「活性酸素は万病のもと?/カラダのキモチ」
人間ドックの受診者で異常なしと診断される人は減り続けて、近年では、10% 以下なのだそう。
それだけ健康に問題のある人が、増えている。
健康悪化の原因は、何なんでしょう?
健康を脅かす原因の1つは、“活性酸素”だと考えられているそうです。
でも、活性酸素って、何?
“がん”“動脈硬化”“心筋梗塞”などの病気の原因(の一部)を作り出すのも、活性酸素だといいます。
5月23日放送の「カダラのキモチ」では、「あなたに忍び寄る恐怖! 活性酸素対策マニュアル」と題して、活性酸素の発生から影響までを、紹介してくれました。

□ 活性酸素と病気の関係
そもそも、なぜ活性酸素が病気を引き起こすのでしょう?
活性酸素は、細胞に傷をつけたり、細胞の機能を低下させたりするらしい。
また、場合によっては、細胞の数を減らすことも。
番組によれば、炎症、発ガン、花粉症、動脈硬化、メタボリック症候群、ありとあらゆる病気に、活性酸素が何らかの形で関わっているのだそう。
活性酸素が増える → 細胞が破壊される → 機能低下が生じる
こんな連鎖が。
□ 活性酸素と老化
年齢を重ねるにつれ、人の細胞の数は減っていきます。
肝臓を例にとると、30歳と80歳では、細胞の数は約6割減るのだそう。
(30歳で、重さ:1.5kg、細胞の数:2500億個。80歳で、重さ:1.0kg、細胞の数:1500億個)
老化の原因は、細胞数が減ること。
通常、その減少のスピードはゆるやかですが、活性酸素が増えると、細胞の総数が一気に減ってしまう。老化を早めることに。
□ 活性酸素のメカニズム
活性酸素とは何か?
我々は呼吸する時に酸素をとって、それを身体のエネルギーにかえている。
その身体の中で、酸素が変化したものが、活性酸素だといいます。
では、なぜ、変化するんでしょう?
活性酸素は、エネルギーを作っている“ミトコンドリア”という場所で、作られるらしい。
身体を構成する細胞の中にある、ミトコンドリア。身体のエネルギーを作り出すこの小さな器官で、活性酸素は生まれます。
呼吸で取り込んだ酸素は、細胞内のミトコンドリアで、エネルギーを生み出します。
この活動エネルギーは電気なんですが、放電してしまう場合がある。
電気エネルギーが、電子となって放出されてしまう。
その時、酸素と1つの電子が結びついたものが、活性酸素。
そして、この1つの電子というところが、問題になる。
電子は、ペア(2個)で安定します。
逆に、1個だと不安定になる。
不安定だから、よその電子をとったりする。
健全な細胞から活性酸素が電子を奪う状態のことを、“酸化”といいます。
さらに、電子を奪われた細胞は、電子が1つになり不安定化するので、別の細胞から電子を奪おうとする。
このような連鎖が続き、細胞は次々に酸化することになります。
そして、最後には細胞が死滅してしまう。
(まるで、1人のゾンビが次のゾンビをつくり、どんどん増えていくみたい)
細胞内に発生した活性酸素は、その細胞を死滅させる。
そして、細胞が死滅する部位により、いろんな病気につながってしまう。
□ 活性酸素は、必要でもある
おそろしい活性酸素ですが、なくてはならないものでもあるらしい。
人間は、活性酸素なしでは、生きていけないそうです。
活性酸素は、細胞の働きを調整したり、外部から侵入したウイルスや異物を攻撃し身体を守る働きがある。
活性酸素は必要なもの。しかし、増えすぎると危険で、いろんな病気の原因になる。
そんな二面性があるようです。
(外敵から守ってくれる頼もしい存在なのですが、必要以上に増えすぎると、普通の者まで攻撃してしまう)
活性酸素が細胞のDNAを攻撃し続けると、突然変異で、がん細胞になるのだそう。
また、活性酸素が悪玉コレステロール(LDL)を酸化させてできた酸化LDL が血栓を作り、動脈硬化になることも。
シミも、関係しているのだとか。
紫外線が細胞の中で活性酸素を作り、それがたんぱく質や脂質を酸化させ、シミを作る。
また、喫煙によって活性酸素が増加し、ビタミンCを壊して、シミの原因になることも。
何より、活性酸素は細胞数を減少させ、身体全体の機能低下を引き起こします。つまり、老化が促進される。
このように、活性酸素は、猛毒でもある。なので、身体には、細胞の中に活性酸素を消去するシステムが備わっています。
活性酸素による酸化を防ぐ能力のことを、“抗酸化能力”と言います。
この能力の差によって、活性酸素が増えやすくなったり、ならなかったりするそう。
□ 活性酸素はどんな時に増える
活性酸素は、どのようにしたら増えるのでしょう?
