左右で測れ 見逃し高血圧と末梢動脈疾患/ためしてガッテン

血圧の意外な落とし穴とは?

測り方に誤解がある?

場合によっては、命の危険につながるって、本当?

動脈硬化と石灰化の関係は?

正しい血圧の測り方は、左右2回ってどういうこと?



2013年1月9日放送の「ためしてガッテン」より、「見逃し高血圧で脳卒中!血圧に潜む落とし穴」からのメモ書きです。




左右で測れ 見逃し高血圧と末梢動脈疾患




なぜ血圧が高いとダメなのか?


・毎日、1日2回、
 血圧をチェックしていた
 男性がいます。
・数値は、
 健康そのものです。

・しか~し、脳も心臓も、
 たいへんなことになったという。
・ある日突然、
 脳卒中に襲われたのです。

・血圧が高くなかっただけに、
 ショックを受けました。

・これについて、
 東京医科大学大学院 循環器内科
 山科章 教授は、おっしゃいました。

・血圧は
 簡単に測れるように思いますが、
 測り方にかなり
 誤解があるように思っています。
・測り方によっては、
 命の危険につながるような…。


・でも、血圧測定って、
 腕をつっこんだり
 腕に巻いたり、
 そしてボタンを押すだけじゃ
 ないの? 



・そもそも、
 なぜ血圧が高いとダメなのか?

・それは、以下のような病気の
 引き金になるからです。

 ・脳出血
 ・脳梗塞
 ・心筋梗塞
 ・狭心症
 ・心肥大
 ・慢性腎臓病



・まずは、スタジオの3人に、
 血圧を測ってもらいますよ。

・家庭での血圧計による測定の場合、
 正常血圧の基準は、
 130/85(mmHg)未満です。




動物の血圧


・スタジオの外でも、
 血圧を測ってもらいます。

・題して、
 新年! 血圧はかり初め。


・協力してくださるのは、
 獣医の岩崎雅和さん。

・え? 獣医さん?


・まずはサル君の血圧だ。

・結果は、
 上が192で下が79。
・最高血圧が高いですね。


・そして次は、
 巳年ということでヘビ君。

・でも、どこで測るのさ。
・腕はないよ。
・なので、心臓の近くで
 測りました。

・結果は、
 上が140で下が122。
・これも、高血圧。


・続いても干支からで、
 ウマ君に測定させてもらう。
・測るのは、しっぽです。

・結果は、
 上が114で下が76だった。
・これは、健康な値です。


・お次は、ヒツジ君だ。

・足を心臓の高さまで
 持ち上げてもらい、
 測定します。

・結果は、
 上が162で下が149。
・高いですね。



・ここで、問題です。

・地球上の生き物で、
 最も血圧が高い動物は
 何だと思いますか?

・答えは、キリン。

・大きいうえに、
 首が長いですからね。

・キリンの血圧は、
 250だそうです。

・逆に、カエルは4しかない。




普通の測り方じゃダメなの?


・干支の血圧ですが、
 スタッフさんがついに
 竜を見つけた?

・って、高橋ジョージさん。
・ああ、THE虎舞ね。

・でも、本人は、
 戌年らしいですよ。


・さっそく、血圧測定。

・立ち会ってくれたのは、
 国際医療福祉大学の
 重松宏 教授。
・1日に900人以上の血圧を測る
 世界記録に挑んだ
 血圧測定の達人です。

・高橋さんの結果は、
 最高血圧が137で
 最低血圧が98でした。

・ちょっと高めかな。

・すると、重松先生が、
 意外な顔をしました。
・それで終わりですか?
 そう聞きます。

・先生は言った。
・その測り方だと、
 脳とか心臓とか、
 全身の血管障害を
 見落とす可能性があると。


・ええ?

・じゃあ、どんな測り方すれば
 いいんだろう?

・番組で調べたところ、
 素人での見落とし確率は
 100%だった。

・普通の測り方だと、
 見落としてしまうのか。

・まさか、首に巻くわけじゃあ
 ないでしょうね。
・試しちゃダメですよ。




血圧測定の落とし穴


・73歳の男性。
・日課は、1日2回の
 血圧測定だといいます。

・数値は、範囲内ですね。
・しかし、3年前、
 悲劇が訪れたのでした。

・突如、めまいを感じ、
 救急車で病院へ。
・脳梗塞が、発見されました。

・主治医は、重松宏 教授。
・先生は大きな原因の1つを、
 高血圧だと言った。

・あれ?
・でも、男性の血圧は、
 正常範囲内では?
・当時の血圧手帳を見ても、
 問題があるようには
 思えません。


・でも、男性の体には、
 次々と異常が見つかったという。

・MRI画像を見ると、
 心臓の上の血管が
 詰まってしまっています。

・下半身でも動脈硬化が進行し、
 血管が石灰化していた。

・体中の血管がボロボロになり、
 さらに深刻な病気を
 引き起こしかねません。


・重松先生によると、
 命に関わる血管障害は
 高血圧が大きな原因の1つだという。

・でも、男性はなぜ、
 高血圧ということになるんでしょう?

・数値は、範囲内でしたよ。




動脈硬化と石灰化


・その前に、
 血管がつまってしまう
 メカニズムを
 説明しましょう。


・血圧が高くなると、
 動脈が傷つきやすくなります。
・そして次第に、
 壁が分厚くなってゆく。

・これが進行すると、
 だんだんコブのような
 出っ張りができてくる。

・これがいわゆる、
 動脈硬化ですね。
・結果として
 血液の通り道が狭くなります。


・実は、さらに恐ろしいのは、
 このあと。

・カルシウムが傷ついた動脈に
 染み込んでしまう。
・これで、骨のように、
 カッチカチになる。

・カルシウムが沈着することで、
 動脈硬化が悪化するのです。


・男性の下腹部の画像を見ると、
 血管で石灰化が起こっています。

・この異常から先生は、
 こんな事態を引き起こすのは
 高血圧があったに違いないと
 判断されたのです。




詰りが原因?


