スタジオには、釜石の奇跡を起こした先生が登場。

鳴門市には、家具固定大好きおじさんが。



2012年12月19日放送の「ためしてガッテン」より、「これだ!快感防災テク」からのメモ書きです。




ガッテン 快感防災テク




地震対策は、12月に


・今回のテーマは、
 家族を死なせないための
 地震対策です。

・東日本大震災の直後から、
 日本列島では
 すごい数の地震が発生中。

・ある専門家は、こう言います。
・今、日本国民は、
 地震の巣の上に住んでいると。

・太平洋沿岸で予想される地震は、
 東海、東南海、南海など。
・首都東京だって、分かりません。


・本気で死にたくなかったら、
 12月が生き残るカギだというのですが、
 どういう意味だろう?

・9月の防災の日とか、
 3月なら分かるけど、
 なぜ12月なんでしょうね。

・でも、小野文恵アナは断言します。
・12月じゃないと、ダメ!

・こりゃ、どういうこっちゃ?



・東日本大地震以降、
 おこなった対策は何だと思います?


 第1位:懐中電灯の準備
 第2位:
 第3位:避難場所の確認
 第4位:携帯ラジオの準備
 第5位:非常持ち出し袋の準備

 第6位:家具や家電の転倒防止
 第7位:地震保険
 第8位:住宅の耐震化
 第9位:自家発電の準備


・さて、第2位が空白ですね。
・この2位が、番組のテーマに
 深く関わるといいますよ。




大震災を我がごとに


・もしも今、東京に
 マグニチュード7.3の
 直下型地震が起きたら?

・死者数は
 9641人と予想されるそう。
・避難者数は、339万人。

・季節や時間、温度にもよりますが、
 これは怖い数字だ。

・とはいえ、
 数字だけではピンと来ないのも
 事実。


・そこでガッテンが、
 実験を行いました。

・名づけて、
 大震災を我がごとに大実験!

・東京近郊に住む
 12人に集まってもらいました。

・自分の街に巨大地震が起きたら
 どうなるか?
・その恐ろしさを、
 感じてもらいます。


・まずは、アンケートからです。

・是非やらなきゃと思う
 備えとは?

・すると、こんな答えが。

・家族のいる場所の把握。
・地震保険。
・消火器を買うこと。
・食料の備蓄。
・家具の転倒防止。


・実はこのアンケートには
 意味がありました。

・書き出すことで、
 地震対策に
 しっかり意識を向けてもらう
 そんな効果を狙っています。



・さてお次は、ビデオ大実験だ。

・見てもらうビデオは、
 NHKがこれまでに放送した
 膨大な量の震災防災番組です。

・その名も、
 「大震災を我が事に」。

・製作を担当したのは、
 日本大学芸術学部で
 映画作りを専門に学ぶチーム。

・首都圏に住む人たちが
 地震の怖さを思い知るように
 編集してもらいましたよ。

・映像という形で目で見せて、
 地震の怖さを体感してもらおう
 というわけです。

・いろんな形で
 防災を考えてくれればという
 願いが込められている。


・さあ、上映開始。

・東京でマグニチュード7クラスの
 地震が30年以内に起こる確率は
 70パーセント。

・もし、震度7の揺れが襲うと、
 高層ビルの室内では
 本棚や机が凶器と化します。

・耐震性の低いビルでは、
 倒壊の恐れも。

・液状化現象も、怖い。
・救急車や消防車など
 緊急車両が通れなくなります。

・さらに怖いのが、火災旋風だ。
・上昇気流で、炎が
 竜巻のように変身。
・街を破壊しながら、
 縦横無尽に走り回るのです。


・このような映像を見せられ、
 緊迫感が増したみたい。

・顔が引きつり、
 ゴクリと息を飲んでいます。

・対策をしなければと、誓ってる。
・認識の甘さを、痛感したみたいだ。

・実験は、成功したようですね。


・1週間後、
 参加者のみなさん全員に、
 対策の進捗状況を聞いてみました。

・すると、驚きの結果が。

・やる気はあるものの、
 やってないのです。
・気にはしてても、
 対策は行っていない。

・のど元すぎれば、熱さを忘れか?


・さて、実験の結果ですが、
 12人中、
 何らかの対策をした人は、
 たったの3人。

・9人は、何もしなかったんです。


・そうです、
 行った地震対策の第2位は、
 「どれもやってない」。
 

・でも、どうして、
 人は恐ろしがっているのに
 何もやらないんでしょうか?




楽観バイアスとは?