酸素をたくさんとると、増えるのだそうです。
実験で高濃度の酸素を吸ってみると、尿の中の活性酸素は、倍以上に増えていました。
活性酸素が増えるには、他の要因もあって、生活習慣によっても増加する。
・喫煙
・大食い
・ストレス
[喫煙]
タバコに含まれる有害物質が、活性酸素を作る原因に。
タバコを吸うと、煙に含まれている有害物質が肺の細胞に付着します。それを除去しようと白血球が多くの活性酸素を作り出すのです。
[大食い]
多くの食べ物を消化・吸収するためには、たくさんのエネルギーが必要とされる。そのため、より多くの電子が放出され、活性酸素が増えるのだそう。
また、過度の飲酒も、活性酸素を増やします。
[ストレス]
ストレスを感じると、これに対抗するために副腎皮質ホルモンが分泌されます。この分泌と分解の過程で、活性酸素が発生するそうです。
上で書いたように、人間には、抗酸化能力が備わっています。
だから、ある程度は、処理される。
しかし、慢性的に活性酸素が増えるようなことをしていると、それに抗酸化能力が追いつきません。
喫煙、大食い、ストレス、これらが慢性的に続くと、どうしても処理が追いつかないようです。
□ 抗酸化能力を上げる
栄養で、抗酸化能力を上げることができるそうです。
活性酸素を減らすものとして、ビタミンA 、C 、E 、植物に含まれるポリフェノールが、注目を集めているらしい。
また、睡眠不足も活性酸素を増やす要因になるそうですから、十分な睡眠もお忘れなく。
十分な栄養と睡眠、適度な運動。規則正しい生活が大切なようです…
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
□
名前はよく聞く活性酸素ですが、こういうものだったんですね。
ないと困るけど、ありすぎても困る。
そして最近のライフスタイルは、どうも、活性酸素を増やすような傾向があるようです。
それが様々な病気につながっている面も、あるのかもしれません。
それはともかく、すべてに通じるのは、やはり、規則正しい生活のようですね。
栄養、睡眠、適度な運動。
喫煙は控え、紫外線に気をつける。
暴飲暴食に注意。
活性酸素だけでなく、いろんなことに関係するなぁ…
それだけ健康に問題のある人が、増えている。
健康悪化の原因は、何なんでしょう?
健康を脅かす原因の1つは、“活性酸素”だと考えられているそうです。
でも、活性酸素って、何?
“がん”“動脈硬化”“心筋梗塞”などの病気の原因(の一部)を作り出すのも、活性酸素だといいます。
5月23日放送の「カダラのキモチ」では、「あなたに忍び寄る恐怖! 活性酸素対策マニュアル」と題して、活性酸素の発生から影響までを、紹介してくれました。

□ 活性酸素と病気の関係
そもそも、なぜ活性酸素が病気を引き起こすのでしょう?
活性酸素は、細胞に傷をつけたり、細胞の機能を低下させたりするらしい。
また、場合によっては、細胞の数を減らすことも。
番組によれば、炎症、発ガン、花粉症、動脈硬化、メタボリック症候群、ありとあらゆる病気に、活性酸素が何らかの形で関わっているのだそう。
活性酸素が増える → 細胞が破壊される → 機能低下が生じる
こんな連鎖が。
□ 活性酸素と老化
年齢を重ねるにつれ、人の細胞の数は減っていきます。
肝臓を例にとると、30歳と80歳では、細胞の数は約6割減るのだそう。
(30歳で、重さ:1.5kg、細胞の数:2500億個。80歳で、重さ:1.0kg、細胞の数:1500億個)
老化の原因は、細胞数が減ること。
通常、その減少のスピードはゆるやかですが、活性酸素が増えると、細胞の総数が一気に減ってしまう。老化を早めることに。
□ 活性酸素のメカニズム
活性酸素とは何か?