・高血圧の見落としを防ぐ
 その方法とは
 どういうものなんでしょうか?

・重松先生は、
 ある血圧計を紹介してくれました。

・実はこの血圧計で、
 男性の血管障害を見つけたのだそう。

・普通の血圧計と
 どこが違うのかと思ったら、
 足で測り出しましたよ。


・足の血圧は今、
 医師たちの間で
 大注目なのだそうです。

・おかげで
 今まで見落としていた
 血管障害を
 発見できるようになった。



・男性は下腹部に、
 動脈硬化がありました。

・そもそも足の血圧は、
 他の部位に比べて
 高いのだという。

・他の血管が
 蛇行した川だとすると、
 足はまっすぐな
 急流なのです。

・でも、男性は、
 足の血圧が
 低くなっていました。

・その理由が、
 下腹部の動脈硬化。

・足の血管に詰りがあるため、
 足の血圧が低くなってたんですね。

詰りの手前は血圧が高くなり、
 詰りの先では血圧が低くなる

 というわけ。



・スタッフさんが、
 実験してくれました。

・右腕を、しめ縄で、
 思い切り縛り上げました。

・すると手の血流は、
 当然、低下していました。

・では、血圧はどうか?

・どんどん下がってゆきました。



・さて、話を、
 男性に戻します。

・男性はなぜ、
 正常血圧だったのでしょう?


・原因は、血管にありました。

・測定する腕につながる血管が、
 詰まってたんですね。

・そのために、その先である
 腕の血圧は
 低くなっていたのです。

・低くなっているのに
 正常値だということは、
 本当はもっと高いということ。


・腕につながる
 左鎖骨下の動脈は
 血流の負荷により、
 傷つきやすい


・いわば、人間の弱点です。

・ということは、上腕部の方は
 血圧が低くなっている可能性が
 高いといえるのです。




正しい血圧の測り方


・重松先生が
 高橋ジョージさんに指導した
 血圧の測り方は、
 左腕を測ったあとに
 右腕でも測ること
でした。


・先述の男性に、
 右腕でも測定してもらいました。

・すると、
 最高血圧が144で、
 最低血圧は79でした。

・これが左腕だと、
 最高血圧が125で、
 最低血圧は65。


高血圧治療ガイドラインにも、
 こう書かれています。

初診時には、上腕の
 血圧左右差を確認すること



・片腕だけでの測定では、
 高血圧や血管障害を
 見落としてしまう可能性が
 あるわけか。

・ガッテン! ガッテン!




末梢動脈疾患


・ガッテン大調査!

・右と左の血圧差を
 チェックします。

・結果はというと、
 10人全員に
 左右差がありました。

・すると、重松先生は、
 同時測定が一番いいと
 アドバイスをくれた。
・両手の血圧を、
 同時に測るのです。


・じゃあ、家庭だと、
 血圧計が2ついる?

・でも、2台買うのはなあ~。


・重松先生が、
 スタジオに来てくれました。

「末梢動脈疾患」という
 病気があります。

・最近分かってきたのが、
 5年以内にだいたい
 3割くらいの患者さんが
 お亡くなりになっている
 ということ。


<末梢動脈疾患の見極めポイント>

・危険の目安は、10%以上の左右差。

・測定のポイントは、
 片腕を測定後
 1~2分間リラックスすること。

・危険なタイプは、
 65歳以上の方、
 または喫煙者や
 糖尿病の方。



・このような検査ですが、
 血管外科や循環器内科などで、
 検査できる病院もある。

・手足の冷えや
 痛みの症状で診断がつけば、
 保険適用になるそうです。

・ほとんどの方は
 3割負担なので、
 1500円前後だといいます。


・さて、スタジオに、
 その検査機器が登場。
・高橋英樹さんが、
 検査してもらいます。

・右腕、左腕、右足、左足、
 計4か所で血圧を測定。

・結果は、まったく正常だった。
・いい正月になりそうです。


・こうなると家庭の血圧計を
 足に巻いて測りたくなりますが、
 これはダメ。

・足は複雑な構造で、
 血管が骨の陰に隠れている。

・なので、
 家庭用の血圧計では、
 正確に足の血圧を測るのは
 困難なのです。




左右差だけじゃない血圧差チェックの裏ワザ


・ポイントは、
 上の血圧と下の血圧の差。

・上と下の血圧差は、いわば
 血管の柔軟性を示す指標なのです。

・ところが一般に
 動脈硬化が進むと、
 下の血圧が上がってきて
 血圧差が小さくなるので、
 こうなったら要注意。

・でも、差が大きいのも
 危険だという。

・心臓近くの
 大動脈が硬くなると、
 下の血圧は下がる。

・高血圧の人で
 上と下の差が60以上の場合、
 大動脈に
 危険なコブができる病気に
 なりやすくなっている
 可能性がある。





NHK ためしてガッテン 2012-2013年 Vol.17 冬号




「血管の病気」と言われたら…―お医者さんの話がよくわかるから安心できる


 





血圧に左右差があるとは、知りませんでした。

足で測るのも、意外だったな。

高齢になるとどうしても血圧が高くなりがちですが、測り方にもいろいろあるんですね。


でも、一番いいのは、生活習慣の改善でしょうか。

血管を傷つけないような生活が、望まれるんでしょうね。


ふだん血管が見えないので気づきにくいのですが、逆に考えると、傷ついた血管が見えるようになると、改善しようという気になるのだろうか。

肌の傷とかは、敏感なわけだし。



[まとめ]