・スタジオに、車の模型が出てきました。
・これで説明するのかな。


・車を買って、まずするのは、
 自動車保険に入ること。
・その理由は、
 車が(ある意味では)
 危険な乗り物だからです。

・でも、車を運転していて、
 自分が死んじゃうかも?
 そう考える人は
 ほとんどいないでしょう。

・実はこれこそが、
 人間の特性のひとつだと言います。

・名前もついていて、
 「楽観バイアス」と呼ばれる。
・ある程度 楽観してないと
 生きづらいですもんね。



・それを踏まえてランキングを見ると、
 気づく点が出てきます。

・いくつかは、地震後、
 自分が生きていると仮定した
 対策なのです。

・例えば6位、
 家具や家電の転倒防止。
・8位の、
 住宅の耐震化。

・これらを怠って
 命を落としてしまうと、
 携帯ラジオがあろうが
 懐中電灯があろうが
 関係なくなってしまいます。



・阪神淡路大震災の折、
 家屋や家具の下敷きになって
 およそ5千人もの人が
 亡くなっているという。

・これは、全体の
 8割にも及びます。


・私たちは残念ながら、
 これまでこの点を
 見落としてきているのです。

・人間の誰もが持っている
 楽観バイアス。
・その時は恐ろしくても、
 のど元を過ぎれば
 熱さを忘れてしまいます。


・怖い映像で、
 恐怖感や我がごと感を
 与えてみる。
・みんなの身の上にも
 本当に、現実に、
 恐ろしい大震災が
 起こるかもしれない。

・それをいくら訴えても、
 結局、ほとんどの人は
 何もしてくれませんでした。

・これが、
 従来の死なない防災の
 限界だったのかもしれません。


・そこで
 今回のガッテンが伝えたいのが
 従来の死なない防災ではなくて、
 本気で死なない防災対策。

・そのために、
 これを見直してもらいます。

「家具や家電の転倒防止」

・これが、地震で死なないために
 効果絶大なのです。




やりたくなる家具の転倒防止


・さっそくスタジオに、
 タンスが登場しました。

・発表されるのは、
 家具固定やりたくなっちゃう
 ランキング。

・第2位は、「見せるだけ大作戦」です。

・スタジオのタンスは、
 ランキング紹介用か。


・その方法を紹介してくれるのは、
 ん? 子ども?
・ちびっこガッテン隊と
 名乗ってますけど。


・やって来たのは、
 日本最大の地震の実験施設
 E-ディフェンスだ。

・案内してくれるのは
 防災科学技術研究所の
 主任研究員
 長江拓也さんです。


・まずは、震動台からだ

・これが、とにかく
 大きいんです。
・なんたって、
 実物大のビルや家を持ち込んで、
 実際に起きた地震を再現するほど。

・さあ、巨大地震に対して、
 家具の固定は
 どれくらい効果があるのでしょう。


・1回目は、家具を固定しない場合です。

・ビルが揺れ始めると、
 あっという間に大参事。
・大きな棚が、
 思いっ切り倒れました。

・部屋はもう、メチャクチャです。
・テーブルに人がいたら、
 確実に下敷きになってるところ。


・それを見ていた子どもたちから、
 鋭い指摘が飛んで来ました。

机の下に隠れるだけではダメ

・学校の避難訓練では、
 机の下に隠れるようにと
 教えられます。

・でも、それだと
 直撃は免れるものの、
 横から食器棚が潜り込んできて
 たいへんなことになりそう。

・それに、隠れるテーブルも、
 すごく横に揺れている。
・体が、はみ出しちゃいそうです。


・では、家具を固定した場合は、
 どうなるんでしょうね。

・おお、おお!
・全然、違う!

・倒れるどころか、
 揺れることもありません。

・すごく効果があるんだ。


・でも、本当の実験は、
 ここからなのでした。

・先ほどの映像を、
 地震対策をあまり
 やってないという
 30人に見てもらいました。

・みなさんから、
 ああ~! という声が聞かれます。

・インパクトは十分ですね。

・この瞬間は、
 対策しなきゃと思っているはず。

・とはいえ、
 どうせ対策しないのは
 目に見えています。

・そこでみなさんに、
 今いる実験会場の周辺地図を
 配りました。

・その地図には、
 家具の固定グッズが買える
 ホームセンターの場所が
 見やすく明記されています。

・そして実は
 一部の人たちだけに
 家具固定グッズの効果を
 分かりやすく解説してくれる
 紙も渡しました。

・ここで一度 解散します。


・でも実は、スタッフさんが
 こっそり あとをつけていました。

・帰りにホームセンターに
 立ち寄るかどうか、
 観察してみます。

・GPSでも、追跡しますよ。


・さて、結果ですが、
 地図だけ渡した人は
 誰も行きませんでした。

・グッズの解説書も
 一緒に渡した人たちは、
 どうでしょう?

・あれ?
・10人中、2人だけ?
・おろろ。

・かと思ったら、
 ある集団だけが
 7人もホームセンターに
 向かいました。

・この集団には、
 何をしたんでしょう?


・実はこの集団には、
 地図と一緒に
 子どもの寝顔写真を
 渡していました。

・これが、
 心理的に効いたんです。
・楽天バイアスを
 取り除いてくれた。

・もし、地震の際、
 対策のない部屋に
 子どもたちがいたら?

・そう考えた人たちは、
 ホームセンターでグッズを買った。


自分の命の危険には
 気がつかない人でも、
 大事な人の危険には
 気がつくんですね。





仁尾小学校に学べ


・香川県三豊市仁尾町。
・この町では
 去年の12月を境に
 防災への意識が
 ガラリと変わったという。

・地元の小学校で調べたところ、
 9月の段階で
 地震対策している家庭は
 たったの17.3%でした。

・それが年をまたいだ1月には、
 84.6%にまで跳ね上がっている。

・いったい何が
 ここまで変えたんでしょうか?


・ここでもカギは、子どもでした。

・子どもに言われて、大人が動いた。

・またその子どもも、
 弟や妹のために動いたのです。


・きっかけは、町の小学校。

・仁尾小学校の防災の授業で、
 子どもたちは
 家具の固定など
 地震の備えの大切さを
 しっかり理解したんですね。

・子どもたちには、強みがあります。

・それは、地震が怖いと
 素直に言えること。

・こうした子どもたちが、
 不安な気持ちを
 家族に訴えかけたのです。

・そして親子一緒になって、
 家具を固定するなどした。
 

・仁尾小学校では、
 大切にしている
 ポイントがあります。

・それは、
 子どもたちが自分で気づいた時に、
 必ず先生がかける言葉。

・それは、「誰がやるの?」

・そう問いかけることで、
 子どもたちが家に帰って
 お父さんやお母さんに
 こう言うのです。

・「ボクもやるから、一緒にやって」


・そして、
 仁尾小学校の取り組みには、
 もうひとつポイントがありました。

・それが、12月。

・防災の授業は、
 2学期に集中して行います。

・その後に来るものといえば?

・そう、冬休み。

・家族みんなで
 大掃除をするタイミング。

・そこで子どもたちが
 対策の必要性を訴えたので
 一気に進んだというわけ。




釜石の奇跡を起こした先生


・ここでスタジオに、
 先生が登場してくれます。

・群馬大学大学院
 災害社会工学研究室
 片田敏孝 教授。

・片田先生は、二度目の登場ですね。

・前のテーマは、
 子どもに注目しての防災だった。


・東日本大震災の
 釜石の奇跡をご存知でしょうか?

・中学生が小学生を連れて
 避難するなどして
 ほとんどの子どもが助かりました。
・生存率は、99%以上だった。

・片田先生は、
 あの釜石の奇跡を起こした
 張本人なのです。

・片田先生によると、
 実際に多くの子どもたちを
 指導してくれたのは
 学校の先生たちだといいます。


・気になるのは楽天バイアスですが、
 子どもたちには ないのでしょうか?