我々は呼吸する時に酸素をとって、それを身体のエネルギーにかえている。
その身体の中で、酸素が変化したものが、活性酸素だといいます。
では、なぜ、変化するんでしょう?
活性酸素は、エネルギーを作っている“ミトコンドリア”という場所で、作られるらしい。
身体を構成する細胞の中にある、ミトコンドリア。身体のエネルギーを作り出すこの小さな器官で、活性酸素は生まれます。
呼吸で取り込んだ酸素は、細胞内のミトコンドリアで、エネルギーを生み出します。
この活動エネルギーは電気なんですが、放電してしまう場合がある。
電気エネルギーが、電子となって放出されてしまう。
その時、酸素と1つの電子が結びついたものが、活性酸素。
そして、この1つの電子というところが、問題になる。
電子は、ペア(2個)で安定します。
逆に、1個だと不安定になる。
不安定だから、よその電子をとったりする。
健全な細胞から活性酸素が電子を奪う状態のことを、“酸化”といいます。
さらに、電子を奪われた細胞は、電子が1つになり不安定化するので、別の細胞から電子を奪おうとする。
このような連鎖が続き、細胞は次々に酸化することになります。
そして、最後には細胞が死滅してしまう。
(まるで、1人のゾンビが次のゾンビをつくり、どんどん増えていくみたい)
細胞内に発生した活性酸素は、その細胞を死滅させる。
そして、細胞が死滅する部位により、いろんな病気につながってしまう。
□ 活性酸素は、必要でもある
おそろしい活性酸素ですが、なくてはならないものでもあるらしい。
人間は、活性酸素なしでは、生きていけないそうです。
活性酸素は、細胞の働きを調整したり、外部から侵入したウイルスや異物を攻撃し身体を守る働きがある。
活性酸素は必要なもの。しかし、増えすぎると危険で、いろんな病気の原因になる。
そんな二面性があるようです。
(外敵から守ってくれる頼もしい存在なのですが、必要以上に増えすぎると、普通の者まで攻撃してしまう)
活性酸素が細胞のDNAを攻撃し続けると、突然変異で、がん細胞になるのだそう。
また、活性酸素が悪玉コレステロール(LDL)を酸化させてできた酸化LDL が血栓を作り、動脈硬化になることも。
シミも、関係しているのだとか。
紫外線が細胞の中で活性酸素を作り、それがたんぱく質や脂質を酸化させ、シミを作る。
また、喫煙によって活性酸素が増加し、ビタミンCを壊して、シミの原因になることも。
何より、活性酸素は細胞数を減少させ、身体全体の機能低下を引き起こします。つまり、老化が促進される。
このように、活性酸素は、猛毒でもある。なので、身体には、細胞の中に活性酸素を消去するシステムが備わっています。
活性酸素による酸化を防ぐ能力のことを、“抗酸化能力”と言います。
この能力の差によって、活性酸素が増えやすくなったり、ならなかったりするそう。
□ 活性酸素はどんな時に増える
活性酸素は、どのようにしたら増えるのでしょう?