・血管の詰りの手前では
 血圧が高くなり、
 詰りの先では
 血圧が低くなる。

・さらに、左鎖骨下の動脈は
 血流の負荷により
 傷つきやすい。

・このため、血圧で
 左右差が出ることがある。
・詰りがある方の腕では、
 血圧が低く測定されてしまう。

・血圧を測る時は、
 上腕の血圧の
 左右差を確認する。

・末梢動脈疾患の見極めポイント。

・10%以上 左右差があると、
 危険。
・測定する時は、
 片腕を測った後、
 1~2分リラックスする。
・65歳以上、あるいは、
 喫煙者や糖尿病の人は
 危険なタイプ。





次回は、「歓喜! みかんワールド 裏ワザ5連発!」。





NHKためしてガッテン脱・高血圧の「超」常識 (主婦と生活生活シリーズ ガッテン「超」健康ブックス)




ナースのためのやさしくわかるモニター心電図






 → 「ためしてガッテン 2012年のアーカイブ 8月~12月」




tag : ためしてガッテン 脳卒中 高血圧




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「脳卒中 6ヵ月の壁とボツリヌス療法/ためしてガッテン」

2年もの間、開くことがなかった右手。

原因は、脳出血でした。

そこで大切になるのが、リハビリテーションです。

手足に麻痺が残った場合など、懸命なリハビリで回復を図ります。

でも、そこには「6ヵ月の壁」があるという。

どんなに頑張っても、6ヵ月後には改善の効果は頭打ちに。


でも、この壁が打ち破られようとしています。

東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学講座の安保雅博 教授は言いました。

「麻痺はよくなる」と。

新たに発見された素晴らしい方法って、何だ?


2年間動かなかった指が、動いたって?

肩が回るようになった?

徳島大学神経内科の梶龍兒 教授も言ってくれました。

麻痺は何年たっても、改善する例がどんどん出てきていると。



2012年6月6日放送の「ためしてガッテン」より、「つかむ!歩く!脳卒中リハビリ夢の最前線」からのメモ書きです。




6ヵ月の壁とボツリヌス療法




6ヵ月の壁


・いつものように始まったガッテンですが、
 あれ? 志の輔さんがいない?
・声はするのですが、姿がありません。

・小野文恵アナの後ろにあるのは、
 レンガの壁?
・おっと、いきなり小野アナが、
 壁に風穴を開けましたよ。

・このコントには、意味があります。
・脳卒中のリハビリには、
 「6ヵ月の壁」があるんです。
・今日はその強固な壁に、
 風穴を開けようというわけ。

・番組によると、
 麻痺改善の可能性がある人は
 推定で119万人。


・その現状とは、いったい。


・脳卒中を発症すると、
 患者さんはリハビリをはじめる。
・でも、きちんとリハビリを続けても、
 改善が止まる時期が訪れるというのです。
・それが、6ヵ月の壁。


・70歳の男性。
・仮に、Aさんとします。
・Aさんは脳梗塞による麻痺で、
 右半身が思うように動きません。
・中でも右の拳は固くこわばり、
 まったく開かない状態。

・2年前、突然Aさんは脳梗塞を発症。
・何とか一命は取り留めたものの、
 全身が動かなくなりました。

・それが懸命のリハビリで、
 装具があれば歩けるようにまで回復した。

・ところがです。
・ほとんどの患者さんは、
 6ヵ月を迎える頃になると、
 症状の改善が止まってしまうといいます。

・Aさんにも、この壁が立ちはだかった。
・自宅でトレーニング機器を自作、
 リハビリを続けましたが、
 手足が元のように回復することは
 ありませんでした。

・努力を重ねたのに、
 1年たっても進歩が感じられない。
・その現実に、本人もご家族も
 涙を流したという。

・6ヵ月の壁というのは、
 あまりにも高い壁なのです。



・発症してからの6ヵ月は、
 目に見える改善が得られるという。
・なので、発症から6ヵ月までを
 「回復期」と呼ぶ。
・それに対して、6ヵ月からは
 「維持期」になります。

・また、この壁の影響か、脳卒中の場合、
 入院期間は医療制度により
 最長180日と決まっているそう。
・それ以降は退院してもらい、
 訪問サービスやデイサービスで
 リハビリが行われる。
 (ただし、医師が必要と判断した場合は、延長が可能)




神経細胞のつながり


・でも、手足の麻痺って、
 そもそもどうやって起きるのだろう?


・脳卒中などが起きると、
 脳細胞の一部が壊死する。
・この細胞がよみがえることは
 ないそうですが、実は、
 周りの細胞が代わりを
 務めてくれるようになるという。

・ラットの脳を使った実験。
・周囲の神経細胞が伸びて、
 つながる様子が確認できます。
・つまり、時間の経過と共に
 神経ネットワークが復活していくのです。

・じゃあ、脳の指令は、前のように届くの?

・損傷の具合にもよるものの、
 脳の機能回復は脳卒中発症後
 6ヵ月で止まるわけではないという。

・あれ?
・じゃあなんで、6ヵ月の壁はあるのだろう?



・脳の機能は回復するのに、
 どうして麻痺は残ってしまうの?

・脳から脊髄へは、
 普通の神経細胞に比べ とびっきり長い
 神経細胞が通っている。
・これは、運動の指令を伝える神経。
・脳から出た司令は、この神経を通り
 筋肉に向かいます。
・番組ではこれを、女王様とした。

・ところが司令は、一気に筋肉まで
 伝わりません。
・脊髄から先は、
 別の神経がつながっているのです。

・脳 → 脊髄 → 筋肉に伝える神経 → 筋肉。
・この連係で指令が伝わり、筋肉が動くんですね。


・ところが、脳卒中が起きると
 たいへんなことになります。

・肝心の指令の通り道が、なくなってしまう。
・脳のダメージと共に、神経までが。

・もはやここまでかと思われましたが、
 周囲の短い神経細胞たちが立ち上がった。
・女王様に代わり、互いに手をつなぎながら、
 指令の通り道を作ろうとしています。

・ただ、難点があって、
 指令が遠回りするため
 信号が弱くなってしまいます。

・ここでリハビリを行えば、
 神経細胞同士が手をつなぎ
 少しずつ近道を見つけようと
 するようになる。
・リハビリを頑張ることで、
 神経回路の効率がよくなるんです。

・発症から時間が経つと
 神経細胞たちはヘトヘトになりますが、
 近道探しは続きます。
・あともう少しで、
 腕の筋肉につながっている神経まで
 届きそう。

・あと、もうちょっと!
・そう思ったのですが、最後の最後で、
 つながることができない。

・な~ぜ~?