・もちろん、
 まったくないということは
 ないそうです。

・ただ、子どもたちは純粋。
・逆に大人たちは、
 これまでの経験から
 楽観視しがちだという。

・それに誰でも、
 自分が死ぬなんてことは
 あまり考えたくない。

・というわけで、
 子どもには楽天バイアスが
 大人よりは働きにくいのです。


・さらに子どもたちの防災教育を
 やっていく過程で、
 知識だけでは不十分であることに
 気づいたという。

大半の人は、
 知識だけでは行動できないのです

・それだけでは、動こうとしません。

・そこでやはり、
 大事な人を守りたいを
 心がける


・これが、うまくいく防災なんですね。




鳴戸の家具固定おじさん


・さあ、
 家具固定やりたくなっちゃう
 ランキング。
・第1位が残っています。

・それは、
 お父さんがウヒョー
 気持ちいい~大作戦




・徳島県鳴門市。
・ナマズ君が、
 あるおじさんを探して
 訪れましたよ。

・おっと、看板があります。
・家具転倒防止モデルハウス。
・どんな家なんでしょうか?

・迎えてくれたのは、
 家具固定大好きおじさんです。

・さすが、家じゅうの家具が、
 固定されてますね。

・タンスは壁の梁(はり)に合わせ、
 斜めの金具で固定。

・本が入った背の高いラックには、
 L字の金具か。

・食器棚は、市販の金具を
 壁に合うように曲げて
 固定しています。

・背の高い本棚は、
 2つの突っ張り棒で
 固定している。
・強度を高めるために、
 棒と天井の間に
 板がはさんであります。


・この方は3年前から
 自宅をモデルハウスとして
 解放しているのだという。

・ひとりでも多くの命を
 救いたいという一心で、
 安くて丈夫にできる方法を
 アドバイスしているのです。

・さらには、
 出前家具固定の
 ボランティアまでしている。


・この方には、
 忘れられない恐怖の体験が
 あるのだという。

・17年前の阪神淡路大震災。
・鳴門市にある自宅も
 大きく揺れました。

・それは、
 地球が壊れると思えたほど。

・でも、それは17年前です。
・モデルハウスを開いたのは、
 3年前。

・実はそれまでは、
 何もしてなかったのだという。

・じゃあ、何がきっかけになったのか?


・この方を家具固定マニアにしたのは
 「たまたまやってもらった」から。

・近所にたまたま
 家具の固定を
 やってくれる人がいて
 その効果を体験した。

・それで、揺れないんだ、
 動かないんだと、
 安心感を知ったのです。

・そして、家具固定した方が
 ずっと気持ちいいということに
 気づいた。

・1回その味を覚えると、
 もう やめられなくなるのです。

・人って、変わるんですね。


家具の固定ができるコツは、
 大事な人が守れること!
 やってみると気持ちいいこと!


・ガッテン! ガッテン!





NHK ためしてガッテン 2012-2013年 Vol.17 冬号




人が死なない防災 (集英社新書)


 





楽天バイアスとは、興味深い考え方ですね。

防災だけでなく、生活習慣病などにも言えそう。

お医者さんに注意されても、どこか楽観視してしまう。


ということは、同じやり方ができるかも。

1つは、大事な人のために、生活習慣を変える。

あとは、1度強制的にでもやって、その効果を知ること。


大事な人のためにも、習慣を変える!

実際にやってみて、気持ちいいことを知る!




[まとめ]


・楽観バイアスが、
 防災対策の妨げになる。

・知識だけでは動けないけど、
 子どもなど大事な人を
 守りたいという気持ちが
 行動を起こさせる。

・また実際の効果を経験することで
 継続的に防災対策をするようになる。




来年は1月9日からの放送、「見逃し高血圧で脳卒中!血圧に潜む落とし穴」。





NHKためしてガッテン科学のワザで確実にやせる。―失敗しない!目からウロコのダイエット術 (主婦と生活生活シリーズ)




みんなを守るいのちの授業―大つなみと釜石の子どもたち ( )






 → 「ためしてガッテン 2012年のアーカイブ 8月~12月」




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「寛解について」

昨日の「ためしてガッテン」で、「寛解(かんかい)」ということに対して誤解が出ているそうです。


寛解とは、病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。

完治したわけではないけれど、見かけ上、まるで消失してしまったような状態になることもあります。

ある程度、臨床的にコントロールされた状態ともいえる。


番組でも、この点については、ちゃんと説明されていました。


といっても、視聴する人は、細かに見ているわけではありません。

(ブログでレビューするようなモノ好きは別ですが)


恐らく多くの人は、「関節リウマチは治るのか」と思ったでしょう。

中には、完治するものと誤解した人だって、いたかもしれません。


でも、番組が伝えたのは、

関節リウマチを発症から6ヵ月以内という超早期で見つけ、なおかつ、最近出てきた薬である生物学的製剤という注射でサイトカインの増加を抑えられた場合、症状が悪化する前に進行を止められる可能性が出てきたということ。


ここにはいくつもの、条件があるのです。

番組でもそれについて触れていたわけですが、ちゃんと見てくれるかどうかは、視聴者次第の部分があります。


条件を抜き出せば、

(1) エコー検査などで、超早期に見つける。
(2) サイトカインの嵐を抑えるような治療を開始する。
(3) なおかつ、薬が効くこと。

などがあるのではないかと思います。


そして、それが効いたとしても、完治したというわけではなく、悪化を抑えているといった状態。

これが、病気の症状が一時的あるいは継続的に軽減した状態という、寛解の状態なのです。


さらに、このような検査や治療法が確立する前に発症し、悪化してしまった人は、この治療法が受けられるわけではない。

番組が伝えたように、全身の激痛に悩まされたり、骨が変形したり、家事や日常生活にも、たいへんな苦労をすることになります。

なので最後に、メッセージのようなVTRを加えたのでしょう。

不理解は患者さんをいたたまれない気持ちにするし、逆に、ちょっとした気遣いが、心を救ってくれると。





実は、このような「条件無視」は、いたるところにあるのではないでしょうか。

当たり前ですが、条件が変われば、結果が変わります。

にもかかわらず、条件が注目されず、同じだと勘違いされてしまう。


場合場合で結果が変わるということ、置かれた条件でいろんなことが変わること、そういうのが忘れられがちなのかもしれません。




tag : ためしてガッテン 腰痛・関節痛 リウマチ





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関節リウマチを超早期発見! サイトカインの嵐を抑えろ/ためしてガッテン

治らないと言われていたリウマチが寛解するって、本当?

サイトカインの嵐と早期発見の関係は?

カギを握るのは、6ヵ月だ。

生物学的製剤とは?

グーパー運動で、指が動くようになる?