酸素をたくさんとると、増えるのだそうです。
実験で高濃度の酸素を吸ってみると、尿の中の活性酸素は、倍以上に増えていました。
活性酸素が増えるには、他の要因もあって、生活習慣によっても増加する。
・喫煙
・大食い
・ストレス
[喫煙]
タバコに含まれる有害物質が、活性酸素を作る原因に。
タバコを吸うと、煙に含まれている有害物質が肺の細胞に付着します。それを除去しようと白血球が多くの活性酸素を作り出すのです。
[大食い]
多くの食べ物を消化・吸収するためには、たくさんのエネルギーが必要とされる。そのため、より多くの電子が放出され、活性酸素が増えるのだそう。
また、過度の飲酒も、活性酸素を増やします。
[ストレス]
ストレスを感じると、これに対抗するために副腎皮質ホルモンが分泌されます。この分泌と分解の過程で、活性酸素が発生するそうです。
上で書いたように、人間には、抗酸化能力が備わっています。
だから、ある程度は、処理される。
しかし、慢性的に活性酸素が増えるようなことをしていると、それに抗酸化能力が追いつきません。
喫煙、大食い、ストレス、これらが慢性的に続くと、どうしても処理が追いつかないようです。
□ 抗酸化能力を上げる
栄養で、抗酸化能力を上げることができるそうです。
活性酸素を減らすものとして、ビタミンA 、C 、E 、植物に含まれるポリフェノールが、注目を集めているらしい。
また、睡眠不足も活性酸素を増やす要因になるそうですから、十分な睡眠もお忘れなく。
十分な栄養と睡眠、適度な運動。規則正しい生活が大切なようです…
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
□
名前はよく聞く活性酸素ですが、こういうものだったんですね。
ないと困るけど、ありすぎても困る。
そして最近のライフスタイルは、どうも、活性酸素を増やすような傾向があるようです。
それが様々な病気につながっている面も、あるのかもしれません。
それはともかく、すべてに通じるのは、やはり、規則正しい生活のようですね。
栄養、睡眠、適度な運動。
喫煙は控え、紫外線に気をつける。
暴飲暴食に注意。
活性酸素だけでなく、いろんなことに関係するなぁ…



「ロコモティブシンドローム/カラダのキモチ」
最近耳にするようになった、“ロコモ”という言葉。
これは“ロコモティブシンドローム”の略です。
日本語では、“運動器機能低下症候群”。
“ロコモティブ”とは、医学関係では、骨や筋肉、関節などをさします。本来の意味は、「原動力」や「強力な推進力」という意味。
ロコモティブシンドロームとは、運動器の機能が衰えて、要介護や寝たきりになった状態。あるいは、そのリスクが高くなっている状態をいいます。
人間が動くのに必要な、骨や関節、筋肉に障害が生じ、動けなくなる可能性が高まった状態。
ロコモの推定患者数は、約4700万人だといわれています。
ロコモは、人類の宿命なの?
直立歩行・二足歩行との意外な関係は?
5月16日放送の「カダラのキモチ」では、「歩けなくなるその前に! 脱ロコモティブ宣言」と題して、ロコモティブシンドロームについて紹介してくれていました。

□ ロコモ危険度チェック
[1] 片脚立ちで靴下が履けない
[2] 家の中で、つまづいたり、滑ったりする
[3] 横断歩道を、青信号で渡りきれない
[4] 階段を上がるのに、手すりが必要
[5] 15分くらい続けて歩けない
[6] 2kg 程度の買物をして、持ち帰るのが困難である
[7] 家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が、困難である
何個ありました?
このうち、1個でも当てはまると、ロコモの可能性が。
□ なぜ、ロコモになるの?
そもそも、なぜ人は、ロコモになるのでしょう?
骨折の原因となる骨粗しょう症、膝の変性疾患による軟骨の損傷、背中の椎間板の損傷、これらの運動器の疾患が、本人に自覚症状がなくても、検査で見つかるケースが多いのだそうです。
ロコモは、運動器の生活習慣病で、メタボリックシンドロームとは対になるものです。
メタボは、内臓脂肪の蓄積により、糖尿病や高血圧、高脂血症になる。それにより、動脈硬化になるリスクが高まります。
ロコモは、加齢や運動不足などにより、骨や関節、筋肉などに障害が生じ、歩行機能が低下した状態。それにより、要介護や寝たきりになるリスクが高まる。
もともと4足歩行だった人類は、直立歩行するようになったため、不安定な骨格を、筋肉と靭帯で支えねばならないようになってしまいました。
したがって、筋肉が衰えると、姿勢が維持できなくなってしまう。また、骨が弱れば、骨折してしまうし、関節が痛むと、歩行に困難をきたすようになる。
何気ない日常生活でも、我々は、骨や関節、筋肉などに、負担をかけています。
さらに、加齢によって各部位が弱ってきたり、運動不足により、弱ったりする。
長年の負担の蓄積と、加齢や運動不足などによる劣化、直立歩行する人類とロコモは、切っても切れないものに。
□ なぜ、今になって、ロコモが注目されるように?