・神経細胞くん同士が手をつなぎ、
 やがて筋肉へとつながる神経とも
 つながろうと伸びてきます。

・この時、何と、別の手が出てきて、
 筋肉につながる神経は
 そちらと手をつないでしまった。
・つまりは、横取りされて、
 他の神経とつながってしまったのです。


・これと同じことを体験できる実験を、
 スタッフさんがやりました。

・まずは、アルミ缶に熱いお湯を入れる。
・当然、アツアツです。

・これを持って他のスタッフの背後に立ち、
 缶を腕につけます。
・当然、熱っ! となりますよね。

・これが、麻痺が起きている時の
 手の状態なんだって。


・今度は事前に知らせておいてから、
 缶を近づけます。
・すると、熱いのは熱いんですが、
 先ほどのように、
 ビクッ! とはなりませんでした。

・これが、麻痺が起きているかどうかの
 違いだと言います。


・ここからは、模型で説明してくれました。

・脳から脊髄へ、神経が伸びています。
・これが、女王様と表現されていた部分。

・そして、筋肉から脊髄へも、
 神経が伸びています。
・また、脊髄から筋肉へ信号を送るための
 神経も伸びている。

・不意に熱い缶が近づいて来た場合、
 アチッ! という情報が
 筋肉から脊髄へと送られる。
・そうすると脳を介さずに、
 脊髄は筋肉に 縮め! と指令を出す。

・これが、ビクッ! という反応。
・反射(反射運動)というものですね。


・これが、予告された場合はどう変わるか。

・熱いという情報は、筋肉から脊髄へ
 伝わります。
・すると同時に、脳からも指令が来る。
・「大したことないよ」
 「大きく反応しなくても大丈夫」
 そんなコントロールの指令も来る。

・その司令は、脳から脊髄、
 脊髄から筋肉へと伝わり、
 この場合は腕がちょっとだけ動く。


・では、脳卒中の場合はどうか?

・この時、女王様、脊髄の中の神経は、
 いなくなります。

・ということは、脳からの指令はないので、
 筋肉から脊髄に送られた信号は
 脊髄から筋肉へと折り返すだけになってしまう。
・筋肉から脊髄へは、熱いと。
・脊髄から筋肉へは、縮めと。
・それがずっと、繰り返される。

・さらにこれが、暴走してくるんですね。
・熱い縮め、熱い縮めが繰り返されるので、
 筋肉が硬く硬く収縮してしまうのです。


・さらに、まだあるといいます。
・このループを繰り返しているうちに、
 脊髄内にある信号の受け皿が
 向きを変えてしまうのです。

・こうなると、どれだけ小さな神経たちが
 頑張っても、つながりません。
・受け皿が向きを変えているので、
 信号が伝わらないのです。


反射運動
  図1 不意の場合、反射運動が
    (筋肉→脊髄 脊髄→筋肉)


知っている場合
  図2 知っている場合、脳からも指令が


脳卒中のループ
  図3 脳卒中の場合 脊髄の神経はなし
     受け皿もやがて、そっぽを向いてしまう



・これが、6ヵ月の壁の正体。


・でも、患者さんの場合、
 いつも熱いものがあるわけでは
 ないですよね。
・刺激がないのに、なぜ収縮するの?

・なぜ、反射は暴走するんだろう?




筋紡錘も暴走


・スタジオでは、また実験が。
・2つのペットボトルを渡されます。

・すると片側は、カクンとなった。

・ふたつとも
 真っ黒なペットボトルなんですが、
 片側はすごく重く作られているんです。
・外見は同じなのに。


・私たちの体は、
 筋肉が伸びすぎたら危険なので、
 縮めようとします。
・この実験では、
 思ったよりも重い物に対し、
 グッと力を入れて持ちこたえた。

・前にも出てきましたが、
 筋肉の中には
 バネのような存在がいる。
・名前を「筋紡錘(きんぼうすい)」
 と言って、通称「筋さん」と呼びましたよね。

・この筋紡錘が、
 センサーの役割をするんです。
・筋肉が伸びすぎると傷んでしまうので、
 伸びすぎそうになると
 縮めるように信号を送る。

・ところが、女王様がいなくなると、
 筋紡錘に異常が発生。
・いつも過敏な状態になって、
 やたらめったら
 縮めという信号を出してしまうのです。


・じゃあ、どうしたらいいんだろう?




ボツリヌス療法


・これに対し、すばらしい薬があります。

・先述のAさんが、この薬を使って
 新しい治療を受けました。
・そのわずか10日後、
 なんと物がつかめるようになった。

・まさに、衝撃です。

・さらには、
 肩まで回るようになりました。
・信じられないと、
 奥さんも驚いています。


・別の、54歳の男性。
・後遺症で足も麻痺し、
 筋肉が凝り固まっているので、
 ヒザが90度から
 ほとんど伸びなかった。

・その人がこの治療を受けたところ、
 8日後には立ち上がることができた。
・さらに、歩行の練習まで。



・では、この薬は、どんなものなんでしょう?