今日のテーマは、リウマチ(リュウマチ、リューマチ)です。

ある日突然、手足に激痛が走るのだという。

埼玉県に住む47歳の女性は、リウマチのために手の指(の骨)が変形してしまいました。

腕を伸ばしたり、屈んだりするだけで、関節を針で刺すような痛みに襲われるという。

夜中に目が覚めてしまうため、普通に寝ることもできません。


2007年7月に、ガッテンでは「あなたを襲うリウマチ 患者100万人の真実」を放送。

関節に起こる骨の破壊、30代や40代でもかかることがある病気であること、早期発見が大事であることなどを、お伝えしました。

でも、街の人々の意識は、そんなに変わってないようです。

他人事であったり、お年寄りがなるイメージが、根強い。


でも、朗報もあります。

この5年の間に、医療が進化していたのです。

関節が壊れる前に、関節リウマチの勢いを抑えてしまう、そんな言葉が聞かれました。

リウマチで寝たきりだった人が走ってる。

これは、どういうことでしょう?



2012年12月12日放送の「ためしてガッテン」より、「関節が痛む人必見!知らぬ間にリウマチ治療が大進化」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 関節リウマチ治療を超早期発見




リウマチは治るか?


・まずは、5年前の放送の
 復習から。


・関節リウマチは、
 全身に激痛が走る。

・骨まで破壊される。

・進行を止められない。

・なので、早期発見が重要。



・でも、5年間で変わったことも
 あるという。

・ここで登場したのが、
 蝶々を持った黒子さん。
・本日の主役と書かれた
 タスキをしています。

・リウマチの症状が書かれた
 岩の上に蝶がとまると、
 何か文字が出てきました。

「寛解(かんかい)」と書かれている。

・寛解とは、完治ではないけれど、
 症状がおさまり、ほぼ普通に
 日常生活が送れる状態。

・つまり、
 絶対に治らないと言われていた
 あのリウマチの症状が
 かなり軽減するということ。




リウマチの症状


・5年前、ガッテンで紹介した
 患者さんの女性。
・両手の指、手首、ヒジ、肩も、
 1年365日、ずっと痛い。

・あまりに痛いので、
 包丁を握ることもできません。

・洗濯バサミをつまむだけで、
 激痛が走ります。

・特に難しいのが手をひねる動作で、
 そのため、ビンを開けるのに
 補助具を使う。


・私たちの関節は、
 滑膜(かつまく)という
 膜に包まれています。

・滑膜からは、関節を
 スムーズに動かすための
 潤滑液が出ている。

・関節の中を実際に見てみると、
 とっても滑らかなんですよ。

・しかし、関節リウマチになると、
 これが一変してしまいます。

・関節の中が、ビロビロ。

・激しい炎症が起きて、
 滑膜がボロボロになっちゃうんです。

・やがては骨まで破壊され、
 大きく変形してしまう。



・埼玉県に住む47歳の女性は、
 15年前に関節リウマチを
 発症した。

・手の指が変形し、
 曲がったままになってる。

・薬で何とか
 痛みを抑えているのですが、
 床に落ちた物を拾うだけで
 激痛が走ります。
・なので、
 マジックハンドを使う。

・お皿も持てないので、
 お子さんなど
 家族に助けてもらいます。

・毎日の家事が、
 もうたいへん。


・病気の始まりは31歳の時、
 肩の痛みを感じたことから。

・病院で診察してもらったところ、
 検査の結果は
 関節リウマチではないと言われた。

・4軒回ってようやく、
 早期の関節リウマチだと
 診断されました。


・ところが、
 同じ早期の関節リウマチでも、
 その後の経過がまったく
 異なる人がいます。

・こちらは、
 埼玉県に住む31歳の女性。

・全身が重くて刺さってて、
 とにかく痛かったといいます。

・ずっと寝たきりの状態になって、
 そのまま死んじゃうのかと
 思ったほどです。

・それが薬を服用すること、1年。

・今では家事も、難なくこなします。
・ジョギングだって、してるんだ。


・でも、スタートが同じなのに、
 どうして差が出たんでしょうか?




症状の差


・手のX線写真を見ても、
 47歳の女性Aさんと
 31歳の女性Bさんでは
 違いが明らか。

・47歳Aさんの指は、
 かなり曲がっています。

・31歳Bさんの指は
 まっすぐで
 異常が見当たりません。


・ちなみに女性は、
 30代40代の発症率が
 高いそう。

・患者の比率は、
 男性1に対し、女性は4。
 男1:女4 です。


・診断を受けた時の病名は、
 Aさんが早期関節リウマチ。
・Bさんも早期関節リウマチ。

・でも、この「早期」に
 秘密が隠されているといいます。



・ここで、
 関節リウマチを探せ!

・現役バリバリの医師たちが、
 関節に起きている異変を
 見破れるか実験です。


・用意したのは、3つのX線写真。

・素人には見分けがつきませんが、
 プロならどうでしょう?

・実は1枚目は、
 変形性関節症。
・これには、整形外科の先生が
 正解しました。

・2枚目は骨折で、
 これは全員が正解。

・じゃあ、3枚目が、
 関節リウマチ?

・5人中、関節リウマチだと
 答えた人は、
 整形外科のベテラン医師
 1人だけでした。

・でも、それも「?」付きで、
 ちょっと自信なさ気です。

・実はそれほど、
 診断は難しいんですね。

・X線写真に写る
 骨が破壊されはじめた部分は
 わずかなんです。

・リウマチの診断は
 画像検査だけでなく、
 問診や触診、血液検査などで、
 総合的に判断されます。




・さて、AさんとBさんの話に戻ります。

・発症ですが、
 47歳のAさんは
 最初に肩が痛くなった。
・これが、31歳の時。

・31歳のBさんは、
 手の指が痛くなりました。
・これが、30歳の時。

・関節の炎症である
 滑膜炎であったのは
 ふたりとも同じ。


・投薬ですが、Aさんは、
 抗リウマチ薬、炎症剤、
 鎮痛剤など。

・Bさんの薬は、
 抗リウマチ剤など。


・ふたりの違い、分かりましたか?

・答えは、蝶々?
・てふてふ?
・お蝶夫人?

・黒子が操る蝶々がとまったのは、
 診断された年代。

・Aさんは1998年の1月で、
 Bさんは2011年の10月でした。

・蝶々は、Bさんの日付にとまりましたよ。


・これが意味するのは、何なんでしょう?