ロコモが注目されるようになったのは、ごく最近ですよね。
これは、なぜでしょう?
整形外科で手術を受ける人は、50代を境に増えるのだそうです。
戦後、平均寿命が50代だった頃は、足腰が元気なうちに寿命を迎えていました。
だから、ロコモが騒がれることもなかった。
でも、最近は、医療の発達などにより、現代の平均寿命は80代になった。
つまり、現代では、骨や関節、筋肉などの耐用年数が、寿命に追いつかなくなっているんですね。
最近の調査によると、自覚症状のあるなしに関わらず、50歳以上の方の半数以上に、関節の変性が見られるのだそう。
因みに、腰椎の変性は、男性で83.1% 、女性で67.6% 、
膝関節の変性は、男性で44.1% 、女性で65.4% 、
なのだそう。
□ ロコモの予防
ロコモの予防には、
・運動器に疾患があると思われる場合、病院で受診する。
・若い頃から運動習慣を身につける。
ということが、大切なようです。
骨や関節、筋肉に不安があれば、早いうちに専門家に相談し、対処する。
問題がなくても、老化を防ぐような運動習慣を身につける。
□ ロコモ対策トレーニング
[1] 片脚立ち
片脚を、少し浮かせる。
左右1分間ずつ、1日3回を目安に。
バランスがとれない時は、机などにつかまって行なう。
続けているうちに、バランスがアップしてきます。
[2] スクワット
肩幅より少し大きく脚を開き、足先を30度、外に向けます。
膝がつま先より前に出ないように注意しながら、ゆっくり腰を下ろす。
不安な人は、物につかまってもOK 。
ポイントは、6秒かけて、ゆっくり下ろし、6秒かけて、ゆっくり元に戻すこと。
これを1日3回、6セット行なう。
スクワットがむつかしい時は、イスに座って、立ち上がる運動を。
ともかく、適度な運動をすることが、大切です。
ラジオ体操やウォーキング、ストレッチやヨガ、卓球など、自分自身が楽しくやれるものを…
[参考サイト]
「日本ロコモティブシンドローム研究会」より
ロコモって何?
ロコチェック
ロコモーショントレーニング(ロコトレ)
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
□
すでに腰に病気を抱えているので、ロコモなのかな?
確かにたまに、動けなくなります。
ただ、骨や疾患を抱えていると、運動って、むつかしいんですよね。
やらなくても衰えるし、やりすぎても痛める。
ほどよくやらねばならないのですが、それがむつかしかったりします。
また、若い頃の感覚を持っていたりするので、身体の実年齢にみあう運動が、よく分からなかったりする。
ダイエットでも、運動でもそうですが、必要な分だけ、ほどよく、ずっとやることが、大切なようですね…
これは“ロコモティブシンドローム”の略です。
日本語では、“運動器機能低下症候群”。
“ロコモティブ”とは、医学関係では、骨や筋肉、関節などをさします。本来の意味は、「原動力」や「強力な推進力」という意味。
ロコモティブシンドロームとは、運動器の機能が衰えて、要介護や寝たきりになった状態。あるいは、そのリスクが高くなっている状態をいいます。
人間が動くのに必要な、骨や関節、筋肉に障害が生じ、動けなくなる可能性が高まった状態。
ロコモの推定患者数は、約4700万人だといわれています。
ロコモは、人類の宿命なの?
直立歩行・二足歩行との意外な関係は?
5月16日放送の「カダラのキモチ」では、「歩けなくなるその前に! 脱ロコモティブ宣言」と題して、ロコモティブシンドロームについて紹介してくれていました。

□ ロコモ危険度チェック
[1] 片脚立ちで靴下が履けない
[2] 家の中で、つまづいたり、滑ったりする
[3] 横断歩道を、青信号で渡りきれない
[4] 階段を上がるのに、手すりが必要
[5] 15分くらい続けて歩けない
[6] 2kg 程度の買物をして、持ち帰るのが困難である
[7] 家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が、困難である
何個ありました?