・それは、世界最強の神経毒だという。
・フグの8千倍の毒を持つという
 「ボツリヌス菌」の出す毒素で
 できているのです。


・この薬を筋肉に注射すると、
 筋肉から脊髄への神経の働きを弱める。
・すると、縮めという司令もなくなって、
 筋肉の収縮がゆるむんです。
・これで、暴走状態が
 いったん収まったことになります。

・すると、あれあれ、
 受け皿がちゃんと向きなおすのです。
・これで周辺の神経細胞によって
 運ばれた指令が、
 ようやく受け取れるようになると。


・つまり、6ヵ月の壁を突破できるのです。
・リハビリの効果を期待できるような
 状態になるんだ。



・ここでスタジオに登場して下さったのが、
 徳島大学 神経内科の梶龍兒 教授。

・先生によれば、
 この薬のもとになる物自体は
 1970年頃にはあったそう。
・ボツリヌス菌というのは
 食中毒を起こす毒なのですが、
 働く量を千分の1に精製して
 薬として使用します。

・1年半ほど前に認可され、
 脳卒中後の麻痺に対して
 保険適用されるようになった。

・そしてビックリしたことに、
 使いはじめて1週間ほどで
 効果が出はじめるそうです。
・1回の注射で、3ヵ月ほど
 効果が持続するといわれる。

・その間にリハビリすることで、
 回復が見込めることに。


・この薬が反射の暴走を抑えてくれて、
 患者さんはその間にリハビリをする。
・それで、神経の結びつきを作るのです。

・ただ、改善の度合いには
 個人差がある。


・この療法のいいところは、
 脳卒中発症後、何年経過しても、
 高齢者でも、効果が期待できるところ。

・本当に本当に、朗報ですね。


・気になるのは副作用ですが、
 注射した場所が痛んだり、
 筋肉がだるくなるなどは
 まれにあるそう。
・でも、大きな副作用はなし。


・主な診療科は、
 神経内科とリハビリテーション科です。


・この注射により、わずかに動くようになる。
・それで本人も、介護される家族の方も、
 非常に自信がつくそうです。

・つまり、小さな機能回復であっても
 人間の尊厳が生まれてくる
と。

・なので、その後の人生が変わるということも
 報告されているそうですよ。



・ボツリヌス療法とリハビリで、
 6ヵ月の壁は越えられる!

・ガッテン! ガッテン!




磁気刺激治療


・番組はここで終わりません。
・もうひとつ、最新の治療法があるそうです。


・総合東京病院。
・そこで画期的な治療法が、研究されています。

・63歳の男性。
・脳出血による後遺症で、
 右半身麻痺と失語症になってしまいました。

・もう10年も前の発症になります。

・右手の指はわずかに動くのですが、
 手のひらは開きません。
・ボールなどは、つかむことができない。

・そんな男性には、夢があります。
・大型の一眼レフで、
 より美しい写真を撮りたい。


・ある日から2週間の入院で、
 新しい治療法を受けることになりました。

・診察室を見せてもらうと、
 頭に何か当ててますねえ。

・これは何をしているのかというと、
 磁気を当てている。
・この治療を、20分間受けます。

・その後に、リハビリやトレーニング。
・これを2週間続けることになりました。


・1週間後、さっそく変化が。
・指が大きく動くようになってます。
・これは、驚きの変化です。

・そして、2週間後。
・退院の日には、
 ボールをつかめるようになっていました。
・5つのボールを、右から左に移動させた。

・その時の笑顔ときたら、もうとびっきり。


・気になるのは、この治療に
 どんな意味があったのか。

・この治療を指導してくれた
 東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学講座
 安保雅博 教授に聞いてみました。

・すると先生は、
 「磁気刺激で脳の活性・活動を抑えた」と
 説明してくれました。
・脳が頑張りすぎちゃうと、
 かえってよくなるべき麻痺が
 よくならない。


「大脳半球間抑制」
 という言葉がある。

・人間の脳には、右脳と左脳があると
 よく言われます。
・何をするかによって
 分担が決まっているとも言われますが、
 でも実際は、右脳が働いている時、
 右脳が指令を勝手にだしすぎないように
 左脳もちょっと働くのだそうです。
・逆に左脳が働く時も、
 右脳が左脳の働きをちょっと抑える。
・このような仕組みがあるんです。

・そのおかげで例えば、
 人差し指を動かしたい時には
 中指や薬指を動かさないように
 することができる。


・脳卒中を発症して2年たった患者さん。
・右脳で発症したので
 左半身が麻痺している人の脳の画像。

・左手を動かそうとしているのですが、
 その時は右脳が使われる。
・でも、画像を見ると、
 左脳が頑張りすぎているのが分かります。

・つまり、
 左脳による抑制力が働きすぎて、
 かえって動かしたい部分が
 動かなくなっているんです。

・で、この時、
 磁気刺激で左脳の働きを弱める。
・すると、この人は、
 お箸を持てるようになったそうです。


・この治療法は、まだ研究段階。
「磁気刺激治療」というのですが、
 研究に参加した患者さんの
 7~8割で効果が出ているそう。

・ただし、適応基準を満たさねばなりません。
・それは、
 麻痺側の手の指が最低
 3本動くこと




・磁気で脳の働きを弱め、
 6ヵ月の壁を超える可能性が!

・ガッテン! ガッテン!