キーワードは、超早期


・関節リウマチが
 重症化してしまうか否か、
 その運命を分ける瞬間が
 あったといいます。

・体に異常がないか
 血管の中をパトロールする
 免疫細胞

・ウイルスや細菌を見つけると、
 すかさずサイトカインという
 物質を放出。

・このサイトカインは
 いわば伝令役で、
 敵の襲来を他の免疫細胞に
 知らせてくれる。

・これによって免疫細胞が集結、
 敵であるウイルスや細菌を
 殲滅してくれるんですね。

・こうして私たちの体は、
 外敵から守られているのです。


・ところが、
 関節リウマチが発症する時は、
 違ってきます。

・いつもはきちんと
 敵を見分けていた免疫細胞が、
 自分の関節を敵だと認識。
・サイトカインを放出し、
 他の免疫細胞に呼びかけ、
 攻撃してしまうのです。
・自分の体の一部なのに。

・こうして起こるのが、
 滑膜炎なのでした。

・しかもです、
 関節はウイルスなどと違って、
 攻撃を受けても
 なくなることはありません。

・いっこうに減らないので、
 サイトカインは激増。
・まさに、サイトカインの嵐。
・大量のサイトカインが
 免疫細胞を招集し、
 関節を総攻撃させるのでした。

・こうなるともう
 破壊は滑膜だけにとどまらず、
 ついには骨まで
 やられちゃうんですね。

・こうして、骨の変形が
 起こるのでした。



・上で紹介した
 サイトカインの嵐が起きる前に
 治療を始めることが
 できるかどうか、
 これが5年前には
 分からなかったことらしい。


・黒子さんの蝶々には
 意味がありました。
・蝶々がくっついてたのは、
 日付ではなく、
 早期関節リウマチの部分だった。

・つまり、
 蝶早期関節リウマチ。
・ちょう早期関節リウマチ。
・超早期!

・バンザーイ! バンザーイ!
・昔の大喜利かっ!


・超早期に発見できると、
 元の生活に戻れるのか。


・では、超早期とは、
 どのくらい早期なんでしょう?

・Bさんの発症は、2011年の8月。
・診断されたのが2011年10月なので、
 その間は2ヵ月。

・Aさんの発症は、1996年の3月。
・診断が1998年1月ですから、
 その間が1年10ヵ月もあります。

サイトカインの嵐は、
 発症から6ヵ月
と言われています。

・超早期発見が、何より大事なのです。




治療は、生物学的製剤で


・さあ、スタジオに
 専門家の先生が来てくださいました。

・東京女子医科大学
 膠原病リウマチ痛風センター所長の
 山中寿 先生。


・さっそく聞いてみました。
・レントゲン写真だけでは
 分からないくらい
 診断が難しいのに、
 なぜ超早期発見が
 可能になったのでしょう?

・実は、検査方法も、
 新しいものが出ている。
・超音波で調べる方法も、
 あるらしい。


・骨が破壊される前の
 嵐の前兆を見つけるのが、
 超早期発見。

・Bさんは治療を開始してから、
 月に1度
 病院で診察を受けています。

・その際、行われるのが、
 超音波による画像診断。
・いわゆる、エコー検査です。

・これで、炎症を発見できる。

・そして、嵐の前兆で止められれば、
 骨の破壊は まぬがれると。


・前までは、
 早期関節リウマチの診断は、
 発症から2年まででした。

・これが2008年からは、
 6ヵ月までになった。


・さらに、
 生物学的製剤というものが
 出てきました。

・これは、サイトカインの働きを
 ピンポイントに抑える薬剤。
・注射することで、
 伝令役であるサイトカインを
 黙らせる。

・ただし、注意点があります。

・サイトカインは病気が進むと、
 量と種類が急増する。
・なので、
 その前に投薬を始めるのが、
 すごく大切になる。

・この薬は、
 病気の原因を抑えているわけでは
 ありません。
・病気の状態をよくする薬。

・なので、投薬は
 続ける場合が多いという。
・ただし、症状がよくなれば、
 休止することもある。


・気になるのは副作用ですが、
 免疫を抑える薬なので、
 ウイルスや細菌への免疫作用が
 低下することがあるそう。



・さあ、超早期に発見するために
 知っておきたいことです。

<関節リウマチのサイン>

 ・関節の腫れ。
 ・触るとブヨブヨ。
 ・朝の痛みや違和感。


・見分けるポイントは、
 手指の第2関節、第3関節、
 それと手首が、
 痛んだり腫れたりする。

・腫れている部分を
 横から押さえると
 ゴムのようにやわらかいのも
 注意。

・朝起きた時に指を動かすと、
 痛かったり
 動かしにくかったりするのも
 要注意。




・受診する場合ですが、
 今だとリウマチ科があるそう。

・もしない場合は、
 整形外科や内科へ。



・5年の間に医学は進歩し、
 リウマチは超早期発見で、
 寛解できるようになったのか!

・ありがとう、そして、
 ガッテン! ガッテン!




指の運動


・超早期発見できるようになったのは
 うれしいのですが、
 以前から治療している人たちは
 どうすればいいんだろう?

・寛解は難しいのですが、
 指は動くようになるといいます。

・その方法とは?


・東京都に住む、67歳の女性。

・15年前に、関節リウマチを発症。
・骨が変形してしまい、
 ひどい時は右手の指が
 まったく動かなかった。

・ところが今では、
 趣味のスケッチを
 再開するまでになりました。


・でも、どうやって、
 ここまで回復したんでしょうね。

・ヒントは、グーにパー?


・手が動かなくなるのは、
 悪循環からだという。

痛いから動かさない。

 ・痛いから動かさない。
   ↓
 ・血流が悪くなる。
   ↓
 ・筋肉が硬くなる。
   ↓
 ・関節が動かない。
   ↓
 ・痛いから動かさない。
   ↓
 ・以下、ループ。


・あまりに痛いので、
 骨が破壊されたと思い込んでしまう。
・なので、
 動かさなくなってしまいます。

・でも実は、
 まったく動かないのと、
 痛くて動かせないのは、
 違うんですね。

・関節が動かないからといって
 必ずしも骨破壊が起きているとは
 かぎらない。



・さあ、ここで、
 この悪循環を断ち切ってくれる
 先生が登場。

・リハビリテーション中伊豆温泉病院
 作業療法士の林正春さん。


・まずは、筋肉が硬くならないような
 運動をやっていきます。
・それによって、
 関節を動かしやすくする。


<指のグーパー運動>

・肩の高さまで、両手を上げる。

・その状態で、
 ゆっくり握って、開く。

・痛くならない程度に、
 手のひらを最大限に開いて、
 10秒 数える。

・その後、ゆっくりグーにします。
・この時、親指は外側に出す。
・この状態で、10秒 数えます。


関節リウマチ グーパー体操


・目安の回数は、
 1セット3~5回。
・できれば、
 毎日続けましょう。



・これは指を曲げる筋肉を
 ゆっくりと伸張させる運動。

・痛みが出る場合は、
 手のひらを上にして、
 ゆっくりグーパーと
 開いたり閉じたりしてもいい。



・静岡にある
 リハビリテーション中伊豆温泉病院。

・林さんはそこで、
 リウマチで固まった筋肉を
 ほぐすリハビリを指導している。

・すると、失われていた握力が
 あっという間に
 戻ってくるといいます。

・ある女性は、
 右の握力が94だったのが、
 124にまで上がりました。
・左も、58から100に
 上昇した。

(もちろん、単位はkgじゃありません)