このうち、1個でも当てはまると、ロコモの可能性が。
□ なぜ、ロコモになるの?
そもそも、なぜ人は、ロコモになるのでしょう?
骨折の原因となる骨粗しょう症、膝の変性疾患による軟骨の損傷、背中の椎間板の損傷、これらの運動器の疾患が、本人に自覚症状がなくても、検査で見つかるケースが多いのだそうです。
ロコモは、運動器の生活習慣病で、メタボリックシンドロームとは対になるものです。
メタボは、内臓脂肪の蓄積により、糖尿病や高血圧、高脂血症になる。それにより、動脈硬化になるリスクが高まります。
ロコモは、加齢や運動不足などにより、骨や関節、筋肉などに障害が生じ、歩行機能が低下した状態。それにより、要介護や寝たきりになるリスクが高まる。
もともと4足歩行だった人類は、直立歩行するようになったため、不安定な骨格を、筋肉と靭帯で支えねばならないようになってしまいました。
したがって、筋肉が衰えると、姿勢が維持できなくなってしまう。また、骨が弱れば、骨折してしまうし、関節が痛むと、歩行に困難をきたすようになる。
何気ない日常生活でも、我々は、骨や関節、筋肉などに、負担をかけています。
さらに、加齢によって各部位が弱ってきたり、運動不足により、弱ったりする。
長年の負担の蓄積と、加齢や運動不足などによる劣化、直立歩行する人類とロコモは、切っても切れないものに。
□ なぜ、今になって、ロコモが注目されるように?
ロコモが注目されるようになったのは、ごく最近ですよね。
これは、なぜでしょう?
整形外科で手術を受ける人は、50代を境に増えるのだそうです。
戦後、平均寿命が50代だった頃は、足腰が元気なうちに寿命を迎えていました。
だから、ロコモが騒がれることもなかった。
でも、最近は、医療の発達などにより、現代の平均寿命は80代になった。
つまり、現代では、骨や関節、筋肉などの耐用年数が、寿命に追いつかなくなっているんですね。
最近の調査によると、自覚症状のあるなしに関わらず、50歳以上の方の半数以上に、関節の変性が見られるのだそう。
因みに、腰椎の変性は、男性で83.1% 、女性で67.6% 、
膝関節の変性は、男性で44.1% 、女性で65.4% 、
なのだそう。
□ ロコモの予防
ロコモの予防には、
・運動器に疾患があると思われる場合、病院で受診する。
・若い頃から運動習慣を身につける。
ということが、大切なようです。
骨や関節、筋肉に不安があれば、早いうちに専門家に相談し、対処する。
問題がなくても、老化を防ぐような運動習慣を身につける。
□ ロコモ対策トレーニング
[1] 片脚立ち
片脚を、少し浮かせる。
左右1分間ずつ、1日3回を目安に。
バランスがとれない時は、机などにつかまって行なう。
続けているうちに、バランスがアップしてきます。
[2] スクワット
肩幅より少し大きく脚を開き、足先を30度、外に向けます。
膝がつま先より前に出ないように注意しながら、ゆっくり腰を下ろす。
不安な人は、物につかまってもOK 。
ポイントは、6秒かけて、ゆっくり下ろし、6秒かけて、ゆっくり元に戻すこと。
これを1日3回、6セット行なう。
スクワットがむつかしい時は、イスに座って、立ち上がる運動を。
ともかく、適度な運動をすることが、大切です。
ラジオ体操やウォーキング、ストレッチやヨガ、卓球など、自分自身が楽しくやれるものを…
[参考サイト]
「日本ロコモティブシンドローム研究会」より
ロコモって何?
ロコチェック
ロコモーショントレーニング(ロコトレ)
→ 「カラダのキモチ 最終回と目次」
□
すでに腰に病気を抱えているので、ロコモなのかな?