NHK ためしてガッテン 2012年 05月号 [雑誌]




上肢痙縮に対するボツリヌス治療とリハビリテーション


 





治るのが難しいと言われてきた中に、この情報。

期待する人も、多いのではないでしょうか。

今までは無理だったのに、可能性が出てきた。

少しでも動くようになった時の、あの顔。

人間の尊厳を取り戻すというのは、本当のようです。


しかし、毒からこんな療法が生まれるとは、驚きです。

磁気によるバランス回復も、期待を持っちゃいますね。



[まとめ]


・リハビリを続けていても訪れる、
 6ヵ月の壁。
・この頃から、改善の効果が頭打ちに。

・脳卒中になると、脊髄の中の
 神経まで支障をきたす。
・脳からの指令がない中で、
 筋紡錘がやたら筋肉に
 縮めと指令を出し、
 筋肉は硬くこわばってしまう。


・そこで使われるのが、ボツリヌス菌。
・これを注射することで、
 筋肉の暴走状態がおさまる。
・さらに、受け皿がちゃんとした
 方向を向く。
・この時にリハビリをすると、
 6ヵ月の壁を超えられるというわけ。


・人間の脳は、右脳と左脳で
 互いに抑制し合い
 バランスを保っている。
・しかし、
 脳卒中になるとバランスが崩れ、
 過剰な抑制が働くことも。

・この時に磁気で脳を抑制し、
 バランスを回復させる。
・これが、磁気刺激治療。

・まだ研究段階ですが、効果が期待されます。





次回は、「あの鶏むね肉が絶品に変わるウルトラ技発見」。





NHKためしてガッテン/脱・高血圧の「超」常識 (主婦と生活生活シリーズ ガッテン「超」健康ブックス)




ボツリヌス治療実践マニュアル (シリ-ズボツリヌス治療の実際)






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」




tag : ためしてガッテン 脳卒中




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「巨大血栓とノックアウト型脳梗塞/ためしてガッテン」

2週お休みで、3週ぶりのガッテンかな。

今日のテーマは、かかると怖い病気。


いきなり問題です。

サッカー元日本代表監督のオシムさんが、かかった病気は?


そう、脳梗塞ですね。

脳の血管に、血の塊である血栓がつまり、血流が途絶えてしまう病気です。


では、もうひとつ、問題。

脳梗塞が重傷だと、血栓の大きさはどれくらいになると思います?


答えを見た街の人たちは、みな一様に驚いていました。

どんな大きさだったんだろう?


そして、ノックアウト型脳梗塞って、何だ?


8月24日放送の「ためしてガッテン」より、「脳血管が突然詰まる!あなたを狙う巨大血栓」からのメモ書きです。




巨大血栓とノックアウト型脳梗塞




ノックアウト型脳梗塞


・ふつう、脳梗塞というと、血管に小さな塊が詰まるイメージ。
・でも、脳梗塞が重症の場合、血栓は巨大なものに。

巨大血栓

・右の図、あれ1個が、巨大な血栓です。


・こうなるのが、“ノックアウト型脳梗塞”

・ふつうの脳梗塞の画像を見ると、脳の一部が壊死しているのが分かります。
・これがノックアウト型の画像だと、脳の半分くらいが真っ黒に映っていました。
・そして、ノックアウト型脳梗塞(心原性脳梗塞)だと、死亡率が高いそう。
・また、一命を取り留めたとしても、脳のダメージが大きく、長期間のリハビリが必要になる確率が高い。




血栓を溶かす、tPA


“tPA”という、血栓を溶かす薬があります。
・数年前から、脳梗塞の治療で、頻繁に使われるようになった。

・都内の病院に、ある脳梗塞の救急患者が搬送されてきました。
・意識はありますが、右足がうまく動かない。
・半身麻痺の兆候です。
・そして治療中、突然、意識を失った。

・脳の状態を見てみると、脳の太い血管に、血栓があるのが分かりました。
・このままでは、脳細胞が壊死を起こしてしまう危険がある。

・そこでお医者さんが使ったのが、tPA。
・するとわずか数分後には、右足に力が戻り、動かせるようになりました。
・さらに、しっかりと受け答えできるようになった。

・この患者さんは、1週間後には、問題なく歩けるようにまで回復。
・順調にリハビリを続け、2週間後には、無事、退院しました。


・この患者さんを救った tPA は、発症後 3時間以内に使うことが決められています。
・血栓で血流が途絶えてしまうと、その先の脳細胞は、壊死をはじめてしまう。
・でも、tPA で素早く血栓を溶かせば、血流が回復し、壊死しかかった細胞も、よみがえるんですね。


・ところが、発症から3時間以内でも、tPA が使われない場合があるそう。
・tPA で溶かすことが難しいくらい血栓が大きなケースがある。
・これが、ノックアウト型脳梗塞。
・こうなると、血栓が溶かせず、脳に大きなダメージが残ってしまいます。
・時間的には、間に合っていたのに。


・はじめの患者さんの場合は、脳の血管の、先の方に血栓ができたタイプ。
・2番目の患者さんの場合は、末端に行く前、上流の方に巨大な血栓ができていた。

血栓の場所

・大きな血栓が脳の入り口付近にできると、これを仮に溶かしても、小さくなって先に進んでも、また詰まってしまう。
・tPA で溶かして先に進んでも、また詰まるから、使えないんです。


・でも、この血栓、どこでできるんだろう?




血栓のできる場所


・血管の先にできるような血栓の場合は、こうして作られる。

・まず、動脈硬化などで、血管の中に傷ができる。
・この傷を塞ごうとして、血小板が集まってくる。
・この時、赤血球などが絡み合ったものがかたまり、血栓ができる。
・そしてある程度大きくなったものが、血流によって流され、やがて脳にたどり着きます。

・では、入口につまる大きな血栓は、どこでできるんだろう?
・それは、心臓。
・心臓で大きな塊ができて、それがやがて、何かの拍子に飛び出します。
・それが脳の血管にたどり着いて、たいへんなことになるんですね。



・血栓ができやすい状態、というのが、あるそう。
・不整脈の一種に、心房細動という状態がある。
・では、どうして、不整脈で血栓ができるのか?