・なるほど、
 適度に動かす方がいいわけか。

・でも、注意点もあります。
炎症や骨破壊、痛みがある場合は、
 主治医やリハビリの専門家の
 指示に従うこと





リウマチに対するご理解を


・5年前にガッテンの取材を
 受けてくれた女性。

・20年以上前から、
 関節リウマチを患っている。

・外見だけでは不自由なのが
 分からないため、
 つらいこともあったといいます。

・電車に乗っていても、
 揺れると自力で立つのが
 難しい。

・そんな時は吊革や手すりに
 つかまるのですが、
 それでも激痛が走る。

・ある日、
 手すりをゆずってもらおうと
 お願いしたところ、
 見た目では
 不自由なのが伝わらないので、
 いぶかしげな顔をされたこともある。

・心ないことを言われたことだって
 あるといいます。

・でも、その一方で、
 快く助けてもらったこともある。

・ちょっとした手助けで、
 救われることだってあります。

・何よりも、病気を理解されることが、
 救いにつながるようです。





NHK ためしてガッテン 2012年 秋号 [雑誌]




尿酸値を下げたいあなたへ


 





リウマチの特集を見る度に、驚きます。

すごく痛いし、たいへんなんですね。

症状が進むと、日々の生活にも苦労する。


指の運動ですが、痛い中でも ゆっくり動かすのは大事なのか。

ヘルニアも、似てるかな。

急性時の鋭い痛みの時は安静にし、炎症が治まった鈍い痛み、慢性時には ゆっくりと動かす方がいい。

動かさないことで筋肉が硬くなって、余計に痛くなる。


あと、表に現れないたいへんさとか、理解されないと心を挫かれる点も、ちょっと似てるかも。

あるいは、これは、病気全般にいえるのかもしれない。



[まとめ]


・サイトカインの嵐が
 滑膜に炎症を起こさせ
 関節リウマチになる。

・サイトカインが増加する
 発症から6ヵ月までに治療すると
 寛解する可能性が出てくる。

・今は、超音波検査で、
 関節の炎症が発見できる。

・サイトカインを抑えるには、
 生物学的製剤を使う。

・関節リウマチのサインは、
 関節の腫れ、
 触るとブヨブヨ、
 朝の痛みや違和感。

・手を動かさないと、
 悪循環に陥る。
・指をゆっくりと動かす運動を。





次回は、「12月じゃないとダメ! これだ! 快感防災テク」。





NHKためしてガッテン健康プレミアム4 2012年 08月号 [雑誌]




リウマチ・膠原病: 病気別治療の最先端と痛みをやわらげるポイント (最新医学がとことんわかる)






 → 「ためしてガッテン 2012年のアーカイブ 8月~12月」


 → 「ヒザの痛み リウマチ テンプラ体操/カラだのキモチ」




tag : ためしてガッテン 腰痛・関節痛 リウマチ





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「転倒とメカノレセプター、ながら力アップ体操/ためしてガッテン」

コンパスでバランス感覚が分かるって、本当?

メカノレセプターとは?

冷えとバランスの関係に、ビックリ!

上ると歩くの差で転ぶとは、どういうことでしょう。

段差が低い方が転びやすいって、本当?

ながら力アップ体操(暗唱足踏み運動、ボディータッチ運動)で、転倒防止!

冷え解消には、イナバウアー体操!




交通事故よりも、死亡人数が高いものを知ってますか?

それは、転倒事故

交通事故の死亡者は、6741人。

転倒や転落事故では、7686人にもなります。

(平成23年の資料による)


転倒というと、高齢者がなるイメージですよね。

でも、元気な人でも、たくさん転んでるんだって。

転倒や転落の死亡者数は、高齢者だけでなく、40代から急増しているのです。


段差のない何でもないような場所でも、転んでしまうことも。

さて、転倒する原因とは、何なんでしょう?

ガッテンが、転ばぬ先の杖になる…かな?



2012年12月5日放送の「ためしてガッテン」より、「40代からすでに危険! 転倒死をホントに防ぐ」からのメモ書きです。




転倒とメカノレセプター




何もないのに転んでしまう


・スタジオにも、倒れている人が。
・絵かと思ったら、書き割りだった。


・ガッテンでは今までも、
 転倒についてお送りしてきました。

・足が上がる、筋トレ。
・バランス力を鍛える方法。
・転んでも折れないよう、
 骨を鍛える方法。
・家の中をバリアフリーにする
 ポイントも、お伝えした。

・でも、どんなにお伝えしても、
 救いきれない人たちが大勢いることが
 分かってきたといいます。

・その人たちは、こう言っている。

「何で転んだか、分からない」


・そこでガッテンは考えた。

・転ぶメカニズムが分かれば、
 転ばなくできるんじゃない?



・転んでしまう原因は、
 <女性>だといいます。

・むむ、どういうこと?

・女性だから?
・それとも、女性関係?

・転びたガールの見分け方とは?




カギは、メカノレセプター


・さっそく、
 ガッテン バランス大実験だ!

・転倒防止に欠かせないバランス力を、
 片足立ちでチェックします。
・両目をつむって、
 片足立ちできる時間を測定する。


・そこに登場したのは、
 京都橘大学 准教授の崎田正博さん。
・人呼んで、
 バランス力の魔術師。

・片足立ちする前に、
 バランスがいいか悪いか
 分かるらしいですよ。


・さあ、実験開始です。

・1番目は、40代の女性。
・崎田さんの判定は、
 バランスが悪いかもしれない
 とのこと。
・片足立ちできるのは
 20秒くらいだと予想します。

・結果は、23秒でした。
・崎田さん、スゴイ。


・2番目は、20代の女性。
・崎田さんの予想は、
 バランスがいい。

・実験結果は、1分14秒でした。
・確かに、いいですね。


・3番目は、30代の女性。
・予想は、バランスよし。

・結果は、1分15秒。
・これも、なかなか。


・中に、バランス力が最悪だと
 判定された女性がいました。

・その結果は、4秒だった。


・予言がことごとく的中してますが、
 どうやって見抜いてるんだろう?