確かにたまに、動けなくなります。
ただ、骨や疾患を抱えていると、運動って、むつかしいんですよね。
やらなくても衰えるし、やりすぎても痛める。
ほどよくやらねばならないのですが、それがむつかしかったりします。
また、若い頃の感覚を持っていたりするので、身体の実年齢にみあう運動が、よく分からなかったりする。
ダイエットでも、運動でもそうですが、必要な分だけ、ほどよく、ずっとやることが、大切なようですね…
tag : カラダのキモチ



「お寿司バトン/FC2バトン」
FC2ブログバトンの"お寿司バトン"に参加しました。


- Q1 お寿司はお箸で食べる?手で食べる?
- A1 手かな。
- Q2 好きな寿司ネタは?
- A2 うに、ハマチ、コハダなど。
- Q3 お気に入りのお寿司屋さんは?
- A3 今はないなぁ。
- Q4 まわる寿司派?まわらない寿司派?
- A4 まわらない寿司。
- Q5 最高何貫まで食べれた?
- A5 若い頃は食べ放題とかもなくて、だから、そんなには。
- Q6 スシとかくときは寿司?鮨?
- A6 寿司かな。
- Q7 カリフォルニアロールはアリ?ナシ?
- A7 否定はしない。
- Q8 ちらし寿司と握り寿司、どっちが好き?
- A8 握り♪
- Q9 ワサビは入ってるほうが嬉しい?
- A9 うれしい。
- Q10 ガリは食べる?ほっとく?
- A10 つまむ。
- Q11 なれ寿司食べたことある?
- A11 確か、無かったように思う。
- Q12 お寿司を食べる時の飲み物と言えば?
- A12 基本、お茶。たまに、ビール。



「コラーゲンに効果なし? 善玉架橋/カラダのキモチ」
美容効果をうたうCMがよく流れている、コラーゲン。
でも、コラーゲンに美肌効果がない場合もあると、専門家は言います。
それって、どういうことでしょう?
そもそも、コラーゲンが肌に影響を及ぼすメカニズムって、何?
えっ? 骨とも関係するの?
架橋って何?
5月2日放送の「カダラのキモチ」では、「仰天! こりゃーゲンジツか!? あなたの知らないコラーゲンの正体」と題して、コラーゲンについての情報を紹介してくれていました。

町の人に聞くと、鍋や手羽先などコラーゲンたっぷりの料理を食べた翌日は、お肌のハリを感じるといいます。
プルプルになったり、化粧のノリが良くなるという人も。
豚足、手羽先、フカヒレ、牛スジ、スッポン、牛もつなど、いろんな食材があります。
その中にどれくらいコラーゲンが入っているのか、番組では、その含有量を測定してみました。
その結果は、
[第3位] 牛スジ
(約63g/100g中)
[第2位] 豚足
(約72g/100g中)
[第1位] フカヒレ
(約99g/100g中)
フカヒレは、ほとんどがコラーゲンでできているようです。
このようにコラーゲンがたっぷり含まれている食材なのですが、コラーゲンの含有量が高い食べ物を食べたからといって、そのすべてが肌に来るわけではないとのこと。
それって、どういうこと?
でも、コラーゲンに美肌効果がない場合もあると、専門家は言います。
それって、どういうことでしょう?
そもそも、コラーゲンが肌に影響を及ぼすメカニズムって、何?
えっ? 骨とも関係するの?
架橋って何?
5月2日放送の「カダラのキモチ」では、「仰天! こりゃーゲンジツか!? あなたの知らないコラーゲンの正体」と題して、コラーゲンについての情報を紹介してくれていました。

町の人に聞くと、鍋や手羽先などコラーゲンたっぷりの料理を食べた翌日は、お肌のハリを感じるといいます。
プルプルになったり、化粧のノリが良くなるという人も。
豚足、手羽先、フカヒレ、牛スジ、スッポン、牛もつなど、いろんな食材があります。
その中にどれくらいコラーゲンが入っているのか、番組では、その含有量を測定してみました。
その結果は、
[第3位] 牛スジ
(約63g/100g中)
[第2位] 豚足
(約72g/100g中)
[第1位] フカヒレ
(約99g/100g中)
フカヒレは、ほとんどがコラーゲンでできているようです。
このようにコラーゲンがたっぷり含まれている食材なのですが、コラーゲンの含有量が高い食べ物を食べたからといって、そのすべてが肌に来るわけではないとのこと。
それって、どういうこと?