・血流にのって、体中の血管を巡っているのは、“フィブリン君”
・フィブリンは血液を凝固させる作用を持つ たんぱく質で、傷口を塞いで、止血してくれます。
・でも、心臓の動きがおかしくなると、くっつきだしました。
・不整脈などで、血液がよどむようになると、フィブリン君は固まりやすくなります。
・どんどん固まって、繊維状になるんですね。

・でも、この状態になっても、すぐに巨大血栓になるわけではありません。
・血液中を巡るうちに溶けて、また、バラバラになる。

・巨大血栓になるのは、別の性質を持った、変身フェブリン君。
・固まりやすく、また、溶けにくい性質を持っている。
・ここに不整脈の条件が加わって、悪いフェブリン君がどんどんくっついて、ついには巨大な血栓ができてしまうのです。


・では、悪いフェブリンに変身してしまう体の条件とは、いったい何なんだろう?
・不整脈と共に、もうひとつ条件があるといいます。

・それは、動脈硬化。
・動脈硬化で傷ついた血管を修復しようと、フェブリン君は頑張る。
・頑張りすぎて、パニック状態になるそうなのです。

・動脈硬化+不整脈(心房細動)で、巨大血栓ができやすくなるんですね。




脳梗塞予防の薬


・専門家の先生が、血栓の薬について、教えてくれました。

・tPA ですが、これは血液を溶かす作用を持つ薬なので、重症の脳梗塞だと、出血の可能性が高まるだけになるので、使えない。

・普段から飲んでおけばフィブリン君が固まらなくなる予防薬に、“ワルファリン”があります。
・なんでも、ワルファリンを使うことで、脳梗塞の危険性が、6割くらい抑制できるそう。
・でも、ワルファリンを飲むべき患者さんの、50%くらいの人しか飲んでいないらしい。

・血栓が小さい場合は、血小板の機能を抑制する抗血小板薬を使います。
・どうも、この薬とワルファリンが、混同して使われているようなのです。
・本来、ワルファリンが使われるべき患者さんが、抗血小板薬だけを飲んでいる場合がある。
・また、場合によっては、どちらも飲んでいないケースも。

・ワルファリンは抗凝固薬といって、フィブリンを抑える薬。
・この薬は非常にいい薬なんですが、使いにくいという側面があります。
・作用に個人差があって、1錠ですむ人もいれば、10錠も飲まなければならない人もいる。
・また、納豆や青汁、クロレラなど、ビタミンK を含む食材が食べられません。
・ビタミンK の成分が、ワルファリンの効果を、強く打ち消してしまいます。


・そんな中、今年3月に、新薬が登場しました。
・その名は、“ダビガトラン”
・この薬は、ワルファリンの使いづらさを払しょくするような作用を持っている。
・まず、安全域が広いでの、効果の個人差が少なく、コントロールしやすい。
・また、食品の影響を、ほとんど受けません。

・ただし、新しい薬なので、以下のような注意点が。
・次の人は、使用に注意が必要。
  ・70歳以上
  ・中等度の腎機能障害
  ・胃潰瘍など消化管出血の既往
・また、重度の腎機能障害の人は、使用できません。

・ともかく、必ず専門医に相談してくださいね。


・抗凝固薬を飲むべき条件は、以下の通り。

・まず、心房細動がある。
・それプラス、心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病、脳卒中、一過性脳虚血発作を起こしたことがある、こういう方の場合は、脳梗塞になる危険が高いので、これらの薬を積極的に使うそうです。

・ただし、70歳以上の方は、使用にあたって注意が必要。
・必ず、専門医に相談してください。




動脈硬化予防


・心房細動を防ぐのは、なかなか難しい。
・ならばということで、動脈硬化を防ぐ方法を、ガッテンが調べてくれました。

・まずは、40代から60代の男性に集まってもらって、動脈硬化になりやすいのかどうか、検査してもらう。
・その方法は、まず腕の血管を、5分間締め付けます。
・それから、一気にゆるめる。
・すると、締め付けられた血管が元に戻ろうとして、どんどん広がります。
・その度合いを、見るんですね。
・安静時と、締め付け後の、広がりを比べる。

・血管が広がるのは、内側の細胞から NO(一酸化窒素)がたくさん出ている証拠。
・これなら、血圧が安定し、動脈硬化になりにくい。
・逆に、NOが 少ないと、血管が硬く、血圧も高くなりがちです。
・動脈硬化を起こしやすくなる。

・結果は、10人中4人が、×でした。


・でも、このままでは終わりません。
・この4人の方に、血管のやわらかさを取り戻す方法を試してもらった。

・ヒントは、血流を流れやすくすること。
・血管を広がりやすくするNO(一酸化窒素)は、血流がはやいと、たくさん出る。

・というわけで、血流を早くするために、“ガッテン流のスロージョギング”を実施してもらいました。
・歩くくらいのスピードで、ゆっくりと走ってもらいます。
・鼻歌を歌えるくらいの楽さで、2週間、続けてもらった。
・目安は、1日30分。10分を3回にしても、OK。

・2週間後の結果では、4人中3人が、正常値に回復しました。

・ただ、おひとりだけ、下がった人がいた。
・この方はもともと動脈硬化が進み気味だったのと、すごく頑張り屋さんで、運動のし過ぎでストレスになったのではないかと思われます。
・血管を広げるための運動は、ほどほど楽な、有酸素運動がいいようです。




・怖い血栓ですが、いい薬が出てきたようです。
・そして、有酸素運動でも、予防できる。





NHK ためしてガッテン 2011年 08月号 [雑誌]



カーン すぐ読める心電図 (DYMC)










怖い脳梗塞や血栓ですが、やはり生活習慣が大事なのかな。

適度な食事と、適度な運動。

慢性的な暴飲暴食を控え、続けられる強度の運動をする。

これを習慣づけるのが、大事みたい。

こういうのはなかなか取り組めなかったりしますが、放っておくと大病につながり、取り組まざるを得なくなったりするので、その前に習慣づけた方がよさそう。

取り組めないほどの状態になっても、困るしね。


続けられる程度の楽な、ほどほど正しい食生活と、運動を!