・崎田さんは他にも
 すごいことができる。

・ある20代の女性は、
 片足立ちできた時間が
 14秒でした。
・そのお友達は、5秒。

・そこで3分間、崎田さんが
 あることをしました。

・すると、
 14秒の人は25秒に、
 5秒の人は1分7秒まで
 改善されたのです。



・先生が使ったのは、コンパス。
・両端が、尖っています。

・これを、足の裏に当てる。
・その時、何センチの幅まで狭めると、
 本当は2点なのに1点なように感じるのか?

・それをチェックしていたのです。
・足の裏の敏感さを、
 調べてたんですね。


・どうも、足の裏の感覚と
 バランス感覚は
 因果関係があるみたいです。


・実は、足の裏には、
 バランス感覚にとっても
 大切なものがある。

・それが、「メカノレセプター」

・メカノレセプターとは、
 足裏の圧力を感じるセンサーのこと。
・中でも、親指や かかとに
 多いそうです。

・メカノレセプターは
 足裏にかかる圧力の情報を、
 脳に伝達する役割をします。
・それによって、
 バランスを保つことができる。


・さて、チェックする方法は
 分かりました。

・でも、先生はバランス力を
 改善させましたよね。

・実は逆に、
 2分14秒できた男性を、
 46秒にすることもできた。

・いったい、何をしたんでしょう?



・先生が使ったのは、足湯。

・40℃のお湯に足をつけたら、
 バランス力が改善したのです。

・実験でも、バランス感覚のいい人は、
 足裏の温度が高かったといいます。

・冷え症でない人と、
 冷え性の人。
・過去1年間で
 転倒の危険を感じた割合は、
 冷え性でない人と比べ
 冷え性な人は1.6倍にもなる。

女性に多い冷え症で、
 転倒は増加しているようです。
・男女ともに、
 冬は転倒に要注意!



・今週のガッテンでは、
 転倒を予防してくれる
 <手足ポカポカ体操>を
 番組の最後で紹介してくれました。




転倒事故の現場ランキング


・さて、家の中のどこで
 転倒する確率が高いと思いますか?

・予想してみてください。


 ・トイレとお風呂。
 ・階段。
 ・廊下と玄関。
 ・居室。
 ・庭。


・どこだと思います?

・これは、東京消防庁の
 転倒事故の現場ランキングを
 参考にさせてもらっています。


・ゲストの中村玉緒さんが
 選んだのは、お風呂。
・ガダルカナルタカさんは、
 段差があるということで、
 玄関を選んだ。
・山瀬まみさんは、階段。

・さあ、答えはどこだ?


・正解は、こうでした。


・トイレとお風呂:1.7%
・階段:8.6%
・廊下と玄関:7.2%
・居室:63.8%
・庭:3.1%

・一番多いのは、居室。


・居間などは
 一番平らなように思いますが、
 どうして転倒率が高いんだろう?

・さあ、居間わしい事件の
 足取り捜査開始だ!




転倒警察24時


・1人目の被害者は、
 56歳の主婦。
・3年前に自宅で
 転倒したといいます。

・ご本人によると、
 カーペットに
 足がつっかかったという。

・特に段差はないのですが、
 どういうことだろう?

・コナンくん、呼ぶ?


・2人目の被害者は、
 51歳の主婦。

・事故現場は、
 居間の扇風機の近くです。
・段差はなく、コードがあるくらい。

・本人は、何で転んだのか
 分からないという。


・さあ、犯人は誰だ?

・まさか、黒の組織?



・真犯人は、「○○いた」。

・別にいた?
・爪にいた?

・それとも蒲鉾(かまぼこ)いた?


・つまずきの謎を解明するため、
 高尾山を訪れました。

・注目するのは、
 登山客の足元です。


・まずは、中腹にある
 高さ12センチの階段で
 チェックします。

・でも、結果は、問題なし。
・余裕を持って通過し、
 つまずく危険はなさそう。


・次は、山頂。
・高さ2センチの段差がありました。

・ここで張り込み開始。
・すると、犯人が分かりました。


・犯人は、「歩いた」。

・ん? んん?




犯人は歩き?


・産業技術総合研究所の協力で、
 人の歩く動作を
 細かく分析してみました。

・まずは、5センチの段差を
 歩いてもらう。

・モーションキャプチャの
 解析画像を見ると、
 足を上げて下ろす、
 足を持ち上げては
 下ろしています。

・では、2センチの段差だと
 どうでしょう?

・あら、ちょっと違うぞ。

・5センチの時は、
 足を上げて下ろしています。
・でも、2センチの時は、
 歩くような感じだ。


段差による動きの違い


・人間型ロボット HRP-4。
・この歩きを見てみましょう。

・のっしのっしと、
 大地を踏みしめるように
 歩いてますねえ。
・でも、人間本来の歩きとは
 ちょっと違う。

・では次に、
 動力がないロボットを見てみる。
・下の台が動く、
 受動歩行ロボット BlueBiped。

・こちらは人間のような
 動きをしています。





・足を蹴り出してから戻るという
 自然な動きが再現されていますね。


・人間の足も、同じような感じ。

・地面を蹴った足が、ちょっと上がる。
・すると足の重みがかかって、
 上げた足が自然と前に出ます。

・まるで、振り子のような動き。


振り子歩き


・そしてこの、
 足先が一番低くなる時が、
 つまずく時なのでした。


・つまり、
 5センチの時には上っていて、
 2センチの時には歩いている。

・この差があったのです。

「上る」と「歩く」の境目は
 およそ3センチ
だといいます。


・でも、同じ1センチの高さでも、
 つまずく時と つまずかない時が
 ありますよね。

・この違いは、なんじゃらほい?

・あと、つまずく人と
 つまずかない人がいるのは、
 どうしてなんだろう?




ながらがヤバイ


・扇風機の近くで転んだ女性。
・なぜ、わずかな厚みしかない
 コードが原因になったのでしょう?