NHKためしてガッテン ガッテン流の運動法でラク~にやせる、若返る。: 【完全保存版】実践DVD付き (生活シリーズ)






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「脳卒中/カラダのキモチ」

日本人の3大死因は、1位が「がん」、2位が「心臓病」、3位が「脳卒中」だといわれています。

でも、脳卒中がどんな病気であるかは、意外と知られていません。


4月25日放送の「カラダのキモチ」では、「その時あなたはどうする! 知っておくべき脳卒中最前線」と題して、脳卒中について、解説してくれていました。




誰でもなる!脳卒中のすべて (集英社新書 504I)




□ 脳卒中とは

脳卒中とは、脳の血管が破れるか詰まるかして、今までできていたようなこと――例えば、手足を動かすとか、しゃべるとか――が、突然できなくなる状態をいいます。

突然に発症したら一刻の猶予も許されず、命の危険や後遺症の心配も。


脳卒中の「卒」には突然という意味があり、「中」にはあたるという意味があります。

脳卒中とは、突然かかる脳の病気のこと。


脳卒中には、3つのタイプがあります。

・脳の血管が詰まる、脳梗塞
・脳の細い血管が破れる、脳出血
・太い血管にできたコブが破裂する、くも膜下出血



 → 「脳卒中ってどんな病気?│厚生労働省」



□ 脳ドック

脳卒中を未然に防ぐのに役立つのが、脳ドック

脳の中で何が起こっているのかは、外からは見えません。

見えない上に自覚症状が少ないので、判断が難しい。

なので、「突然あたる」ということになります。

脳ドックでは、MRI検査やMRA検査などを行い、危険因子がないか調べます。



まずは問診から。

タバコを吸うか? 家族に脳卒中の人がいるか? などを問診します。

なお、脳卒中の危険因子は、以下の通り。

[脳梗塞]:高血圧、糖尿病、喫煙、脂質異常症(高脂血症)

[脳出血]:高血圧、多量飲酒

[くも膜下出血]:喫煙、家族暦



 → 「あなたの脳卒中チェック│厚生労働省」



続いて、MRI検査やMRA検査などの画像検査を。


その他、血圧や血液、尿、X線、心電図、聴力などの検査や、身体測定をします。


 → 「脳卒中の検査って?│厚生労働省」




□ 脳梗塞の前触れやサイン

脳卒中は気づかないまま突然になるのですが、脳梗塞の場合、前触れや発作がある場合があります。

脳梗塞は発作から3時間以内に治療を開始できれば、回復できる可能性が高いといわれています。


脳梗塞のサインは、以下の通り。

・身体の片側の麻痺やしびれ
・ろれつが回らない
・めまいや、ふらつき
・物が見えにくく、視野が欠ける


その他、足がもつれて歩けないことや、人の言うことが理解できない、食べ物が一時的に飲み込めない、などの症状があるそうです。

これらの症状はすべて出るわけではなく、また、症状が出る時間が短かったりするので、注意が必要。一過性脳虚血発作といって、症状がすぐに消えてしまう場合があります。

これらは危険信号なので、病院に行って診察してもらうことが大切です。




□ 手術

検査で 5mm 以上の脳動脈瘤が発見された場合は、手術も。脳動脈瘤が破裂する前に、対処します。

一般的に手術の方法は、2つ。


[クリッピング手術]

開頭して行なう、クリッピング手術。

クリップと呼ばれるチタン製の器具で脳動脈瘤の根元をはさみ、血液が脳動脈瘤に流れ込まないようにします。



[カテーテル手術]

もう1つは、カテーテルを使う手術。

番組で紹介されていたのは、脳動脈瘤コイル塞栓術という手術でした。

カテーテルという細い管を通して、動脈瘤中に、丸くなるように形状記憶されたプラチナ製のコイルを詰めていきます。


まず太ももの付け根の大動脈から、カテーテルを挿入。

X線で透視しながら、脳まで進めます。

次に脳まで、コイルの入ったカテーテルを進め、動脈瘤に届いたら、プラチナ製のコイルを放出し、隙間なく詰める。


コイルが詰まったら、動脈瘤にはもう血液が流れ込まないので、破裂を防ぐことができます。



 → 「くも膜下出血の治療 | 脳卒中 メディカル相談室」

 → 「脳血管内治療:手術-金沢大学脳神経外科」







身近に脳卒中になった人はいないんですが、健康番組やドラマでは、よく見ます。ドラマはもちろん架空の話しなんですが、けっこうインパクトがあるんですよね。

現在、死亡原因の第3位とのことですが、昭和55年までは第1位だったそうです。

しかも、死ぬことは少なくなりましたが、患者数が減ったわけじゃない。

なってしまうと後遺症が残ったりリハビリがたいへんだったりするので、注意したいものです。

予防法としては、生活習慣の改善が欠かせないようです。

大量の飲酒や、喫煙、肥満、運動不足には要注意。

あとは、健康診断でしょうか。

なってからでは遅いので、やれる範囲は自分でやらないと。


だって、すべて自分に返ってくるんだから…





 → 「カラダのキモチ 最終回と目次」




tag : カラダのキモチ 脳卒中




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プロフィール (Who is)

荒巻ケンコー

 

管理人 : 荒巻ケンコー

50歳代に突入し、健康の話題を口にすることが多くなりました。老眼が始まったり、白髪もチラホラ。筋肉痛は、2~3日遅れる。

老化は止められないけど、緩やかにしたい。できるだけ健康でいたい。できれば、生活を楽しみたい。そういう気持ちで、情報を集め、分かりやすく記録に残しています。

おいしい食材や簡単料理にも、興味あり。


過去の病気 : 腰痛(椎間板ヘルニア 手術暦あり)
現在の病気 : 花粉症。  

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