・まずは若い人に、
 段差のない平面を
 歩いてもらいました。

・それを、モーションキャプチャで
 記録する。

・転んだ女性にも、
 同じようにしてもらいました。


・すると、違いが分かりました。

・産業技術総合研究所の
 小林吉之さんがそれを指摘。

・実は何度か測定するうちに、
 足の高さが一番低い位置で
 床まで2ミリになってたんですね。

・しかも、上がったり下がったり
 しているみたいです。
・足の高さに、バラつきがある。


・実はこれにも、
 メカノレセプターが関係している。

・メカノレセプターは
 足裏だけでなく
 全身にあります。
・関節の角度や
 筋肉の収縮などの情報を
 脳に伝えているのです。


・目を閉じて、
 右の人差し指と
 左の人差し指を
 合うようにしてみてください。

・これも、メカノレセプターの
 働きなんだって。


・転んだ女性はどうも、
 ブレが出ていたようです。

・そしてこれ、
 年齢も1つの要因ではあるものの
 それだけではないという。

・冷えと加齢以外にも、
 もう1つあるらしい。



・カーペットで転んだ女性。

・あの時、まず、
 テレビに気を取られていた。
・そして、何か持ってましたね。

・実は、歩きながら、
 布巾でテーブルを拭こうと
 思っていた。


・こんな実験があります。

・若い人に、
 簡単な計算をしながら
 歩いてもらいました。

・すると、
 歩行時の足の高さに
 変化が出た。

・普通の時17ミリだったのが、
 計算しながらだと
 12ミリまで低下しました。


・実は、ながらの状態が、
 足を知らず知らずのうちに
 低くしてしまう
のです。

・電話で話しながらとかも、
 ヤバそうですね。


・とはいえ、「何かしながら」を
 やめるのも難しそう。

・どうすれば、いいんだろう?


・その対策とは、「片づける」


・専門家が指摘する
 家の中で危ないものは、
 こんな感じ。

 ・ティッシュの箱。
 ・子どものオモチャ。
 ・スーパーのレジ袋。
 ・雑誌。
 ・テレビやリモコン。
 ・新聞やチラシ。
 ・洗濯物。
 ・コード。
 ・部分敷きのカーペット。



・コードは、歩くところに
 這わせない。
・カーペットも、通るところに
 部分敷きをしない。

・床はできるだけ、片づける。


・高齢者の方は、
 手近な場所に物を置きがち
 だといいます。
・なので、要注意。



・人間は高さを意識しない時、
 上らないで歩いている。
・まるで振り子のように、歩く。

・なので、片づけることで、
 安全を確保!

・ガッテン! ガッテン!




ながら力アップ体操


・ある体操のありなしで、
 65歳以上の転倒率に
 差が出るといいます。

・半年間やることで
 転倒率が1/5に減少した。



・京都大学 大学院 医学研究科
 助教の山田実さん。

・山田さんによると、
 元気な人でも非常にたくさん
 転んでいるといいます。

・そこで、筋力以外に何か、
 転ぶ理由があるはずだと思った。


・そこで生まれたのが、
 「ながら力アップ体操」。

・さあ、スタジオに先生が登場。
・京都大学 大学院 医学研究科
 行武大毅さんです。


・ここで注意点が。
・これは誰でもできる体操ですが、
 健康に不安のある方は、
 医師と相談の上 行ってください。



<<ながら力アップ体操>>


<暗唱足踏み運動>

・イスに座って、足踏みします。
・手と足を、
 できるだけ速く動かす。

・5秒間の間、
 できるだけ速く、足踏み。


・次は出されたお題、
 テーマにそって、
 できるだけ多くの
 言葉をたくさん言います。

・例えば魚の名前なら、
 マグロ、サケ、サンマとか。
・これを、速く足踏みしながら
 行う。
・時間は、5秒です。


・テーマの例は、
 魚の名前、動物の名前、
 野菜の名前、赤いものなど。

・目安の回数は、
 1日に5秒間を 5~10回行う。



<ボディータッチ運動>
 
・体の各部位に
 番号をふっていきます。

 ・右肩は1番。
 ・左肩は2番。
 ・右腰は3番。
 ・左腰は4番。
 ・頭は5番。
 ・お腹は6番。

・まずは、リズムにのって足踏み。

・数字を2つ言われたら、
 番号の箇所にタッチします。


・例えば、1、2で、
 右肩、左肩とタッチする。

・慣れるまでは、
 1番から4番まででもいい。



・できれば、3~6ヵ月ほど続けると、
 効果が期待できる。




イナバウアー体操


・バランス力アップには、
 ガッテン流イナバウアー体操。


<ガッテン流イナバウアー体操>

・背もたれのあるイスに座るか、
 丸めた布団などによりかかる。

・その状態で、息を吸いながら、
 大きく背中を反らします。

・そして、息を吐きながら、
 姿勢を戻す。

・この時、上半身に合わせて、
 つま先を上げたり下げたりすると
 より効果的です。

・冷えを感じたら、10回ほど
 行ってくださいね。



ガッテン流イナバウアー体操


・バランス力をアップして、
 全身の血流をよくしてくれます。

・これで、冷え解消。
・手足がポカポカ。





NHK ためしてガッテン 2012年 秋号 [雑誌]




ココカラボが教える 中高年のためのステッププラス・エクササイズ ~100歳まで転ばない! 頭と体の楽しい体操~


 





転倒って、多いんですね。

そういえば確かに、よくつまずくようになったなあ。

てっきり、ヘルニアのせいかと思ってた。


転倒防止に片づけとは、さらに意外だった。

ちょっとのことで、つまづくもんなあ。

大事になる前に、片づけるか。



[まとめ]


・足裏のセンサーである
 メカノレセプターと
 バランス感覚は関係する。

・冷え症になると、
 転倒のリスクが高まる。

・高い段差だと、
 足を持ち上げるので転ばない。
・低い段差だと、
 歩く動作のままなので
 転びやすい。
・「上る」と「歩く」の境目は
 およそ3センチ。

・ながらの状態が、
 足の高さを低くして
 転びやすくする。
・転ばないためには、
 片づけること。

・転倒率を下げるには、
 ながら力アップ体操。





次回は、「関節が痛む人必見! 知らぬ間にリウマチ治療が大進化」。





NHKためしてガッテン健康プレミアム4 2012年 08月号 [雑誌]




転倒予防の簡単筋トレ―脚を鍛えて若返る! (別冊NHKきょうの健康)






 → 「ためしてガッテン 2012年のアーカイブ 8月~12月」




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